【食料輸送大計画】
作:大車座(PL:大熊座) 絵:辻斬燕丸(PL:燕丸)
芥辺境藩国の総力を上げた食料大増産計画が始まった。
その中の一つに大規模な輸送機編隊を作り上げ食料を輸入する計画が立ち上がった。
今までも船や輸送機を使って食糧の輸入を行っていたが、それでは足りぬということであった。
そして、輸送機を飛ばすからには当然パイロットも駆り出されるのであった。
その中の一つに大規模な輸送機編隊を作り上げ食料を輸入する計画が立ち上がった。
今までも船や輸送機を使って食糧の輸入を行っていたが、それでは足りぬということであった。
そして、輸送機を飛ばすからには当然パイロットも駆り出されるのであった。
「こちら02。進路方向上空に異常なし。このまま飛行する。」
「了解。そのまま飛行しろ。1時間後にまた交信する。」
大車座は管制との定期交信を終え、再び操縦に戻った。
現在、輸送機編隊は他より手に入れた食料を藩国に届けるために、芥藩国への航路を進んで
「了解。そのまま飛行しろ。1時間後にまた交信する。」
大車座は管制との定期交信を終え、再び操縦に戻った。
現在、輸送機編隊は他より手に入れた食料を藩国に届けるために、芥藩国への航路を進んで
いる最中である。
数は6機。辺境にあり弱小である芥藩国にとっては異例の数であった。
数は6機。辺境にあり弱小である芥藩国にとっては異例の数であった。
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「しかし、これまた、すごい数ですね・・・・・・。」
大車座がふと呟く。そのときである。
「こちら01。暇だ。何か話せ。」
歩露よりの通信であった。どうやら勝手に通信をつないだようである。
「こちら02。・・・01、また勝手に通信をして。パイロット同士の通信は特に異状がないとき以外
大車座がふと呟く。そのときである。
「こちら01。暇だ。何か話せ。」
歩露よりの通信であった。どうやら勝手に通信をつないだようである。
「こちら02。・・・01、また勝手に通信をして。パイロット同士の通信は特に異状がないとき以外
禁止すると規則になっているのですよ。」
大車座は歩露をたしなめる。
「硬いこというな。こちとら一人で延々と操縦してるんだぜ?
大車座は歩露をたしなめる。
「硬いこというな。こちとら一人で延々と操縦してるんだぜ?
少しぐらい通信したってバチは当たらんだろうよ。」
「それもそうですが・・・。いいでしょう。こちらも暇です。話し相手になってください。」
「そうこなくっちゃ。」
「これで貴方はこの輸送編隊をどう思います?
「それもそうですが・・・。いいでしょう。こちらも暇です。話し相手になってください。」
「そうこなくっちゃ。」
「これで貴方はこの輸送編隊をどう思います?
正直うちの藩にしては多すぎる気がしますが・・・。」
「まあ、戦いが始まるんだ。食料はいくらあっても足りないということだ。」
「そういうことですか・・・・・。そういえば、この飛行が終わったら休暇はもらえるんでしょうかね?
「まあ、戦いが始まるんだ。食料はいくらあっても足りないということだ。」
「そういうことですか・・・・・。そういえば、この飛行が終わったら休暇はもらえるんでしょうかね?
かれこれ3往復ですよ。いい加減疲れました。」
「まあ、もらえるだろうよ。疲れて飛んで事故られちゃかなわんだろうかな。」
「休暇をもらったらどうしましょう。やはりここは光の谷に行って・・・。」
二人とも休暇はどうするか。開発中の新型機はどうだとか。
「まあ、もらえるだろうよ。疲れて飛んで事故られちゃかなわんだろうかな。」
「休暇をもらったらどうしましょう。やはりここは光の谷に行って・・・。」
二人とも休暇はどうするか。開発中の新型機はどうだとか。
凄腕のパイロットが藩に来るのだとか。
大車座と歩露の会話は続いた。
「しかし、空を飛ぶということはいいものですね。心が晴れやかになります。」
大車座は本当に嬉しそうにいう。
「それはそうだ。パイロットは空を飛ぶ。それだけだ。」
歩露は、苦笑しながらも同意する。
「お前は特に始末書ばかりだからな。」
「それはそうでしょうけれども・・・・・・。おっと、もう1時間たったのですか。
大車座と歩露の会話は続いた。
「しかし、空を飛ぶということはいいものですね。心が晴れやかになります。」
大車座は本当に嬉しそうにいう。
「それはそうだ。パイロットは空を飛ぶ。それだけだ。」
歩露は、苦笑しながらも同意する。
「お前は特に始末書ばかりだからな。」
「それはそうでしょうけれども・・・・・・。おっと、もう1時間たったのですか。
管制より通信が入る時刻です。」
「ああ、それじゃまたあとでな。この飛行が終わったら休暇なんだからどこか飲みに行こうぜ。」
「それはいいですね。とっておきの店を紹介します。それではこれで。」
2人は通信を切る。
そして管制と連絡を取り合い、輸送編隊は藩国へと飛び続けるのであった。
「ああ、それじゃまたあとでな。この飛行が終わったら休暇なんだからどこか飲みに行こうぜ。」
「それはいいですね。とっておきの店を紹介します。それではこれで。」
2人は通信を切る。
そして管制と連絡を取り合い、輸送編隊は藩国へと飛び続けるのであった。