旧スクウェア時代の「魔界塔士Sa・Ga」から始まるスクウェア・エニックスのロールプレイングゲームシリーズ。2009年に20周年を迎えた。
本作でも多くのネタが使われているので、このページでまとめて紹介する。
アル・フェニックス
「サガフロンティア」のアルカイザーの必殺技。光に身を包み繰り出す強力な体当たり技であり、トップクラスの威力を持つ大技。
「メタルアルカイザー」というアルカイザーを模したメカが「ダークフェニックス」というこの技のコピーを使用してくるのだが、これも敵の単体攻撃としてはおそらく最強の威力を持つ。
そして、この「ダークフェニックス」を見た後に「アル・フェニックス」を使用すると、さらに強化された「真アル・フェニックス」に進化する。不死鳥のごとき光に身を包み、飛翔。画面外からの突進で敵に大ダメージを与える演出的にも人気の高い技である。
本作では
妹紅が習得。やはり強力な技である。
更に
最終編の妹紅のイベントにて……。
オクトパスボード
「サガフロンティア」に登場するメカ用装備。
ほかのボード系の装備と違ってHPは上昇しないものの、その他のステータスの上昇がとても大きい。
また「猛虎プログラム」「龍神プログラム」というメカ用プログラム(技能)を装備していると、それぞれ「タイガーランページ」、「メイルシュトローム」という強力な特殊攻撃が使用可能になる。主力となるメカには装備しておきたい装備である。ただし、入手できる個数は少ない。
本作では
YdmtⅣ用装備として
蓬莱編に登場。装備するとメイルシュトロームが使用可能になる。
カーネイジ
「サガフロンティア」のT260編ラスボス「ジェノサイドハート」が使用する技。意味は「虐殺」。
「NO FUTURE」の表示とともに仮想空間内のモニターに光線を反射させて打ち抜く全体攻撃。高いダメージのほか、気絶(戦闘不能)の追加効果を持つ(ただし、T260編はメカが多いため、あまり気絶効果は意味がないかもしれない)。
この攻撃はジェノサイドハートの形態変化の度に使ってくるうえ、ダメージをほぼ軽減することができない。この技を受けたら即回復し立て直すべきだろう。
本作では
帰還編ラスボス
0=JIが使用。「NO FUTURE」も再現されている。なお、「ジェノサイドハート」も宇宙船(厳密にはリージョン破壊兵器)の中核となるプログラムであるため船の人工知能である
0=JIと似ているといえば似ている。
デンジャラス・スープレックス・コンボ
元ネタは「サガフロンティア」に出てくる体術(投げ技)「DSC」(Dangerous Suplex Combo)。
「スライディング」、「バベルクランブル」、「スープレックス」、「ジャイアントスイング」の4つの技を装備技能欄に全て入れた場合登場する隠し技である。
スライディングで突っ込んで相手を浮かせたところをバベルクランブルで地面に叩きつけさらにスープレックスで追撃。
この後確率次第で次のジャイアントスイングに繋がり、さらに止めのスイングDDT(スープレックスのバリエーション)に繋がる。
ダメージはすさまじく、普通単体の技のダメージが多くて4000~5000程度なのに対してこの技は全段当たると2万以上のダメージを与える。
欠点としては、
- 全段当たらない場合が多い(もっとも、3段目のスープレックスまでで止まったとしても最強技と言える威力である)
- 連携に組み込めない(この技自体が連携とみなされているらしく、ある敵に使うと(見た目の攻撃回数-1)分の連携とみなされる)
- 投げ技であるので一部の敵に無効化されてしまう
- 浮いてる敵にも無効
- 技ポイントの消費量がとても高い(一般の最強技の倍くらい)
などがある。しかしそれらを差し引いても凶悪であり、ゲームバランスが崩れかねない。
具体的にいうと、サガフロンティアの各編のラスボスでもっともHPが高い者が15万。よって1発2万のダメージを与えることもあるDSCを連発すればすぐに落ちてしまう。
本作では
氷精編ラスボスの
ガングレイ・ジルバルドが使用。サガフロンティアで使われたのと同じくらいのダメージを与えてくる。なんというかオーバーキルにもほどがある(実は即死攻撃でありダメージは飾りらしい)。
ファイアウォール
その名の通り炎の壁を作る術。
「ロマンシング サ・ガ2」では「炎の壁」という名前で登場している。
基本的には攻撃術ではなく補助術であり、敵からの炎属性(作品によっては冷気属性も)の攻撃を無効化する。効果は使用ターンのみ。一部の敵に対しては毎ターンこの術を相手が動くより先に使用することで有利に戦うことができる。
炎の術のレベルが上がるとターンの最後に壁が移動し敵にダメージを与える。敵が使うとそれなりに強力な範囲攻撃のように思えるが、味方が使うと大したダメージに思えない。
本作では
藤原 妹紅が使用。防御の術ではなく、攻撃術になっている。
氷殺
チルノが習得する技。元ネタは「サガフロンティア2」の「焼殺」。
敵の周りに魔法陣が現れ強力な火柱で相手を焼き尽くす極めて強力な単体攻撃術。さらに気絶(戦闘不能)の追加効果もある。
本作の氷殺も魔法陣が現れるほか、即死効果を持つ。
ミニオンストライク
「サガフロンティア」に登場した全体攻撃。使い手の姿を模した無数の使い魔が敵を襲う全体攻撃。見た目のインパクトはあるが、威力はイマイチ。
本作では
伊吹 萃香が使用。彼女の場合は使い魔ではなく分裂した自分自身だろう。
メイルシュトローム
初出は「ロマンシングサ・ガ2」。大渦潮を起こし敵を飲み込む全体攻撃。おもに魚や水生生物系のボスキャラ、もしくは終盤の強力なザコキャラが使用する。
効果などは作品ごとに微妙に異なっているとはいえ、ほとんどの作品ではダメージだけでも味方パーティーが全滅もしくは半壊、さらに気絶(戦闘不能)の追加効果がある場合もある恐るべき技である。水に耐性のある装備で防げる場合が多いので、この技を使う敵と戦う前にそれらの装備品を集めておいたほうがいい。
本作では
YdmtⅣにオクトパスボードを装備させると使用可能になる。これについてはオクトパスボードの解説参照。
また
冥界編では、
百鬼夜行も使用する。本来の使用者である「ロマンシングサ・ガ3」の魔海侯フォルネウスが融合しているからだろう。
最終更新:2013年01月12日 13:06