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「チッ、聖帝軍の奴らがあんまり死んでない……
 都庁の奴らと手を組んだみたいだし、もうちょっと死んでくれれば……」
「焦っちゃダメですよ道下くん。
 聖帝軍は……特にサウザーは僕らが殺す、その楽しみを後に取っておけると思えばいくらか気が楽でしょ?」
「それもそうだね遠野くん」
「しかし、AKYS師範も逝ってしまったか……先輩の慕っていた先生、僕の心の中で生き続けてください」
「DRSKL兄貴に続いてイチローチームへの奇襲を仕掛けに行ったんだってね、まだ戦いは続いているらしいけど、どうなるかな?」


ちょうど18時を回った頃、下北沢のハッテン場にて狂信者の中ではホモで有名な二人は放送を聞いていた。
工作動画によって憎っき聖帝軍は凶悪マーダー扱いに世間から認定されたのは目論見通りであったが、その聖帝軍は生半可な参加者では入ることのできない都庁の世界樹へと逃げ込んでしまった。
世界樹に入ってから一人も犠牲者が出ていないところからして、都庁と手を組んだものと思われる。
それでも世界樹は敵視されているのは変わらず、対主催が聖帝軍を攻撃をしてくれるなら潰しあってくれるなら狂信者は労せずしてクラウザーへの生贄ができて万々歳であったのだが。

「この乳脂肪の塊め!」
「(余計なことを言うのは)やめてくださいよ!」

約一時間前にやわらかスマホを見てホモ二人は憤慨した。
残った対主催ではイチリュウチーム(イチローチームドラゴンズ)に並んで信頼を得ている小野塚小町が都庁に向けて特攻を仕掛けていたモブ参加者たちの前に現れて都庁から救い出した。
そして助けたモブたちに都庁には洗脳された人質が多数いるとして遠巻きからの核兵器などの強力すぎる攻撃の禁止、一定以下の実力の対主催は挑むなと釘を刺したのだ。
セルベリアおばさんなど一部の狂信者は小町が都庁に組みしていることを知っており、カオスロワちゃんねる掲示板を使ってこれが仲間である都庁を攻撃させないための演技であると伝えるも……

『都庁の味方になったのも洗脳を受けていたのならば仕方あるまい』
『てゆーか、なんで乳神様と戦ったことのあるような口ぶりなん?』
『おめえら乳神様を叩きたい狂信者だな!』

と言われて叩かれてしまい、聖帝軍のように小町の信頼を失わせるのは無理であった。
狂信者しか都庁にいる彼女に接触した人間がいないことも、ピンチだったモブの一団を救い出した既成事実があるせいで、余計に信頼を失墜させることは難しかった。
それでもホモ二人にとって小町が都庁の味方か敵かどうかは大した問題ではない。

理想としては対主催が核じみた攻撃の雨を都庁に降らせて、聖帝軍がのたうち回る様が見たかったのに。
小町がモブたちの信頼を得て都庁に攻撃禁止令を出したことがホモ二人には面白くなかった。

「やっぱレズは信用できない」
「セルベリアおばさん並の奇乳持ちめ、気持ち悪くて頭にきますよ!」

小町の思惑などどうだっていい。
カギ爪の男を殺した聖帝軍の地獄入りの邪魔をする死神もホモどもは殺すべき敵として認識する。
ついでに勝手にレズ認定した上にしれっとセルベリアをディスる。

「おっと……イライラしている場合じゃない、仕事仕事」
「ああ~、そうですね~」




そんな腹が立っていた二人であるが、セルベリアから依頼された仕事を忘れたわけではなくテラカオスに纏わる情報収集も忘れていない。
大破したユニコーンを修理に出し、その間にホモ・アビス(Zガンダムに出てきたカツが使ったグライダーみたいな奴)を借りてビッグサイトから下北沢まで移動。
そのハッテン場でウリをしながらホモ仲間から代金として情報をもらったのだ。
もちろん、狂信者やカギ爪団の一員であることは伏せている。


情報が集まるまで時間がかかるかと思ったが、意外にもどこにも安全はない不安からか性に走るホモは数多くおり、ウリは実質タダだったことも手伝って有益と思える情報は集まった。
代償として二人の尻穴がガバガバになりかけたが、もらった情報の有用性を考えると心地よい痛みに思えた。


もらった情報は都庁=ヘルヘイムや聖帝軍の正体(誤解)、どう考えてもデマにしか思えない救済の予言、沖縄の異常気象や関西地方に何もかもを腐らせる黒い花が咲き乱れているなど、道下と遠野も知っているような世間一般に知れ渡っているものではなく、まだひと握りの人間しか知らないような情報ばかりであった。


世のホモ曰く

〇指名手配された風鳴翼は殺し合いの始めの方は激戦区となった東京から人々を逃がしていた善玉の対主催だった。
 そもそも殺し合いが始まる前からノイズという化物から人々を守っていたヒーロー的人物であった。
 それが突然狂い出し、仲間や目に付いた人々をラッコと共に食い散らかし始めた。
 また、助けられた人々によると風鳴翼は青髪だったハズだが、指名手配された時にはなぜか銀髪であった。
 偽物か何らかの異常が彼女の身に起きたとしか考えられない。

〇そもそもの食人鬼は風鳴翼ではなく765アイドルの四条貴音を指すものであった。
 それがなぜか風鳴翼に移っている。
 また、某ラーメン三銃士なども似たような食人鬼になっていた。

〇風鳴翼だけでなく彼女のように狂いだし、見た目が変わったり、本来は持ち得ない能力を持った参加者もいたらしい。

〇水を飲んだだけでマーダー化した参加者もいる
 一部の配給された水に凶暴化する毒でも仕込まれているのかもしれない

〇拳王軍によって大阪と京都が滅ぼされた時点で、参加者の人数は日本のキャパシティで賄えるぐらいまで減っているらしい。
 殺し合いの目的であるはずの人口削減は果たされたのに、なぜか主催はカオスロワの終了宣言をしない。


これらの情報を道下と遠野はまとめあげる。
ちなみにビッグサイトに出る前に彼らにも首輪を外せるマーラ様の精液が配られており、首輪を外している。
今つけている首輪はカモフラージュ用の偽装なので、重大な会話でも主催に気づかれることはない。

「この中から一つか二つだけの情報を持っていても意味不明、せいぜい殺し合いを盛り上げるための主催のテコ入れにしか感じない」
「でも暴走した諸星きらりの件を含めた情報を統合して見ると……主催が何をしたいか見えてきますねえ!」
「一部の水に混入された何らかの毒で参加者を凶暴化、そして毒の進行がある程度進むと風鳴翼やきらりのような化け物になる。
その化け物こそ、きっとテラカオス!」
「主催の目的は人口削減なんかじゃない。
このテラカオスを作り出すことなんだ、それも云と強い奴を!」

このカオスロワ自体がテラカオスを作り出すための計画だとホモ二人は気づいた。

「……でもなんのために?」
「さあ? 日本を支配するための力が欲しいんでしょ?
放送に出てきたガチムチ兄貴のバーダックが死ぬぐらいですから力はいくらあっても良いハズです」
「所詮は権力目的か……」


「さて、もう少しウリを続けて情報を稼ぎますか!」
「正直、先輩以外に掘られるのは嫌だったけど、全ては心の中に生き続ける同志のためですから……」
「それじゃあ、次の方どうぞ~」

同志カギ爪の男のために。
彼が守ろうとした狂信者という組織のために、ホモ二人は性を武器に情報を集めんとする。
しかし。


「マスタースパーク!!」

ハッテン場もとい公衆便所は虹色の光線によって瓦礫と化した。



「羽毛……大丈夫ですか道下さん!?」
「な、なんとか……ホモを盾にしないと即死だった……」

ホモどもは、客に来たホモを瓦礫の盾にすることで難を逃れていた。

【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】

いったい何が起きたというのか?
ホモ共は瓦礫をどけて状況確認をすると、一人の魔女っ子っぽい服装の少女が手に持ったコースターみたいな物体から極太のレーザーを乱射して参加者を見境なく襲ってるではないか。

「魔理沙さん、どうして……」
「知り合いですか?」
「彼女、何かあったんですか!?」

どうやら近くにいた緑髪で胸の大きい高校生ぐらいの女性が、今暴れている魔理沙とやらの知り合いらしい。
ホモ共は彼女と一緒に物陰に隠れながら事情を聞く。

「さっきまで普通の……主催打倒を目指している対主催の一人だったんです。
放送で名前が出た霊夢さんの仇を取るんだって躍起になってたのに」
「どう見ても今の彼女は無差別マーダーにしか見えないんですがそれは……」
「彼女がこうなったのに心当たりは無いんですか?」

「キノコを食べたら……突然、あのように狂いだしました」
「幻覚作用のある毒キノコだったのかな?」
「いえ、ただの焼いた椎茸です……ただ……」
「ただ?」

「彼女、塩と間違えて道端で拾った魔力を含む灰のようなものをかけていた気がします」
「灰、ですか……」
「それは今どこに?」
「彼女が全部椎茸と一緒に食べてしまって……ああ!」
「「!?」」

突然、戦慄した緑髪の少女の顔から何かを察したホモどもが振り返ると、そこにはマスタースパークで焼いた参加者の肉を貪る
魔理沙の姿があった。
それだけでなく、金髪の髪が見る見る内に四条貴音じみた銀髪に変わっていくではないか。
魔理沙の同行者である少女は半ばパニックになっていたが、ホモどもは冷静であった。

(遠野くん、あれって……)
(風鳴翼と同じ症状の食人鬼……間違いなくテラカオスです!
こんなところで会えるなんて……)

先ほどまで集めた情報からホモどもは魔理沙がテラカオス化していると確信。
実際、彼女は焼いたキノコに道端で拾った四条貴音の細胞が混じった灰をかけて食べてしまった結果、かつての翼やラーメン三銃士と同じく食人鬼と化してしまったのだ。

(彼女を手に入れましょう、ビッグサイトに持ち帰ればテラカオスへの手がかりになるはずだ)
(よし、僕がやろう。ユニコーンを修理に出した代わりにちょうど良い物を借りてきたし)

道下が赤い槍を構えて物陰から身を乗り出す。
魔理沙は人肉が旨いのか食事に集中していて背を向けている。
仕留めるなら今しかないだろう。



「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!!」

道下は宝具である鎗の真名を解き放ち、そして魔理沙に向けて投擲した。
だが魔理沙も気づいたのか幻想郷の弾幕ごっこで鍛えられた回避術があれば、戦闘の素人が投げた槍を避けることは容易い。
反撃としてマスパを放とうとするが、道下はそれを見た瞬間ニヤリと笑っていた。

「てゅわああああああああああああああああ!!!」

外れるハズの槍は誘導ミサイルのように魔理沙の心臓を穿った。
ゲイ・ボルグは因果逆転の呪いにより「心臓に槍が命中した」という結果を作ってから「槍を放つ」という原因を作る必殺必中を可能とする槍。
避けるのは回避能力ではなく幸運または槍の魔力を凌ぐ防壁のみ。
魔理沙は両方とも持っていなかった。
それでもテラカオス化による生命力の強化の為か心臓を貫かれてもまだ生きてはいたが、道下はトドメを刺す。

「メスは黙れ、そして僕らの心の中で生き続けろ」

心臓に刺さった槍を引き抜き、瀕死の彼女の脳天に槍を突き刺した。
今度こそ魔理沙は死亡する。
その時の道下の表情は狂信者のそれと何ら変わりなかった。


【霧雨魔理沙@東方project 死亡確認】


「魔理沙さん!? 何も殺すことはないじゃないですか――」
「大丈夫、君もすぐに僕らの心の中に生きることになるから」
「え?」
「(脳天に)お邪魔します」

暴走していたとはいえ仲間を殺されたことに憤慨する少女に、遠野は悪意のない笑顔と共に不意打ちで黄色い槍を彼女の後頭部から突き刺した。
槍は貫通して切先が口から飛び出し、少女は白目を向いて倒れた。脳と脊髄を破壊されたことによる即死である。
ちなみに黄色い槍の名前は必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)である。

【東風谷早苗@東方project 死亡確認】


「よし、彼女の死体をディパックに入れたよ」
「思わぬ収穫ですよ、彼女の死体を解析すればテラカオスの謎が解けるかもしれませんね!」

中程度のダメージは食らったが、見返りとしてテラカオスに近づくための検体を手に入れたホモども。
予想外に早くセルベリアからの依頼をこなせそうなことに意気揚々としている。

だがウカウカもしていられない。
自分たち以外の周りの参加者は魔理沙が焼き払ったが、遠くから騒ぎを聞きつけてきた別の参加者がやってくる足音が聞こえる。
魔理沙を殺した件は正当防衛で型がつき、早苗を殺害した瞬間も見られていないが、注目されると狂信者に所属していることがバレてしまう危険がある。
もう下北沢に居座ることはできなかった。

「思ったより短い滞在だったな……」
「よし、ホモ・アビスで脱出してビッグサイトに情報と死体を持ち帰りましょう!」

参加者が到着する前にホモ・アビスを装備しビッグサイトへ向けて飛び立ったホモども。

果たして彼らが持ち帰ったものがセルベリアと狂信者に何をもたらすのか。
それを知るGO(神)はノーデンスと同じく蒼の直撃を食らったことによってたぶんもういない。


GO IS DEAD & BOY♂NEXT♂DOOR



二日目・19時00分/東京都 下北沢】


【道下正樹@くそみそテクニック】
【状態】ダメージ(中)、尻穴にダメージ(中)、偽装用首輪、飛行中
【装備】ゲイ・ボルグ@fateシリーズ、ホモ・アビス@機動戦士Zガンダム
【道具】支給品一式、四条化した魔理沙の死体
【思考】
基本:同志のためにもクラウザーさんを蘇らせる。
0:集めたテラカオスの情報と手がかりになる死体をセルベリアおばさんに持ち帰る
1:SATSUGAIする。
2:阿部さんや同志は僕の中で生き続けているんだ……。
3:テラカオスについては他の信者には黙っておく
4:遠野くんは大切なホモだち
※殺し合いの目的がテラカオスを作るためだと気づきました
※救済の予言を単なるデマと思っています


【遠野@真夏の夜の淫夢】
【状態】ダメージ(中)、尻穴にダメージ(中)、偽装用首輪、飛行中
【装備】ゲイ・ボウ@fateシリーズ、やわらかスマートフォン、ホモ・アビス@機動戦士Zガンダム
【道具】支給品一式
【思考】
基本 基本:同志のためにもクラウザーさんを蘇らせる。
0:集めたテラカオスの情報と手がかりになる死体をセルベリアおばさんに持ち帰る
1:SATSUGAIする。
2:先輩や同志は僕の中で生き続けているんだ……。
3:テラカオスについては黙っておく
4:道下さんは大切なホモだち
※殺し合いの目的がテラカオスを作るためだと気づきました
※救済の予言を単なるデマと思っています
最終更新:2018年07月10日 18:53