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高知県
高知県のページ(暫定)
ここは高知県のページです
wikipedia:高知県
有名・特徴的な所(暫定)
自然・風土
四万十川…高知県西部を流れる川。日本最後の清流とも言われる。また、流域にある四万十町は鯉のぼりの川渡し発祥の地として知られる。
だるま太陽…太平洋側では、冬の日の出、日没に、だるまのような太陽が見られることがある。これは蜃気楼の一種でだるま太陽と呼ばれる。室戸岬のものが有名。
龍河洞…香美市にあり、全長4km、うち観光コースは1kmである。高さ11mの巨大な鍾乳石「天降石」や「絞り幕」などで知られる。また洞窟出口付近には弥生時代の人々が生活していた跡がある。
産業
園芸農業(花卉)
漁業(カツオ一本釣り)
鰹節…高知は鰹節発祥の地とされる。
歴史
「土佐日記」…平安時代前期、作者は紀貫之が書き上げた日記文学。930年から934年、貫之は土佐守ととして土佐国に赴任、京への帰路の旅路の日記として書き上げた。日本で初めてひらがなで書かれた日記文学である。冒頭には「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。」…いい年こいた親父がネカマを装って日記をうふふと書いていたなどと想像してはいけない。当時、男性の書く日記は政治などの記録的なものであり、貫之は自分の心情をありのままに吐露するためにあえてこのような書き方をしたとされている。
一条氏…1475年に一条兼良の子で関白の一条教房が、応仁の乱を避けて土佐に移住、後に土着したことに由来する。暗愚で知られる一条兼定の代には、諫言した重臣を手打ちにするなど統制を欠き、長曾我部氏の攻撃によって九州へ逃亡する羽目に陥った。後に、大友宗麟の援助の下、長曾我部氏に戦いを挑むが、四万十川の戦いで大敗し、没落して行った。近年、兼定自身については、言われるほど無能ではなかったとも言われている。地元では「一条様」、「宮様」として、今も人々から親しまれているという。
長曾我部氏…土佐を代表する戦国大名。その祖は蘇我氏、始皇帝の子孫である秦氏であるともされる。19代元親の時代には、近隣の本山氏、安芸氏、一条氏を撃破し土佐を統一した。その後、伊予の河野氏、阿波の三好氏とも戦い、四国の大部分を制圧したが、秀吉の介入により四国統一は叶わなかった。その後、長男信親の戦死、後継を巡る家臣の分裂に会い、長曾我部氏は衰退して行った。元親は多芸な人間よりも一芸に秀でた人間を評価たという。
安芸氏…土佐国東部に勢力を張った。安芸氏の起源は大友皇子を補佐して壬申の乱に敗れた蘇我赤兄とも言われるが、諸説ある。応仁の乱では細川方として参陣した。国虎の代には台頭してきた長宗我部元親と対立、戦うも敗れて国虎は自害し、安芸氏は滅亡した。
坂本龍馬…言わずと知れた大政奉還の立役者。貿易会社にして政治組織とでも言うべき亀山社中を立ち上げ、グラバー商会を通じて英国から武器を購入した。薩長の融和に尽力し、倒幕を目的とした薩長同盟の成立に大きな役割を果たした。その後、老中板倉勝静に王政復古の建白書を提出、将軍徳川慶喜に大政奉還を訴えかけた。それからおよそ一ヵ月後、近江屋事件により死亡。その犯人については、当初新撰組が疑われたものの、近年は見廻組の佐々木只三郎らの手によるものと考えられている。
いざなぎ流…高知県物部村で続く、神道、仏教、陰陽道、修験道などの混交した信仰であり、太夫と呼ばれる術者が祈祷、占い、祭祀などを行う。また、式王子と呼ばれる一種の式神を使役する。村人は医者などに診てもらい病が治らない場合、太夫に相談し、その術によって原因解明・お払いをしてもらう。いざなぎ流は物部村において独自に発展したと考えられている。
吉良川町…室戸市にあり、高知と室戸岬を結ぶ土佐海浜道沿いに開けた在郷町。明治から昭和初期に木炭集積地として栄え、その名残が街並みに残されている。
神社仏閣
土佐神社…土佐国一宮、祭神は味鋤高彦根神(アジスキタカヒコネノカミ)、一言主神とされる。前者は鋤と雷を象徴する農耕・開拓神とされる。雄略天皇の時代に創建されたとされ、その後兵火で焼かれるが、長曾我部元親によって再建された。江戸時代に入ってからは、土佐藩主となった山内家に信仰されたという。社内には、礫石と呼ばれる自然石があり、古くは磐座として祭祀がおこなわれていたものと想われる。
賀茂氏…土佐神社に祀られている味鋤高彦根神、一言主神の両柱は賀茂氏が祀る神とされ、その同族(鴨氏か?)が土佐国造として勢力を張っていたとされる。なお、賀茂氏の祖は八咫烏である。
朝倉神社…土佐国二宮、高知市にあり、祭神は天津羽々神、一説には土佐神社の祭神味鋤高彦根神の后神とする説もあるが詳細は不明。天豊財重日足姫天皇(斉明天皇)が合祀されている。武家の崇敬を集め、江戸時代には山内氏により保護を受けた。
最御崎寺(ホツミサキジ)…室戸市にあり、室戸山明星院と号する。空海が海辺の洞窟にて星の法である虚空蔵求聞持法の修行に励んだとされる。四国八十八箇所霊場の第二十四番札所であり東寺とも呼ばれる。「ホ」は火を意味し、火の岬を意味する名称であるとされ、その語源としては修験道の修行として火を焚き継いだことに由来するとされる。
伝承
笑い男…14、5歳の童子で、何もない場所を指差してひたすら笑い続けるという。その笑い声は次第に大きなものへとなっていくとされる。武士がこれを退治しようとしたが果たせず、笑い声が一生耳についたという。m9(^Д^)
神隠し…「伊野春野伝説散歩」には、いの町(かつては伊野町と表記した)の神隠し譚が収録されている。大花という場所で、昭和15、6年ごろ、久子という三歳くらいの女児が、老婆が少し目を離した隙にいなくなった。夜中探したものの、見つからず、久子は翌日、山の深い林の中で、体中に傷を負って死んでいたという。とても三歳の女児が一人で行ける場所ではなかったことから、天狗の仕業とされたという。
山爺…山中に出没し、毛は短く体はねずみ色であった。片目は大きく爛々と輝くが、もう片方の目は著しく小さいため一つ目と見なされることも多かったという。歯は強靭で猿や猪の骨をまるで大根のようにぼりぼり齧ったという。狼は山爺を嫌がるため、猟師の中には山爺に骨を与えて手懐け、狼が獲物やその皮を盗むのを防ぐのに利用したという。
柏島の舟幽霊…七助という男が役のために柏島の官舎に滞在していたところ、夜間に山頂より帆を張った幽霊船が出現し、そのまま滑り落ちるように海へ入り、遥か洋上へと航行していったという。後に七助が聞いたところによれば、この辺りでは船で死んだ者の幽霊と海上で出くわすことは珍しくなく、必ず柄杓を貸してくれと言ってくるので聞いてはならないという。また、船頭は山を目当てにして航行するため、その幽霊は山に留まると教えられたという。
海の怪…明治18年、幡多の下田から高知へ向かっていた船が、宇佐沖にて強風に遭い、動けなくなった。船員一同必死に船を動かそうとしたが、前後左右いずれにもまったく動かなかったという。不思議に思って海面を見ると、海底が一面真っ白くなっており、船員は驚愕してしばらく無言となったという。その後、白い何かが動き出し、また船も元のように動き出したという。
水虎…文政3年、幡多郡鍋島村の多助という男が四万十川においてボラ網にて怪物を捕獲したという。その怪物は背丈が二尺五寸、手足を含め全身に黒い毛が粗く生えており、手は滑らかでウナギのようであったという。頭部は五寸で色が白く、顔には毛がなく、猿のようであった。目は馬のようであり、鼻は菱型の穴が一つ、口は二寸ほどで横に切れていた。この怪物は生臭く、干しても網から臭いが取れなかったとされる。頭頂は少し禿げ上がっており、手は一尺五寸、亀の首のように伸縮し、指はカエルのようであったという。足は一尺五寸、全体的に痩せていたという。その後、船にてこの怪物を川に返したところ、そのまま水底へと泳ぎ、一度水面よりこちらを見た後消えたという。
光り物…寛延元年八月三十日酉の刻、大きな発光物体が北から南へと飛び、尾を引いて落ちたという。落下後明るく光り空は明るい月夜のようであったとされ、振動があったとされる。また三年後の二月八日酉の刻にも光り物が出現し、今度のものは鞠のようで尾を引いていなかったという。夜空は明るくなり、やはり振動があったとされる。天狗星ではないかと言われたという。
東方に関係ありそうな事柄(暫定)
闘犬、土佐犬
「土佐日記」の著者紀貫之は、「竹取物語」の作者の候補の中では比較的よく知られている。
夜雀の伝承あり(高知~愛媛)…ちっちっと鳴き声をあげながら、真夜中に山道を歩く人間の前後についてくるという妖怪。その声で行き先をさえぎられ、歩けなくなることもあり、これを夜雀に憑かれたという。また、夜雀を捕まえると夜盲症になってしまうとも言われる。安芸郡北川村では黒い蝶のようなものであり、「チャッ、チャッ」と鳴きながら近寄ってくる。その騒々しさのあまり歩くに歩けなくなるが、時間が経つと夜雀は消えてしまうという。
足摺サニーロード…国道321号線のことで四万十市から宿毛市を結ぶ。名前は321の語呂と南国の道路であることに由来する。日本の道100選にも数えられている。当然サニーミルクが足でずりってくれるものと期待する者が後を絶たなかったり、そうでもなかったり。
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