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ナヴァルフュス  【アーエン語】 The Instruments of Darkness

 強大な魔法の力などによってつくられた魔獣。こうした技術は、第一紀の魔法文明の最盛期に編み出され、その結果数々の破滅的なナヴァルフュスが世に生み出された。第二紀ではそうした技術の大部分が失われたが、かつてのハーデバウや、現在でも暗黒帝国などにナヴァルフュスをつくる技術がみられる。
 広義には、人間一般の日常からはるかに逸脱しその生活に仇を為す存在全てを指し、魔族と同じような意味合いで使われることが多いが、アルエナファルムでナヴァルフュスというのは本来、魔族とは全く異なる。厳密な定義としては、自然に生成した種ではなく他の何らかの「意志ある存在」の手によって創造された生命をナヴァルフュスとして区分する。それらのほとんどが強大な力を持ち人に害を及ぼすものであったために“魔獣”と呼ばれはするものの、魔族がその本質として持つ混沌との関連性を特に持っているわけではない。
 これまでの世においてさまざまな種類のナヴァルフュスがつくられ地上に解き放たれているが、冒険者が出逢うであろうナヴァルフュスは、自然に適応し、不老の身体をもって闇を生き続ける孤高の種である。一方で、第一紀末に到達された極度に洗練された生成方法から生み出された種は、概して、特化した固有の能力と尽きずに再生する肉体を有し、多くは極端に短い寿命、という特徴をもつ。それらは凝縮されたひとつの魔法の如く、短命の生を破壊の限りを尽くして生きる。あくまで戦争のために生み出されたいわば兵器のような存在なのだ。彼らの力は、第二紀の妖術師が見よう見まねでつくるような魔獣とは比較にならない。第一紀のナヴァルフュスは、創り手たる大魔法使いたちの神技を断片的に再現するよう目指されたものであり、たった一体でも地形を変えるほどの魔力をその身に秘めている。そのほとんどは大戦後には寿命を迎えて死に絶えたとされているが、大陸変動を超えて地の底に冬眠し続けるものがわずかに残っていて、自身の破壊衝動をとめどなく解放できる日の再来を夢見ているとも言われる。








最終更新:2009年10月31日 02:42