関谷浩

関谷浩

関谷 浩((せきや ひろし、1946年 - )は、駿台予備学校古文科講師で、駿台予備学校池袋校校長。國學院大学大学院卒。

経歴

  • 1974年 大学院在籍中に駿台予備学校の模試採点アルバイトに採用される。
  • 1975年 駿台予備学校古文科講師正式採用される。
  • 以前まで本職は大学助教授(准教授)であったが、当時の大学の教官と喧嘩をし大学を辞めて駿台の講師一本に絞った。

人物・授業

駿台古文科の重鎮的存在。
講義前後に教壇上で生徒に挨拶の礼をするのみでなく、講義前に教室に入る際にドアの手前で立ち止まって教壇に向かって一礼をする。品格と礼儀を感じさせる人物像と、熱心かつ明快な講義を理由に、生徒からの人気が高い講師である。さらには生徒のみならず、講師たちからも尊敬される人物。ちなみに、呑みに行く時にする奥方への言い訳は「方違え」らしい。
解釈する上で有効な文法等の知識の深い理解をさせる講義展開である。
単語や文法を無味乾燥した暗記に頼らせるではなく、なぜそう言った単語や文法になったのかと「理解を伴った暗記」を中心とした講義である。さらに、現在で使われている言葉に関連付けて説明する事もある。しかしながら、それらはマニアックな説明をしているのではなく、かなり噛み砕いた内容である。それゆえ、文系はおろか理系の受験生からも判りやすい内容である。
『枕草子』に登場する藤原定子をこよなく愛する。(一方で、その著者である清少納言は苦手である。)また、無類の言葉遊び好きである。『源氏物語』では夕顔の娘である玉鬘がお気に入りのようである。授業中、穏やかな物腰で講義し、重要な場面では少し震えた声で大声を出す。
口癖は
「ば、ど、に、を、がでドン!」
「ドーバー海峡」
「お前さん完了の「り」だね」
「『カギ』があれば『と』で閉めろ」
近年は3号館の理系と池袋校、および市谷校舎の古文Iαのみの担当となっている。また、2012年度より、東進に移籍した栗原隆に代わって、オンデマンドの「難関大対策古文」を引き受けた。
実は高校時代、理系だった。
授業中は洒落や冗談も良く言い、穏やかな語り口と相まって、笑うだけでなく、和む生徒も多い。
上記とは逆に、大事なヶ所を説明する際には、メリハリを付けて印象を与えるためか、いきなり大声を出すので、一瞬怒鳴られたかと驚く生徒もいるが、怒っているわけではないので恐れる必要はない。
最近、夜中にお酒を1杯引っ掛けながら江戸時代の卑猥な小咄を読んで「クックック」と笑うことが日課らしい。

著書

  • 『古文解釈の方法』(駿台文庫)
  • 『古文の解釈 精選問題集』(駿台文庫)
  • 『古文解釈 はじめの一歩』(駿台文庫)
  • 『はじめの一歩 古文読解問題集』(駿台文庫)
  • 『古文解釈の実践 初級問題集』(駿台文庫)
  • 『古文解釈の完成 中・上級問題集』(駿台文庫)
  • 『古典文法入門』 (共著)(駿台文庫)
最終更新:2016年01月30日 19:08
|新しいページ |検索 |ページ一覧 |RSS |@ウィキご利用ガイド |管理者にお問合せ
|ログイン|