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彼岸花葬 ~the view of spiral riverside~」を以下のとおり復元します。
*彼岸花葬 ~the view of spiral riverside~
サークル:[[UI-70]]
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|Number|Track Name|Arranger|Original Tune|Length|
|01|此岸の塚(Introduction)|如日||[01:47]|
|02|花映塚 ~ Higan Retour|徳南・九宝時||[07:06]|
|03|おてんば恋娘の冒険|徳南・九宝時||[05:29]|
|04|幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble|徳南・九宝時||[04:45]|
|05|フラワリングナイト|如日||[04:49]|
|06|ポイズンボディ ~ Forsaken Doll|徳南・九宝時||[05:44]|
|07|六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years|徳南・九宝時||[10:10]|
|08|花は幻想のままに|徳南||[03:03]|
|09|春色小径 ~ Colorful Path|如日||[10:12]|
|10|彼岸帰航 ~ Riverside View|如日||[06:03]|

 詳細
  コミックマーケット69(2005年12月30日)にて頒布
  Demetoriとの共同制作
  イベント頒布価格:1,000円
  ショップ委託価格:1,260円
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***レビュー

-  「東方花映塚」のプログレッシヴ・テクニカルHR/HMアレンジ。その性質上、原曲からやや発展・飛躍している部分が多い。&br() 関西の様式派メタラーUI-70と技巧派プログレッシャーDemetoriがタッグを組んで放つ渾身の一撃。そもそも東方アレンジの生演奏もの自体希少だろうが、これはギター・ベースはおろかドラムまで生演奏(しかも安定感抜群で巧い)。10分越えの曲が2曲も配され、テクニカルなキメや変拍子のズラリと居並ぶ内容に「本当に同人CDなのか?」と疑いたくなる。サウンドはメタリックでありながらも重過ぎず、圧迫感や陰鬱感というよりは案外メロディアスな感じで聴きやすい。とにかく充実の一枚だから、よくあるロック系アレンジに食傷気味の人には特にお勧めできる。&br() 不穏な空気立ち込めるTr.1で幕開け、続くTr.2で容赦なき11/8拍子に突入(そもそも原曲も変拍子だが)。DREAM THEATER的構築美とKING CRIMSON的暗黒ヘヴィネスが幻想郷の花の異変を妖しく情景描写する。引っかかるようなリフが特徴的なTr.3はバンジョーも飛び出して時折チルノらしさを表しつつ、中間部ギターソロのデイヴ・ギルモアかアンドリュー・ラティマーかという泣きっぷりに思わず顔が歪む。Tr.4は疾走感のあるプログレハードフュージョンな趣で、たまにDEEP PURPLE風味になるドラムも小気味よい。Tr.5は10/8と9/8の複合拍子という意外なアレンジ。中間部に「月時計 ~ ルナダイヤル」や瀟洒なアコースティックパートが挿入されたり、ブレイクしたり(時間停止?)で咲夜さん全部入り。Demetori色出まくりのTr.6は、原曲の6拍子を発展させた変則リフ、変幻自在の手数で迫る九宝寺のドラム、アラン・ホールズワース風タッピングや激速スウィープを弾けさす徳南のギター、変態なキメ、ポリリズムにメトリック・モジュレーション他なんでもござれの猛毒アレンジだ。この後のTr.7とTr.9は、サイケデリックな小曲Tr.8を挟んで展開する各10分オーバーの大曲。メロトロンの醸す寂れた風情、ナイーブな叙情とメタルエッジの交錯、泣きのギターのインプロヴィゼーションが鬩ぎあい、なかなか見事な展開美を見せる。最後のTr.10はUI-70面目躍如な様式寄りストレートメタルサウンドなので、アルバム通しでも爽やかな聴後感を齎しており、さり気ない配慮を感じる。&br() ちなみに、CDケースが反対開き。五人一首にも通じるような天の邪鬼っぷり(?)がどこまでも変則的。  -- 蝦夷の人  (2006-10-18 07:30:42)
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