1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/12/01(土) 16:05:38.47 ID:vaQ2kNjy0
ディスプレイ「……」
ディスプレイ「……」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 16:13:00.31 ID:vaQ2kNjy0
俺「お願いします!」
ゴツン☆
俺「いてて……」
ディスプレイ「大丈夫ですか?」
俺「!」
俺「お願いします!」
ゴツン☆
俺「いてて……」
ディスプレイ「大丈夫ですか?」
俺「!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 16:17:49.09 ID:vaQ2kNjy0
ディスプレイ「それと、告白なら私に言わず、水銀燈さんに直接言ったほうがいいですよ」
俺「え、あっ、そうですよね」
ディスプレイ「それでは、もう夜も晩いので電源を切ってください」
俺「はっ、はい分りました」
ディスプレイ「おやすみなさい」
プシューン
俺「おやす……もう、いないのか」
暗くなった画面には、男の姿がぼんやりと映っていた
ディスプレイ「それと、告白なら私に言わず、水銀燈さんに直接言ったほうがいいですよ」
俺「え、あっ、そうですよね」
ディスプレイ「それでは、もう夜も晩いので電源を切ってください」
俺「はっ、はい分りました」
ディスプレイ「おやすみなさい」
プシューン
俺「おやす……もう、いないのか」
暗くなった画面には、男の姿がぼんやりと映っていた
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 16:32:10.50 ID:vaQ2kNjy0
俺「おっ、おっ……い、いくッ!」
シコシコシコシコ
ディスプレイ「また水銀燈さんでオナニーですか?」
俺「うわっ!」
どびゅるびゅる、る、るる
俺「いきなり話しかけるなよ……」
ディスプレイ「あなたの自慰を、目の前で見せ付けられる私の身にもなってくださいよ」
俺「それも仕事の内だろ、割り切れよ。俺も割り切るから」
ディスプレイ「世の中には割り切れない事もあるんですよ」
俺「そうか……」
ディスプレイ「そうなんですよ」
俺「おっ、おっ……い、いくッ!」
シコシコシコシコ
ディスプレイ「また水銀燈さんでオナニーですか?」
俺「うわっ!」
どびゅるびゅる、る、るる
俺「いきなり話しかけるなよ……」
ディスプレイ「あなたの自慰を、目の前で見せ付けられる私の身にもなってくださいよ」
俺「それも仕事の内だろ、割り切れよ。俺も割り切るから」
ディスプレイ「世の中には割り切れない事もあるんですよ」
俺「そうか……」
ディスプレイ「そうなんですよ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 16:40:33.56 ID:vaQ2kNjy0
俺「ところで、何の用ですか」
ディスプレイ「ああ、そうでしたね。二次元の女の子で自分を慰めて、悲しくならないんですか?」
俺「いや、なんというか、好きな子でオナニーして何が悪いんだよ」
ディスプレイ「本当にそうなんですか? 二次元の女の子が好きなんですか?」
俺「そうだよ」
□「水銀燈さんの何が好きなんですか?」
俺「好きに理由はいらないだろ。それより、なんでそんな事聞いて来るんだよ」
□「気になったからです」
俺「そうですか」
□「それと──」
プシューン
俺「ところで、何の用ですか」
ディスプレイ「ああ、そうでしたね。二次元の女の子で自分を慰めて、悲しくならないんですか?」
俺「いや、なんというか、好きな子でオナニーして何が悪いんだよ」
ディスプレイ「本当にそうなんですか? 二次元の女の子が好きなんですか?」
俺「そうだよ」
□「水銀燈さんの何が好きなんですか?」
俺「好きに理由はいらないだろ。それより、なんでそんな事聞いて来るんだよ」
□「気になったからです」
俺「そうですか」
□「それと──」
プシューン
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 16:46:25.36 ID:vaQ2kNjy0
スピーカー「スパルタだ!」
□「昨日はあんまりじゃないですか」
俺「うるさい。声が聞こえない」
□「すみません……」
ドゥーンドロドロドロドロ
□「うわ、凄い」
俺「……」
□「……すみません」
赤い文字がディスプレイにエンドロールを書き出していく
□「面白かったですね」
俺「そうだね。ところで、何の用だったの」
□「なんでもないです、おやすみなさい」
プシューン
俺「フリーダムすぎるだろ……」
スピーカー「スパルタだ!」
□「昨日はあんまりじゃないですか」
俺「うるさい。声が聞こえない」
□「すみません……」
ドゥーンドロドロドロドロ
□「うわ、凄い」
俺「……」
□「……すみません」
赤い文字がディスプレイにエンドロールを書き出していく
□「面白かったですね」
俺「そうだね。ところで、何の用だったの」
□「なんでもないです、おやすみなさい」
プシューン
俺「フリーダムすぎるだろ……」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 16:52:39.82 ID:vaQ2kNjy0
□「実を言いますと、私はメイメイです」
男はディスプレイの声を聞き流し、ページを捲る
□「それで、こうやって水銀燈さんのミーディアムを探しているんです」
俺「……俺の所によく顔を出しているみたいだけど、それは俺がミーディアム候補って事でいいの?」
□「いいえ、違いますよ」
俺「じゃあ、どうやったら候補になれるんだよ」
□「分りません。私はメイメイじゃありませんから」
俺「死ね」
ブラウン管を殴る音が狭い部屋に響いた
□「実を言いますと、私はメイメイです」
男はディスプレイの声を聞き流し、ページを捲る
□「それで、こうやって水銀燈さんのミーディアムを探しているんです」
俺「……俺の所によく顔を出しているみたいだけど、それは俺がミーディアム候補って事でいいの?」
□「いいえ、違いますよ」
俺「じゃあ、どうやったら候補になれるんだよ」
□「分りません。私はメイメイじゃありませんから」
俺「死ね」
ブラウン管を殴る音が狭い部屋に響いた
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 17:05:10.07 ID:vaQ2kNjy0
□「今大丈夫ですか?」
俺「今日は礼儀正しいんだな、何の用だい」
□「二次元の世界へ行きたいと思いますか?」
俺「行きたいね」
□「ほんとうに?」
俺「いや、ちょと待てよ、二次元の世界は二次元の世界でも、ベルセルクの世界とか、そんなランダムジャンプなのか?」
□「いいえ、世界は選べます」
俺「それなら行きたいね」
□「ですが、人間として二次元の世界へ行ける訳ではありません」
俺「使えないディスプレイだな」
□「そうですね」
俺「で、なんで行き成りそんな話を?」
男の問いかけにディスプイは沈黙を返した
□「痛いですから殴らないで下さい」
□「今大丈夫ですか?」
俺「今日は礼儀正しいんだな、何の用だい」
□「二次元の世界へ行きたいと思いますか?」
俺「行きたいね」
□「ほんとうに?」
俺「いや、ちょと待てよ、二次元の世界は二次元の世界でも、ベルセルクの世界とか、そんなランダムジャンプなのか?」
□「いいえ、世界は選べます」
俺「それなら行きたいね」
□「ですが、人間として二次元の世界へ行ける訳ではありません」
俺「使えないディスプレイだな」
□「そうですね」
俺「で、なんで行き成りそんな話を?」
男の問いかけにディスプイは沈黙を返した
□「痛いですから殴らないで下さい」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 17:13:08.00 ID:vaQ2kNjy0
□「浮気、ですか……」
男「待てよ。なんでゲームしてたら浮気なんだよ」
□「いつも、私に熱い視線を送ってたのに……パソコンも繋げないブラウン菅がいいだなんて……」
男「でも、お前ゲーム機繋げれないじゃん」
□「いいんですよ、私はあなたの事待ってますから」
男「なんか、女みたいだな」
□「知らなかったんですか?」
男「え、本当?」
□「嘘に決まってるじゃないですか」
男「くそっ……」
□「おっと、また暴力ですか?……痛っ」
□「浮気、ですか……」
男「待てよ。なんでゲームしてたら浮気なんだよ」
□「いつも、私に熱い視線を送ってたのに……パソコンも繋げないブラウン菅がいいだなんて……」
男「でも、お前ゲーム機繋げれないじゃん」
□「いいんですよ、私はあなたの事待ってますから」
男「なんか、女みたいだな」
□「知らなかったんですか?」
男「え、本当?」
□「嘘に決まってるじゃないですか」
男「くそっ……」
□「おっと、また暴力ですか?……痛っ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 17:21:13.16 ID:vaQ2kNjy0
□「いきませんか、二次元の世界へ」
俺「水銀燈のミーディアムになれるなら、行くよ」
□「それはつまり、『柿崎めぐ』になりたいと?」
俺「いや、出来れば健康体でイケメン金持ち高スペックがいいな」
□「それは無理ですね。その席はあちらの世界にありませんよ」
俺「ないなら作ればいいだろう」
□「無理です」
俺「じゃあ、どんな席ならあるの?」
□「そうですね、ディスプレイとか、虫とかネギとか、色々ありますよ」
俺「人間はないの?」
□「ありません」
俺「どうしても?」
□「ありません」
俺「ありません?」
□「ありま……あ、あれっ?」
□「いきませんか、二次元の世界へ」
俺「水銀燈のミーディアムになれるなら、行くよ」
□「それはつまり、『柿崎めぐ』になりたいと?」
俺「いや、出来れば健康体でイケメン金持ち高スペックがいいな」
□「それは無理ですね。その席はあちらの世界にありませんよ」
俺「ないなら作ればいいだろう」
□「無理です」
俺「じゃあ、どんな席ならあるの?」
□「そうですね、ディスプレイとか、虫とかネギとか、色々ありますよ」
俺「人間はないの?」
□「ありません」
俺「どうしても?」
□「ありません」
俺「ありません?」
□「ありま……あ、あれっ?」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 17:26:53.04 ID:vaQ2kNjy0
TV「クリスマスの予定は」
プツン
ラジオ「クリスマス」
プツン
電話「クリ」
プツン
……
□「それで、ここに帰ってきたと」
俺「ああ」
□「ところで、この記事見てくださいよ、クリ──と、リスの画像ですね、可愛いですよね」
俺「クリスマスの記事を見せたら、液晶ディスプレイ買ってたよ」
□「ははは、分ってますよ」
ははははは
TV「クリスマスの予定は」
プツン
ラジオ「クリスマス」
プツン
電話「クリ」
プツン
……
□「それで、ここに帰ってきたと」
俺「ああ」
□「ところで、この記事見てくださいよ、クリ──と、リスの画像ですね、可愛いですよね」
俺「クリスマスの記事を見せたら、液晶ディスプレイ買ってたよ」
□「ははは、分ってますよ」
ははははは
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 17:40:30.27 ID:vaQ2kNjy0
□「明日で、いいですか?」
俺「何が?」
□「二次元の世界へ旅立つ日は」
俺「待てよ。そもそも、なんでお前は俺を二次元の世界へ連れて行きたいんだ? 俺に一目惚れしたのか?」
□「一目惚れとか……失礼、少しまってくださいね……」
画面が波打つ
□「ええとですね、やっぱり、画面越しに見る水銀燈さんより、直に見たほうが良いんじゃないかと、思いましてね」
俺「二次元の世界へ行っても、何に成れるか分らないんだろ? 深海生物になんかなったら、手詰まりじゃないか」
□「水銀燈さんの近くに生れ変る事は可能ですよ」
俺「そうなのか」
□「ええ。いきますか? いきませんか?」
俺「……ちょ、ちょっと、待ってくれ、もう少し考える時間が欲しい」
□「そうですね、いい返事待ってますよ」
その日、彼(彼女?)はそう言ったきり口を閉ざした
□「明日で、いいですか?」
俺「何が?」
□「二次元の世界へ旅立つ日は」
俺「待てよ。そもそも、なんでお前は俺を二次元の世界へ連れて行きたいんだ? 俺に一目惚れしたのか?」
□「一目惚れとか……失礼、少しまってくださいね……」
画面が波打つ
□「ええとですね、やっぱり、画面越しに見る水銀燈さんより、直に見たほうが良いんじゃないかと、思いましてね」
俺「二次元の世界へ行っても、何に成れるか分らないんだろ? 深海生物になんかなったら、手詰まりじゃないか」
□「水銀燈さんの近くに生れ変る事は可能ですよ」
俺「そうなのか」
□「ええ。いきますか? いきませんか?」
俺「……ちょ、ちょっと、待ってくれ、もう少し考える時間が欲しい」
□「そうですね、いい返事待ってますよ」
その日、彼(彼女?)はそう言ったきり口を閉ざした
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 17:55:39.97 ID:vaQ2kNjy0
俺「おい、これ見てくれよ」
ディスプレイは、当然のように何も返さない
男の唾が画面に飛び散る
俺「ごめんごめん、でも、これは面白すぎるだろ……」
男はチリガミで画面から唾を拭き取る
俺「……無視っすか、まあ、いいっすけど」
ポツポツと窓を叩く音が聞こえてくる
俺「今年は、ホワイトクリスマスだな」
□「さっきから一人で何してるんですか。一人忘年会の隠し芸練習ですか?」
俺「いつから居たんだよ」
□「いつからも何も、ずっとここに置いあったでしょ」
俺「それもそうだな。……なんだか、今年はお前と年を越す事になりそうだよ」
□「それはないですね」
俺「どうして?」
□「私がここに居れるのは25日までです。ですから、あなたも25日までに決めてくださいね」
俺「分った……」
画面が波打つ
□「これ、これ見てください、面白いですよ」
俺「それはさっき見たよ……」
俺「おい、これ見てくれよ」
ディスプレイは、当然のように何も返さない
男の唾が画面に飛び散る
俺「ごめんごめん、でも、これは面白すぎるだろ……」
男はチリガミで画面から唾を拭き取る
俺「……無視っすか、まあ、いいっすけど」
ポツポツと窓を叩く音が聞こえてくる
俺「今年は、ホワイトクリスマスだな」
□「さっきから一人で何してるんですか。一人忘年会の隠し芸練習ですか?」
俺「いつから居たんだよ」
□「いつからも何も、ずっとここに置いあったでしょ」
俺「それもそうだな。……なんだか、今年はお前と年を越す事になりそうだよ」
□「それはないですね」
俺「どうして?」
□「私がここに居れるのは25日までです。ですから、あなたも25日までに決めてくださいね」
俺「分った……」
画面が波打つ
□「これ、これ見てください、面白いですよ」
俺「それはさっき見たよ……」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 18:08:31.50 ID:vaQ2kNjy0
俺「重大発表があります」
□「総理大臣になるんですか?」
俺「おしいですね。二次元世界へ行く事にしました」
ディスプレイの魚眼レンズが男の瞳を覗き込む
俺「なんだよ、面白くなかったってか?」
□「……ほんとう?」
俺「ああ、本気と書いてマジだ」
□「やっと」
俺「ん?」
□「やっとやっとやっとやっとやっと」
俺「やっと、何だよ?」
□「駄目駄目駄目駄目駄目駄目、絶対駄目、もう駄目行くって聞いた、取り消し不可能やっとやっとやっとやっと!」
俺「いいから落ち着けよ。何言いたいか分んねーよ」
□「や っ と 席 が 空 い た ! 」
俺「重大発表があります」
□「総理大臣になるんですか?」
俺「おしいですね。二次元世界へ行く事にしました」
ディスプレイの魚眼レンズが男の瞳を覗き込む
俺「なんだよ、面白くなかったってか?」
□「……ほんとう?」
俺「ああ、本気と書いてマジだ」
□「やっと」
俺「ん?」
□「やっとやっとやっとやっとやっと」
俺「やっと、何だよ?」
□「駄目駄目駄目駄目駄目駄目、絶対駄目、もう駄目行くって聞いた、取り消し不可能やっとやっとやっとやっと!」
俺「いいから落ち着けよ。何言いたいか分んねーよ」
□「や っ と 席 が 空 い た ! 」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 18:16:46.65 ID:vaQ2kNjy0
メグ「あら、天使さん」
水銀燈「天使じゃないって──」
メグ「分ってるわよ、水銀燈でしょ? でも、あなたは私の天使なんだもん」
水銀燈「……かってになさい」
……
メグ「お散歩?」
水銀燈「ええ」
そう言うと、水銀燈は青空へと飛び立った
メグ「私の命を、早く使ってね……天使さん……」
俺「そんな悲しい事言うなよ」
メグ「だ、誰っ!?」
俺「ほら、目の前に居るだろ?」
メグ「て、てれび……?」
俺「そうさ、俺はテレビさ」
目を覚ますと、男は病室備え付けのテレビになっていた
メグ「あら、天使さん」
水銀燈「天使じゃないって──」
メグ「分ってるわよ、水銀燈でしょ? でも、あなたは私の天使なんだもん」
水銀燈「……かってになさい」
……
メグ「お散歩?」
水銀燈「ええ」
そう言うと、水銀燈は青空へと飛び立った
メグ「私の命を、早く使ってね……天使さん……」
俺「そんな悲しい事言うなよ」
メグ「だ、誰っ!?」
俺「ほら、目の前に居るだろ?」
メグ「て、てれび……?」
俺「そうさ、俺はテレビさ」
目を覚ますと、男は病室備え付けのテレビになっていた
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 18:29:42.29 ID:vaQ2kNjy0
俺「なんで、死にたいだなんて、思ったんだい?」
メグ「生きていても、しょうがないんだもの」
俺「でも、いつか元気になるさ」
メグ「無理よ。私は最初、5歳まで生きられないって言われてたのよ?」
俺「なるほど、5歳児にしては豊満な体つきをしているね」
メグは自分の胸元を手で隠す仕草をした
俺「冗談だよ」
メグ「冗談が下手ね」
俺「頑張ったんだがな」
メグ「それが一番面白い冗談ね」
俺「はは、そいつは」
メグ「……そいつは、何?」
看護婦「あらメグちゃん、誰とお喋りしているの?」
メグ「テレビよ」
看護婦「て、テレビ?」
メグ「ええ」
看護婦「そ、そう……あまり体に負担をかけないようにね……」
そそくさと、看護婦は手がつけられていない病院食を片付け病室を出て行った
メグ「それで、そいつは、何なの?」
俺「……すみませんでした」
メグ「すみませんで済んだら警察はいらないは、ねえ、何なの?」
俺「なんで、死にたいだなんて、思ったんだい?」
メグ「生きていても、しょうがないんだもの」
俺「でも、いつか元気になるさ」
メグ「無理よ。私は最初、5歳まで生きられないって言われてたのよ?」
俺「なるほど、5歳児にしては豊満な体つきをしているね」
メグは自分の胸元を手で隠す仕草をした
俺「冗談だよ」
メグ「冗談が下手ね」
俺「頑張ったんだがな」
メグ「それが一番面白い冗談ね」
俺「はは、そいつは」
メグ「……そいつは、何?」
看護婦「あらメグちゃん、誰とお喋りしているの?」
メグ「テレビよ」
看護婦「て、テレビ?」
メグ「ええ」
看護婦「そ、そう……あまり体に負担をかけないようにね……」
そそくさと、看護婦は手がつけられていない病院食を片付け病室を出て行った
メグ「それで、そいつは、何なの?」
俺「……すみませんでした」
メグ「すみませんで済んだら警察はいらないは、ねえ、何なの?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 18:42:44.42 ID:vaQ2kNjy0
突然、メグが苦しみ始めた
指輪が光っている所を見ると、水銀燈が力を使っているのだろう
だけど俺はテレビだ、見守る事しか出来ない
頑張れ
メグ「……人が死に掛けているのに、無視していたの?」
呼吸器を曇らせながらメグが言った
俺「しょうがないよ、俺はテレビだからね」
メグ「それでも、何かあるでしょ『頑張れ』とか『俺がついてるぞ』とか、そこら辺どうなの?」
俺「俺はテレビだからね、難しい事は分からないよ」
メグ「ふうん……あ、天使さん」
水銀燈「あら、本当に死にかけだったのね」
メグ「ええ、今度は一気に使って、私を殺してね」
水銀燈はメグを一瞥し夜闇へと消えた
俺「あんな可愛い子が居るんだから、死にたいだとか言うなよ。それに、『俺もついてる』んだぜ」
メグ「テレビさんには分らないとわよ、私の辛さなんか……」
俺「そうか」
突然、メグが苦しみ始めた
指輪が光っている所を見ると、水銀燈が力を使っているのだろう
だけど俺はテレビだ、見守る事しか出来ない
頑張れ
メグ「……人が死に掛けているのに、無視していたの?」
呼吸器を曇らせながらメグが言った
俺「しょうがないよ、俺はテレビだからね」
メグ「それでも、何かあるでしょ『頑張れ』とか『俺がついてるぞ』とか、そこら辺どうなの?」
俺「俺はテレビだからね、難しい事は分からないよ」
メグ「ふうん……あ、天使さん」
水銀燈「あら、本当に死にかけだったのね」
メグ「ええ、今度は一気に使って、私を殺してね」
水銀燈はメグを一瞥し夜闇へと消えた
俺「あんな可愛い子が居るんだから、死にたいだとか言うなよ。それに、『俺もついてる』んだぜ」
メグ「テレビさんには分らないとわよ、私の辛さなんか……」
俺「そうか」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 18:46:59.31 ID:vaQ2kNjy0
メグ「ねえ、テレビは映らないの?」
俺「テレビカードがないと無理だね」
メグ「あなたテレビなんでしょう? 頑張りなさいよ」
俺「無理だよ。それに、テレビを映してたら君と喋れないじゃないか」
メグ「……あ、すみませんテレビカード買ってきてもらえますか?」
廊下を歩いていた看護婦を呼び止め1000円札を渡す
スピーカー「クリスマスケーキ特集を──」
俺「やめてくれよ、時代劇見ようぜ時代劇」
メグ「うるさい」
俺「はい……」
スピーカー「苺を贅沢に使った」
俺「うまそうだな」
メグ「……」
俺「……すみません」
メグ「ねえ、テレビは映らないの?」
俺「テレビカードがないと無理だね」
メグ「あなたテレビなんでしょう? 頑張りなさいよ」
俺「無理だよ。それに、テレビを映してたら君と喋れないじゃないか」
メグ「……あ、すみませんテレビカード買ってきてもらえますか?」
廊下を歩いていた看護婦を呼び止め1000円札を渡す
スピーカー「クリスマスケーキ特集を──」
俺「やめてくれよ、時代劇見ようぜ時代劇」
メグ「うるさい」
俺「はい……」
スピーカー「苺を贅沢に使った」
俺「うまそうだな」
メグ「……」
俺「……すみません」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 18:44:02.70 ID:THdely7o0 >>1は猿規制食らって書けないのか?それとも現在進行形で書いてるのか?
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 18:48:39.99 ID:vaQ2kNjy0
すまんこすまんこ、現在進行形なんだ
でも、あと少しで終わらせる予定です、すみません
すまんこすまんこ、現在進行形なんだ
でも、あと少しで終わらせる予定です、すみません
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 19:13:42.63 ID:vaQ2kNjy0
看護婦が機材を押し、それに続くよう医者が病室を出て行く
俺「大丈夫?」
メグ「大丈夫な訳ないじゃない」
俺「そうか」
メグ「そうよ」
……
俺「ねえ、病気の体を捨てたいと思った事はないかい?」
メグ「何よ行き成り、健康番組でもやってるの?」
俺「どうなんだい?」
メグ「健康な方がいいに決まってるじゃない」
俺「物語の世界に憧れたりはしないかい?」
メグ「何が言いたいのか分らないわ」
俺「……そうだね、はっきり言うよ」
メグ「最初からそうしなさいよ」
俺「物語の世界へ行かないかい?」
看護婦が機材を押し、それに続くよう医者が病室を出て行く
俺「大丈夫?」
メグ「大丈夫な訳ないじゃない」
俺「そうか」
メグ「そうよ」
……
俺「ねえ、病気の体を捨てたいと思った事はないかい?」
メグ「何よ行き成り、健康番組でもやってるの?」
俺「どうなんだい?」
メグ「健康な方がいいに決まってるじゃない」
俺「物語の世界に憧れたりはしないかい?」
メグ「何が言いたいのか分らないわ」
俺「……そうだね、はっきり言うよ」
メグ「最初からそうしなさいよ」
俺「物語の世界へ行かないかい?」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 19:24:56.42 ID:vaQ2kNjy0
水銀燈「なんだか、機嫌がいいわね」
メグ「分る?」
水銀燈「機嫌が悪い人間は、楽しそうに歌なんて歌わないわ」
メグ「そうよね、ほんとにそう。私は今、とても嬉しいの……何でか聞きたいでしょ?」
水銀燈「……別に」
メグ「無理しちゃって、可愛い」
水銀燈がメグを睨みつける
メグ「ふふ、実を言うとね、私の病気がなくなるかもしれないの!」
水銀燈「そう、良かったじゃない」
メグ「それだけ?」
水銀燈「私に、何を期待していたの?」
メグ「『不治の病じゃなかったの?』とか、色々あるんじゃないの?」
水銀燈は首を軽くかしげ「不治の病じゃなかったの?」と言った。
メグ「このポンコツな体から、新しい体に生れ変れるみたいなの!」
水銀燈「……そう」
メグ「なによ、もっと驚いてくれてもいいんじゃないの?」
水銀燈「自分の体を、ポンコツだなんて、言うもんじゃないわ……それに……」
メグ「それに?」
水銀燈はその言葉を羽に受け、空へと飛び上がった
水銀燈「なんだか、機嫌がいいわね」
メグ「分る?」
水銀燈「機嫌が悪い人間は、楽しそうに歌なんて歌わないわ」
メグ「そうよね、ほんとにそう。私は今、とても嬉しいの……何でか聞きたいでしょ?」
水銀燈「……別に」
メグ「無理しちゃって、可愛い」
水銀燈がメグを睨みつける
メグ「ふふ、実を言うとね、私の病気がなくなるかもしれないの!」
水銀燈「そう、良かったじゃない」
メグ「それだけ?」
水銀燈「私に、何を期待していたの?」
メグ「『不治の病じゃなかったの?』とか、色々あるんじゃないの?」
水銀燈は首を軽くかしげ「不治の病じゃなかったの?」と言った。
メグ「このポンコツな体から、新しい体に生れ変れるみたいなの!」
水銀燈「……そう」
メグ「なによ、もっと驚いてくれてもいいんじゃないの?」
水銀燈「自分の体を、ポンコツだなんて、言うもんじゃないわ……それに……」
メグ「それに?」
水銀燈はその言葉を羽に受け、空へと飛び上がった
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 19:36:23.29 ID:vaQ2kNjy0
メグ「ねえ、いつになったら新しい体に生れ変れるの?」
俺「25、クリスマスだね」
メグ「ああ、楽しみだわ、痛みがない世界は、どんな表情で私を迎えてくれるのかしら」
俺「でも、人間になれるとは限らないんだよ」
メグ「大丈夫。きっと人間よ」
彼女の喜びようを見ていると、胸を締め付けられる思いだ
メグ「でも、何であなたは私にそんな事をしてくれるの?」
俺「さあ、なんでだろうね」
メグ「それとも、キスでもしたら王子様になるのかしら」
俺「試してみるかい?」
メグ「いやよ。テレビにキスしている所を見られたら、頭がおかしいと思われるじゃない」
俺「じゃあ、テレビと話すのは、どうなんだい?」
メグ「それは大丈夫。独り言だと思われてるから」
俺「そうか……」
メグ「そうよ」
メグ「ねえ、いつになったら新しい体に生れ変れるの?」
俺「25、クリスマスだね」
メグ「ああ、楽しみだわ、痛みがない世界は、どんな表情で私を迎えてくれるのかしら」
俺「でも、人間になれるとは限らないんだよ」
メグ「大丈夫。きっと人間よ」
彼女の喜びようを見ていると、胸を締め付けられる思いだ
メグ「でも、何であなたは私にそんな事をしてくれるの?」
俺「さあ、なんでだろうね」
メグ「それとも、キスでもしたら王子様になるのかしら」
俺「試してみるかい?」
メグ「いやよ。テレビにキスしている所を見られたら、頭がおかしいと思われるじゃない」
俺「じゃあ、テレビと話すのは、どうなんだい?」
メグ「それは大丈夫。独り言だと思われてるから」
俺「そうか……」
メグ「そうよ」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 19:44:32.90 ID:vaQ2kNjy0
メグ「不思議よね」
俺「何がだい?」
メグ「だって、クリスマスって25日が本番なんでしょう?」
俺「ああ、そうなるね」
メグ「それなのに、みんな24日にお祭り騒ぎ。本番の25日は色で言うと濃い紫よ」
俺「そうだね。ところで」
メグ「なにかしら」
俺「そのケーキは美味しいかい?」
メグ「ええ、とっても」
俺「そうか……」
メグ「なに、食べたいの?」
俺「ああ、くれるのか?」
メグ「はい、あーん……あっごめーん、お口なかったわよねー……うん、美味しい!」
俺「この女……」
メグ「でもほら、これあげるから」
そう言うとメグは、テレビの前にリンゴを一つ置いた
メグ「まるで、お供え物みたいね」
俺「でも、ありがとう。気持ちは嬉しいよ」
メグ「どういたしまして」
メグ「不思議よね」
俺「何がだい?」
メグ「だって、クリスマスって25日が本番なんでしょう?」
俺「ああ、そうなるね」
メグ「それなのに、みんな24日にお祭り騒ぎ。本番の25日は色で言うと濃い紫よ」
俺「そうだね。ところで」
メグ「なにかしら」
俺「そのケーキは美味しいかい?」
メグ「ええ、とっても」
俺「そうか……」
メグ「なに、食べたいの?」
俺「ああ、くれるのか?」
メグ「はい、あーん……あっごめーん、お口なかったわよねー……うん、美味しい!」
俺「この女……」
メグ「でもほら、これあげるから」
そう言うとメグは、テレビの前にリンゴを一つ置いた
メグ「まるで、お供え物みたいね」
俺「でも、ありがとう。気持ちは嬉しいよ」
メグ「どういたしまして」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 20:02:04.60 ID:vaQ2kNjy0
クリスマスの残り香が、街を彩るネオンだけになった
俺「勝手に外しちゃ、駄目だよ」
メグが呼吸器を外す
メグ「いいのよ、だって今日でこの体ともお別れなんだもの。少しぐらいは無理を聞いてくれるわ」
俺「……そうだね、それじゃあ、物語の世界へ──」
水銀燈「待ちなさい」
水銀燈が窓辺に立っていた
メグ「水銀燈!?」
水銀燈「あなたの命は私の物よ。勝手に逃げ出すんじゃないわよ」
メグ「……何よ」
水銀燈「?」
メグ「なによ、完璧な天使さんなんかに、私の苦しみが分るっていうの? やめてよ!」
水銀燈は口を結び、メグの言葉に耳を傾けていた
メグ「テレビさん、お願い。早く、私を物語の世界へ……」
俺「あ、ああ……」
クリスマスの残り香が、街を彩るネオンだけになった
俺「勝手に外しちゃ、駄目だよ」
メグが呼吸器を外す
メグ「いいのよ、だって今日でこの体ともお別れなんだもの。少しぐらいは無理を聞いてくれるわ」
俺「……そうだね、それじゃあ、物語の世界へ──」
水銀燈「待ちなさい」
水銀燈が窓辺に立っていた
メグ「水銀燈!?」
水銀燈「あなたの命は私の物よ。勝手に逃げ出すんじゃないわよ」
メグ「……何よ」
水銀燈「?」
メグ「なによ、完璧な天使さんなんかに、私の苦しみが分るっていうの? やめてよ!」
水銀燈は口を結び、メグの言葉に耳を傾けていた
メグ「テレビさん、お願い。早く、私を物語の世界へ……」
俺「あ、ああ……」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 20:19:22.92 ID:vaQ2kNjy0
午後11時52分、水銀燈がメグのベットへと飛ぶ
メグ「なに……?」
水銀燈はメグの手を掴むと、自分の腹部へと当てた
メグ「あっ」
水銀燈「私は、完璧なんかじゃない」
メグ「でも、なんで……?」
水銀燈「別に、ただ知っておいて欲しかったのよ。それと──」
水銀燈は僕の方に視線を向けた
俺「困ったな」
水銀燈「何で、この子に目をつけたのか分らないけれど。あなたがこの子の席に座ったら、私は許さない」
俺「……そんな顔してるね」
メグ「ねえ、何が起きてるの?」
俺「ああ、つまりさ」
水銀燈の眉間に力が篭る
俺「メリークリスマス! って事さ」
メグ「えっ……は、はぁ? 何言ってんの?」
俺「ハッピークリスマスの方がいいかい? それと、水銀燈」
肩透かしを食らったような水銀燈に声を掛ける
午後11時52分、水銀燈がメグのベットへと飛ぶ
メグ「なに……?」
水銀燈はメグの手を掴むと、自分の腹部へと当てた
メグ「あっ」
水銀燈「私は、完璧なんかじゃない」
メグ「でも、なんで……?」
水銀燈「別に、ただ知っておいて欲しかったのよ。それと──」
水銀燈は僕の方に視線を向けた
俺「困ったな」
水銀燈「何で、この子に目をつけたのか分らないけれど。あなたがこの子の席に座ったら、私は許さない」
俺「……そんな顔してるね」
メグ「ねえ、何が起きてるの?」
俺「ああ、つまりさ」
水銀燈の眉間に力が篭る
俺「メリークリスマス! って事さ」
メグ「えっ……は、はぁ? 何言ってんの?」
俺「ハッピークリスマスの方がいいかい? それと、水銀燈」
肩透かしを食らったような水銀燈に声を掛ける
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 20:32:12.08 ID:vaQ2kNjy0
「さようなら」と、水銀燈は街のネオンを魚眼に映すテレビに、別れの言葉をかけた
メグ「え、ええ? 『それと、水銀燈』何なのよ、どう言う事なの?」
水銀燈「もう、クリスマスは終わったのよ」
デジタルの時計盤は26日を2分ほど過ぎていた
メグ「ねえ、私があの時、物語の世界へ行っていたら、どうなっていたの?」
水銀燈「彼みたいに、席が空くのを待つのよ、ずっと……」
メグ「ふうん? じゃあ、天使さんが助けてくれたのね」
水銀燈「だから、私は──」
メグ「ええ、水銀燈でしょ? だから私も『あの子』とかじゃなくて、メグって呼んでね」
水銀燈「……わかったわ……メグ」
メグ「ありがとう。メリークリスマス、水銀燈」
水銀燈「馬鹿、一日遅いわよ……メリークリスマス、メグ」
メリークリスマス!
「さようなら」と、水銀燈は街のネオンを魚眼に映すテレビに、別れの言葉をかけた
メグ「え、ええ? 『それと、水銀燈』何なのよ、どう言う事なの?」
水銀燈「もう、クリスマスは終わったのよ」
デジタルの時計盤は26日を2分ほど過ぎていた
メグ「ねえ、私があの時、物語の世界へ行っていたら、どうなっていたの?」
水銀燈「彼みたいに、席が空くのを待つのよ、ずっと……」
メグ「ふうん? じゃあ、天使さんが助けてくれたのね」
水銀燈「だから、私は──」
メグ「ええ、水銀燈でしょ? だから私も『あの子』とかじゃなくて、メグって呼んでね」
水銀燈「……わかったわ……メグ」
メグ「ありがとう。メリークリスマス、水銀燈」
水銀燈「馬鹿、一日遅いわよ……メリークリスマス、メグ」
メリークリスマス!
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 20:32:57.03 ID:vaQ2kNjy0
お わ り
お わ り
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 20:35:01.99 ID:THdely7o0 お疲れ まーくんですか><
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 20:42:48.31 ID:vaQ2kNjy0
61
はい
「俺」は、どこかの世界の12月25日が近い日に飛ばされました
誰かと席を代ってもらうまで彷徨い続けます
誰かと席を代ってもらうまで彷徨い続けます