涼宮ハルヒの消失 レジュメ

2008/5/9 担当 カノープス

 著者紹介(Wikipediaより引用)

谷川 流(たにがわ ながる、男性 1970年12月19日 - )は、日本のライトノベル作家、SF作家。兵庫県西宮市出身、在住。兵庫県立西宮北高等学校、関西学院大学法学部卒。
大学卒業後、婦人服店の店長を経て、2003年3月に『電撃萌王』vol.05掲載『電撃!! イージス5 盾と羊と』にてデビュー。同6月7日に第8回スニーカー大賞〈大賞〉受賞作『涼宮ハルヒの憂鬱』と電撃文庫刊『学校を出よう! 1 Escape from The School』の同日発売で文庫デビュー。『涼宮ハルヒシリーズ』は450万部(2008年現在)を超える大ヒットとなっている。

阪神・淡路大震災で被災した経験を持つ。阪神ファン。同人やアダルトゲームの存在を『涼宮ハルヒの憂鬱』を書くまで知らなかったらしい。趣味は麻雀とバイク。

 著作

角川スニーカー文庫
涼宮ハルヒシリーズ
出版順に、「憂鬱」「溜息」「退屈」「消失」「暴走」「動揺」「陰謀」「憤慨」「分裂」「驚愕」
「陰謀」は本作の結末とリンクしている。

電撃文庫
学校を出よう! 2008年現在6巻
電撃!! イージス5 全2巻?
ボクのセカイをまもるヒト   本編2巻+外伝1巻
絶望系 閉じられた世界
撲殺天使ドクロちゃんです(共著)

 登場人物

キョン
本作の主人公。本名は不明。物語の語り手。本人としては、「運悪く」ハルヒと関わってしまった一般人。語り部。皮肉屋。SOS団団員。

涼宮 ハルヒ(すずみや ハルヒ)
本作のヒロイン。SOS団団長。無意識下で願いを叶えてしまうトラブルメーカー。

長門 有希(ながと ゆき)
SOS団団員。文芸部員。宇宙人。万能の人。

朝比奈 みくる(あさひな みくる)
SOS団団員。元書道部員。未来人。メイドの人。

古泉 一樹(こいずみ いつき)
SOS団団員。謎の転校生。超能力者。常に笑顔の苦労人。

朝倉 涼子(あさくら りょうこ)
「憂鬱」にてキョンの殺害を企てるも長門によって阻まれ、消滅。転校したことになっている。

朝比奈さん(大)
みくるの数年後の姿(長門曰く「異時間同位体」)。当然未来人。

 あらすじ

前巻まで
涼宮ハルヒによって設立されたSOS団に、半強制的に入団させられたキョンは、他の団員が皆普通ではないことを知る。ハルヒは願いを叶えてしまう神にも等しい能力を持っており、他の団員である宇宙人、未来人、超能力者は、それぞれの目的のためにハルヒを監視しているのだ。
 しかし、ハルヒの力を本人に知られるのは避けたいという点では全員一致しており、団員はハルヒが巻き起こす超常現象を隠蔽するため、または彼女の機嫌を損ねないために東奔西走することとなる。

以下「消失」のあらすじ
*****************

プロローグ

クリスマス前の12月17日。いつもの日常。
谷口に彼女ができた。

1章

昨日とつながっていない今日。ハルヒの消失と朝倉の復活。ついでに古泉も教室ごと消失。違和感を持っているのはキョン1人。長門と朝比奈も能力・記憶なし。普通の人に。
そして谷口も独り身に…


2章

谷口風邪でダウン。
本の栞からプログラム発見。「鍵をそろえよ。期限は2日後。」なぜか長門の家でおでん。キョンの好みは変な人。


3章

12月20日。谷口復活。
谷口からの情報でハルヒを発見。ついでに古泉も。髪を切る前のハルヒ。切り札「ジョン・スミス」で信用を勝ち取る。(「退屈」からの伏線)古泉の2つの仮説。
北高文芸部室にてSOS団メンバー(鍵)がそろい、プログラム起動。キョンの選択。

4章

プログラムによって3年前の七夕に時間移動。「退屈」とリンク。
朝比奈さん(大)と長門の力を借りて世界を元に戻すことに。

5章

改変直前の12月18日早朝に時間移動。改変者に再改変プログラムを打ち込もうとするも朝倉に刺される。謎の人影。気絶。

6章

目覚めると12月21日。世界は元に戻っている。食い違う記憶。長門の謝罪。
長門の人格否定しちゃってるよ!


エピローグ

戻ってきた日常。しかし、やることは残っている。あの時見た人影。もう一度過去に飛ぶ必要がある。その前に一休み。

再び過去に行ったときの話は「陰謀」の冒頭に。
…谷口の彼女はどうなった?
******************

 類似したシチュエーション

バック・トゥー・ザ・フューチャー 2
いつの間にか変わってしまった「現在」。違いが分かるのは主人公とドクだけ。
元の状態に戻すため、2人は過去に飛ぶ。

All You Need Is Kill  著:桜坂 洋
ループする戦場。ループを知覚できる主人公はループの破壊を試みる。過去のレジュメ参照。
ちょっと厳しい?



 感想

なにぶん読んだのがかなり前なので、細かいとこは覚えていない。世間ではシリーズ最高との声が高いが、当時はそこまで面白いとは思わなかった。狙ってるようで外している設定の「憂鬱」のインパクトが大きすぎた。
 キョンが決断を下したり、長門の絶対性が崩れたりとストーリー的には重要な話。万能だからって頼りすぎるのは良くないってことか。

 最新刊の発売延期も気になるが、それ以上に「学校を出よう」の7巻はあり得るのかの方が気になる。こっちも好きですが、僕は「学校」のほうが好きなんです…




 おまけ 時系列

作中時期 作品タイトル 収録巻/ザ・スニーカー記載号
4、5月 涼宮ハルヒの憂鬱 涼宮ハルヒの憂鬱/全編
6月 涼宮ハルヒの退屈 涼宮ハルヒの退屈/P7~
2003年06月号
7月 笹の葉ラプソディ 涼宮ハルヒの退屈/P74~
2003年08月号
ミステリックサイン 涼宮ハルヒの退屈/P133~
2003年10月号
孤島症候群 涼宮ハルヒの退屈/P182~
8月 エンドレスエイト 涼宮ハルヒの暴走/P7~
2003年12月号
11月 涼宮ハルヒの溜息 涼宮ハルヒの溜息/全編
朝比奈ミクルの冒険 episode 00 涼宮ハルヒの動揺/P52~
2004年02月号
ライブアライブ 涼宮ハルヒの動揺/P5~
2004年12月号
射手座の日 涼宮ハルヒの暴走/P88~
2004年04月号、06月号
12月 涼宮ハルヒの消失 涼宮ハルヒの消失/全編
ヒトメボレLOVER 涼宮ハルヒの動揺/P95~
2004年10月号
雪山症候群 涼宮ハルヒの暴走/P183~
猫はどこに行った? 涼宮ハルヒの動揺/P187~
1月 朝比奈みくるの憂鬱 涼宮ハルヒの動揺/P242~
2005年2月号
涼宮ハルヒの陰謀 涼宮ハルヒの陰謀/全編
3月 編集長★一直線 涼宮ハルヒの憤慨/P5~
2005年6、8、10、12月号
ワンダリング・シャドウ 涼宮ハルヒの憤慨/P163~
2006年2,4月号
分裂と驚愕は2年4月以降

名前:
コメント:
最終更新:2009年03月25日 22:33