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暴かれた陰謀 - (2010/07/31 (土) 13:40:03) の編集履歴(バックアップ)


《暴かれた陰謀》

No.579 Command <Special Collection Vol.3
Nord(3)/Cost(1)

この干渉終了時まで、〔あなたの場のカード〕が相手プレイヤーの
キャラクター効果の目標になっている場合、または、目標になった場合
、その効果を無効とし、破棄する。
その後、あなたの場に「連結」を持つキャラクターがいる場合、
〔相手プレイヤー1人〕にXダメージを与える。
Xはこの効果で破棄したキャラクターの必要ノードの値に等しい。

(自動β):
 プレイされている〔このカード〕が
 相手プレイヤーのコマンドカードの目標になった場合、
 〔あなたの手札にある「賢者の封書」1枚〕を公開しても良い。
 公開した場合、〔このカード〕のプレイは無効に出来無い。

地上の者で何やら良からぬ事を企んでいる輩がいる…。玉兎を利用した事は許して欲しい…

Illustration:cercis

コメント

いわゆるカウンターに近い挙動のカード。
テキスト上では効果が分かりづらい。

まず、「目標になった場合」という条件について考える。
これはより丁寧に書くならば「効果の目標として指定された場合」であり、「目標である場合」ではない。つまり、「目標を既に指定してしまっている効果」には作用しない。
キャラクター効果に限定すれば、「目標の指定が行われるタイミング」とは、
  • 起動効果を使用したときの、目標の指定を行うタイミング
  • 自動効果が発生した時の、目標の指定を行うタイミング
の二つである。

次に、「この干渉終了時まで」という期間について考える。
これは、《暴かれた陰謀》の効果が適用されるのは、「それが解決されてから一連の干渉が終了するまで」を意味する。

これらを総合して考えると、
「《暴かれた陰謀》が解決されてから、一連の干渉が終了するまでに、〔あなたの場のカード〕が相手プレイヤーのキャラクター効果の目標になった場合、その効果を無効とし、破棄する。」
というテキストとして読み取れる。

まず起動効果についてだが、これは他のカードが無ければ(※)、事実上無効に出来ない。
例えば、八坂 神奈子/5弾の効果起動→暴かれた陰謀プレイとなった場合および、逆に暴かれた陰謀プレイ八坂 神奈子/5弾効果起動使用、となった場合を考える。
どちらの場合も、「起動効果の目標となったとき」には、まだ暴かれた陰謀の効果は解決されておらず、効果も適用されていない。したがって、八坂 神奈子/5弾起動効果を無効にし、神奈子を破棄することは出来ない。

次に自動効果だが、こちらは暴かれた陰謀が解決したあとに、場のカードを目標として指定する可能性が十分にある。

例えば十六夜 咲夜/1弾に代表される、「場に出た場合」を条件とする(自動β)である。
これらは、そのカードが場に出たことで「新たに発生する効果」であるため、そうした効果を解決するまでも、「この干渉」に該当する。
少女密室で目標の変更ができるのもこの理屈である(QA027)。

また、大ナマズや小野塚 小町(1弾)などの持つ、戦闘の結果によって発生する(自動γ)なども、暴かれた陰謀が解決したあとに、場のカードを目標として指定する。

と、このように複雑であるが、
できることは「一定条件で、特定のキャラクター効果を無効にし、そのキャラクターを破棄する」「【連結】(ユニオン)持ちがいれば火力のおまけつき」というカードである。


賢者の封書がプレイされた場合など



公式Q&Aより

  • Q027.キャラクターカードのプレイに干渉して「No.148 少女密室」をプレイして解決した場合、そのキャラクターの持つ「場に出た時」に適用される自動効果の目標を変更することは出来ますか?
  • A027.はい、出来ます。(ルールリファレンス「干渉」を参照ください。)
    • コメント
      • CIPは「1つの行動が発生し、それにより発生する効果、および、その効果の解決により直ちに適用される効果」であるため、これがて解決されるまでの期間も「この干渉」である。

  • Q256.「No.579 暴かれた陰謀」で、この効果の解決以前にキャラクター効果の対象として指定されていた場合、効果の解決時にその効果を無効として破棄できますか?
  • A256.いいえ、出来ません。「No.579 暴かれた陰謀」の解決以降に目標として指定された場合のみ、無効として破棄します。
    • コメント
      • 「目標になった場合」である。「目標である場合」ではない。


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