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「無限の首輪製っ!」
「無限のアタッカー射出!」

無数に放たれる首輪と小型兵器がぶつかり合い、全てが誘爆して互いが塵となる。

「おのれぇ!かめはめ波ぁ!」
「波動砲、発射!」

直後に放たれた極光線もぶつかり合い、やはり相殺される。

「な…何故だ!我は首輪だぞ!その我が……っ!」
「いい加減に、粉微塵になってもらえませんかねえ……!」

イナバ製作所から少し離れたビル街…否、ビルが建っていた荒野で死闘が行われていた。
パロロワの秩序を守る『首輪』と、星と仲間を守る真・最終防衛システムの戦いだ。
そんな二人の死闘は、もうすぐ2時間にも及ぶところまできていた。

「スターバスターさえ使えたなら、一気に消し飛ばせるものを…!」

ここまで戦いが長引いたのは理由がある。
『首輪』の固有能力は、『現在の禁止事項を強制的に守らせる』もの。
その稀有な能力により仮面ライダー達も『変身』を強制的に解除されたわけだ。
放送前から最終形態になっていたため、それの解除はされていないものの、
攻撃の際の『変形』を封じられた真・最終防衛システムは使用可能な技が制限され、苦戦を強いられた。

「それはこっちのセリフだ!貴様、首をひっこめるんじゃない!」

だが『首輪』もまた苦戦していた。
真・最終防衛システムが、『首輪』が能力を発動するより早く自分の首を体内に畳み込んだからだ。
首輪をつける首がないのでは、爆破のしようがないわけで……
仕方が無いので、首輪装着者の能力を使って応戦した結果……

くびわ は べホマ をとなえた!くびわのHPが全回復した!

「いい加減にその呪文やめてもらえませんかねぇ!?何度目ですか!?」
「うるさい!勇者の技なんだからいいだろう!だいたい、貴様も似た様なものだろうがっ!」

自己修復システム発動!真・最終防衛システムのHPが全回復した!
オメガバリア発動!妹紅の炎を吸収しHPに変換!HPが全回復した!
オメガバリア発動!エリスの炎を吸収しHPに変換!HPが全回復した!
オメガバリア発動!修造の炎の情熱を吸収しHPに変換!HPが全回復した!

「いやむしろ貴様の方が汚いぞ!」

こんな回復勝負になっていた。

一般的にロワで使われる首輪の殆んどが強固で魔法反射できたりするわけだが、
パロロワの化身たる『首輪』はこの特徴がさらに顕著に現れていた。早い話めちゃくちゃ鉄壁。
対する真・最終防衛システムも『最終防衛』というぐらいだから当然の如く超鉄壁。
そんな二人が、何度も何度も体力を全回復させる…
死闘が長引くのも、必然としかいいようがない。

「ホーリーランs「メガスマッシュ!」ぐおぁ!?」

しかしそんな死闘も、ついに終わりを迎えようとしていた。
『首輪』が術の詠唱を妨害され、激しく吹き飛ばされる。
それはこの戦いですでに何度かあったことなのだが…

「何度やっても無駄だ!べホマ!」



MPがたりない!



「えっ?」
「もらった!追撃の6連波動砲!」
「ぬわーーっっ!!」

実にあっけない結末。
6つの砲台から放たれた波動によりパロロワマスター『首輪』は跡形も無く消し飛ばされた。
なんの因果か、その悲しい結末は回復呪文の本来の遣い手である勇者と同じもの。
本当に何故あの勇者はバギクロスを多用したがるのか謎でしかない。
自分の残り魔力を計算して闘うことはとても大切。
それができないものは、死んでしまうのがこの世の中なのだ。

【首輪@パロロワ全般】死亡確認

※ ※ ※

「や…やっと倒せたか……随分無駄な時間を使ってしまいましたね…」
「システムさん、皆さん、お疲れ様です…」
「人間も機械もなんでもあきらめずに頑張ればできる!努力の勝利だな!」
「ひぃ~!優しく殺してぇ~!キリングミーソフトリィ~!」
「総統、大丈夫だから。もう終わったから」

強敵との死闘を終え、真・空気組空気王を狙う鷹の爪一行はようやく一息ついた。
疲労が溜まっていた修造と総統も、流石にこの戦いの爆音で目覚めている。
もっとも最悪の目覚ましで、かなり早い起床時間ではあったが。
簡易的にだがこれまでの情報も伝えられた。

「わしらが眠っている間に色々あったんじゃな……妹紅くんが無事に目覚めたことだけがせめてもの救いじゃ」
「応援した甲斐があったな!」
「しかし今の敵は、新たな脅威とも、あのデコとも異なる…異質の存在でした。
 右京の話にあったショッカー…それに粉砕しましたが殺意剥き出しの女剣士……
 まさか、この星で何かが起こっているというので……!?」

突如、真・最終防衛システムの言葉が止まった。

『世界崩壊危機!世界崩壊危機!各防衛システムは持ち場につきただちに任務を遂行せよ!』
「「「「えっ!?」」」」
「失礼、私が休止モードだった場合の強制起動音声です!そして言われなくても遂行しますよ!」
「いや、今なんて言った!?」

一同の耳が捉えた言葉は『世界崩壊危機』
これ以上ないくらいわかりやすく、しかし現実離れした言葉。

「っ!説明している時間はありません!全員しっかり掴まってください!」
「え?え??」
「シ、シートベルトはどこじゃ!?」
「当機にはそんな小洒落た装備品はついておりません!…はあっ!」
「キリングミーソフトリィィィィィィィィィィィ~~~…………!!!」

総統の悲鳴が辺りに響くが、かまわず真・最終防衛システムは超速で上空に飛んだ。
直後
先程まで立っていた地面が、裂けた。

「こ、これは一体!?」
「ど、どうなっているんじゃー!?」
「…!地震に津波…竜巻に豪雨!?二次災害!?」
 星全体が軋んでいる……!まさか……ええい!どこの馬鹿ですか!星の軌道をずらしたのは!!」

空を飛ぶ真・最終防衛システムとそれに掴まり乗る一同が目にしたのは、あまりに非現実的光景だった。

「本当にフジヤマがヴォルケイノしている…!?」
「あんな津波、見たことが……!」
「どういうことなんだこれは!?」
「どこぞの馬鹿がこの星の軌道をずらしたんですよ!その結果、星全体に致命的なダメージを与えているんです!」
 しかし一体どうやって!?仮にスターバスターを出力最大で撃ってもこうはならない!
 星が…世界が引き裂かれる……!防衛……不可能……っ!」

星の防衛を生業とするはずの最終最後のシステムが至った結論は実に残酷なものであった。
しかし、誰もそれを責められない。
この未曾有の大災害は、自分達にも、誰にも止められないと悟っていたからだ。
ただただ眺める。
火山の噴火で流れ出た溶岩に骨も残さず焼き尽くされる人間を。
絶叫とともに地割れに飲み込まれ、視界から消えていく人間を。
凄まじいまでの濁流に流され、溺れ死んでいく人間を。
竜巻に巻き込まれ、その全身をズタズタに千切られ飛んでいく人間を。
その全てを、眺める。
感じるのは己の無力さか?
あるいは人間のちっぽけさか?
それとも、なにも感じられないか?いずれにせよ、眺めるしかない。

※ ※ ※

「……オメガのバリア範囲を拡げました。これで皆も落雷以外の災害は問題ないでしょう」
「そうか…とにかく、無事な人はできる限り助けるわよ!空気王たちは沈めるけど」

バリアにより豪雨と暴風が遮断され、真・最終防衛システムに乗る一同の視界は少しばかりよくなった。
映るのは相変わらずの地獄絵図ではあるが、まるっきりの地獄というわけでもなかった。

「……人間ってたくましいですね」

突然の大災害に見舞われた新惑星の人間たち。
しかし彼ら全てが息絶え、心を砕かれたわけではなかった。
高台に避難して濁流をやり過ごしている人間がいた。
引き裂かれた大地から自力で這い上がってきた人間もいた。
鳥や飛竜にまたがり空へと逃げて無傷の人間さえもいる。
見えないが、地下のシェルターに避難した人間もいることだろう。
高台の人間たちが互いに励ましあっている声も聞こえる。
人間は希望そのもの……それはこの地でも変わってはいなかったのだ。

だが、希望があれば絶望がある。
この風雨の中、真・最終防衛システムが飛んでいる高度よりもさらに上から、何かが接近していた。
視界がよくなったからか、それともここまで生き残れた者のもつ勘か…
全員が下の災害の様子から目を離し、空を見上げた。

見上げた空には

「信長様のためにぃ!この災害を生き残れるような実力者は皆殺しじゃあ!」

漆黒の筋骨隆々な肉体をさらけだし、頭にはシルクハットをかぶった男――
主催者幹部の一人……徳川家康の姿があった。
その姿を見た鷹の爪一同はもちろん、避難していた人間たちでさえもが、悟る。
この存在は、人間に絶望と破壊をもたらす存在であると。

「まさか…これが話にあった、私たち蓬莱人さえ殺せる存在なの!?」
「ん?貴様らはイナバ製作所で信長様の命を狙っていた……
 そうか、サーチャーの能力でわしの襲撃を予測しおったな?しかし運が悪い……」
「何者だ!貴様が星の軌道をずらしたのか!」
「我が名は徳川家康!信長様に仕える『忠神』なり!」

主催はおぞましい声で名乗りをあげ――

「徳川家康……!?主催者の一人が何故!?」
「この災害を引き起こしたのもこいつか!」

参加者は身構え――

「ほう、わしに挑むか?信長様を守る神となったこのわしに………」
「…私は多くの神を名乗った人間の末路を知っています。
 幹也の情報通りなら無視はできません。かつての偽神のように散るがいい!」
「どうしてもやるつもりか…これも参加者のサガか……
 よろしい!死ぬ前に徳川の力、とくと目に焼き付けるがいい!」

これ以上地上に災いをもたらさないために――
豪雨と強風吹き荒れる天空で、逃れられない戦いが今、始まる……!

三日目・5時50分/新惑星・大田区上空】
【徳川家康@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康、忠神、暴走した破壊神の力で若干の精神崩壊
【装備】斬鉄剣、神の肉体、シルクハット
【道具】脇差
【思考】 基本:織田信長を守る
0:鷹の爪組を皆殺し
1:鷹の爪皆殺し確認後、残りのイナバ製作所にいた参加者を追跡して皆殺し
2:対主催者は例外なく殺す。信長の協力者だけは生かす
3:余裕があれば羽柴秀吉もどさくさにまぎれて殺す
※ダークドレアムと神の全ての能力を奪い取りました

【鷹の爪組】
【真・最終防衛システム@サガ2GOD】
【状態】究極合体中、鷹の爪団員、空気王を警戒
【装備】砲台×6・自己修復システム・浮遊システム、オメガ、秘宝75個、サイバー・エンド・ドラゴン
【道具】無し
【思考】
0:徳川家康を倒す
1:できる限りの惑星防衛をする
2:惑星を破壊するもの及び、防衛対象に害なす者は殲滅。それ以外は様子見
3:いずれ襲ってくるであろう惑星破壊活動を行う敵全ての殲滅
4:空気王は見つけ次第再攻撃

【藤原妹紅@東方Project】
【状態】全身に包帯が巻かれている、若干の自己嫌悪、ダメージ(小)、魔力消費(小)鷹の爪団員
【装備】
【道具】支給品一式、蜆、米の苗、将棋セット一式、ゾフィー直筆サイン色紙、黒竜号
【思考】基本:戦いを止めたい。『生きる』
0:徳川家康を倒す。後に災害を生き延びた参加者の救出。ただし空気王は沈める
1:02の仇である空気王は倒す。鷹の爪団の仇も倒す
2:KAITOを警戒
3:輝夜が若干心配?
4:輝夜とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない)

【エリス@ルーンファクトリー】
【状態】陽が傾き行動可能、魔力消費(小)、合体中(黒ベース)、空気王、真竜ニアラを警戒、深い悲しみ
【装備】なし
【道具】支給品一式×2、ホウレン草
【思考】
0:徳川家康を倒す
1:夫(ラグナ)と合流
2:最終防衛システムの戦いの手伝い

【総統@秘密結社鷹の爪】
【状態】健康、困惑、深い悲しみ
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品、女神の心臓
【思考】基本:織田信長、空気王を倒す
0:徳川家康と戦う?女神の心臓については後回し
1:吉田君らを探すと同時に新しいメンバーを補充する

松岡修造@現実】
【状態】健康、熱血、魔力消費(小)、鷹の爪団員、深い悲しみと怒り
【装備】なし
【道具】支給品一式 蜆×97 米の苗 不明支給品
【思考】
0:徳川家康を熱く倒す!
1:もっと熱くなれよ!
2:空気王と真・空気組を熱く倒す!
最終更新:2010年03月12日 00:34