装甲騎兵ボトムズシリーズ

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パイロットデータ
機体データ


概要



ストーリー

装甲騎兵ボトムズ

アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。

その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。

その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ

レッドショルダー部隊を除隊したキリコ・キュービィーは、惑星ロウムスでの「タイバス渡河作戦」に従軍していた。

60万以上の大兵力を用いた史上最大規模の渡河作戦だが、キリコが配属された部隊は最も過酷な戦場に送り込まれた。
一方、レッドショルダー部隊司令のヨラン・ペールゼンは、軍事法廷の被告席に座っていた。

検察官の怒号交じりの詰問に、終始無言を貫くペールゼン。その2人を、1人の男が見つめていた……。

装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント野望のルーツ

突然の転属命令により、オドンへやって来たキリコ。

そこでは適正テストとは名ばかりの実戦が行われており、兵士たちが次々と無残な死を遂げていた。
(Amazonより引用)

装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー

ウドの崩壊後、当てもない旅を続けていたキリコはかつてレッドショルダーで共に戦ったグレゴルー達と再会する。
グレゴルー達はペールゼンの所在を突き止めており、ペールゼンの抹殺をキリコに持ちかける。

しかし、当のキリコはペールゼンの抹殺は気に留めておらず、フィアナの所在を突き止める事が目的だった。


登場人物

キリコ・キュービィー

  • シリーズを通しての主人公。TVシリーズ1話の時点で18歳(7月7日生まれ)。ギルガメス軍メルキア方面軍所属、ギルガメス軍での階級は曹長。
  • 幼い時から戦火の中で育ち、常に戦いの中に身を置いていた。
  • 尋常ではない生命力、そして悪運を持っているがそれにはちゃんと理由がある。TV版では十分な説明はされなかったが、後付けの作品群によって彼の特異性や能力の詳細が明らかになっていった。
  • 基本的に寡黙で冷静。というか常に精神の磨り減る過酷な戦いの中に身を置かざるを得なかった為に、人間的な感情が若干欠落している。
  • レッドショルダー配属まではAT乗りとしての腕はそれほど目立つものではなかったが、所属後からめきめき頭角を現し始める。
  • 対AT用徹甲弾を放つ拳銃「バハウザーM571アーマーマグナム」を愛銃としている。
  • また基本的にどんなATでも乗りこなせるが「乗り慣れた機体がいい」という理由でスコープドッグ系列の機体を愛用している。
    • 作中では敵のATを奪って乗るという事もあったので100%ドッグ系ばかりに乗っていたわけではないが、TV~現在発表されている作品群まで入れてもまず基本的に彼はドッグ系列の機体に乗っている。

グレゴルー・ガロッシュ

  • 「野望のルーツ」に登場したレッドショルダー隊の隊員。階級は先任上級曹長。
  • 札付きではあるが気の知れた仲間であるムーザ、バイマンとつるむ事が多く、その中ではリーダー格(実際の階級も彼が一番上)。
  • レッドショルダーに突然配属されたキリコをスパイ、或いは刺客ではないかと疑い、上官であるリーマン少佐から下されたキリコの暗殺指令を受ける。
  • しかしその指令を遂行中に「ほとんどありえないレベルの悪運で死の手段を回避する」キリコに驚愕する。
  • そして直後自らも巻き添えで殺されかかるもキリコと共に行動すれば助かるのでは、と考えその後はムーザ・バイマンも伴いキリコと行動を共にするようになった。
  • 豪快だが面倒見の良い親分肌の人間で、ムーザ、バイマン、そしてキリコを含む仲間達を良く纏め上げている。

ムーザ・メリメ

  • 「野望のルーツ」に登場したレッドショルダー隊の隊員。階級は伍長。
  • 寡黙で実直な性格。ちょっと愛想の悪い所はあるが仲間思いな所もあり義理堅い。バイマンとは犬猿の仲で度々衝突したりしている。
  • 仲間内ではメカニックに一番詳しい。その様子は後の登場作品であるラストレッドショルダーで描かれている。
    • 今作の搭乗機に修理装置が付いているのはそのせいかもしれない。

バイマン・ハガード

  • 「野望のルーツ」に登場したレッドショルダー隊の隊員。階級は伍長。
  • ニヒルな皮肉屋で斜に構えている態度を取っており、性格的に反対に近いムーザとは犬猿の仲で度々衝突していた。

インゲ・リーマン

  • 「野望のルーツ」「ペールゼン・ファイルズ」(写真のみ)に登場。ペールゼンの右腕的存在で惑星オドンに存在するレッドショルダー隊の基地指令。階級は少佐。
  • グレゴルー達からは基地を収容所になぞらえて「所長」などと呼ばれていた。
  • 「理想の兵士は徹底した訓練から生まれる」というペールゼンの思想に共感していたが、後にペールゼンが異能生存体説に転ずると異を唱え、グレゴルー達を唆してキリコ殺害を試みるも失敗。
  • 第3次サンサ攻略戦では異能生存体そのものを否定するため、2人の部下を率いて自らキリコにAT戦を挑むが…
  • ペールゼンとはキリコを巡って対立したが、手法はともかく訓練教官としての手腕は優れていた。
    • AT乗りとしての技量も超一流であり、相討ちになったとはいえ、キリコが搭乗するATを撃破した数少ない対戦相手の1人である。これは、シリーズを通して『普通の人間を相手にキリコが撃破された唯一の例』となっている。
    • 背部に装備された赤い指揮官用アンテナと腕部の電磁式パイルバンカーを装備した専用カスタムのスコープドッグRSC(ターボカスタムではない)は非常に特徴的。
    • このゲームでも電磁式パイルバンカーを下手に食らうと即ゲームオーバーという厳しい相手として登場する。

ヨラン・ペールゼン

  • 『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』『ペールゼン・ファイルズ』に登場。メルキア軍将校にして特殊部隊レッドショルダーの創設者。百年戦争当時の階級は大佐、終戦時には少将。
  • 理想の戦闘集団作りに傾倒する彼は「いかなる訓練、強化も優れた人的素材にはかなわない」「通常の人間からは理想の兵士は生まれない」と考えるに至っており、戦時中に見た「真空中でも死なない緑の泡に包まれた赤子」の姿に魅了され、以来「死なない兵士」をその戦闘集団に組み込むことを画策するようになる。
    • その過程で「異能生存体(ペールゼンが命名した、生存確率が桁違いに高い生命体の呼称)」であるキリコを渇望するも、「全てに疑いを持ち反抗的で支配されることを拒む」キリコを御しきれないと判断。
    • 一転して、直接又は間接的に抹殺を図る。(ここまでが野望のルーツ)
  • レッドショルダーの多大な戦果により軍部での地歩を固めるが、訓練中の死亡者の異常な多さや、惑星サンサにおける民間人の大量虐殺などがスパイにより露見したことで終戦直前に失脚。
  • 彼が作成した「異能生存体」のレポート及び資料である通称「ペールゼン・ファイルズ」の内容に興味をもった情報省のフェドク・ウォッカムに軟禁され、拷問同然の扱いをされるものの事前に講じてあった策により脱出に成功している。(ペールゼン・ファイルズ)

ノル・バーコフ

  • 「ペールゼン・ファイルズ」に登場。バーコフ分隊の分隊長。32歳。階級は曹長。
  • 荒くれ者ぞろいのAT乗りでは珍しい学者タイプのパイロットで気象観測の専門家でもあり、ガレアデで出会ったキリコに興味を持つ。
  • 士官として中尉にまで昇進した過去を持つが、敵前逃亡により下士官に降格されている。
  • 基本的に冷静だが、過去のことをさらされると狼狽する一面もある。

ガリー・ゴダン

  • 「ペールゼン・ファイルズ」に登場。29歳。階級は曹長。
  • 俊敏な状況判断で戦いを繰り広げるが、身勝手な性格で単独行動を取ることが多い。
  • 本名はシラスコといい、他人になりすまして戦場から逃亡する行為を繰り返したために「死神シラスコ」と呼ばれて恨みを買っていた。
    • そのため「ギルガメス軍浄化委員会」なる組織から抹殺の対象にされ、ガレアデ基地郊外でキリコと共に身体を休めているときに狙撃者に襲われたり、搭乗する輸送機を浄化委員会の一員によって墜落させられたりと命を狙われている。

ゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキ

  • 「ペールゼン・ファイルズ」に登場。16歳。階級は伍長。
  • 天性の技能を持つAT乗りの少年兵だが、その情緒は極めて不安定で激しい攻撃衝動を持つ。
  • キリコに異常なまでの恐怖心を持ち、赴任したばかりのガレアデでは病院で寝ていたキリコに襲い掛かった。
    • 本人も、なぜキリコに恐怖心を持つのかはよく判っていないが、実はペールゼンによって本人の意思とは関係なく彼を殺害するよう洗脳されていた。
  • キリコと共にモナドを脱出するも洗脳による衝動に抗うことはできず、キリコに後事を託して自らも異能生存体ではないことを認めつつ命を絶つ。
  • 小隊最年少であることから子供扱いされて激怒することがたびたび。そのために、バーコフやキリコにやり込められることもあった。
  • 小説版では女性であることを匂わせる描写がある。

ダレ・コチャック

  • 「ペールゼン・ファイルズ」に登場。34歳。階級は曹長。
  • 小太りな体型と臆病な性格のために年齢より老けて見える。
  • AT乗りとしての技能も低く、本人・周囲共に部隊に場違いな人間であると認めている。
    • その結果マニド峡谷の戦いではミスを連発して分隊を危機に陥らせた挙句、味方の侵攻部隊が壊滅する最大の要因を作っている。
  • とはいえ並の人間よりAT乗りとしての技量は高いようで、ガレアデ極北での遭遇戦では軽快な動きを見せ、モナド攻防戦では扱いの難しいスコープドッグ・ターボカスタムを乗りこなしている。
  • M7基地司令官ユーグントからキリコ達の様子を報告するためスパイとして分隊に送り込まれていたが、実はウォッカムからもキリコ達を監視する役目を与えられた三重スパイであり、事情を知りすぎたユーグントとフラーを暗殺している。
  • 軍隊に入る前はAT開発に従事しており、ポリマーリンゲル液(PRL)に関する知識も豊富である。第9話では異常寒波の中でも凍結しないポリマーリンゲル液の配合を成功させ、分隊を救う活躍を見せる。
    • 複雑な計算式を難なくこなす姿はゴダン達を感心させるが、直後に配合に失敗したPRLを次々と爆発させて恐怖させてもいる。

プールーズ・ゴウト

  • CVは富田耕生氏。
  • アニメ本編から登場する中年の商人。
  • ウドの街でキリコが知り合ったブローカー。金になりそうなことなら何でも商売にするがめつい男だが、本質は人が良く人情家である。
  • 最初はキリコの腕を見込んでバトリング*1の選手にするつもりだったが、ウド治安警察とキリコの抗争に巻き込まれてキリコに肩入れしていき、最終的には街の崩壊によってウドでの商売を畳む羽目になる。(TV版ウド編)
  • その後、クメン王国の傭兵部隊基地アッセンブルEX-10に武器類を納入する商売を手がけて成功。傭兵としてアッセンブルEX-10に入ったキリコを助ける。
  • クメン内乱末期の大混乱もしぶとく生き延び(クメン編)結局キリコには以後サンサ・クエントと最後の最後まで付き合うことになった。
  • キリコとは損得抜きの良き仲間であり、父親的な存在でもある。キリコやバニラは「とっつぁん」、ココナは「おやっさん」と呼ぶ。

ココナ

  • CVは川浪葉子氏。
  • アニメ本編から登場する少女。ウドの街で“たかり”で身銭を得る戦災孤児の浮浪少女で、キリコを巡ってゴウトらと行動を共にする。テレビシリーズ初登場時16歳。
  • 特にウド編では、キリコを見捨てようとするゴウトやバニラを何度も説得してキリコを助けるなど、重要な働きをした。他にも情報収集等で活躍。
  • クメン編ではバーの歌姫もこなしたりしていた。
  • 気が強いが少々涙もろい一面もある。いわゆるムードメーカーでもあり、その後もゴウト・バニラと共にキリコの旅に最後まで付き合った。
  • キリコに気があったが、フィアナとの仲を見て身を引き、むしろ彼らの力になろうとする。

バニラ・バートナー

  • アニメ本編から登場する青年。ココナ同様、ゴウトと行動を共にする陽気な男で、元メルキア軍人。
  • ウドの街ではゴウトと共に、キリコを使ってバトリングで一儲けをたくらんでいたが、一緒に行動していくうちにゴウト同様キリコに惚れ込み支援するようになる。
  • 百年戦争時は軍の優秀なヘリパイロットで、ウド編でも治安警察のヘリを強奪して乗り回していた他、クメンで経営していたバーを焼かれた後には、一時EX-10のヘリのパイロットとして参戦した。
    • 第2次Zではイベントでヘリで出撃→即撤退だったためパイロットとしては使えなかったが、今回は自軍戦闘要員として参戦することに。搭乗するヘリは修理補給持ち。
  • その後もゴウト・ココナと共にキリコに最後まで付き合った。あとココナに好意を持っている。

ル・シャッコ

  • アニメ本編のクメン編から登場する大男。身長2mを超える巨漢のクエント人傭兵のAT乗りであり、クメン王国内戦時にキリコと共に戦った戦友。
  • 寡黙で信義に篤い性格。内戦終結後(クメン編終了後)は故郷であるクエント星に戻っており、クエント編で再登場し再びキリコと行動を共にする。
  • 大柄なクエント人専用の特製H級AT、ベルゼルガを駆る。
  • 寿命が200歳を越えることもある長命種族であるため、TV版終了から長い年月が経った後日談である続編作品(幻影編)に登場した際にも髪型が変わった以外さして加齢した様子や容貌の変化もなかった。
    • 加えて乗機も同じ機体(ベルゼルガWP)であった。勿論当時と同じ機体ではないが。


登場機体

スコープドッグ


スコープドッグTC・RS

  • この『スコープドッグ・ターボカスタム』はメルキア方面軍レッドショルダー隊で、既存のレッドショルダーカスタム以上の性能の機体として開発されたカスタム機。
  • スコープドッグの派生型のひとつで「タイプ20」と呼ばれることもある。
  • 大型化した脚部には高機動用装備である「ジェットローラーダッシュ装置」が追加されており、レッドショルダーでなければ扱えないといわれるほどの破格の加速性能を誇る。
  • 足の裏は片側二輪、さらにジェット装置下に一輪、計六輪ものローラーを有している。しかし負荷による部品の消耗も激しい。
  • 通常機よりふくらはぎの部分が外側の両サイドが冷却装置と燃料タンクを内蔵しているために膨らんでいる。
    • しかし野望のルーツ劇中では足元を良く見ないとRSCと見分けがつかない。むしろ見てもよくわからない。
  • なお、非常に高い機動性と戦闘力を持つ反面、安定性と操作性が最悪という極端な性能のため(誰にでも扱える簡便性を重視する兵器の基本コンセプトとは真逆)、正式採用こそされたが生産数はそんなに多くは無かった。
  • 本機は攻撃第一波の突撃用であり、『野望のルーツ』では、ターボカスタム以外にも脚部以外は同じ装備をしたスコープドッグが同時に使われている。
  • 非公式だが、この機体仕様の発案者はグレゴルー・ガロッシュ先任上級曹長である、という説が存在する。
  • 「野望のルーツ」でキリコ・グレゴルー・ムーザ・バイマンなどが搭乗した。各人の好みにより武装が異なる。

スコープドッグRS(リーマン専用機)


スコープドッグTC・ISS

  • メルキア情報省特殊部隊ISS(ministory of Infomation Special Service)に極秘に配備されていた漆黒のスコープドッグ・ターボカスタム。
  • ジャイロバランサーを備えたミッションパック「ATU-MP-94」を装備しており、任意の重力源に対して一定の姿勢を維持することが可能で、ラウンドムーバーなしに宇宙戦に対応できる。
  • ゲーム内ではマニド峡谷の戦いから使われていたが、本編のアニメではモナド攻略作戦時のみ使用している。
    • ISSに乗り換えるまではスコープドッグTCに乗っている。
  • 基本はスコープドッグの武装と同様だが、各機で武装が異なる。
    • キリコ機にはヘヴィマシンガンと12連装ショルダーミサイルポッド。
    • バーコフ機にはヘヴィマシンガン改と12連装ショルダーミサイルポッド。
    • ゴダン機には ソリッドシューター。
    • ザキ機にはヘヴィマシンガン。
    • コチャック機にはヘヴィマシンガン改。
  • 惑星モナド攻略戦においてバーコフ分隊とそれを護衛するメルキア情報省ISS部隊が駆る総勢300機が投入され、惑星のコントロールルーム制圧を担当した。

スコープドッグRSC

  • スコープドッグ・レッドショルダーカスタム。
  • ウドの街を牛耳っている治安警察との決戦に備えて、キリコが火力を強化してカスタム化したスコープドッグを、バニラがレッドショルダーにあやかって左肩を赤く塗装したもの。
  • 実際のレッドショルダー部隊のATとは塗装部位が逆である(レッドショルダー隊のATは右肩が赤い。ゲーム内でもすぐ確認が出来る)。
    • 『レッドショルダーの赤はもっと暗い、血の色だ。それとマークは右肩だ』
  • 当初は設定書の「フル装備」という呼び名しかついていなかったが、タカラの1/35プラモデル商品化にともない、「RSC」というコードとレッドショルダーカスタムという呼称が新たに付けられた。
  • これは肩の塗装にちなんで命名されたもので、装備されている武装には特段な背景は設定されていなかった。TV版ウド編に登場した機体はレッドショルダー正規の装備をキリコがあり合わせのパーツで模倣したものである。
  • 制式機はスコープドッグ タクティカルカスタムと呼ばれ、レッドショルダーカスタムというのは俗称である。
  • 武装は背部に戦闘ヘリ用の9連装ロケット弾ポッド、腹部右側に2連装対戦車ミサイルランチャー、腹部左側にガトリングガン、左腕に小型ソリッドシューターを各部のハードポイントに装着している。
    • 機体本体そのものはノーマルと変わらない為、火力は上昇しているが重量によって機動力は低下している。
  • 機体側のFCS(火気管制システム)ではこれらの外部追加兵装をコントロールできないため、機体背部にコントロールボックスを装着し、両サイドアーマーに追加の弾倉を装備させている。
  • なおターボカスタムが出来る前に、レッドショルダーの隊員達が好んで使っていた仕様との資料も存在する。
  • TV版本編ではわずかな出番であったが「最初に主人公が自分のためにカスタムした機体」であり、高い人気を誇る。
    • 後のOVA後日談作品(幻影編)にまさかの再登場。キリコ機の再現レプリカ機であったため、肩のカラーリングも間違えたまま(左肩が赤い)であった。

ベルゼルガWP

  • クエント製のヘビィ級(H級)AT。機種名の「ベルゼルガ」とは、バーサーカー、ベルセルクのドイツ語での発音。形式番号はATH-Q64。
  • クエント星の首都ゴモルの技師がギルガメス製ATを参考に開発製造しており、マッスルシリンダーや武装の液体火薬等もギルガメス製のものが使用されている。クメン王国内戦では、ル・シャッコが操縦していた。
  • 左腕の盾に装備された「パイルバンカー」はベルゼルガという機種を特徴づける兵器である。圧搾空気によって金属製の杭を打ち出し敵機を貫通するというもので、ギルガメス製ATのアームパンチの代替兵器として設定された。
    • 当然アームパンチは装備していない。他の武装としてシャッコは専用のマシンガン(アサルトライフルという説もある)を持たせていた。
    • この「パイルバンカー」が後のロボットアニメに与えた影響は大きく、後の世のロボットアニメでもこの武装を意識、或いは模倣したものを装備したロボットが度々見かけられる。
    • スパロボ既参戦作品だとダイ・ガードのノットパニッシャー。またスパロボオリジナルであるアルトアイゼン(リーゼ)のリボルビングステーク(バンカー)も有名であろう。
  • 一方、惑星クエントで産出される「クエント素子」を使用した高感度で信頼性の高いセンサーが採用されており、劇中でもル・シャッコの機体に搭載されたセンサーの精度について会話する場面がある。
  • 中世の騎士を思わせるヒーロー性のある独特のデザインである。宇宙用の機体・ATH-Q59-SA(雑誌漫画で初出)もあり、これも非公式設定だが、クエント人は傭兵として様々な戦場に出向いているため、『ボトムズ』の作品世界に存在していても不思議ではない。
  • 職人の手による生産であるため数も少なく貴重な機体である。本編、及び続編OVAにはシャッコの機体の他にも幾つかのベルゼルガタイプの機体が登場している。

ファッティー


陸戦用ファッティー


ブラッドサッカー


ATフライ

  • AT1機を運ぶ事ができるヘリコプター。


補足

本作ではキリコの物語の中で最も過去になる「野望のルーツ」から始まり、「ザ・ラストレッドショルダー」まで。
つまり、破界篇と同じくTV本編も「ウド編」まで。

キリコの物語の時系列は以下の通り。

野望のルーツ
ペールゼン・ファイルズ
TV本編ウド編
ザ・ラストレッドショルダー
TV本編クメン編
TV本編サンサ編
TV本編クエント編
ビッグバトル
TV本編エピローグ
赫奕たる異端
孤影再び
幻影篇


過去参戦作品

  • 装甲騎兵ボトムズ
    装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ
    装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント野望のルーツ
    装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー
    • 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
    • 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇

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最終更新:2013年10月14日 10:03

*1 AT同士による戦闘を見世物にする競技。競馬とかまぁその手の賭け事込みの娯楽。しかし物が物だけに出場者の死傷は常に付きまとう。