【名前】 |
アンノウン |
【読み方】 |
あんのうん |
【登場作品】 |
仮面ライダーアギト など |
【モチーフ】 |
天使、古代神話の神々や英雄 |
【詳細】
「
オーヴァーロード」に仕える超越生命体。正式名称は「ロード怪人」で、種族ごとに「○○ロード」と呼ばれる。
怪人というよりも、神話などで神に仕える天使のような存在で、地球上の生物を模した特徴があり、「オーヴァーロード」がアンノウンに似せて地球上の生物を創造した(人間はオーヴァロード自身に似せて創造した。)。
天使ゆえに、背中には小さな羽が生えている。
非常に鋭い眼つきをしており、モチーフとなった動物の意匠そのままのものが多い。
「アンノウン」の名はかつて世界を震撼させた未確認生命体(
グロンギ)とは異なる謎の存在として警察が命名した呼称で、軍事用語で「国籍不明機」を意味する「unknown」が語源となっている。
また、劇中オーヴァーロードからは「人々がアンノウンと呼ぶ、私の使者」と呼ばれている。ラテン語の固有名詞が存在、高位アンノウンには「エルロード」と呼ばれる称号がある。
種族的観念と階級があり、似た容姿で複数のアンノウンが同時に行動する際には「クイーン」と名のつく女性型アンノウンが統率者として登場する事が多い。
『とことん!石ノ森章太郎』でのインタビューによれば、「出渕裕氏のデザインしたアンノウンの一部はデストロンの怪人をモチーフにした」らしい。
【仮面ライダーアギト】
目的は“闇の力”が恐れるアギトの殲滅。
主にアギトになる可能性のある超能力者を何らかの方法で察知、血族ごとに殺すという徹底的な殲滅方法を取る。
その際には両手で殺しのサインを切るのが特徴で、人間では到底無しえ無い「不可能犯罪」を行う(
仮面ライダークウガでの殺人描写にクレームが付いた事による。)。
例えば人間を生きたまま木のウロに詰めこむ、無機物と融合させる、高層ビルの屋上から床を通過させ転落死させるなど。
一方で“闇の力”自身が人間を愛しているので、アギトの力を持たない人間を殺す事は極力禁じられており、ターゲット及び行動を妨害する者(主に警察)以外の人間を殺害した場合“闇の力”から制裁が下され、自らの手で死を迎える。
どのアンノウンも能力の発動時、ライダーの技を受け爆散する直前に天使の輪のような円盤状の発光体「光の輪」が頭上に出現し、各自の武器は発光体部分から出現。
『小説 仮面ライダーアギト』では超能力者を襲う設定はTV版と同じだが、“闇の力”に相当する存在は登場せず、超能力者を襲う理由に関しても言及されない。
エピローグでは仮面ライダー達とアンノウンの闘いが継続してゆく形で終幕を迎えている。
また、同作ではアギトがTV本編と異なる設定で「エルロード」に相当する存在として登場。
【仮面ライダーディケイド】
「アギトの世界」に登場。“闇の力”、「エルロード」は登場せず、「エルロード」に近い存在の「バッファローロード タウルス・バリスタ」が率いる一群がディケイド達と交戦する。
原典とは異なり「グロンギ」も同時期に存在し、アギト殲滅と並行して、グロンギ怪人の抹殺を手掛けていた。
門矢士が光の輪(アンノウンの象徴的だった演出)を「グロンギ」ではないという判断材料としている。
後に「アマゾンの世界」では「ゲドン」(「
大ショッカー」)の怪人として登場。
夏の劇場版では大ショッカー、冬の劇場版では「スーパーショッカー」の怪人軍団として何名かのロード怪人が登場。
“闇の力”の判断で組織ごと大ショッカーに参加しているのか、一部のロード怪人だけが組織を乗り換えたのか、はたまた大ショッカーに敗れて組織を吸収されたのかは明らかになっていない。
【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】
歴史が改変された世界において、ショッカーと同盟を結ぶ。
アンノウン代表として世界会議に出席しているのが「
水のエル」となっており、“闇の力”や他のエルロードの消息も明らかになっていない。
【余談】
放送終了後に発売されたムック『特別編集 仮面ライダーアギト』によれば、神の使いのアンノウンには人間で言うところの『個人名』は存在しないとのこと。
『パンテラス・ルテウス』などの名称はあくまで資料で紹介する上での便宜上の呼称」らしい。
最終更新:2016年03月23日 17:27