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環境分析について

自社の外部、景気の動向や競合先の動向等といった外部環境と
自社の人的資源や資産、設備・技術力といった内部環境に大きく分かれる。
外部分析によって市場機会が多く、内部分析によって自社の優位性が確保できるのが理想的。

また、現状把握だけでなく将来展望に渡って視野を広く持っていることも重要となる。

外部環境(マクロ環境の分析)

外部環境の切り口を定義した各種モデル

モデル名 切り口 概要
PEST分析 Political(政治)
Economic(経済)
Social(社会)
Technological(技術)
4つの分析で外部環境を分析
ファイブフォース分析 新規参入業者
競合他社
売り手(サプライヤー)の交渉力
買い手(バイヤ)の交渉力
代替品
マイケル・ポーター教授が記した業界の競合分析手法で、5つの競争要因の切り口を定義。

※余談:競合サイトを発見するサイト:類似サイトを発見するサイト
アドバンテージマトリクス 競争要因の数
優位性確保の可能性
2つの尺度で事業を次の4つに分類する。規模型事業、特化型事業、分散型事業、手詰まり型事業

内部環境(ミクロ環境の分析)

内部環境の切り口を定義した各種モデル

モデル名 切り口 概要
バリューチェーン分析 主活動(購買物流,製造,出荷物流,販売・マーケティング,サービス)
支援活動(調達,技術開発,人事・労務管理,全般管理)
企業活動を機能の連鎖としてとらえる考えで、各機能(業務内容)ごとに強み・弱み等を明確にしていく方法。プロセスごとにコストを把握して削減したりすることができる。強みや弱みについてはVRIO分析と組み合わせて使われることも多い。
VRIO分析 Value(価値)
Rareness(希少性)
Imitability(模倣可能性)
Organization(組織)
模倣のしやすやさ価値等から自社優位性の分析を行う
VSPROモデル Vision(ビジョン)
Strategy(戦略)
Process(プロセス)
Resource(リソース)
Organization(組織)
自社のマネージメント状況を確認する

その他

ベンチマーキング分析 サービスやプロセスなどをベストプラクティス(最も効果的な方法)を取っている企業などと比較すること。比較するものは財務指標だったり、商品・サービスの特徴だったり、販売方法や業務プロセス等多岐に渡る。比較材料は こちらのサイト が参考になる
7S分析 Strategy(戦略)
Structure(組織構造)
System(システム)
Shared Value(共有価値感)
Skill(スキル)
Staff(人材)
Style(社風、文化)
7つの尺度の整合性を取りながら、組織変革を行う

外部環境と内部環境の整理

手法 切り口 概要
SWOT分析 Strength(強み)
Weakness(弱み)
Opportunities(機会)
Threats(脅威)
4つの切り口で自社の立ち位置を推し測る
3C分析 Company(会社)
Customer(顧客)
Competitor(競合)
自社と他社を比較することで、業界における自社の立ち位置を推し測る。
CompanyがSWOT分析の強みと弱み、CustomerとCompetiterがSWOT分析のOpportunities,Threatsとも関係する。
コアコンピタンス分析 他社に真似できない強みを分析する。3C分析のCとも関係する

各種分析の調査方法

最終更新:2023年04月04日 23:04