SF研読書会 レジュメ
2003年5月30日 部室にて
サクラテツ対話篇
藤崎竜作品リスト
WORLDS 収録作 ハメルンの笛吹き、WORLDS、TIGHT ROPE、SHADOW DISEASE
、SOUL of KNIGHT
第1短編集。全体的にSF、ファンタジー風。
PSYCHO+(全2巻) 収録作(第2巻)伝染源、DIGITALIAN
SF、ゲームで超能力を使うお話。2巻には短編が二つ収録。伝染源はSF、DIGITALIAN
はファンタジー。
封神演義 (全23巻)
中国の同名の古典を漫画化。これから大きく絵が変わる。結局はSFに、と言っ
たら怒られますか? とにかくメタに。
DRAMATIC IRONY 収録作 DRAMATIC IRONY、ユガミズム、ミルク
「藤崎竜は短編の方が凄いのです!!」と封神を完全否定する帯はいかがなもの
か?
サクラテツ 対話篇 (全2巻)
本作。
ノベルス挿絵(JUMP J BOOKS)
眠り姫は魔法を使う (文・霧咲遼樹、画・藤崎竜 ; 第3回ジャンプ小説・ノンフ
ィクション大賞・佳作授賞作)
RIPPER GAME (文・霧咲遼樹、画・藤崎竜)
D室の子猫の冒険 (文・霧咲遼樹、画・藤崎竜)
登場人物とその元ネタ
ソクラテス(B.C.469 or470~B.C.399)古代ギリシアの哲学者。アテネで独特の
対話術により人々に無知を自覚させ、道徳意識の改
革に努めたが、青年を惑わすものとして自決させられた。
フィロソフィア(=愛知)としての哲学の祖とされ、弟子プラトンがその教説を
叙述。
プラトン(B.C.427~B.C.347)古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの弟子。アテ
ネに学園アカデメイアを設立。ソクラテスの哲学を
継承・発展させて観念論哲学を創始。霊肉二元論に立って霊魂の不滅性を主張し
た。
永遠不変の原理をイデアと名付け、これを真に不滅の実在とするイデア論を展開
。またイデア界を人間の理想とし、これに現実世界
を近づけることを哲学者の任務とした。著書→『ソクラテスの弁明』『饗宴』な
ど、ソクラテスを主人公とした対話篇を多く著し
た。
アリストテレス(B.C.384~B.C.322)古代ギリシアの哲学者。逍遥学派の祖。プ
ラトンの弟子で、アレクサンドロス大王の若き日の
家庭教師。アテネに学園リュケイオンを設立、哲学をはじめ諸学の体系を築いた
。著書『形而上学』『政治学』『詩学』など。
もしくは不思議の国のアリスの主人公?
ジークムント・フロイト(1856~1939)オーストリアの神経病学者。精神分析の
創始者。「無意識」「抑圧」「転換」などの概念を
提示し、「リビドー」というエネルギーを中心に人間のこころの構造を研究した
。著書『精神分析入門』など。
ファイヤアーベント(1924~) オーストリア生まれの科学哲学者。クーンととも
に新科学哲学のリーダーとして知られる。近代科
学の方法論や偏狭な理性概念を批判し,自由で創意に富む科学研究を推奨する「
知のアナーキズム」を唱えた。著「方法への挑戦」
「自由人のための知」など。
ニーチェ(1844~1900)ドイツの哲学者。実存主義の先駆者で、「生の哲学」の
典型的な主唱者の一人。神の死を宣告し、生の根底
に権力への意志をおき、理想像としての超人を説いた。著書『ツァラトゥストラ
はかく語りき』『権力への意志』など。
アウグスティヌス(354~430)初期キリスト教の教父。北アフリカ生まれ。マニ
教・新プラトン主義などを経てキリスト教に回心。
ヒッポの司教。新プラトン派の哲学とキリスト教を総合し、中世思想の基礎を作
った。聖オーガスチン。著書『告白』『神の国』な
ど。
ショーペンハウアー(1788~1860)ドイツの哲学者。世界は表象であり、「盲目
的な生存の意志」の客体化であるという立場から、
人生が苦で、悲劇であるという厭世哲学を説いた。ショーペンハウエル。著書『
意志と表象としての世界』など。
デューイ(1859~1952)アメリカの哲学者・教育学者。実験主義の立場からプラ
グマティズムの理論を集大成。教育学では生産活動
を基礎とする労作学校を主張・実施。著書『民主主義と教育』など。
- 出井 紀世能(いでい きせの) テツの幼なじみ/フラトの双子の兄
クセノファネス(生没年未詳)紀元前6世紀ごろのギリシアの哲学者・詩人。イオ
ニア生まれ。擬人的神観を批判し、不変不動の唯
一神を説いた。
もしくは紀元前400年頃、ソクラテスに師事した軍人・クセノポーン? かス
トア派のキケロ(B.C.106~43)。
ゾロアスター教の教祖。ツァラトゥストラとも。
ラカン(1901~1981)フランスの精神分析学者。フロイト主義者として出発。犯
罪学・言語学・哲学の諸分野にわたり活躍。構造主
義の理論家。著書『エクリ』など。
フーコー(1926~1984)フランスの哲学者。コレージュ-ド-フランス教授。構造
主義の代表的な思想家。著書『狂気の歴史』『言葉
と物』『性の歴史』など。
もしくはフランスの物理学者(1819~1868)。フーコーの振り子を考案
し地球の自転を示した(1851)。
ウィトゲンシュタイン(1889~1951)イギリスの哲学者。オーストリア生まれ。
ケンブリッジ大学教授。論理実証主義・分析哲学の
形成に貢献。著書『論理哲学論考』『哲学探究』。
ハイデガー(1889~1976)ドイツの哲学者。キルケゴール・フッサールなどの影
響のもとに、古来の存在論を問いなおし、基礎的存
在論という独自の実存哲学を創唱。主著『存在と時間』など。
鉄瓶 弟、座敷わらし
クサンティッペ(生没年未詳)ソクラテスの妻。じゃじゃ馬的悪妻ぶりを示す多
くの逸話で知られる。
タレス(B.C.624~546)イオニア学派。
トールキン(1892-1973)作家。)「指輪物語(指輪の王)」など。
その他の元ネタ
アテナイ(Athenai)古代ギリシアを代表するポリス・アテネ。前8世紀ごろアッ
チカのポリスとして成立。貴族による支配が続いた
が、僭主政治を経て前6世紀には民主制へ移行。ペルシア戦争勝利後はスパルタを
しのいで繁栄。前5世紀半ばには民主政治が発達、
文化も最盛期を迎えたが、ペロポネソス戦争に敗退して衰亡。前339年にマケドニ
アに屈伏した。
プシュケ(psykhe)「魂」の意。古代ギリシアでは、魂は死後肉体を抜け出し、
冥府に住むが、血を飲むと語り出すとされていた。
のちに人格化された乙女プシュケは愛の神エロスと結び付けられた。
- プリンキピアマテマティカ号 宇宙海賊ファイヤァーベントの宇宙船
『プリンキピア・マテマティカ(数学原理)』(1910)バートランド・ラッセ
ル、アルフレッド・ホワイトヘッド著。「ゲーデ
ルの不完全性定理」へとつながる、 集合論や記号論理学などについて書かれた書
らしい。 「1+1=2」を証明するために数百ページ
が費やされているらしい。 他にも「私の言うことは嘘である」というクレタ人の
パラドックスとか。
プラグマティズム(pragmatism)知識や観念の問題を行動との連関においてとら
え、その有効性を行動の面から規定する哲学的立
場。19世紀末から主としてアメリカで形成された。パース・ジェームズ・デュー
イが代表者。実用主義。
とりあえずは戯言を
- SF? ファンタジー? と見せかけて、実はメタ漫画。
- 大多数のジャンプ読者はおいてかれてませんでした?
- CGを多用しているらしい(上巻の断崖絶壁今何処)。他にCGを多用してい
る漫画家として代表的なのが高橋しん(最終兵器彼
女など)。
- 短編~全2巻くらいが良い長さかと。
- って、未だに初版ってもしかして売れてないですか?
最終更新:2019年02月24日 11:50