「起源の真月」の惑星衛星軌道上からの落下による「堕天獄」から,この世界の物語は一つの分岐点を迎えた。
真月落下による大災厄により大型種族の壊滅,一度は混乱の渦へと叩き込まれた世界であったが,統治力に長けた光文明の指導により世界はひとまず平穏を取り戻す。
その後,管理・統制の元の完全平和を唱えた光文明が惑星統一を開始。平和を望み,すぐさま彼らの元へと下った自然・水文明とは違い,混沌と戦を好む火・闇文明はすぐさま抵抗したが,ドラゴンやデーモン・コマンド無き今,メカ・デル・ソル等の大型兵器を温存していた光文明に彼らが敵うはずもなく,火文明の民はなすすべ無く光の統治の元へと下り,宿敵であった闇文明は最後の最後まで抵抗したが惑星の遙か深淵へと封印される。そして世界は支配階級の住む天空都市と,それ以外の者が押し込まれた地上都市に二分されてしまった・・・。
世界がそんな「平和」のもとに支配されてから数千年の月日が経つ。光文明の統治により世界は平穏に包まれてはいたものの,自由というものを欠いたこの世界には,隠しきれない綻びが生まれ始めていた。
そして今,謎の存在ジョーカーにより,この「鳥籠の中の世界」はまた新たな分岐点を迎えることになる。
ストーリー
突如,世界各地に強力な力を持つ12体の
クリーチャー達が現れた。彼らによる均衡の破壊を恐れた支配者達は彼らを突然変異種「
ジョーカー」と名付け,排除することを決定する。
彼女によれば,その特殊体質―驚異的な再生能力に目を付けられた自分は支配階級の科学者達に捉えられ,これまで実験動物のような扱いを受けていたのだという。そして彼女は,その際殺された自分の両親の敵を討つために,彼ら永炎に強力するコトを誓う。
数日後,何年もの間その機会をうかがっていた大規模な光・
水文明の施設襲撃計画を,彼らが
突然変異種への対応に追われている間に実行へ移すことに決めた
永炎の面々は,その援護を要請するためにダッシュとアギトを
闇文明の元へと向かわせた。
他勢力の力を借りることは彼らにとって初めての試みであったが,彼らと同じく支配階級の打倒,及び自文明の解放を志していた闇文明の支配者
覇王ダーク・ヴァースディがその要請を快諾し,両者は共同前線を張ることとなる。
その時,彼らの密会を嗅ぎつけ光・水文明の軍勢が地獄の釜をこじ開け奇襲を仕掛けてきた。対応するダッシュとアギト,それを援護する覇王と闇の軍勢,だが光・水との戦力の差は明白であり,徐々に押されてゆく両者。
しかし,そんな両者の前に東方の竜の国の軍勢,そして自らを「ゼニス」と名乗る正体不明の
ジョーカーが援軍として現れ・・・・・?
一方その頃,
ジョーカーと接触した第2,第3の反抗勢力が永炎と同じく支配階級打倒へと動き始めた。
収録カード
全120種
コメントらん
最終更新:2013年03月02日 21:39