本編1378~1380

『強襲、テスラ・ライヒ研究所』-6

 作者・ユガミ博士
1378

ネオ蛇牙城(ベガゾーン)***


ジャテーゴ「お前達、またしてもテスラ・ライヒ研究所の攻略に失敗しおったな!」
ランドウ「覚悟は良いのだろうな?」
ヤシャ男爵(兄)「お待ちください、ランドウ様!これというのも、其処にいる
 タイタンが研究所に侵入したにも関わらず撤退なんぞしたからです」
ヤシャ男爵(弟)「そうだ、そうだ!!」
ドレイドウ「この始末、どうしてくれる!」

ジャテーゴとランドウに作戦失敗を責められ、ヤシャ男爵とドレイドウは
タイタン達ブラックサタンが撤退したせいだと責任をなすりつける。

謎の紳士タイタン「・・・」
ランドウ「何か、申し開きがあるか?タイタンよ」
謎の紳士タイタン「私が撤退したのは、あちらの戦力がこちらの戦力
 以上となり、戦闘の続行は不可能と判断したからだ。それに、
 外ではあれだけの戦力がいたにも関わらず、全滅させたのは貴様ら
 の指揮がなっていなかったからではないのか?」
ドレイドウ「くっ!」
ヤシャ男爵(弟)「言わせておけば・・・!」

今は人間態であるタイタンは冷静に自分が撤退した理由を話して
ドレイドウとヤシャ男爵を黙らせる。

謎の紳士タイタン「とにかく、私も忙しい身なのでね。これにて失礼する」
ジャテーゴ「どこへ行く、タイタン!」
ランドウ「地底世界か?」
謎の紳士タイタン「その通りだ。今チューブのゼーバを中心に地上世界
 との平和を謳っている連中と地底世界の覇権を争っているのでな。私も
 其方に顔を出す事になったのだ」

タイタンが言うように、地底世界では現在、地底帝国チューブの地底王
ゼーバを中心とした地上世界の侵略を行おうとする好戦派とチューブの
イアル姫やインフェルシアの冥府神スフィンクスを中心とした地上との
共存を考える和平派の対立が起きている。タイタンも地底王国の領主で
あり、地下帝国軍の顧問という立場上、この戦いにも戦力を送る事に
なっていた。そして、タイタンはネオ蛇牙城から出て行った。

ランドウ「喰えない奴め・・・」
ドレイドウ「ぐぅぅ、勝手な奴め!」
ジャテーゴ「それよりも、貴様達にはこれだ」ピッ
ヤシャ男爵&ドレイドウ「「「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」」」

残されたヤシャ男爵とドレイドウはジャテーゴに罰として、電撃を
受けてしまい、その場で倒れるのであった。一方、戦いを終えた
テスラ・ライヒ研究所ではというと・・・。

1379

テスラ・ライヒ研究所***


ミケーネ帝国、恐竜帝国、ドクター・ランドウのメタルビースト軍団
そしてブラックサタンによるGショッカー地下帝国軍のテスラ・ライヒ
研究所への襲撃は、様々な助けによって何とか事無きを得た。

カザハラ博士「カイ少佐、天堂君、ブルース君、ガイル少佐、要請を
 受けてくれて、本当に助かった。感謝するよ」
カイ少佐「いえ、軍人としての務めを果たしただけです。お気遣いなく」

カザハラ博士は救援に駆け付けたカイ少佐達に感謝と労いの言葉を
送る。

フランク「しっかし、偶然にしちゃぁ、よくこれだけの強力なメンバーが
 揃っていたもんだなぁ?」 
ブルース「お前は・・・フランク・ウェストだな?春麗の嬢ちゃんから
 話は聞いているぜ。偶々この近くの基地に所用でいたんだが、
 此処が襲われているって聞いて救援部隊に加わったんだよ」
ガイル「俺も似たようなもんだ」
竜「俺はアメリカにバイラムが出現したと聞いて、日本から来ていた所、
 同じく要請を受けて此処に」
ラミア「我々、教導隊はダカールから撤退したティターンズ・・・その背後
 にいるロゴスを追う任務が下り、この近くの基地で補給を受けていた時に
 要請を受けて、テスラ研へと来た」

ブルース、ガイル、竜、ラミアは自分達がテスラ・ライヒ研究所に救援部隊
として駆けつけた各々の理由を述べていく。またブルースは質問してきた
フランクの事を以前、ICPO捜査官である春麗から話を聞いていたので、
その事を話す。

映司「こちらも助けて下さり、ありがとうございました」
竜「君が仮面ライダーオーズだね?無事でよかった。・・・だが、
 ブラックサタンの初代大幹部百目タイタン・・・とてつもない
 プレッシャーを感じる敵だった」

映司も竜にお礼を述べると、竜は映司がオーズだという事に気付き、
返事を返す。そして、百目タイタンが強大な敵だったと感じた事を話す。

ビースト「あのような敵に、我々はより結束して事態に立ち向かわなければ」
アラド「うわぁ、ライオンが喋った!!」
ゼオラ「失礼よ、アラド!」
ラトゥーニ「・・・アラド、こちらはハンク・マッコイ博士。有名な科学者でもある
 X-MENのメンバーだよ」
アラド「えっ、そうなの!?スイマセンでした~(汗!」
カイ少佐「アラド・・・後で、訓練を倍だ!」

ビーストの姿を見たアラドはライオンと間違えて、失礼な態度をして
しまったので、ゼオラが叱り、ラトゥーニはビーストの事を教え、
カイ少佐は呆れながら、後でアラドの訓練メニューを倍にする事を決めた。

ビースト「いや、私の姿を見れば誰もがそう思っても仕方が無い事だ。
  気にしないでくれ」
カイ少佐「・・・お恥ずかしいです」

だが、ビーストはこれまで何度も、獣じみた容姿で言われ慣れているので
アラドの態度にも気にしないでいた。その事にカイ少佐は申し訳なく思う。

シュワルツ「やれやれ、これが教導隊とは・・・とんだ、ガキの集まりじゃねえか」
メリー「あら、でも見ていて楽しいわよ」

シュワルツは一連のやり取りを見ていて、有名な教導隊の実態を見ていて
呆れてるが、メリーは微笑ましく見ていた。

チボデー「まぁ、とりあえず今は勝利に喜ぼうぜ!」
フランク「・・・そうだな。じゃあ、1枚、写真でも撮るか!」

パシャ!

フランクによって、今回戦った者達で集合写真を撮った。この先、
彼らは共にあらゆる敵と戦っていく事だろう・・・。

オマケ***


フランク「・・・後、出来れば個人的にラミア少尉の写真を撮らせてくれないか?」
ブルース「おい!だったら、その写真俺にもくれよ!言い値で買うから!」
カザハラ博士「・・・それなら、私も」
ラミア「私の写真が良いのか?」
ゼオラ「ダメですよ、ラミア少尉!絶対やらしい写真に決まっていますから!」
アンク「・・・いいぞ!この欲望ならメダルもたまりそうだ!」
映司「やめなよ、アンク」
リシュウ「やれやれ」

どうにも、締まらなかった。

1380

●ジャテーゴ→ヤシャ男爵とドレイドウに罰を与える。
●プロフェッサー・ランドウ→タイタンが地底世界へ向かおうとするのを察する。
●ヤシャ男爵、妖爬虫将軍ドレイドウ→作戦失敗により、罰を受ける。
●謎の紳士タイタン→作戦失敗したが、平然な態度をとり、地底世界へ向かう。
○ジョナサン・カザハラ博士→救援に駆け付けたカイ少佐達に感謝と労いの
   言葉を送る。その後、フランクからラミア少尉の写真を貰おうとする。
○カイ・キタムラ少佐→カザハラ博士から感謝の言葉を受け取る。
○ラミア・ラヴレス少尉→教導隊がテスラ・ライヒ研究所に来た理由を話す。
   その後、フランクから写真のモデルを頼まれる。
○アラド・バランガ曹長→ビーストを見て、驚く。
○ゼオラ・シュバイツァー曹長→アラドの失礼な態度を叱る。
○ラトゥーニ・スゥボータ少尉→アラドにビーストの素性を教える。
○ヘンリー・ハンク・マッコイ博士=ビースト→アラドの態度を気にせずに接する。
○火野映司→天堂竜にお礼を述べる。
○アンク→フランク達のやり取りから欲望を感じ取る。
○天堂竜→映司からお礼の言葉を受け取る。そして救援部隊として
  駆けつけた理由を話す。
○ブルース・マッギャヴァン→救援部隊として駆けつけた理由を話す。
  その後、フランクからラミア少尉の写真を貰おうとする。
○ウィリアム・ガイル少佐→救援部隊として駆けつけた理由を話す。
○フランク・ウェスト→皆の集合写真を撮る。その後、ラミア少尉の写真を撮ろうとする。
○シュワルツコフ少佐→教導隊のやり取りに呆れる。
○メリー・キング→教導隊のやり取りを微笑ましく見る。

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最終更新:2020年11月26日 10:26