芥辺境藩国@wiki

E98 防御SS・1

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takanashi

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戦うということは。極論だが言い切ってしまえば攻撃と防御の繰り返しである
***
「あや。見つかちゃった?」
松林ぼたん、そんな事をかる~く言う
「防御兵装。訓練どおりやりましょう」
『あいあいさ~』
猫には猫の戦い方がある。軽そうに見えても、彼らはそこが強みである

「身を低くして。当たる面積を小さくしましょう。後退しながら、敵の火力線から逃れましょう。こちら、戦力が少ないので無理に敵の火力に応答してはいけません。お互いにサポートしながら後退して行きましょう」
『は~い』
「陣形意識して、では行きましょう」

 

遮蔽物に身を潜め、隠れながら敵の火力線から逃げていく
「あ・・・」
霧原涼に火力が集中する。遮蔽物に隠れるが、身動きが取れない状態になる
「こっちにもいるぞ」
東堂悠司が反対方向から攻撃をする
火力線が乱れて、一部それる
これなら移動が行える。そんな隙を見逃すことなく、こそこそと次の遮蔽物へ身を潜める

 


松林ぼたん、敵に補足された
白兵戦だ。攻撃が来る
「せいや!」
「や~」



イラスト:辻斬燕丸
振り下ろした攻撃に合わせるようにナイフを振り下ろし、円の動きで攻撃を逸らせる
けん制で反撃、相手は身を退く
私もやれば出来るもんだなあ。とぼたんは思った
ぼたん、相手が身を退くタイミングに合わせるようにして身を退き、遮蔽物に身を潜め敵の視界から消える
慌てて追いかけるがぼたんの姿はもう無い
「どこへ行きやがった」
(さてどこでしょうねえ・・・)
隠蔽用装備に身を包んだぼたんは、慌てふためく敵の背後をすり抜けていく

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