関係あるとみられるもの
伊吹萃香(東方萃夢想)
星熊勇儀(東方地霊殿)
茨木華扇(東方茨歌仙)
住所
京都府京都市北区上賀茂深泥池町(上賀茂狭間町)
地下鉄烏丸線「北山」より北へ徒歩11分
京都市バス4系統「深泥池」より徒歩すぐ
京都バス45系統「深泥池」より徒歩すぐ
深泥池
京都市北区にある天然の池。大きな流入・流出河川が存在しないため、氷河期(ヴュルム氷期、約1-7万年前)からの生き残りとされる生物と
温暖地に生息する生物が共存しており、池全体が国の天然記念物に登録されている。
1927年に植物群落のみが登録され、その後1988年に「深泥池生物群集」として生物群集全体に範囲が広げられた。
現在の京都御所から見ると深泥池はほぼ北にあたるが、南北朝時代以前に御所があった
平安宮跡付近から見ると北西方向(鬼門)に存在する。
伝承によると、この池のほとりには豆塚というものがあって、鬼を封じるためにそこに煎り豆を供えておくという風習があったといわれる。
豆塚は鬼が都へ来る際に通り道として使っていた洞窟をふさいだものとされているが、現在その場所は明らかではない。
主要な文献が残っていないため、以下のような細部の異なる話が口承で伝わっている。
- 洞窟の反対側は貴船神社までつながっている。
- 洞窟の反対側は大江山までつながっている。
- 豆塚は現在の深泥池貴松神社である。
- 豆を持ってきた際に使った枡を埋めた「枡塚」が存在した。
- 明治に入ってからも豆塚に豆を供える習慣は残っていた。
- 現代の「節分に豆をまき柊鰯を飾る」という風習に関して、鬼の被害に困った付近の庄屋が貴船神社に参拝したところ「洞窟を豆でふさぎ、柊に鰯の頭をつけて戸口につけておきなさい」という神託を受けたことが由来とする説がある。
深泥池貴松神社には由緒書きがなかったため詳細は不明。
摂社に「秋葉神社」があり、「火の神」を祀っているとしている。
また、現代ではいわゆる「タクシー怪談」発祥の地として有名である。
タクシーが夜中に客を乗せ、目的地について運転手が後部座席を見たら誰もいなかったという、怪談の中では定番の話だが
この「目的地」というのが深泥池であったとされる。
池の北西側の道路では緩やかなS字路となっているため、タクシーが池に突っ込む事故が多いという真偽不明の噂もある。
割と有名なオカルトなので深秘録ではちょっと期待していた。「深」だし。
文化庁 国指定文化財等データベース 深泥池生物群集などでは所在地は「上賀茂深泥池町」となっているが、
京都市の都市計画図やGoogle等のオンライン地図では「上賀茂狭間町」となっている。
また読み方も官公庁では「みどろがいけ」、地元では「みぞろがいけ」と異なって呼ばれることが多い。
最終更新:2019年05月05日 12:24