美少女と親父


白い機体がピンク色の翼をはばたきながら地上に降りてきた
「この機体すごい!小さいのにすごいパワー・・・」
そうつぶやきながら少女は機体のコンソロールを操作して装備一覧を開いた。
「すごい武器の数・・・どれも威力がありそう。それにIフィールドなにかしら
これバリアの類いだと思うけど使い方がわからない・・・」
そんなことを考えながら機体のマニュアルとにらめっこしながら、機体の調整を始めた
その手際は少女の見た目からは想像をもできない物だった。
その時、レーダーに反応があった。
急いで戦闘モードに切り替え身構えた。緊張が全身に満ちてきた・・・
その時相手から通信が入った。少女は身構えながら通信に応じた。
そこの現れたのは少女より四周りか五周りぐらい年が離れていそうなおじさんであった。
「私はSDF艦隊エクセリヲン艦長のタシロ・タツミである。貴官の名前と所属を求む」
いきなり名乗られたので面食らって返答に困っていたらタシロと名乗った男から
再び通信があった。
「貴官は攻撃してこないところ見ると少なくとも敵ではなさそうだが・・・」
その通信を聞いてこの人は少なくとも敵ではないことを知り通信を返した。
「タシロ艦長ですか。私は地球連邦軍特殊戦技教導隊所属ラトゥーニ・スゥボータ少尉です。
 私はあなたと敵対する意思はありません。それより協力をお願いたします」
そう返答した、少女ラトゥーニは自分の意志を自分より遥かに年長で遥かに偉そうな
おじさんから三たび通信があった。
「無論、貴官と協力しよう。しかしその機体、きれいな機体だな。君みたいなお嬢さんにはピッタッリだな」
子供扱いされて多少むっとしたラトゥーニはこう言い返した。
「私の知ってるその機体の持ち主はタシロ艦長よりもずっと若かったですよ」
そういってタシロ艦長のヒュッケバインガンナーを見つめた。



【ラトゥーニ・スゥボータ:搭乗機体V2アサルトバスターガンダム(機動戦士Vガンダ)】
 パイロット状況:良好
 機体状況:良好
 位置B-2
 第一行動方針:タシロ艦長と協力しつつリュウセイを捜す
 最終行動目標:ゲームから可能な限りのプレイヤーとともに生還

【タシロ・タツミ:搭乗機体ヒュッケバインmk-3ガンナー(パンプレオリ)】パイロット状況:良好
 機体状況:良好
 位置B-2
 第一行動方針:ラトゥーニ・スゥボータと協力しつつ仲間を捜す
 最終行動目標:ゲームから可能な限りのプレイヤーとともに生還】



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ラトゥーニ・スゥボータ 第51話「無題
タシロ・タツミ 第51話「無題


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最終更新:2008年05月29日 01:32