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残念キャラ払拭のために動き出した七匹の二アラ軍団!
彼ら七匹の実力の前には拳王連合軍、都庁同盟軍、DMC狂信者天魔王軍とて苦戦必至だろう。
それぐらいの実力者の集まりであるからだ。

そんな彼らは天魔王軍に所属するミケ抹殺のために東京へ進撃すべく、翼を進める。

そして名古屋県まで歩を進めたところで彼らは――





























【幻体真竜No.3(つまりニアラ)@セブンスドラゴン 死亡確認】
【幻視竜王(要するにニアラ)@セブンスドラゴン2020-Ⅱ 死亡確認】
【第三真竜ニアラ(当然ニアラ)@セブンスドラゴンⅢ 死亡確認】
【99%再現ニアラ(ほぼニアラ)@セブンスドラゴンⅢ 死亡確認】
【統合世界第三真竜ニアラ(勿論ニアラ)@セブンスドラゴンⅢ 死亡確認】
【幻視竜王・影(やっぱりニアラ)@セブンスドラゴンⅢ 死亡確認】


――神体二アラを除いて全滅していた。
名古屋の街にはオードブルめいた二アラの肉片がそこらじゅうに散らばっている。

「馬鹿な……ありえない!
ワレらがたった一人の家畜の前に全滅だと……?!」

満身創痍の二アラの目線の先には自分以外の二アラを撃滅した者がいる。
その名は――

「家畜ではない、私は救世主(メシア)だ。
この混沌とした悲しき世界から全ての者を救うために風鳴翼から転生した歌姫だ!」

――混沌の歌姫(テラカオス・ディーヴァ)だ。
関東から来た悪魔が二アラの前に立っていた。


事の発端は、二アラ軍団が大阪に向かっていたテラカオスの乗るガオウライナーを攻撃したことから始まった。
『ミケを殺しに行く前にちょっと軽い運動をしていこう♪』みたいなノリで、七匹はブレス攻撃を発射。
見事にガオウライナーは大破させ、中から出てきた家畜(人間)を屠ろうとしたが……それが惨事の始まりでもあった。



「なぜだ、ワレら七匹がこんな家畜一匹ごときに敗れるなんて!」
「おまえはあまりにも人間を無礼(なめ)すぎではないか?
おっと、今の私は人間ではなく救世主だがな」


二アラ軍団がなぜ、やられたのか。
それには理由がある。


二アラたちは実際に弱くはなかった。むしろ戦闘力だけなら上位に入ると言っても良かった。
ブレス攻撃は隙もなく撃ち続け、どんなに防御しても大ダメージを受けるメテオ攻撃は間違いなく驚異であろう。
しかし、彼ら七匹が共通して持っている傲慢な性格がマイナスになった。
メテオを撃った後で追撃すればいいものを、わざわざ相手を嘲り笑ってトドメを刺しそこねるのだ。しかも七匹揃ってだ。
更に七匹共プライドが高い性格のため、例え自分といえど統率・指示されることを嫌い、チームワークはあったものでなく、誤爆・喧嘩によるフレンドリーファイアもしばしばあった。
だがこれだけでは二アラが一方的に敗れた理由にはならない。
例え傲慢で協調性はなくても、二アラ七匹分の戦闘力は凄まじいものであり、強者グループの地位は揺るがなかったであろう。

もう一つの理由は戦う相手がテラカオス・ディーヴァであったことだ。
その秘めたる力は再生能力、核(無属性)攻撃や多少の薬(状態異常)にすらひるまない全属性攻撃耐性、電撃・振動操作、近接格闘術、分裂と巨大化、怪力、擬似的な瞬間移動、1京倍の嗅覚、優れた聴覚と音操作能力と多彩である。
それに加えて静岡でテラカオス候補者を喰らったことで力は更に増大し、その戦闘力は具を積み上げられたラーメン二郎の特盛ラーメンの如くマシマシとなっており、二アラ軍団の攻撃を躱し、もしくは耐えられるぐらいの肉体をテラカオスは既に持っていたのだ。

それでも二アラ軍団の統制が取れていれば未完成のテラカオスと互角以上の戦いができたかもしれない。
そもそも最初から不用意にテラカオスに挑まなければこのカオスロワにおいて長生きできたかもしれない。
だがもう後の祭りである。

「さて、お喋りをする時間も惜しいんでな……そろそろ、おまえも救ってやろう」
「や、やめろ、やめてくれ!」

笑顔でにじり寄る銀髪の歌姫に、真竜が本来抱くはずのない恐怖の感情を覚えて後ずさる二アラ。
テラカオスも圧勝とはいかず、だいぶダメージを受けている様子だが、戦闘そのものは余裕で続行可能。
一方の二アラは爪も歯も折られ、ブレスを吐ける体力もないほど弱り果て、逃げるための翼も切り落とされていた。
歌姫に抗う術はなく、助けてくれる味方もいない以上、彼女の糧になる運命は覆りはしない。

真竜の偉大さを家畜(人間)に知らしめる――二アラ達が抱いたその野望は、チーム発足二話目にして潰えるのだ。

「この世のすべての救済者(しょくざい)に感謝をこめて――――――い た だ き ま す」
「このワレが乳もない家畜に敗れるなんて……
嫌だああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

奇しくも自分達で討とうと考えていたミケの台詞と似たような断末魔を叫びながら、テラカオス・デーヴァの刀によって最後の二アラも一瞬でオードブルとなり、更に一瞬後には彼女の腹に収まっていた。
ついでに街に散らばっていた二アラ六匹分のオードブルもたったの一分で塊一つ残されることなく、テラカオス・ディーヴァの胃袋に直行することになった。

【神体ニアラ@セブンスドラゴン2020 死亡確認】
【ニアラ軍団 全滅】


「ううむ、味はイマイチだったな……オードブルよりらぁめんにすれば良かったか」

怪訝な顔でそんな感想を吐きながら、テラカオスは刀を収める。

「しかし……」

捕食によって二アラ軍団との戦いで受けた傷が急速に再生して全回復していくのを感じると同時に、大幅な力の増大をテラカオスは実感していた。
彼女の周囲を包む黒い霧の量も増大している。

「アハハ、真竜七匹分の力は流石なものだ……まさにセブンスドラゴンというに相応しい!
本当に傲慢ささえなければ私を屠ることができたろうに。
真竜達(セブンスドラゴン)よ、私の救済の旅のために傲慢さ以外はありがたくいただかせてもらうぞ!」

腹に入った二アラ達に感謝の気持ちを伝えながら、テラカオスは怪しく笑った。
こうしてテラカオス・ディーヴァは更なる力・真竜七体分を手に入れ、彼女と戦うには最低でも二アラ七匹(慢心抜き)以上の戦闘力が必要になった。
これは多くの参加者にとって間違いなく驚異となるだろう。


「しかし困ったことになった。貴重な足を失ってしまったぞ」

テラカオスはこの戦いの中で失ったものもあった。
ガオウライナーが二アラの攻撃に耐え切れず、大破してしまったのだ。
時を駆ける列車の修復は現状のテラカオスでは不可能であり、放棄するほかなかった。

「まずいな、ガウスの力をもってしても次の放送までには間に合わんかもしれん。
あまり待たせすぎると、拳王連合軍にも失礼だ」

ここは名古屋であり、大阪へはまだまだ距離がある。
ガウスの一秒づつなら停止した時間で動ける力による瞬間移動を用いても放送まには間に合わないかもしれない。
目下の捕食対象である拳王連合軍には事前にメールで釘を刺し、そして現在はホワイトベース組と総力戦の真っ只中で足止めを食らっているとはいえ、いつまで大阪に留まっているかわかったものではない。
できれば放送前には拳王連合軍と大阪で落ち合いたいのがテラカオスの理想であった。

「急いで次の足を探す必要があるな」

ひとまずガオウライナーに代わる乗り物を探し始めるテラカオス。
ちなみに乗用車やバイクなら名古屋の街にいくつも放棄されているが、テラカオスは乗ろうとしない。
なぜならば……

「……これではダメだ!
もっと救世主たる私の心を揺さぶるようなデザインでなければ!」

……単に趣味趣向の問題である。
そんじょそこらのデザインの乗り物では乗る気がしないのである。
常人にとっては至極くだらない理由だが、厨二病という病気を患っている彼女にとっては見た目も重要な課題であるのだ。


なんやかんやで真竜の軍団を下し、更なる力を手に入れた混沌の歌姫。
引き換えにガオウライナーを失った彼女は新しい乗り物を手に入れることができるのか?



二日目・9時30分/名古屋県】

【テラカオス・ディーヴァ@テラカオスバトルロワイアル十周目】
【状態】損傷なし、首輪解除、厨二病全開、火水土風木電聖闇核耐性(強)、薬物耐性(弱)、嗅覚と聴覚強化
【装備】シンフォギア・天羽々斬?(異常に禍々しく変化)@戦姫絶唱シンフォギア?
【道具】支給品一式 、スマホ
【思考】基本:世界をカオスにする
0:早くガオウライナーに代わる乗り物が欲しい(厨二心をくすぐるようなものでないとダメ)
1:世界から全ての者を救い尽くす(喰い尽くす)
2:大阪へ向かい、拳王連合軍を救う(喰らう)
3:何故皆救済を拒む? まるで意味が分からんぞ?
4:私はまだまだ弱い、もっともっと強くならねば……!
※風鳴翼・佐村ガウスフレミング02・天海春香・はるかさんの能力を継承しました
※テラカオスとしては未完成のため、テラカオスバトルロワイアル十周目の死者の能力は現在使用不能、進化すれば使えるようになるかもしれません
※風鳴翼の容姿や人格を色濃く受け継いでいます、ただし、進化するにつれて失われる可能性があります
※ダルメシマンの人間の1京倍の嗅覚、ゼブラの聴覚と音操作能力を特に強く継承しました
※テラカオス候補者の一人である多木、ニアラ×7を食らった結果として力が大幅に増しています
最終更新:2016年01月16日 20:36