明治維新までにすっかりと出来上がった野蛮で自分達よりも劣ったものであるというアイヌのイメージは、政治的・経済的な支配と対応していた。後の開拓史時代、つまり明治政府の活発な植民地計画にもかかわらず、大部分の北海道における状況はほとんど変わらなかった時代であるが、そのときまでそのままの形で残ったそのイメージはそうみなされる。バショウを用いたシステムの下で初めて提唱されたそのステレオタイプ的なイメージは、永遠に続くものであり、後々になって、まったく違う状況で再び出てくるものであると分かった。今日でもなお、出くわす人がいるのかもしれない。
最終更新:2008年10月05日 21:52