奄美すろーらんどプロジェクト

島でのくらし

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takasan

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20100329  島を離れる
一年間を島で過ごしまた離れることになった。いろいろな事があった。島に住むために努力はしたつもり。
でも結局離れる。
島は生きている生き物のように感じた。そこに暮らす人々は島になくてはならない血液なのだ。身体のなかには悪い寄生虫もすんでいる。
全てが綺麗で美しくいくわけにはいかない。そこに住む白血球はふさわしく無いものを葬り去ろうとする。小さな傷なら気がつく間も無いほどに。
そんなふうに、島からはじかれたような気がしている。


20091212死んだ人は遠くにいかない
島の人の思いの特徴の一つに死んだ人を遠くにやらないというのがある。または死んだ人から逃げられないともいうのだろうか。都会の人は人が死ぬとその人との縁は切れてしまい、想いでが残り、お彼岸お盆に墓を訪れ亡き人を偲ぶ。日常の中から死人は遠く離れあの世へと旅立ってしまう。死人をいつまでもこの世へとどめておくことはできないし、また日常生活で身近に置くことなんて考えられない。
 島の人の日常では死んだ人は遠くにいかない。生きている人は月に3回は死人に会いに墓に行く。1日、15日、そして月命日。島の年寄りや島に生き、島を知っている人はそれを今もやり続けている。それは墓所のある集落に人々が暮らす一つの理由のようにも感じる。墓に近い場所に住み、人はそうやって墓を訪れ掃除をし、花を供え死人と語る。今の暮らしのこと、あの当時の暮らしのこと、今の不安とあのときの不安の現状語る。人は死人と共に悩み泣き笑う。そして今生きている自分に思いをよせあの世を感じる。
 死人は口がきけない。そうやって会いに来る人をただ見つめているだけ。

2009年4月11日
島に来て1月あまり。いろいろと忙しい日々が続きゆっくりとこちらでの時間をすごす余裕が
まだない。島はここ1月あまりほとんどが雨。なかなか時間を作ることもできず、またネット
につなげるチャンスもない。けれどその気候のよさと流れる空気とその時間はとても心地よい
もののように感じる。仕事で時間に追われることがなければもっと楽しめるのだろう。
 まだここで暮らす決心がついていないからどうしていいかわからない。住む場所、生活する
基盤、またその環境をどうつくっていのかわからなくて、、
2009年3月2日に島に帰ってきました。
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