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禁忌『フォービドゥンフルーツ』 - (2009/05/12 (火) 23:36:56) の編集履歴(バックアップ)


《禁忌「フォービドゥンフルーツ」》

No.122 Spell <第二弾
Nord(3)/Cost(2) 術者:フランドール

〔あなた〕はカード名称を1つ宣言する。〔全てのプレイヤーのデッキ〕と〔全てのプレイヤーの手札〕を公開し、宣言された名称と一致するカードを全てゲームから除外する。その後、デッキをシャッフルする。

攻撃力(-)/耐久力(-)

エデンの園の中央部にあった、善悪を知る禁断の果実を食べたアダムとイヴは楽園を追放された。

Illustration:市緒

コメント

フランドール・スカーレットのスペルカード。
互いのデッキ、手札にある指定したカードをゲームから除外する。
このゲームの数少ないカード名を宣言するタイプのカード(キャラクター名や種族を指定なら他にもある)。

当然ただ撃ってもまず当たらないので、相手のデッキの内容をある程度知っている必要がある。
サイドボード向けのカードだが、例えばデッキ破壊における竹林の火事、コントロールデッキにおける作戦阻止など、序盤に知った相手のデッキの傾向から必須カードを予想し封じる事も出来なくは無い。
またトーナメント環境から採用率の高いカードを指定しても良いが、外れた場合が非常に痛い為リスクが高い。

情報戦光撃『シュート・ザ・ムーン』などの手札を確認出来る効果と相性が良く、これらと組み合わせる事で最低1枚はこのカードで落とせる。いわば残り2枚を除外するおまけが付いた情報戦だが、手札に同じカードが2枚以上あればこのカード1枚でどちらも除外出来る為それ以上の効果にもなり得る。
例え手札に落としたいほどめぼしいカードが存在しなくても、相手の手札の内容を知る事は相手のデッキの必須カードを予想する上でも大きな補助となるだろう。

どこまでその不確定要素を割り切るかという点で使い方が問われるカードだが、しっかり使えばどれほど強力なカードでも一種類完全に封じる事が出来る為、強力なスペックを秘めた手札・デッキ破壊兼用カードである。

逆に言えば、デッキを組む上でこのカードの存在は最低限意識しなければならないという事でもある。直接的な対策カードとしては閉ざされた瞳によって手札・デッキどちらも防ぐ事が可能。
構築のレベルでも、例えばキーカードを複数種類採用する、一枚のカードに大きく依存したコンボデッキは使わないなどである程度対策は可能。
またノードに伏せたカードは除外の対象外なので、紅葉狩りなどを用いて一時的にキーカードをノードに非難させる、という抜け道が存在する。

フランドール・スカーレットを主軸とする速攻デッキならば、速攻で出したフランドール・スカーレットが除去されないように、飛んでくるであろうカードを予測し、これで指定してみても面白いかもしれない。

  • カード名称の宣言はプレイ時に行う。
  • 自分も指定したカードを除外しなければならない。特に作戦阻止のようなカードを指定する場合は注意が必要(例え積んでいなくとも、相手に「デッキに積んでいない」という情報を与える事になるため)。
  • このような宣言タイプのカードのお約束として、指定するカードの名称は『カードに印刷されている正式名称』を指定しなければならない。渾名、略称はもちろん、漢字の読みを知らなかったり間違えたりした場合も厳密にはNGとなる(瞋怒黄泉平坂行路・鈴仙の各種スペルなど)。
    ただ、東方である以上完全に統一するのは(特にスペルカードの「○○符」関連は)無理があるので、間違えた場合はまずジャッジと相談した方が無難かもしれない。


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