作:那限逢真・三影
「ちぃっ!?」
攻撃される。そう直感が告げた瞬間に行動を起こす。
付近にいた如月一司の首根っこを掴み、付近の遮蔽物に押し込む。
遅れて迫り来る攻撃。
狭い空間が幸いして、相手も大振りが出来ず、こちらも逃げ道が少ない故に狙われる場所が分かりやすいので見切りがしやすいのが救いだった。
ステップを使って空振りを誘い、ギリギリのところで回避。
今度はコウヘイを掴んで物陰に押し込む。
再び迫る攻撃。
「(回避間に合わないか……?)」
そう思考の一部が判断した瞬間、辺りが一瞬閃光に包まれる。
――閃光弾。
理解するとのほぼ同時に、身を転がして回避を試みる。
閃光で怯んだのか、攻撃がわずかばかり反れ、体を掠める。
とりあえず転がり込んだ物陰には、閃光弾を撃ったのであろうとゆがいた。
「い……いつもギリギリですね!?」
「綱渡りの女神に愛されているんだろ」
そんな軽口を叩きつつ身を起こす。
「今のは、お前か?」
「は、はい。小鳥遊さんが、洞窟に住んでいるなら閃光に弱いかもって……」
「流石参謀だな」
息を整えつつ、相手を窺う。
まだ、目くらましが効いているが、もうしばらくすればまた襲ってくるだろう。
「どうするんですか?」
「まぁ、まずは耐えるだな」
「……耐えられますかね?」
「相手より早く急所に手が届くチャンスが来るまでは、頑張れ」
攻撃される。そう直感が告げた瞬間に行動を起こす。
付近にいた如月一司の首根っこを掴み、付近の遮蔽物に押し込む。
遅れて迫り来る攻撃。
狭い空間が幸いして、相手も大振りが出来ず、こちらも逃げ道が少ない故に狙われる場所が分かりやすいので見切りがしやすいのが救いだった。
ステップを使って空振りを誘い、ギリギリのところで回避。
今度はコウヘイを掴んで物陰に押し込む。
再び迫る攻撃。
「(回避間に合わないか……?)」
そう思考の一部が判断した瞬間、辺りが一瞬閃光に包まれる。
――閃光弾。
理解するとのほぼ同時に、身を転がして回避を試みる。
閃光で怯んだのか、攻撃がわずかばかり反れ、体を掠める。
とりあえず転がり込んだ物陰には、閃光弾を撃ったのであろうとゆがいた。
「い……いつもギリギリですね!?」
「綱渡りの女神に愛されているんだろ」
そんな軽口を叩きつつ身を起こす。
「今のは、お前か?」
「は、はい。小鳥遊さんが、洞窟に住んでいるなら閃光に弱いかもって……」
「流石参謀だな」
息を整えつつ、相手を窺う。
まだ、目くらましが効いているが、もうしばらくすればまた襲ってくるだろう。
「どうするんですか?」
「まぁ、まずは耐えるだな」
「……耐えられますかね?」
「相手より早く急所に手が届くチャンスが来るまでは、頑張れ」
相手の攻撃が収まるのを待つ。
長い数分間が始まろうとしていた……。
長い数分間が始まろうとしていた……。