屈折
人が屈折しているというとおかしいけれど、光が屈折している、というのは何もおかしくない。
偶然今日は、人と話すことがあった。
その人は、たぶん、いつも話をする仲間が近くにいなかったのだろう。
たまに、話しかけてくれることもある人だった。
退屈がまぎれることは、いいことだし、こういう時は、普通に溶け込んでいられる気がする。
ありがたいことだった。とても。
でも、何か後ろめたい。
何か、無理に話しかけてくれているような気がして。
笑ってはいたけれど、実は、と思ってしまう。
一方的に楽しんでしまったような、あっちは楽しいのかなとか。
実は、片側通行だったのだろうか。もうわからない。
それ以外にも、やっぱり、何かあったのかな、と思ってしまう。
何か、ごめん、とでも言わなければいけない気になる。
見ているほうがあまりに、と思って話に来てくれたのかもしれないのに。
そんなことを考えてしまう。
そんなこと考えずになんとなく、だったかもしれないし、本当に善意で、だったかもしれないのに。
歪んでいるだろうか。
人が屈折している。自分のことをそう思う。
その人には、ありがたいと思うと同時に、こんなことを考えてしまって申し訳ないと思う。
普通の、(人との)付き合い方ができないのかもしれない。
おかしいのかな、なんて、思って、おかしくないって何、と誰かが言う。
そんなことも、稀にある。あっただけで、とても幸運なのに。
上がったり下がったりして、日は暮れて、カラスが鳴いて、日が暮れた。
それで、今日は終わり。
最終更新:2010年04月16日 19:34