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高坂穂乃果&セイバー ◆.OfI.CoB/2







――――約束しましょう、いつかは離ればなれになっても、再びここで見つめあえば、美しい花、咲き誇る









     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇







月が見える。
紅い、紅い月。

月は、人を惑わし、妖を狂わすという。
それは真円であれ、欠けたものであれ。
そのおぼろげな光は避けがたい力を持つ。


だと言うなら、この紅い月は、一体どんな力を持つのだろう。
血のように紅い色をしているコレは、心をどのように惑わすのだろうか。



「…………どうして、こんな事になっちゃったのかな」


紅い月光を浴びながら、夕焼け色した髪の少女は哀しげに笑っていた。
何が原因でこんな月になったのか。
何で自分がこんなものに巻き込まれてしまったのか。

そして、どうして、私達はこんなにも、ばらばらになってしまったのか。


「私は、私はね……もっと続くと……思った」



永遠に輝く太陽のような少女―――高坂穂乃果は、そっと呟く。



何時だって、彼女は太陽だった。太陽だった筈だった。
いつも笑って、真っ直ぐで、輝いている。


けれど、今、空には太陽なんて輝いていない。
ただ不吉な紅が空を支配していて。
そして穂乃果は、笑っていない。
輝くような笑顔は無く、ただ、瞳に暗く重たい光をともしているだけだった。

「私、ことりちゃん、海未ちゃんで始めたモノ、本当にそれは楽しかった……辛い時もあったけど、楽しかった」


元々、母校の廃校の危機のために何かしたいと思った。
それがスクールアイドルだと思った。
無茶な思いつきだったかもしれない。
無謀な賭けだったかもしれない。

実際、初ライブは失敗した。


それでも、続けた。


だって、楽しかったから。
だって、嬉しかったから。


三人でやれることが。



「それがね、三人が、六人になって、七人になって、そして、μ'sになって」



やがて、その活動が、広がっていった。
一人の思い付きが、二人を巻き込んで三人に。
そして、三人より六人、七人。
最後には、μ'sになった。

それは、とても嬉しいことで、ずっとずっと続けばいいと思った。


「私はリーダーとして、頑張った。もっと、もっと先へ。 もっともっと楽しい事、私達の夢が続けばいい……って」



そのμ'sの中で、穂乃果はリーダーになった。
皆を引っ張って、皆と一緒に。
ずっと頑張ろうって。
楽しいから、嬉しいからって。
ラブライブ出場に向けて、全力でやろうって。
それが、今の自分の夢。

μ'sのなかで、いつまでも、夢が続けばいい。


できるのなら、穂乃果、ことり、海未と三人、ずっと一緒に。



「でも」



その夢が叶わないと知った。



「私……頑張ったよ……ううん、一人で頑張りすぎたのかな……」


穂乃果がライブの最中で倒れて、全てがまるで崩れ去ったように終わった。
ラブライブ出場に向けて頑張ってたののに、それがダメになって。
そしたら、母校は存続が決まって。


「何もかも、終わろうとしていて、そしたら、ことりちゃんが、留学するって」


幼馴染で、親友の南ことりは、穂乃果を置いて何処かにいくという。
もう一つの夢を取る為に。
それは、よかった。
いや、よくないけど、でも、哀しかった。

なんで、なんで。


「私にはいってくれなかったの……?」


相談されたのは、もう一人の親友、園田海未だけだった。
そして、海未はことりの相談に良く乗り、ことりの決断を促したという。



結果として。



いつも三人だったのに。


九人皆で、μ'sだったはずだったのに。




「私はひとりぼっちだった」




ラブライブ出場辞退も、聞かされなかった。
母校存続も唐突だった。
ことりは突然居なくなる。


そこに、穂乃果は居なかった。



だとするなら。



「もう、全部、どうでもよくなったような気がして、止めようと思った」



μ'sなんか、止めようと思った。
アイドルなんて、止めたいと思った。
もう全部投げだそうとした。
そしたら。


「ことりちゃんは、泣いて」


南ことりは、責める様に、私を見て。
泣きながら去っていた。

その様子は、まるで、皆で見る夢、自分自身の夢に常に揺れているようで。




そう、南ことりは、『今』を見ていた。




「海未ちゃんは、私を叩いた」



園田海未は、穂乃果を否定するように叩いた。
ことりへの態度。
アイドルへの態度。
自分も楽しかったのに、全てを無にするような穂乃果を否定した。


海未は、その先を見て居たかったのだろう。
三人の仲が続く夢。
μ's、アイドルが続く夢。



きっと、園田海未は、『未来』を夢描いていた。


「じゃあ、私は、どうしたいの?」



それならば、高坂穂乃果は、何をしたいのだろう。


何もかも、否定されて。
何もかも、傍から離れていて。


追い込まれ、追い詰められ、孤独になって。


思うのは、


「あの時に、戻りたい」



三人で、集まって、アイドルやろうと言った時。
三人で、ぶつかって、泣いて、笑って。


それでも、夢を見続けていたいと思った時。



「あの時が、よかった。 あの頃の三人がよかった」




全部がきらきら輝いてた時。




私達は、同じ場所で明日を見ていた、道が続いてくと信じていた、夢を。



終わらない楽しさを信じていた時へ。


私達のままでいれば、笑顔だった時を。



「希望をくれる夢を見ていた……あの時に戻りたい」



そう、高坂穂乃果は『過去』を望んでしまった。




だから、紅い月に魅入られたのかもしれない。



高坂穂乃果は哀しく笑い。



「ねぇ、私は、どうしたら、よかったのかな? どうしたら、何もかも続いてくれたのかな?」



教えてよと、彼女は言って。



「ねぇ、教えて……セイバー……アマちゃん」



そう、自らのサーヴァントに尋ねるけど。



「答えられる訳……ないか」



だって、自分のサーバントは。





「ワンッ!」



犬だったから。











     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇









高坂穂乃果のサーヴァントであるセイバー、アマテラスがこの世界に現れ思ったのは、唯一つ。


なんて、禍々しい悪しき、紅い月なのだろうか。


それは、人を慈しむ太陽とは違う。
人を苦しませ、絶望へと落とし込む紅い月だ。

あの妖気では、妖が盛んに活動をするであろう。
そして、人を追い詰め、世界を闇に覆う。


そんな事は、あってはならない。


太陽も、海も、小鳥も、花も、星も、笑顔も、情熱も、青空も、希望も、皆、人のためにある。


自然は人を豊かにし、人は幸せをねがい、祈り、そして夢を見る。


その為には、あの月はあってはならない。


あれは、世界を覆ってしまう、妖に満ちた、月だった。



ならば、やる事は一つ。


大いなる慈母、アマテラスがやる事は一つ。




この世界に、太陽を、照らすこと。




それが、アマテラスの力なのだから。







けれど、まだ信仰が足りない。
太陽のような少女は、まだ自分を信じてくれない。
それに、自分を信じてくれる人はきっとこの世界には少ないだろう。

事実、筆調べで太陽を描いても、それがかなう事はなかった。



けれど、恐れる事はない。



「わっ、アマちゃん!?」
「ワン!」


穂乃果を自分の背に乗せて、地を駆ける。







夢は叶うもの。



この少女の闇を晴らして、もう一度、太陽のような笑顔をこの子に。





何も、案ずる事はない。




そう、何故なら。



何処の世界だって、誰の顔にだって、必ず。






――――太陽は昇る。









【クラス】
セイバー

【真名】
アマテラス@大神

【パラメーター】

筋力B 耐久C 敏捷A 魔力A 幸運A 宝具EX

【属性】
秩序・善

【クラススキル】
対魔力:A
Aランク以下の魔術を完全に無効化する。
事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。


【保有スキル】

神性:A+
太陽神、であり主神である天照大神の化身が、神木村の白野威像に宿ったのがアマテラスである。
すなわち、天照大神の化身であるので、極めて高い神性を持つ。


信仰:D
アマテラスは信仰により、己の力を増すことが出きる。
ただし、現代では信仰が薄れ、力が弱まっている。

破邪:A+
妖を討ち、怪を祓い、邪を破る力。
妖や、怪、邪へ極めて高い優位性を誇る。


【宝具】

【筆しらべ】
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-

アマテラスに宿る力。
世界に、介入し、筆による調べで模様を描き、あらゆる効果を起こす。
あわせて、十三の力があり、それぞれ干支と猫が力をつかさどっている。

※一つの一つ詳しくは、大神のwikiや動画を参考にしてください


【三種の神器】

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10最大捕捉:10人

剣、勾玉、鏡からなるアマテラスが妖怪退治する時にする武器。
剣は近距離に使用、勾玉は遠距離に、鏡は中距離やカウンターに使用する。
今回はセイバーとして呼ばれているので、主に剣を使用する。



【信仰は慈しむ大神の為に(そして太陽は昇る)】

ランク:EX 種別:???? レンジ:???? 最大捕捉:????

アマテラス最大の宝具。
しかし、アマテラス自身では使用する事が出来ない。
マスターからの信頼=信仰は勿論の事、沢山の信仰を得て、初めて使用できる。
発動すると、全盛期のアマテラス=白野威(シラヌイ)化して、ステータス、スキルが軒並みが上がる。
そして、筆調べ、三種の神器の宝具のランクがEXになり、強化される。
三種の神器の剣が『天叢雲剱』に、勾玉が『八尺瓊勾玉』に、鏡が『八尺瓊勾玉』になる。

信仰を集めたアマテラス本来の姿であり、それは闇を払う太陽の光そのもの。



【weapon】
三種の神器
セイバーなので、剣をメインで使う。

【人物背景】
アマテラスの化身であり、この世の闇を払う慈母神。
人を慈しみ、人々の願いを叶え続ける。
なお、性別はわんこである


【方針】

紅い月を祓い、太陽を昇らせる


【マスター】
高坂穂乃果@ラブライブ!(アニメ)

【マスターとしての願い】
過去に戻りたい?

【weapon】
【能力・技能】
特になし。
ただし、人を導く不思議な魅力がある。

【人物背景】
音ノ木坂学院存続の為にスクールアイドルを幼馴染三人と一緒に始めた。
μ'sのリーダーで明るく人を引っ張っていく力がある。
リーダーの資質が高く不思議と回りに人が集まってくる。
南ことり、園田海未と幼馴染で親友であるが、現在は仲たがいをして上手くいっていない。
それ故、全てを投げ出してしまった。
(アニメ後半の時期です)

【方針】
どうすればいいか解らない。


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最終更新:2015年02月05日 01:57