ララン
1.
北大陸の北西の果てにある群島に設けられた、
魔法使いの修験場。
バルバド魔法の正統を伝える流派で、
バルバドの書に即した訓練が為される。訓練を執り行うのは八人の魔法使いたちで、それぞれがバルバド魔法の八つの区分の一つを担当する。八人の指導者を統轄するのが、大賢者と呼ばれる一人の大魔法使いである。これらの指導者たちは欠員ができたときに、残りの魔法使いたちの協議によって新たに全世界の優れた魔法使いのなかから選出される。
ラランの名は世界中に知れ渡っており、魔法使いを夢見てはるかラランにまでやってくる若者は後を絶たない。
2.
バルバド魔法の体系は大別して八つに区分される。すなわち、“四元素の魔法”“剣の魔法”“鎧の魔法”“天空の魔法”“七色の魔法”“時の魔法”“聖剣の魔法”“英雄の魔法”である。ラランの修験場は、この区分に応じてその訓練をおこなっている。そのそれぞれは、賢者に列せられる八人の魔法使いに指導される。彼らは自身の受け持つ系統の魔法を専門的に研究する者たちでもある。通常の訓練を終え、なおラランに残ることを望んだ者は、彼ら賢者のもとで、それぞれの系統をより深め研鑽する。
八つの系統のなかで、“時の魔法”“聖剣の魔法”“英雄の魔法”の三つは、謎が多く残る魔法であり、古くより多くの魔法使いがその生涯を費やして研究をおこなってきたが、未だに全容は明らかになっていない。“聖剣の魔法”には、
シアルトという対象にまで研究範囲を広げなければならず、また、“英雄の魔法”に至ってはその行使すら歴史的には一度も果たされていない状態である。
最終更新:2009年10月25日 01:27