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仮面ライダーBLACK RXこと南光太郎は全裸で崖の近くににいた。
 向こうには洞窟が見える。
 彼は変身ポーズを取ると、ライダーに変身した。
 黒い怪人に変身するや、自らの力を実感し、彼の全身に歓喜が駆け巡った。
 彼は雄たけびを上げた、それが彼の命取りだった。

 ズガンッ!

「隙だらけです」
 粉々に砕け散った光太郎の前にはうつろな目をした少女型ロボットセリオがいた。
 オサレな超能力を持つ光太郎も、真のズガンには敵わず命を落としたのだ。
 セリオは光太郎の荷物を拾うや、移動を始める。
 だが、ロボットである彼女も万能ではない、起動して1年も満たないロボットには経験が決定的に不足していたのだ。

 ダーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 発射された弾丸がセリオの胸部に直撃する
 数百メートル先から野原ひろしがライフルで狙撃したから、反応できなかったからだ!

 ダッダッダッダッダッダッダ…………

 ひろしはダッシュでセリオに接近すると、どっかから拾ってきた火炎放射器を取り出し、セリオに向けてスイッチを押した。

ボォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー………………


 セリオの全身はあっという間に炎に包まれ、そのまま動かなくなった。
「しんのすけの為にはこうするしかなかったんだ……」

 バトロワ法の放送を見た時、彼は民宿で一人だった。
 その直後、彼は頭が熱くなって、気がつけば支給品のライフルと火炎放射器を持っていた。
 しんのすけの害になる殺人鬼をどうして見逃すことができるのだろうか? 
 もはや彼の脳内に妻と娘とペットのことは頭になかった。
 しんのすけだけなのである!なんか喉が痒いが関係はないだろう……。
 ゲームに乗るかどうか決意しようとしたとき、頭に何か硬いものが押し付けられた。

「動くな」

 彼の背後には中国風の服を着た、ひげ面の男がいた。
 殺し屋桃白白。銃声を聞いてここにやってきたのだ。
 ひろしは動けなかった、殺し屋の殺気に威圧され何も喋る事ができないのだ。

 チュドーン…………

 弾は発射され、野原ひろしは倒れた。
 殺し屋は銃口を口に近づけると、息を吐き、満足げな笑みを浮かべた。

 ザクッ

 背中に何かが刺さった。
 振り向きざまに銃を撃とうとするや、今度は首に激痛が走った。
 後ろには京都からここにテレポーテーションしてきた朝倉涼子が柄に黒髪がまとわりついた西洋剣を手に立っていった。
「これで二人目ね♪」
 スポーンと桃白白の首が胴を離れた。
 バックに殺し屋の首を詰め込むと、誰かの切断された右腕を取り出す。
「これはいらないよね」
 誰かの右腕を崖下に捨てようとしたその時であった。

 ズドンッ

 朝倉涼子の下半身は消失していた。
 崖下には違法改造型空気砲を構えた芳野祐介がこちらを睨み付けていた。
 自分の右腕を奪った涼子を追って、京都からヘリコプターに乗ってここにやってきたのだ!
 宇宙人である涼子もこのダメージは予想外だったようだ。
「あ、あなた……」
「愛するものの為なら、右腕ぐらいどうってことない!」

 ズドンッ

 涼子は完全に消滅した。

「公子……」
 芳野は愛する人の名を呟き、倒れた。
それから20分後……

 グシュッ

「こんな所で寝ていたあなたが悪いんだよ」 

 どろりとした目を持つ少年、長瀬祐介。
 当初は同じ民宿の客である野原ひろしを追い、銃声を聴きここにやってきた。
 朝倉涼子によって調教された彼は、精神が崩壊し彼女の下僕とされ、助っ人としてここで待ち合わせていたのだ。

「しつこいね、まだ生きてる」

 背中を刺されても尚、息絶えない芳野を見て祐介は苛立つ。
 ブロロロー……と止めを刺そうとする彼の背後からエンジン音が聞こえた。

「この化け物が!」

 血まみれの金髪男バットがトラックのハンドルを握りながら、首の千切れかけた女と格闘している。
 トラックは崖下を目指して走る!
 素人に過ぎない祐介は、突進を避けるまもなく跳ね飛ばされ即死する。
 ついでに芳野も踏み潰す。
 バットはハンドルを思い切り左へ切った。

ドゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 トラックは横転しバットの身体は、崖下へと落ちる。

「橋はできたぜ……芳野」

 京都で義兄弟の契りを結び、安部打倒を誓った芳野のことを思いながら、彼は地面にたたきつけられ死んだ。

 崖下に落ちたバットの死体を一人の死神が見ようと近づく。
 獣を連想させる風体のリューク。
「つまんね……。デスノートが利くんじゃ俺の一人勝ちだな」
 何故か参加者としてエントリーされた彼は、名前を書き込めばどんな人間をも殺せる
デスノートを所持している。
 彼はバットの死体の観察に飽きると、バットと一緒に落ちた女性の死体へと足を運ぶ。
 足元に何か当たる。女性の生首だ。
 彼は何気なしに首を拾い、顔を見た。

「げ……」

 生首の両目がカッと見開き、首全体から細い糸のようなものがリュークにまとまりつく!
 リュークは慌ててデスノートを使おうとするが、今度は首なし死体に背後から羽交い絞めにされる!

「あ、た、しは……くいーんなの、よ……」

 糸はリュークの身体に深く潜り込もうとしている、彼は非実体化して攻撃をキャンセルしようとする。

「お、俺の身体がぁーーーーーーーー」

 非実体化した肉体にも尚侵食は止まらない。
 既に身体の3割が女、みつみ美里によって支配されている。
 もう意味をなさない。そしてリュークはデスノートをぱさりと地面に落としてしまう。

「こ、こーなれば、俺の真の力を!」

 リュークの目が光った。
 みつみ美里の身体が光の粒子になって消えていく。

「あ、あたしは……このろ・ワにも優勝を……」

 みつみ美里は完全に消滅した。身体の何割かを欠いたままでもリュークはまだ生きていて、思わず安堵の息を吐く。
 程なくして彼はある重大な見落としをして、愕然とする。
 死神界には掟があり、死神がデスノート以外で人を殺すと死以上の罰が与えられるのだ。

「あ、アレはどーみても人間じゃねーし……うぎゃーーーーーーーーーーー!」

 死神界の掟には融通が利かない。そしてロワもあまり融通が利かない。
 リュークは自らのノートとともに人間界から完全に姿を消した。
 後には八名の参加者の死体と支給品、崖と崖の間で横転して、橋代わりになっているトラックが残された。

 芳野に支給された宝の地図、宝のありかは崖の向こうに見える洞窟にある。
 彼らは死して他の参加者の道しるべとなった。
 もっとも、空を飛べる参加者にとって、まったく意味がないのは言うまでもない。

 こうして生きてるものは誰もいなくなった。


【沖縄県のとある崖と洞窟 PM4:00】


【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX 死亡確認】
【セリオ@To Heart 死亡確認】
【野原ひろし@クレヨンしんちゃん 死亡確認】
【桃白白@ドラゴンボール 死亡確認】
【朝倉涼子@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】
【長瀬祐介@雫 死亡確認】
【芳野祐介@CLANNAD 死亡確認】
【バット@北斗の拳5 死亡確認】
【みつみ美里@実在 死亡確認】
【リューク@DEATH NOTE 脱落】

【ズガンハンマー、火炎放射器、ライフル、拳銃、物干し竿、コンバットナイフ、首切りナイフ、
ズドン砲、横転したトラック、宝の地図が現場に残されています】



32話
10話 南光太郎 33話
セリオ
野原ひろし 159話
桃白白
朝倉涼子
長瀬祐介
芳野祐介
バット
みつみ美里
リューク


最終更新:2007年02月07日 11:56