巨人は空高く


一点の曇りも無い理想的な青空、しかし殺しあいを強制されている今はそれさえも嫌味に感じられた。

「なるほど、操作性はゲッターロボと大差は無いな」
会場の中でも端の小島がある地点、そこで竜馬は機体の慣らしをしていた。機体の癖を自分の体に染み込ませ、己のものとしていく。

「俺達は、ゲッターロボは帝王ゴールに敗れた・・・何故ここにいるのかはどうでもいい。
 だが早く帰らなければ日本が、いや世界が恐竜帝国のものになってしまう、それは阻止しなくてはならない!」

竜馬は一気に機体を加速させた。

「隼人と武蔵も来ているかもしれないな・・・よし、行くぞダイテツジン!」


【流竜馬 搭乗機体:ダイテツジン(機動戦艦ナデシコ
 パイロット状態:良好
 機体状況:良好
 現在位置:H-8上空よりH- 7へ移動中
 第一行動方針:他の参加者との接触
 第二行動方針:接触した相手が話の通じる相手ならば協力する、戦意があるようなら排除する。
 最終行動方針:ゲームより脱出して、帝王ゴールを討つ。】




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流竜馬 第88話「ハッターのミス


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最終更新:2008年05月29日 03:58