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チェンジ・ザ・ワールド☆
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チェンジ・ザ・ワールド☆

act.1(白波瀬)

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streetpoint

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就職難民 黙って俺についてこい!










 翌日、ほうき片手に私の緊張は最高潮に達しようとしていた。

 昨日の夜、考えて考えて考え抜いて決めた私の結論は、社長の手をこれ以上煩わせるわけにはいかないって事だった。
だから今日はちゃんとそう伝えなきゃ。私はどんな事だってするって、結果を出してみせます! って言ったんだもの。自分の言葉に責任は持たないと……。

 そんなことを考えていると、ガチャリと言うドアが開く音と共に和田さんと田村さんの「おはようございます」という挨拶が聞こえてきた。


「おはよう」


 それに答える社長のあの低い声に、肩をビクリとすくめる。


「どうした、葉月」


 目敏く私の様子に気づいた社長が、頭上から覗き込むように声を掛けてきた。


「あの、その……昨日のことでお話が――」

「――分かった、部屋に来い」

「はい」


 私は掃除の手を止め、社長室に入った。















 相変わらず隙の無い身のこなしで椅子に座ると、「で?」と、目で私の言葉を促す。

 ごくりと一度唾を呑み込み、私は意を決して話した。


「あの……やはり今回の件、これ以上社長の手を煩わせるわけにはいきません! 私、必ずなんとかしてみせます! もちろん最終的な部分はご意見頂きます。でもそこに行きつくまでは、自分で……」

「失敗は許されない事だが、それでいいんだな?」

「はい」


 ううっ。とは言ったものの緊張と重圧で思わず手が震えてしまう。社長はそんな私をすっと見据えると、綺麗な形の唇を静かに開いた。


「分かった。その言葉、信じよう」

「は、はいっ!」


 怒られるかと思った。けなされるかと思ってた。お前一人で何が出来るって、そう言われるとばかり思ってたのに、返ってきたのは予想に反した言葉だった。

 反射的に返事をした後、思いっきり息を飲んだ。だって、信じようって言ってくれたのよ!? あの社長が!!


「じゃあ後は開発センターと写真部の連携をまずはこなせ。紙面のレイアウトはこっちでやろう。ああ、紙の事は忘れるなよ」

「はい!」

「よし、時間はあまりない。掃除なんてしてないで、とっとと動け」

「はい!」


 勢いよく返事をして、私は箒を掃除道具入れにしまいに駆け足!

 時間はあまりないっていうか、私の経験からしたら全然ないよ! でもやらなきゃ! やるって決めたんだから。社長の信頼に答えなきゃ!






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