秋本吉徳

秋本吉徳

秋本 吉徳(あきもと よしのり、1947年 - )は、日本文学研究者。清泉女子大学文学部日本語日本文学科教授。
駿台予備学校古文科講師でもある。お茶の水校・横浜校に出講している。

経歴

  • 静岡大学人文学部卒業
  • 東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻修士課程修了

人物

元々は寺社建築に興味があったらしく、京都大学工学部建築学科に在籍していた
大学では上代文学を担当。研究専攻は風土記、万葉集、古事記。日本芸能史の研究も行っている。
駿台古文科の古参。お茶の水校3号館(2004年度まで東大コースのあった校舎)の閉塞感を嫌い、お茶の水校では東大コースの講義を持たず、2号館のS京大理系コースやS文系コース、1号館の早慶上智大文系スーパーコースなどを担当。横浜校では東大コースも担当する。
講習会・特別講義では例年「京大古文」の担当を行っている(近年、秋本が病気で講義できなかったときは、白鳥永興が担当した)。東大古文、京大古文では、実践演習を重視。講習会では「国語融合問題」講座で現代文科の二戸宏羲とペアで授業を行ったりもしていた(現在は設置なし)。
京大講座は本来関西駿台が教材作成を担当するが、古文のみ関西の教材を使わず秋本師が作成している。
オーロラ輝子の大ファンでもある。 大の阪神タイガースのファンであり、阪神が負けるとそのことを翌日の授業のネタにすることも。
関西弁で独特の話し方であるため、初めての人は聞き慣れるまで少し時間がかかる。

授業

あくまで、正統的で論理的な読解を教える
無闇に品詞分解を行うこと、ただ丁寧にゆっくり読むことには否定的。
駿台における担当講座 は、「京大古文」、横浜校の「東大古文」をはじめ、以下の講座を担当している。
  • (東大古文)
  • 京大古文
  • 古文特講
  • (東大プレ古文演習)
  • 京大プレ古文演習
  • 京大古文セミナー
  • 古文精読の極意(オリジナル講座)
  • 読める古文
  • 現役生クラスでは「Sα古典/雷神」を横浜校で担当している。
  • 横浜校における雷神では、古文を秋本師、漢文を宮下師が担当している。

編著書

  • (斎部広成・伴信友・安田尚道) 『古語拾遺 (新撰日本古典文庫 4) 』(現代思潮社、 1976年)
  • 『風土記 全訳注 1 (講談社学術文庫)』(講談社、 1979年)(1)
  • (久松潜一 監修)『賀茂真淵全集 第26巻』(続群書類従完成会、 1981年)
  • 『出雲国風土記諸本集』(編)(勉誠社、1984年)[1]
  • 『常陸国風土記: 全訳注(講談社学術文庫)』(講談社、2001年) ISBN 4061595180 (1)の改題

寄稿

  • 「古文を自分のものにする学習法」 宮崎尊 『モリモリ勇気の出る受験勉強の集中講義』 (草思社、1990年、pp.168-175.)
  • 「広場(エッセイ)」 『駿台フォーラム』第15号
  • 「大学と高校のはざまで」 特集「教育変革と新しい予備校像」 『駿台フォーラム』第19号
最終更新:2016年01月30日 18:45
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