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どうも、やっぱりこの世界のレンきゅんがガチホモなのが信じられない亞北ネルです。
抜け目のないシステムさんの策略で無事プラシドさんを仲間にしたわけなんだけど……
やっぱりこのデザインはないよねぇ……本人いわく究極の姿らしいけど。

「……おい、防衛システム。前方の連中を見ろ」
「武装兵に戦車隊……またアンチ連盟のようですね」

まただよ(笑)
これで私は通算三度目の襲撃だ。
『前期からの参加者は排除』する。これがあの謎の兵士達の口癖なんだけど……
正直言ってかなり腹立つ。
だって、一部を除けばほとんどの人が『強制的』にこの世界に飛ばされているのだ。
んでむしろ被害者の私達を排除する……これでそーですかなんて納得できるわけないじゃない!
確かに殺し合いはむなしいもので、悲しみしか生まない。前のレンきゅんもその犠牲者の一人。
でも、あいつらだけは別に死んでいい……いやむしろ死ねとさえ思ってしまう。
……私も大分ロワに毒されているかもしれない。


「ぐああああああぁぁぁぁ!」
「ひ、怯むな! 撃てー!」


けど近寄ったら、もう戦闘中だったみたい。
なんか大きなドラゴンが兵士を咥えてはどこかにまとめて放り投げている。
戦車もなんかすでに煙をあげて使い物にならないみたいで、兵士達は慌てている。
これはなかなか愉快な光景だ。
あ、また爆発が起きて兵士がコンビニの袋みたいに飛んでいった。

「! あなた達は!」
「システムさん!?」
「ご無事でしたか!」

とか言ってたら、どうやら兵士を蹴散らしていた人とシステムさんが知り合いだったっぽい。
アンチ連盟に襲われてたとなると、私と同じくあっちの世界から来たのかな?

(よし、今だ!)

……そしてシステムさんと知り合いの人達が何かを話してる間にプラシドさんが逃げる兵士を片っ端から撥ねていた。
そしてドヤ顔でこっちを見てきた。どうしろと?
……ああ、兵士の排除=防衛、つまり評価してもらいたいのかな?

「プラシドさん、防衛ポイント+1」
「よし! まずは俺の先制だな!」
「し、しまった!」

試しに言ってみた言葉にプラシドさんがモロに食いつき、システムさんは悔しがっていた。
この二人、いい人だけどどこか馬鹿かもしれない。

◆ ◆ ◆ ◆

「なるほど、リンちゃんとネルちゃんか。僕はラグナで彼女がエリス、よろしくね」
「はい!」
「そしてシステムさんが好敵手と認めたプラシドさんですね」
「……そうだ」

アンチ連盟の襲撃を受けていたのはあっちの世界でシステムさんに助けられたという夫婦だった。
見た感じ二人とも私と歳はほとんど変わらないように見える。落ち着け私、まだ慌てるような時間じゃない。

「ところでお前達、俺のこの究極態を見てどう思う?」
「「すごく……カッコいいです……」」

そしてこの人達もセンスが狂ってた。あれ?私が変なのか?

なんでも二人は桜座とかいう恐ろしい怪物と出くわして、同行者を殺されて退却してる際に連盟に襲撃されたらしい。
私に言わせれば、かわいいジョウロで戦車をスクラップにしてたらしいこの人達も十分怪物なんだけど……

「……ブロントさん達は、やはり今の兵士達に殺されてしまったのでしょうか?」
「いえ、戦ってわかったはずです。彼らの実力なら、この程度の相手に遅れをとるはずがありません。
 ……しかし私達を襲ったガンダム使いの様な相手であれば……あるいは……」

「取り込んでいるところ悪いが、いい加減にお前達……兵士共の言う7期参加者の意味を教えて貰おうか?
 亞北ネル、お前もだ」
「うぇ!? 私も!?」

いつの間にか人型に戻ったプラシドさんがとうとう突っ込んできた。
さて、どうしたものだろう。7期の出来事……
確かに、言うのは簡単なんだけど、リンへの説明がちょっと大変かもしれない。
けど、いずれはバレるだろう。早めにばらした方がいいのかな?
……プラシドさんのワイゼルが凄くこっちを狙ってる。拒否権はないみたいだ。

◆ ◆ ◆ ◆

「……まとめるぞ。
 お前達はこの世界と同じような殺し合いに巻き込まれ、お前達全員が死んだ。
 その後も絶望的な戦いが続いたが、お前達の仲間が絶望をやぶり希望、全員の蘇生を得た。
 だがその直後、参加者の何人かが主催者にこの世界に連れてこられ、かつての強き仲間が何者かに殺された。
 これであっているか?」
「ええ……」

結局、7期の真実のほとんどあらいざらい白状させられた。
最後まで伏せたのは、私の世界のKAITO兄さんが家族も手にかけたことぐらいだ。
プラシドさんは納得してくれたみたいだけど、問題はリンの方。
兄さんがシステムさん達をまとめてバラバラにしたという衝撃の事実もばれているが
三人ともが、理由あっての行動、彼との戦いは終わり今は生きているし、こちらの世界のお兄さんは何も悪くない。
だから気にする必要はないし、家族を探すのも手伝ってくれると言ってくれた。これは私的にも嬉しい。
リンも最初はショックを隠せていなかったが、慰められて彼らにお礼を言った。
だけど……私がリンの知る本当の姉ではないというのは……

「いくら平行世界でも、お兄ちゃんがご迷惑を……本当にごめんなさい
 システムさんが言っていたのはそっちのお兄ちゃんの話で、こっちのお兄ちゃんはやっぱり普通なんだね」
「なにかとんでもない誤解をさせてしまったようで、すみません……
 しかしこちらのKAITOに戦闘能力がないとなると、彼の防衛も急がないといけませんね」
「そうですね……僕達はもう気にしてませんけど、未だに恨んでる人も多分いるでしょうし……」
「あと、こちらの世界のネルさんも助けないと……」
「あ、大丈夫です。このネルお姉ちゃんはこっちのネルお姉ちゃんだから」

おいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!? 人の話聞いていなかったの!?

「だって、見た目も性格もほとんど変わってないし……」

それちょっと凹むなー……私だって少しは変化が欲しいよ。

「レンきゅ~んってよく飛び掛って、払われて……」

ああ、こっちの私もやっぱりレンきゅん好きなんだ。でも凹む。

「この前レンお兄ちゃんが男の人が好きだってわかってからは
 『私、男になる! ふたな○じゃなくて、完全な男に!』って家を飛び出して……」

おい、ちょっと待て。こっちの私。

「『完全なる肉体を手に入れる!』ってビリー・へリントンジムとかに通い始めて……」

…………

「口癖が『そうだね、プロテインだね!』になり始めて
『これから私のことは姉じゃなくて兄として扱いなさい』とか言い始めて
 お姉ちゃんがいきなりお兄ちゃんになるのにちょっとだけ抵抗あったから……
 プラシドさんに乗ってるお姉ちゃん見て正気に戻ってくれたんだと思ったんだけど……」

……えへへへ、泣いてなんかいない。これは雨よ。雨なのよちくしょー。

(……大丈夫です。たとえ性別が変わっても、家族の絆は変わりませんよ……)

エリスさんが顔を覆いながら私の肩をポンと叩く。

(……僕は、いいと思うよ。愛する人のためにそこまで行動できるのは、本当の愛の証さ。
 ただ、ちょっとどこかで間違えてしまっただけだよ……)

ラグナさんも私の肩をポンと叩いた。うん、ちょっとじゃ済まないよ……

「それにほら、システムさん達と違って別世界のお話も少なかったし
 なんとなーくノリを合わせてつくった捏造話かなーともとれたし」

……純粋な子供って時に残酷だ。
確かに私すぐに退場しちゃったから語ることあんまりなかったけどさあ!

(…………俺が話題を変えてうやむやにしておく。絶望はいずれ受け止めなくてはならない。
 だが……今は泣いておけ)

プラシドさんまで私の肩を叩く。もう泣いてますって……

よく見れば、システムさんからも哀れみの視線っぽいのを感じる。

もし会えるなら。
道を踏み外したこの世界の私を一発ぶんなぐってやりたい。

◆ ◆ ◆ ◆

「それよりもお前達、さっき口にしていた神龍ニアラの名……それはさっきの放送をしていた奴か?」

プラシドさんがさりげなく、それでいて結構重要なことに話題を変えてくれた。
確かにその名前は、補足放送の時に聞いた気がする。

「私も一戦交えましたが、乱入者のせいで取り逃がしてしまい奴のことは詳しくは知りません」
「では、私達のほうから……」

~説明中~

ラグナさんとエリスさんの口から明かされた主催者神龍ニアラの正体は驚きのものだった。
なんでも本当に人類より優れた知能と技術、肉体を持つ神様であるのは間違いないらしい。
ただ人間を家畜呼ばわりして、自分達ドラゴンこそが全ての支配者であり神だと豪語する嫌な神だ。
最初は弱かったらしいけど、同族を食べてその能力を吸収して進化。
二人とも追い込まれて負けちゃったけど、最後には仲間のブロントさんがニアラを粉微塵にして仇を討ったそうだ。
……でもその人はもう、放送で名前を呼ばれてしまっている。
異常な生命力と再生力の持ち主で、以前使った武器がない現状では有効な撃破方法も思いつかないとのこと。

「……で、でも! その世界で完全に打ち負かしたんだよね? そんな龍が、どうしてこんな殺し合いなんて開くの……?」
「ニアラはとにかく執念深かったからなぁ……きっと負けたのは偶々だって懲りてないんだよ」
「喉元過ぎれば熱さ忘れる……でしょうか? 賢さ値が9しかないのでしょうか?」
「私の計算によれば、『アレ』は『神龍』と書いて『バカ』と読む種族ですね」

怯えるリンに、三人がニアラをぼろくそに言う。うん、放送の笑い方には私も小物臭を感じてた。
でも現状対抗手段はないって、随分面倒な主催者だ。
兄さんと違って特に目的があるわけでもないらしいし……いや人間の絶望した姿を眺めて神様気分を味わうのが目的か?

「……お前達」

あれ? プラシドさんが何か怒ってる……?

「何を呑気なことを言っている!
 奴をこのまま放置すれば、破滅の運命を迎えることになるんだぞ!」

「「「「「な、なんだってぇぇぇーーー!!?」」」」」

いや本当に何を言ってるのプラシドさん。



◆ ◆ ◆ ◆


「いいか、この俺が特別に講義をしてやる」
「はぁ……」

今、私達は全員正座をさせられている。解せぬ。
プラシドさんはどこから取り出したのか白板と黒マジックを持っていた。
アンチ連盟の支給品?

「俺の世界はシンクロモンスターが原因で滅びた。
 そして、そのシンクロモンスターの中でも特別強力な力を持つのが、赤き龍の痣を持つシグナーの五龍だ。
 まず、すでにワイゼルで取り込んだスターダストドラゴン。
 レッドデーモンズドラゴン、ブラックローズドラゴン、エンシェントフェアリードラゴン……
 それからブラックフェザードラゴン。あとなんかライフストリームドラゴンとかがいるような気がする」

……あれ? ファイブディーズなのに6体いなかった?

「そしてここからが重要だ。件のニアラの前口上を言え」
「えーと、我はグレイトフルセブンス……」
「そう、セブンス。つまりは7番目だ。そして話を聞けばニアラは全ての龍の頂点、創造主だそうだな。
 ここから導き出される結論はただひとつ……

 ニアラこそが7番目のシンクロドラゴンにして6体の龍を生み出した諸悪の根源だったのだ!
 そんな強力なシンクロモンスターの親玉を放置してみろ! 俺の世界と同じく……

  こ の 世 界 は 破 滅 す る ! ! ! 


「「「「「な、なんだってぇぇぇーーー!!?」」」」」

「まさかニアラがシンクロモンスターとは、このシステム・アイをもってしても見抜けませんでした!」
「そういえばニアラが、人間が絶望している姿はたまらないとか言っていました!」
「無数の星を喰らってきたとも……」
「それじゃあ、プラシドさんの世界が滅んだのは……」
「おのれ神龍ニアラァァァ……! まさか不動遊星も囮だったというのか!?
 そんな俺を見て嘲笑っているとてでも言うのか!? ゆ る ざ ん !」

言うや否や、プラシドさんはまたバイクになって最高速度で走り始めた。
なんか人を轢いた気がするけど、止まりそうにもない。
私としてはこの世界の自分を止めたいんだけど、一体これからどうなるんだろう……


【一日目・2時30分/山梨県/天候・雨】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】健康、サイクロン号と合体中、激怒、フルスピード
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト入り)
【道具】支給品一式、黒マジック
【思考】
基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。不動遊星は保留。
1:防衛に置いて、防衛システムよりも優れていることを証明する。
2:防衛システム達と行動
※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます
※7期の世界を知りました
【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】健康、プラシド(と合体しているサイクロン号)に乗っている、不安
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:この世界のレンきゅんを助ける
     1:プラシド達と一緒に行動する
     2:この世界の自分を正気に戻す
※七期からの参戦です。
【防衛システム@SaGa2秘宝伝説GOD】
【状態】健康、最終形態
【装備】七支刀、鏡の盾、自己修復システム、サイバーダークドラゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の完全抹消
1:防衛に置いて、プラシドよりも優れていることを証明する。
2:自分の上司や知り合いがいれば、そちらも防衛
3:プラシド達と行動
※7期より参戦です
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】健康、悲しみ
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:生き延びる
  1:家族を探す
  2:防衛システム達と行動する
  3:自分に出来ることを探す
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました
【ラグナ@ルーンファクトリー】
【状態】健康、右代宮楼座を警戒
【装備】覇邪聖皇剣、プロテグリード
【道具】支給品一式、回復薬
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の討伐或いは封印
 0:プラシド達に同行
 1:困っている人は助ける
 2:KAITO達を見つけたら保護
【エリス@ルーンファクトリー】
【状態】健康、 右代宮楼座を警戒
【装備】幸せのジョウロ
【道具】支給品一式、山羊さん(左)、その他不明
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の討伐或いは封印
 0:プラシド達に同行
 1:困っている人は助ける
 2:KAITO達を見つけたら保護

【アンチ連盟部隊@不明】死亡。プラシドによる轢き逃げアタック
巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】死亡。プラシドによる轢き逃げアタック
最終更新:2011年02月04日 00:46