RD-BZ810/PCから視聴 - teematsu @ ウィキ

RD-BZ810で録画した番組をWindowsから見る

東芝 REGZA ブルーレイ RD-BZ810に録画されている番組をWindows PCから見たい。

PC側にDLNAとDTCP-IPに対応したプレーヤーソフトが必要。

2011/5時点での選択肢。

• CyberLink SoftDMA
• CyberLink PowerDVD 11 Ultra
• DiXiM Digital TV/ Digital TV Plus

SoftDMAは体験版がない。それ以外の体験版を試す。

再生できる録画タイプ

項目	PowerDVD 11 Ultra	Digital TV Plus	備考
DR	不明	可能	*1
AVC12/8/2.4	不明	可能	*1
VR			BZ810の仕様により不可
コピー可能なVR	音声なし*5	音声なし	*2 *3 *4

• *1 PowerDVDの体験版はDTCP-IPが利用不可のため再生確認できず。
• *2 コピー可能なVRは、BZ810のラインUダビングの機能を使って、自作DVDからダビングして作成。
• *3 Digital TV Plusで音声なしは体験版制約(Dorbyは再生不可)が原因かも
• *4 Digital TV Plusでは、コピー可能なVRは「デジタルテレビ」の一覧ではなく「ビデオ」の一覧に表示される。
• *5 PowerDVD 11 Ultra だと早送り、巻き戻し、プログレスバーをクリックして再生位置の変更ができない(継続して再生ができなくなる)。体験版だからなのか、VRだからなのか、仕様か、BZ810との相性かが不明。

PowerDVD 11 Ultraは1万円以上する製品で、しかもDTCP-IPの動作確認ができず、*5のような問題も発生しているため、怖くて手が出せない。

再生品質

PowerDVD 11 Ultra

設定項目にシャープネス、明るさ、色合い、デインターレースの設定項目あり。

実際に再生しての確認は体験版制限のためできていない。

Digital TV Plus

映像の設定項目は拡大方法程度。 動きのある映像だとデインターレースのまずさが気になる。

一覧の形式

項目	PowerDVD 11 Ultra	Digital TV Plus	備考
リスト形式	○	○
サムネール	*1	×
カレンダー	×	○

• *1 実際にはサムネールは表示されずムービーのアイコンが表示されるのみ。利用するメリットなし。

リスト形式一覧に表示される項目

項目	PowerDVD 11 Ultra	Digital TV Plus	備考
タイトル	○	○
録画日時	×	年月日曜日
時間	○	○
ジャンル	×	○
AVC/DRの区別	×	○
地上/BSの区別	×	○
チャンネル	×	×	Digital TV Plusにチャンネル欄はあるが、「設定されていません」と表示される
オリジナルかプレイリストか	×	×	*1

• *1 おまかせ再生を使ってプレイリストが作成されると、一覧に同じタイトルが2つ並ぶことになる。

録画番組の探し方の基本形

Power DVD 11 Ultra

サーバ(BZ810)選択→フォルダ選択→コンテンツの一覧から選択

一覧はフォルダごとに表示。 フォルダとして"publicVideo"を選ぶとBZ810の全フォルダ内のタイトル一覧が見られる。

Digital TV Plus

【方法1】

デジタルテレビ→ネットワークに繋がっている全サーバのコンテンツ一覧

この画面で、視聴済みか未視聴か、曜日、ジャンル、時間帯などで絞り込んでいく。 絞込み条件は保存しておいて、あとで再度利用することが可能。 (ただし、この絞込み条件保存には、後述のキーワード検索は含まれない。残念)

コンテンツ一覧は全サーバ対象であり、BZ810については全フォルダのタイトルが表示される。

【方法2】("Plus"のつかないDigital TVでは不可)

サーバー→RD-BZ810→フォルダ選択→コンテンツ一覧から選択

一覧はフォルダごとに表示。 フォルダとして"publicVideo"を選ぶとBZ810の全フォルダ内のタイトル一覧が見られる。

コンテンツ一覧からの検索性

項目	PowerDVD 11 Ultra	Digital TV Plus	備考
1画面の表示件数	画面の高さに応じて	5件固定
並び替え	名前、時間	名前、録画日時 *3
キーワード検索	×	○	"Plus"のつかないDigital TV では不可
プレイリスト	×*1	△*2

• *1 プレイリスト機能はあるが、外部サーバのビデオをプレイリストに入れることができない。
• *2 プレイリスト機能はないが、絞込み条件を保存しておくことは可能。ただし、キーワードは保存される条件に含まれない。
• *3 Digital TV Plusで名前順ソートの場合、番組名先頭の"[字]"は無視してソートしてくれるため便利。"[新]"も同様に無視してくれるかも？

Digital TV Plusはウィンドウのサイズによらず1画面に5件しか表示されないのが大きな難点。せっかくパソコンで見ているのにこれじゃぁ・・・。しかも、スクロールバーでスクロール中は1件しか表示されない。

この点を除けば、Digital TV Plusのほうが検索性は非常によい。キーワード検索ができるため番組名で探せる。また、前述のように曜日やジャンルによる絞込みも可能。

結論

SoftDMAは体験版がなく動作が検証できないため、選択できない。

PowerDVD 11 Ultraは、UIがパソコン向けの設計になっている点、再生品質は今回検証できなかったもののこれまでのPowerDVDの実績から考えて問題ないだろうと思える点がプラス要素。全体的にきびきび動作するのもよい。しかし、DTCP-IPでの再生確認ができていない上、著作権保護されていない映像で再生中の早送り・巻き戻し・任意時点へのジャンプができていないことが大きな不安要因。加えて、表示される情報がテレビ番組録画向けになっていないこと、一覧からの検索手段が乏しい点がマイナス。価格が1万円超するために試し買ってみるわけにもいかない。

Digital TV Plusは、再生はデインターレースを除いて問題なく、一覧からの絞込み・検索の基本的な手段は用意されている。UIがパソコン向けというよりは全画面表示してテレビっぽく使う設計になっている点がマイナス。このため、一覧に5件ずつしか表示されない難点があるが、キーワード検索で絞り込めばある程度カバーできるかもしれない。何より、体験版で再生確認ができたことによる安心感は大きい。

デインターレースは少々我慢するとして、Digital TV Plusを選択。 PowerDVD は次期バージョンに期待・・・。

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