ガンシクロビル

ガンシクロビル(GCV)=デノシン 内服錠250mg 静注用1V=500mg

●薬理
①やはりウイルスのDNAポリメラーゼを阻害するらしい。CMV感染細胞により選択的に取り込まれる?
②CMVに対してACVの50倍の活性がある。
③GCVの効果はVirostaticであり(静ウイルス性ということ)治療終了による再発がありうる。
●適応
①AIDSを含む免疫不全患者のCMV感染の治療・予防。
・CMVによる網膜炎・肺炎・大腸炎など。
・移植患者やAIDS患者におけるCMV感染発症予防
②副作用が強いため免疫正常患者のヘルペスウイルス感染に使用するべきではない。保険適応もなし。
③内服は維持療法・再発予防時のみ。
●用量 ⇒導入療法とその後の維持療法があり。腎機能により調節必要。
①導入療法には5mg/kg/q12h 1h以上かけてdiv
②維持療法には
●副作用 ⇒ 怖いクスリであることを認識。何と言っても骨髄抑制。
①骨髄抑制が高頻度に起こる。
・Neutropenia 25-40%に起こる。薬剤休止とG-CSFで通常可逆性。
・Thrombocytopenia も起こりうる。
②腎障害も起こりうる。用量調節。
③胃腸症状 ・悪心嘔吐・下痢の報告あり。
④肝機能障害
⑤神経症状もまれに起こりうる。
⑥その他皮疹・好酸球増多・精子減少などの報告あり。

●バリキサ(バルガンシクロビル)
①GCVのプロドラッグvGCV
②1錠450mg
③内服後にGCVとなるよう
④初期には1800mg(4T/分2)
⑤維持料900mg(2T/分2)
最終更新:2007年10月30日 22:11
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。