シンセの世界
シンセの世界を紹介します。
まずは自分の目で確かめてみて、さらに知りたくなったらこのページを読んでみると良いかもしれません。
概略地図
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地勢
- 広い! とりあえず広いです。
- 山・谷などの地上の地形だけでなく、海・池・川・滝などの水地形もあります。
- 行動の範囲は、南側の海、北・西側の山、東側の川で囲まれた範囲になっています。
- 水は極めて透明度が高く、自然環境には恵まれているようです。
- 山岳は非常に急峻であり、風雨による侵食はあまりないようです。
- 火山口などの地形がなく、火山岩も見られません。火山活動やそれに伴う造山活動は活発ではないと考えられます。
- シンセの舞台がどのようなものであるかははっきりとは分かりませんが、以上の条件から考えると大陸の一部である(北部に陸地が続いている)、もしくは巨大な隕石がそのまま島になった、などが考えられるでしょう。
天候・天文
- 天候は晴れが多いです。というより、晴れ以外の天候が観測されたことはありません。
- 大雨で橋が流されたとの証言がありますが、上記事実に反し、東側地区への立ち入りを妨害するための虚言である疑いがあります。橋の崩落も自作自演であるかもしれません。
- 橋の崩落という大事故が発生しているにも関わらず、作業員が1人しかいないというのは極めて不自然です。作業員の服装も土木工事にふさわしいものではありません。「橋を直している」というポーズを演出するために作業をしているふりをしているだけと考えられます。
- 本来、橋はライフライン維持のための重要な施設ですが、すでに2ヶ月以上の作業が行なわれていながらまったく復旧する見込みがありません。本気で直す気がないのは明白です。
- また、作業員が1人しかいない一方で、「大雨で流された」と説明するだけの人間をわざわざ配置しているのは極めて不自然です。情報の撹乱を行ない、東側地区に立ち入ろうとする人間を欺く目的で配置された工作員と考えられます。
- 山には滝があります。水源が何であるのかは不明です。地下水かもしれませんが、あの高さから相当量の地下水が噴出するというのは自然現象では説明できません。
- 人工的に水を汲上げているのかもしれませんし、水を発生させる巨大な燃料電池があるのかもしれません。立ち入れない東側地区になんらかの秘密施設があるのかもしれません。
- 地球時間の毎時20分ごろに朝になり、毎時50分ごろに夜になります。このことから、自転周期は1時間であることがわかります。
- 昼は明るくなりますが、太陽に相当する天体は確認できていません。影は全方位に生じることから、上方からの散乱光が多いことが分かります。全天そのものが発光していると考えられますが、光源が何なのかは不明です。
- 夜間は星が見えます。
- 星は約70秒ほどで一巡りします。つまり公転周期が約70秒ということであり、相当に高速であることから、かなり重量の重い星の周りを回っているものと思われます。
- 星はどの方角を向いても画面の右から左に流れて見えます。これはアバターのいる地点が極地(北極点か南極点かは不明)であることを示しています。
- 天頂付近に星が少ないことから、この世界が銀河の辺縁に属しているという仮説が成り立ちます。ただし、天の川に相当する天体群が水平線付近に観測されていないことから、まだ議論の余地があります。
- 天候・天文の観測値が特殊であることから、宇宙空間に存在するコロニーのような空間であるとも考えられます。
生態系
- 広葉樹が多い植生から見て、温帯気候に属すると思われます。
- 動物種は非常に限られています。住人以外の陸棲生物は発見されておらず、水棲生物も魚以外は見つかっていません。
- もっとも、中央広場の池に「かえる」と自称する生物が確認されています。両生類の一種なのか、あるいは人間が着ぐるみを着ているのかは不明ですが、知的な会話を行なう能力を持たず、人類にあるまじき跳躍力を持つことから、前者の説が有力です。
- 池や港には大型の魚が住んでいます。ねんどろいどタイプアバターくらいの大きさがあるためか、まだ捕獲できたという報告はありません。
- 魚は池と港で同じ種類のようです。この世界の海は淡水なのかもしれません。
- 池と内湾以外では水棲生物は発見されていませんません。えさになりそうな小動物も確認されていないことから、浅瀬に生える苔や藻を食べていると推測されます。
- 水の汚濁や不法投棄は確認されていません。文明と自然が共存していると言っていいでしょう。もっとも、廃棄物を発生させるような産業が存在するのか、あるいは不法投棄を取り締まる行政組織が存在するのかは不明です。
都市・産業
- 街の中央に広場があり、放射状に道が伸びています。環状線も発達しています。
- 「資産家」「メイド」なる存在が住人の証言から判明しており、貨幣経済や職業制度が発達していることがうかがえます。
- 一方で街には服飾販売店が1店だけしか確認されておらず、店員も3人しかいません。
- その他の住人も、ひたすら踊っていたり、ひたすら謝ったりしているだけであり、あまり生産的なことはやっていないようです。
- 居住に適した建物は相当数存在するにも関わらず、住人を見かけることは極めてまれです。もともと住人が少ないか、でなければ引きこもりが多いと思われます。
- 海岸にレジャー施設が点在しており、経済水準は高めのようです。
- 人工物には鉄や青銅と思われる金属やガラスが用いられており、これらの生産・加工が可能な高度な技術を持つと考えられます。
- ただし、鉱山は確認されていません。砂鉄などの天然産出資源から製鉄を行なっているか、高度なリサイクル技術を用いていると推測されます。
- エネルギー供給源は不明です。また、少なくとも地上には送電線は存在しません。化石燃料・地熱・太陽光(太陽ではありませんが)・風力・水力など、既知のエネルギー供給手段は一切確認されていません。原子力・燃料電池などの高度なエネルギー生成手段を使っているものと考えられます。
- 街の周辺には農家らしき建物や居住区が点在しています。
- 畑のようなものはないので、果樹栽培か畜産業あたりなのでしょう。もっとも、果物も家畜も見当たりませんが…
- 港には船があります。どちらかというとレジャー向けのヨットですが、灯台もあることから、これで漁業を行なっている可能性も否定できません。
文化・歴史・政治
- 石造りの建物や石畳があり、ヨーロッパ風の街並みとなっています。
- 建物は5〜7階建てで、人工照明・ワープポイント・噴水・アーチ門等を備えることから、比較的高度な文明を持つと思われます。
- 山にはあまり岩石がなく、街を覆うこれだけの石を山から調達するのは不可能と思われます。土や砂は豊富なため、建物や街路にはレンガやセラミックなどを使っている可能性があります。
- 宗派は不明ですが、教会と呼ばれる建物があります。
- この教会の近くや農村地帯には墓地があることから、死者を弔う習慣があるようです。
- ただし、墓地の数は居住地区の広さに比べると非常に少なくなっています。人口が極めて少ない、平均寿命が非常に長い、埋葬の習慣は一般的ではない、などの理由が考えられます。
- 行政組織は、存在するのかどうかという点も含めて詳細不明です。ただし、壊れた橋の修復(あるいは修復にみせかけた隠蔽工作)を行なう程度には自治機能が働いているようです。
- 街の随所にかえるをモチーフにした像がありますが、教会には存在していません。このことから、かえるは宗教上のシンボルではないことがうかがえます。また、通貨がケロという名前であることから、かえるは政治的権威を示すためのものであると考えられます。
- 教会が町外れにあることから、聖俗分離が行なわれていると考えられます。
- 遺跡のようなものが各地に残っています。風雨がほとんどないのに建造物が壊れていることから、まれに大地震が発生するものと思われます。
- 遺跡には円柱が多く残っており、現存文明の建築様式とは大きく異なっています。先史文明が存在した可能性があります。
- 遺跡のうちもっとも謎なのが山腹にあるもので、空中に伸びた橋が途中で壊れています。どういう用途で作られたものなのか、あるいはどこに伸びていたものなのかなど、まったく分かっていません。
- 飛行機械の発着場、隣の陸地(現存せず?)への連絡橋、宗教的建築物、などの諸説がありますが、いずれも定説にはなっていません。
最終更新:2010年01月04日 16:28