きもなつの自伝小説「圭介と奈津子」著者:ナチS
本当の愛って何?
プロローグ /愛なんてどこにあるの
眠い。。。。寝てるほうがいい。
父と母がけんかしている。疲れた。
これは私の夢のような悪夢のような
ここちよい悪夢のような思い出
ラララ ラララ
家出 /こんな家でてってやる
ラララ ラララ
「なんでそんな格好で歌舞伎町へ行くの」母が言う。
うるさいなあ好きにさせてよ私の勝手。
圭介に喜んでもらえるヘルス探すために
こんな派手な青いスーツきてるんだ。
ねえ圭介これでいいんでしょう?
そのときの私は本当に圭介を愛してたんだろうか。
「何?家をでるだと?金はどうするんだ。」
父が激怒している。
水商売やる。本当は風俗だが私はごまかしてみた。
当時の父の暴力といったらすごいもので私は家をでたかった。
圭介が電話でいう。俺もおやじになぐられてな。こんな家でたい。お前家を借りろと。。。。。
私は渋谷の不動産屋にいけいけの格好でいきヘルス嬢ですといって高い家賃で広い
マンションを都立大に借りた。
地獄に堕ちていきたい私は微笑んでいた。
ラララ ラララ
町中小室ソングだったバブルの名残を
残す時代。みんなこわいものなんかなかった。
心地よい地獄 /なんでだいてくれない
圭介やめて 金をどんどん吸い取られ
ぼろぼろに風俗で 客にッサービスしてるときんさ
圭介やめて。圭介が私をボコボコに殴ったりけったりしている。
それどころか圭介は抱いてもくれない。
店にぼろぼろの状態で行った。
京子さんがひどく心配してくれた。
ゆい、ソンなんでいいの?
京子さんが悲しそうな瞳でみつめてくる。
このひとの瞳には弱いんだよなあ。。。
わたしは圭介に毎日働いた大事なお金を
渡していた。
圭介はやさしいところもあった。
仕事から帰ると美味しそうなうどんを
作って待っててくれた。
そんな圭介がかわいくていとしくて
わたしはどんどん好きになっていった。
京子さんと渋谷の安楽亭にいったときも
今度は奈津子と俺で行きたいと
しつこく携帯に電話してきて京子さんが
「圭介て友達いないの?」
と笑ってた。
いくら殴られようがブタと罵られようが
わたしは圭介を愛していた。
「けけけーけいすけっ」
わたしはこんな一発ギャグまでつくり
圭介を楽しませた。
「俺さ俺のほうが奈津子好きだよだって
こんなに尽くしてくれるもん」
「それはないでしょーーー私のほうが
圭介を好き。」
こんなやりとりを頻繁にしていた。
花もない動物もいないテレビはほとんどつけない 生活感のない部屋。
わたしはクリスマスに高価なネックチェーンを
プレゼントした。
普段も圭介が好きなフィッチエで高価な
コートやルナマチーノで高価なスーツヲ買った。
わたしはおもに109ブランド。デモ圭介とフィッチエいったとき店員さんが
たまには彼女にも買ってあげなきゃだめでしょ。といいわたしはなんていい店員さんなんだと涙がこぼれた。
「あーそーすねえわかりやした!
奈津子一着いいよ」と圭介。
ありがとーわたしはシースルーのハート
Tシャツにした。
こんあこともあった。ただいまーーー
帰ると圭介が箱を持っている
これバレンタインおかえし。
圭介ーそんないいのに。
あけるとそこにはブルートバーズ。。。。。
なんかうちら村上龍の本みたいだね。
私と圭介の愛読書トパーズ。
ラララ ラララ ラララ
圭介に愛されて幸せだった。
圭介が泣いた /ごめんね圭介
頼むからうわきしないで 私の悲痛な
叫び もういいよもういい
だんだんわたしは心を閉ざしていった。
けんかして都立大のマンションから
圭介を追い出した。
圭介は戸塚のじっかに戻った。
圭介のお母さんともあっつた。
スッチーやってたsだけに美人で
かわいい。木村よしのににている。
圭介が荷物まとめてバンに乗り込んで圭介のおかあさんが運転席に乗り込んだ。
「おせわになりました」
そういって車は発車した・
わああああああおかあさん
わたしは母親と泣き崩れた。
「仕方ないわよ」
母親がきつく私をだきしめる。
でてったあと久しぶりに買ってあげた
スターレットで圭介が都立大に来た。
「キスしてくれてだきしめてくれた
モトカノ」
はあ??
「だってお前が実物より電話のほうが
いいっていうから。」
みなzさんいみふめいでしょ
実はけーけーとわたしは知り合いの
紹介で最初電話ばかり。
当時はメールもシャ目もなかった時代。
圭介は想像以上にイケメンだったし
実物のほうがいい。
でもあたしは敢えて電話のほうが言いと言い放った。
そんなひどいことが言えるくらい
圭介バンバン浮気してた。
圭介の美しい澄んだ瞳から大粒の涙。
愛してるからこそ地獄に突き落とした。
わたしは目黒に引っ越した
そして圭介と再び住むことに。。。。。
せまいなーここ 圭介がいちゃもんを
つける
交通の便はいいじゃない。普通に広いし。
もうすぐ夏だ
夏がやってきた
けいすけわたしをみて
夏がきた。私と圭介はうまくいってなかった。いやうまくいってたのかもしれない。
どちらともいえる。
圭介の暴力はあいかわらずだったし
ショックだったのは貢いだ車で
女子高生と箱根に旅行にいったこと。
私が買ってあげた車なのに。
わたしは精神異常をきたしていた。
死ね 憎かった。
私とはその車ほとんど乗ってないのだ。
中卒のバカが自分より高学歴とたすぁむれてんじゃねーよ。
私はといえばあくせく風俗で働いてた。
暴力はときにはガラスのコップやかって
やったダンヒルのライターを
頭になげつけられることもあった。
暴力振るわれるお前が悪いやつはそういいはなった。
救急車でなsんども運ばれた。
やつが悪かったといって救急車を
呼ぶことは絶対になかった。
それでも仲直りは早かった。
わたしはそのときすでに精神分裂病
今で言う統合失調症になっていたのだろう。
ラララ ラララ
歌を音楽を求めていた。
どうなる運命共同体圭介とナツコ
髪結いの亭主は次はどうでる??
音楽雑誌を買った
「こんなもんかってくんなお前は体売ってりゃいいんだよ。」
音楽のオーディション雑誌が台所になげこいまれた。
四歳からピアノをやっていたわたしは
音楽に再び目覚めようとしていた。
涙がでた。風俗しかやっちゃいけないのか。
次の日。渋谷でキャッチしていた圭介を捕まえて渋谷じゅうに声が響くようにさけんでやった。
「このひもやろう!!!!!」
渋谷中がいっきにシーンとなsり
圭介のキャッチ仲間が「君かわいいしいい人だと思うから落ち着いて」とやさしく
なだめた。
なきながらわたしは家に帰りますといって
えんえんいいながら帰った。
家に戻ってしばらくすると圭介が
帰ってきた。
殴られる!あせったわたしは身構える。
「ドラマみてるみたいだってみんな
言ってた」
「うそう」と私。なんだか恥ずかしかったs。
この日は圭介はびっくらこいたのか
やさしかった。
「寒いね」そういって2人で夜
ちゃんぽんを食べた。
もう冬だった。
分らない圭介
圭介は知り合ったばかりのときは
多少抱いてくれたが最近はというか何年も
なかった。
デートというと渋谷に行ったり新宿で映画みたり。工藤静香がでてる極道の妻たち
をみせたときはすごく喜んでくれた。
2人とも工藤静香の大ファン。
家田しょうこさんの作品は素晴らしいと
圭介にかたった。
そんなある日。。。。。
圭介が突然外人と写っている写真みせてきた。そして潤んだ目で言うんだ。
こんなピュアなもんもらっちゃったよ。
そこには圭介と外人の名前が彫ってある
チャチナキーホルダーがあった。
「圭介はブランドきちがいだからそんなの
いやでしょ?」わたしはびっくりして
あきれる。
でも圭介は言うんだ台湾人かなんかに
もらったそれを嬉しいって。
なんで?あんなに写真とるのいやがってたじゃない。わたしはブランドじゃなく
キャラクタs-のおさいふつかってたら
ださいっていったじゃない。
そんないまどき名前2人の入った
のほうがよっぽどださいよ。
大体わたしは?彼女の私の立場は?
今冷静に考えるとこのとき圭介は私を愛していなかった。
そして私も愛さなくなった。
ブラッディーバレンタイン
ラララ ラsララ
町はバレンタイン。精神状態がめちゃくちゃになりたたsだだ洗脳圭介にされていたわたしはさらに金を。。。。。。
ただ長年の毎日の風俗勤務で体も心も
ぼろぼろだった。
「あんた歌を歌う人になりなよ。」
友達のやよいちゃんがいってくれた。
圭介にバレンタインにできるだけ高価なものを買えといわれていたがあまりに
疲れ果てチョコしか買えなかった。
たまsたま店で稼げなかったし圭介に
むしりとられて金がなかった。
これちょこ。。。。とりあえずこれだけにして後の高価なものはもう少しまってくれというとガーン土足で頭をけられた。
どかっどかsやめて。。。。。。
もうやめて。。。。。
覚醒剤をやっていた圭介の暴力は
毎度毎度はんぱない。
額から血が噴出したs頭からも鼻からも。
あはああははわははは圭介が笑っている。
いったいお前何人もの男のちんぽしゃぶってきたんだよ!笑ってる。
あなたがやれっていったんでしょう。
殺される。。。。。いや今日に限ったことじゃない。今までなんべんもコロサレタ
殺虫剤を顔にふきかけられた。
腰を思い切り蹴り飛ばされた。
今でも障害が残っています。
決めた 別れる
さようなら圭介
「おう!奈津子さんじゃないどうしたの?
買い物?」キャッチの香川さんがいた。
渋谷駅 わたしは新たな気持ちでいっぱいだった。
圭介のいない生活びくびくしなくてもいい生活。 もう男はいいや。懲りた。
いったいこの二年間はなんだったんだろうな。わたしは圭介を愛してた?
圭介に二人で死のうていわれたこともあったな。
エピローグ
わたしはいつのまにか30すぎ。
あのあといろんな恋愛もしたけど
圭介とつきあったことはいまさら後悔しても遅い。
最近出会い系で再会した圭介だが
だいぶ落ち着いたようだ。
ただ私を壊した償いか?
最近交通事故にあってICU。らしい。
わたしはこの先彼と会うことはないと思うがリハビリして頑張ってほしいと思う。
最終更新:2018年12月08日 16:51