本編1527~1536

『タランチュラロードイーバ ビギニング!!』-1

作者・ホウタイ怪人
1527

米国・アルカトラズ刑務所***


アルカトラズ刑務所は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンフランシスコ湾内、
サンフランシスコ市から2.4kmのところに浮かぶ小島全体に築かれた、
「世界一脱獄が不可能」と恐れられる監獄であり、名だたる凶悪犯の死刑囚や
終身刑囚が収監されている。

ハリケーン・ジョー「………」

ここに一人の男が収監されている。
男の名はハリケーン・ジョー。国際犯罪組織「ショッカー」の女幹部マヤの
ボディーガード兼怪人トレーナーを担当していた男で、ピラザウルスの一件で
滝和也の手でFBIに逮捕された後、国際テロを含む幾つかの罪で懲役150年の判決を
受けて今も服役している。

ショッカーの非情な掟では「生きて虜囚の辱めを受ける」などという事は決して許されない。
秘密保持のため、自決を拒む者は通常であれば、刑務所の塀の中にまで放たれた刺客の手が及んで
命を落とすのが当たり前である。ではどうして彼は今も独房の中で平然と生きていられるのだろうか?
それは彼には組織から引き続き与えられた「任務」があるからである。

人の命を命と思わぬ残虐非道な凶悪犯たちは、いわばショッカーの先兵たる改造人間の素体の宝庫だ。
優れた怪人のトレーナーであるハリケーン・ジョーは、そんな凶悪犯たちを組織にスカウトする
目利きをする役目を与えられていたのである。

そして今日、そのハリケーン・ジョーがかねてから目をつけていた囚人が一人、
電気椅子で刑を執行される予定だ。その囚人の名はケビン・オルバ。
全米を連続婦女誘拐・強姦殺人事件で震撼させた殺人鬼である。
まさに人の心を失った冷酷無残な男。Gショッカーの一員として迎え入れるに相応しい。
すでに看守の買収も完了し、すぐ塀の外にはショッカー戦闘員による拉致部隊もスタンバイしている。
計画は完璧だったはずだった。

ところが計画に狂いが生じた。
ケビンの死刑執行直前に――もう少し厳密に言えば、死刑執行人が電気椅子のスイッチを押した瞬間に
とてつもなく激しい落雷がアルカトラズ島全体を襲ったのだ。

ケビン「………」

理乃「迎えに来たわよ。我ら堕神の同志よ」

迎えに来たと言う謎の女と共にケビン・オルバは姿を消した。何者かに先を越されたのだ。
落雷による停電とパニックが収まり、ハリケーン・ジョーが慌てて死刑執行室に駆けつけて来た
その時にはもう、誰もいないもぬけの殻であった。

ハリケーン・ジョー「…い、いったい何がどうなっているんだ!?」

1528

日本・三日月山***


三日月山の丘に「ゴンの墓」と記された墓碑が立っている。
そこに一人の青年が献花に訪れた。
彼の名は尾村豪という。元は国際的な科学者養成機関「科学アカデミア」――
――現在の「コスモアカデミア」に学生として在籍していた科学者である。

豪「………」

尾村豪は静かに目を閉じて手を合わせる。
ちょうどそこへ一人の少年が水かけ用の桶を持ってやってきた。

健一「あれ? おじさん誰?」
豪「やあ…」

力のない返事をする尾村豪。
するとその少年――健一は、お墓に花が供えられている事に気づいた。

健一「もしかしておじさんがお花を供えてくれたの?」
豪「そうだよ。ここのお墓に眠っている恐竜の子供には
 僕は詫びなければいけないことがあるんだ。
 この程度で許してもらえるとは思ってないけれど…」
健一「ふ~ん、でもありがとう。ゴンもきっと喜んでいると思います」
豪「そう言ってもらえると僕も嬉しいよ」

それだけ話すと、豪は寂しそうにその場から離れて行った。
ゴンの墓に水をかけながら怪訝に思う健一。

健一「いったい誰だったんだろう? ゴンの事は僕とおじいちゃんと
 ライブマンの勇介さん達しか知らないはずなんだけどなあ…」

近くに待たせてあった車へと戻る豪。
停車してあった車の横では、一人の凛としたボディラインの女性が待っていた。
豪と同じく科学者のようだが、その鍛えられた肉体と隙のないそぶりは
まるでよく訓練された戦士を思わせる。

ユン「用は済んだのか?」
豪「ここまで連れて来てもらって、わざわざすみませんでした。ユンさん」
ユン「では戻ろうか。みんながブレイバーベースで待っている」

尾村豪――武装頭脳軍ボルトの元幹部ドクターオブラーであり、
先程の墓の下に眠る幼い恐竜ゴンを死に至らしめた原因を作った張本人である。
そしてもう一人の女の方の名はダー・ユンという。
アースサイド(地球)に侵攻してきた魔物族ダークノイドの元女戦士。

二人とも昔は悪の侵略者の側に身を置いていたが、その後改心して悔い改め、
今は正義の組織ブレイバーズに所属しディオドスシステム開発プロジェクトに
従事している研究者メンバーである。

1529

藍羽財団本部・応接室***


ここはブレイバーズの有力スポンサー企業体の一つでもある、
藍羽財団の本部ビル高層階にあるCEO執務室に隣接する、
来客専用の応接間である。

財団の代表を務める藍羽ルリCEOを訪ねて来た人間がいる。
SKネットワークTVの会長・神無聖月。
世界中のマスメディア事業を一手に牛耳るとまで言われる大物である。

ルリ「せっかくのお申し出ですが、その件は丁重にお断りさせて頂きます」
聖月「ほぅ…」

神無聖月はブレイバーズへの出資を申し出て来たのだ。
だが彼にはいろいろと黒い噂があった。
Gショッカーと繋がる桐原剛造、帯刀龍三郎、村上峡児ら
ブレイバーズと敵対する陣営の財界人と昵懇の間柄であり、
何回も極秘会合を重ねているとの未確認情報があるのだ。
その他にも「本当の神無聖月はもっと高齢の老人であり、
今の神無聖月は別人」という真偽不明の情報まで錯綜していた。
とにかく神無聖月という人間について、その前身や氏素性に関する
信頼に足る情報が不足しているのだ。

ただでさえ高見沢逸郎が出資メンバーとして強引に名を連ねたのをよいことに、
今もブレイバーズの組織運営に割り込み、執拗に口を挟もうとし続けてている。
これ以上信用のおけない人物を、地球の平和を守るために日夜戦っている
ヒーローたちに近づける訳にはいかない。

聖月「私は今回の出資を申し出るに当たり、民自党の黒田憲作先生、
 憲民党の小山田正明先生、そして民友党の加納良造先生からも
 それぞれ紹介状を頂いております。私からの申し出を断ると言う事は、
 それら国会の先生方のお顔も同時に潰す事になりますよ」
鏡「………(選挙対策でブレイバーズ人気に群がるハイエナどもの名前か。
 正直反吐が出る…)」

眉を顰める聖月と相対して座るルリの横に控える執事の鏡誠は、
心の中で苦虫を潰しながら、黙って聖月の話を聞いている。

ルリ「なんと申し上げられましょうと、出資の話はお断り致します。
 組織の運営活動資金は充分に足りておりますので」
聖月「残念です。今日はこれで帰らせて頂く」
ルリ「鏡、お客様のお帰りです。玄関までお見送りを」
鏡「畏まりました」
聖月「いや、結構だ」

神無聖月はお付きの女性秘書と共に退室して
玄関に待たせてあった車へと乗り込む。

聖月「さすがは若くして藍羽財団CEOを務める藍羽ルリ。
 ただの小娘かと思っていたが、全くこちらの付け入る隙がない」
れい子「会長、次の手を打たれますか?」
聖月「いや、まずこの件はしばらくはいい。
 それよりも生田山で進めている例の計画を急がせろ」
れい子「畏まりました」

この神無聖月の秘書を務めている女性の名は、彩れい子。
先日、SKネットワークTVが傘下に吸収した銀河テレビの元局員であり、
以後は聖月の側近として常に行動を共にしている。
しかしこの女の詳しい過去も、聖月と同様に不明である…。

1530

生田山***


快晴の下、多くのハイキング客で賑わう生田山の森林公園。
河原で目ぼしい石を見つけては拾っているという、
見る者から見れば奇妙な行動にも映る三人の少女たちがいる。

若菜「これは磨けばべっぴんになりそうな石だねえ~♪」

彼女たちは、丹童子アルマが通う藍羽学園高等部の鉱石部メンバー、
部長の伊藤若菜、部員の山口揚羽と赤崎七海である。

部員たちは皆、石好きという変わった趣味を持つ若菜に声をかけられて
入部した生徒たちばかりで、実を言えば若菜以外の部員は"あまり石に興味を持っていない
というのが本音"というのが実情なのだが、誰にでも屈託なく明るく接する若菜の人柄もあり、
部員たちは部活動の内容にブツブツ文句を言いつつも、実際は満更でもないらしい。

七海「ねえ、なんかあそこの向こうに洞窟があるよ」

七海が川岸の向こうに、長い年月をかけて自然発生で出来たと思しき
洞窟の入り口を見つけた。

若菜「私の勘だと、この洞窟の奥にきっといい石があるよ。
 中に入って探検してみよう♪」
揚羽「なんかヤバくない? よした方が絶対いいって!」
若菜「大丈夫大丈夫♪」

一方、ピクニック広場の方では風呂敷を拡げて、
家から持って来たお弁当の蓋を開けて寛いでいる
一人のポニーテールの髪型の女子高校生の少女と
幼稚園児程の年頃の兄妹がいた。

真由「このはお姉ちゃん、なんかとっても楽しそうだね」
直気「もうじき桃矢兄ちゃんが帰ってくるのが嬉しいんだろ?」
このは「ふふっ…ええ、そうね♪」

舞原このは――昔野高校に通う神城桃矢と金剛煌の同級生で幼馴染。
ダークノイドとの激しい戦いのさなか、金剛煌は戦死。
そして神城桃矢もグレイファスたちを率いて
一人このはを地球(アースサイド)に残して
新たな戦いのために異世界エターナリアへと旅立った。

実は先日にCIAのエドワード高崎から連絡があり、
仮面ライダーディケイド=門矢士たちの協力もあって、
エターナリアでの戦いにも一段落がついた神城桃矢たちが、
久しぶりに明日、地球に戻ってくるのだという。
やっと桃矢と再会できるとあって、このはは上機嫌なのである。

直気「このは姉ちゃん、ちょっと遊んでくるね」
このは「あんまり遠くまで行っちゃダメよ!」

このはの家・金桃寺で引き取っている孤児である
火浦直気・真由の兄妹は、このはの注意も聞く様子もなく
二人仲良く元気に駆け出していく。

1531

そしてもう一組いたピクニック客。ショートカットヘアの女子中学生と、
小学校低学年くらいの年頃のツインテールの少女だ。

つばさ「瑠璃さん、いつまでムスッとしてるの?」
瑠璃「別にムスッとなんかしてないもん…」

中学生の方の少女――宮坂瑠璃は、
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの人気男性アイドルグループ『A.N.G.E.L』の
センターポジション・鷲崎飛翔のガールフレンドだ。
そして一緒にいる小学生の方は、その飛翔の妹・つばさである。
本当は今日のピクニックは飛翔と一緒に行くはずだったのだが…。

◇   ◇   ◇

飛翔「ごめん瑠璃! 明日はどうしても外せない急な仕事が入って…。
 悪いけど明日のピクニックはつばさと二人で行って来てくれないか?」

申し訳なさそうに両手を合わせて、約束の予定を反故にした事を
瑠璃に謝罪する飛翔ではあったが…。

瑠璃「またなの!? もう飛翔なんか知らないッ!!」
飛翔「おい待ってくれよ瑠璃! 瑠璃ってば!(汗」

◇   ◇   ◇

人気アイドルでもあり、また同時に地球を侵略者の魔の手から守る
平和組織ブレイバーズの一員――ライディーン戦士の一人・ライディーンイーグルとしての
顔も併せ持ち、必然的に超多忙である飛翔に、これまでデートの約束をすっぽかされた事は
一度や二度ではない。
瑠璃とて、それがやむを得ない事情である事はよく理解している。
しかし無理にそれを自分に言い聞かせて納得しようとしても
なんとなく空しさが募るばかりなのである。

瑠璃「どうしてあの時、私あんなキツイこと言っちゃったんだろう。
 飛翔もA.N.G.E.Lのみんなも日頃大変な仕事をしてるんだ…っていうのは
 よく解っているはずなのに…」

つい考え事にふけってしまう瑠璃だったが、
その間につばさの姿を見失ってしまった。
おそらく自分がずっとボーッとしてばかりで何の反応もないので、
つまらなくなって勝手に森の奥の方に遊びに行ってしまったのだ。

瑠璃「大変っ!? つばさちゃん、どこなの! つばさちゃん!」

いなくなったつばさを慌てて探し始める瑠璃。
その時、自分よりやや年上らしきポニーテールの少女と
ぶつかってしまった。

瑠璃「あっ!?」
このは「きゃっ!?」

1532

両者は慌てて姿勢を正して謝罪する。

瑠璃「ご、ごめんなさい!」
このは「い、いえ、私の方こそ不注意で…」

舞原このはと宮坂瑠璃、この時が初対面である。
お互いに釈明を交えてぶつかってしまった事情を説明する。
どうやらこのはの方も、どうも森で迷子になってしまったらしい
火浦兄妹を探しにやってきたらしい。

瑠璃「それじゃああなたも?」
このは「あなたの連れの女の子もいなくなったのね。
 大変だわ。よければ一緒に探しましょう!」
瑠璃「はい!」

一生懸命に直気、真由、つばさの姿を探す
このはと瑠璃。そうしているうちに二人は、
奇妙な洞窟の入口へと辿りついた。
つい数分前に若菜達が入って行った洞窟だ。

このは「ここはいったい…」

その時、洞窟の中から子供の悲鳴が聞こえた。

瑠璃「今のはつばさちゃんの声だわ!?」
このは「直気くんと真由ちゃんの声も!
 中に入ってみましょう!」
瑠璃「はい!」

恐る恐る洞窟の中へと足を踏み入れる舞原このはと宮坂瑠璃。
そこで彼女らは目にしたものは、翼竜の姿をした怪物だったのである。

プラノドン「ァア――!!」

直気「こ、このは姉ちゃん…*1)ガクガクブルブル」
真由「怖いよぉぉ…*2)ガクガクブルブル」
このは「――!!」

つばさ「瑠璃さぁん~!…*3)ガクガクブルブル」
瑠璃「つばさちゃん!?」

火浦兄妹とつばさはショッカー戦闘員に囚われていた。
そして奥には気を失っている若菜たち3人の姿まである。
そう…この洞窟はGショッカーの秘密基地だったのである!

プラノドン「ァア――!!」

奇声を発しながら迫りくる怪鳥人プラノドンの姿を
目の当たりにした恐ろしさの余り、
このはも瑠璃も気を失ってその場に倒れてしまった。

1533

捕えた人間達を手術台に寝かせ、順次作業を開始する
ショッカーの科学者たち。それを指揮しているのは、
指揮棒を片手に車椅子に座っている死神博士だ。

プラノドン「ではこれから手術を開始します」
死神博士「よし、開始しろ」
プラノドン「やれっ!」

ショッカーは、若菜やこのはたちの耳の中に受信機のカプセルを注入した。

プラノドン「死神博士、これでこの人間達は私の発信する電波によって
 自由に操縦できます。ァア――!!」
死神博士「今日は偉大なるGショッカーの人類奴隷化プラン実現のための
 大いなる第一歩を刻む日だ。フハハハハ…!!」

不気味な高笑いを上げる死神博士。

果たして、死神博士が目論む人類奴隷化プランとは?
そしてGショッカーの捕われてしまった藍羽学園鉱石部の3人、
舞原このはと火浦兄妹、宮坂瑠璃と鷲崎つばさの運命は!?

妖しい小蜘蛛「………」

その様子を、洞窟の天井から糸を垂らして降りて来て
ひっそりと窺っている小蜘蛛の存在には、
まだ敵も味方も誰一人として気づいてはいなかった…。

1534

○尾村豪→恐竜ゴンの墓参りに訪れる。
○健一 →恐竜ゴンの墓の前で、尾村豪と偶然出会う。
○ダー・ユン→恐竜ゴンの墓参りに訪れた尾村豪に付き添う。
○藍羽ルリ→藍羽財団本部で神無聖月と会談。
○鏡誠→藍羽財団本部で神無聖月と会談した藍羽ルリに同席。
○伊藤若菜→生田山の洞窟ででGショッカーに捕まる。
○山口揚羽→生田山の洞窟ででGショッカーに捕まる。
○赤崎七海→生田山の洞窟ででGショッカーに捕まる。
○舞原このは→生田山の洞窟ででGショッカーに捕まる。
○火浦直気→生田山の洞窟ででGショッカーに捕まる。
○火浦真由→生田山の洞窟ででGショッカーに捕まる。
○宮坂瑠璃→生田山の洞窟ででGショッカーに捕まる。
○鷲崎つばさ→生田山の洞窟ででGショッカーに捕まる。
○鷲崎飛翔→急な仕事の予定が入ったため、宮坂瑠璃とのデートの約束をキャンセルし、彼女の不興を買う。(回想)
●ハリケーン・ジョー →アルカトラズ刑務所に服役中。収監されている優れた凶悪犯をGショッカーにスカウトしている。
●神無聖月→藍羽財団本部で藍羽ルリと会談。
●彩れい子→神無聖月の秘書を務めている。
●怪鳥人プラノドン→生田山の洞窟で、秘密実験のために人間達を捕える。
●死神博士→生田山の洞窟で人類奴隷化プランのための秘密実験の指揮を執る。

●ケビン・オルバ→死刑執行寸前に堕神に覚醒して、アルカトラズ刑務所から脱獄。
●東条寺理乃→ケビン・オルバの脱獄を手引きし、彼を堕神の同志として迎え入れる。

1535

【今回の新規登場】
○尾村豪=ドクターオブラー(超獣戦隊ライブマン)
 武装頭脳軍ボルトの元幹部。科学アカデミアの学生で、大原丈の親友だった。
 かつては泳げないにも関わらず溺れた犬を助ける心優しい青年だったが、
 貧弱な肉体にコンプレックスを持つようになり、ウィルスによる肉体強化を研究。
 その後ボルトに入り、研究を完成させ獣人のような姿になる。
 優れたバイオテクノロジーとその圧倒的なパワーでライブマンを苦しめる。
 度重なる作戦の失敗と獣人化ウイルスの効力が薄れたことによって大教授ビアスから見捨てられ、
 息子に道を誤らせていたことを悔いた母・俊子の説得と涙で重圧から解放され、奇跡的に元の人間の姿に戻る。
 その後、裏切り者としてボルトに狙われながらも、ライブマンの協力者となりビアスの秘密を独自に調査を開始。過去にビアスに脳を奪われた人間達の存在を知り、アシュラとマゼンダの最期を見届けることとなる。

○健一(超獣戦隊ライブマン)
 頭脳獣タイムヅノーによって現代へと連れて来られた幼い恐竜ゴンと友達になった少年。
 ゴンを元の時代に戻そうと奔走するが、結局その願いは叶わず、無理な巨大化で命を落としたゴンの最期を看取った。

○ダー・ユン(獣戦士ガルキーバ)
 『ギルバの吸血鬼』の異名を持つダークノイドの女戦士。
 ダー・レムとは恋仲であったようだが、実は利用されていただけであり
 失態が続くとあっさりと捨てられてしまった。捨て身で最後のブルー・ピットをアウェイクし、重傷を負い記憶喪失となるが、最終的には記憶を取り戻しアースサイド側の協力者となって、前線要塞攻略に力を貸した。レムと対峙した直後、自決を試みるが舞原一馬に諌められ直気と麻由のために生きることを誓う。

○伊藤若菜(セイクリッドセブン)
 藍羽学園に通う女子高生で鉱石部部長。スポーツ万能かつ明るい性格でクラスの人気者だが、
 石が好きという変わった趣味を持つ。噂から皆に避けられている丹童子アルマに対しても屈託なく接し、彼を石好きと見なして執拗に鉱石部へ勧誘するという、アルマの最初の理解者。
 アルマ達が悪石(アシ)と戦っている事情は知らないが、なにか大きな事件に関与しているということには薄々気づいている。

○山口揚羽(セイクリッドセブン)
 藍羽学園に通う女子高生で伊藤若菜の友人である、ギャル系の少女。
 石に興味は無いが、廃部を免れるために若菜に協力して鉱石部に入部している。

○赤崎七海(セイクリッドセブン)
 藍羽学園に通う女子高生で伊藤若菜の友人である、眼鏡を掛けた少女。
 写真撮影が好きで、鉱石部では主に撮影を担当している。

○舞原このは(獣戦士ガルキーバ)
 昔野高校に通う女子高生で、神城桃矢や金剛煌の幼馴染。
 実家は金桃寺という寺。快活で活動的な性格。桃矢とは幼稚園時代からの腐れ縁で、
 憎まれ口を叩き合う仲だが、実は桃矢のことを憎からず思っている。

○火浦直気(獣戦士ガルキーバ)
 ダークノイドとの戦いに巻き込まれて母親を失った孤児の兄。
 母親の死後は金桃寺に引き取られる。神城桃矢を「桃矢兄ちゃん」と慕い、
 妹思いでもある。ガリエルとは特に仲がいい。

○火浦真由(獣戦士ガルキーバ)
 ダークノイドとの戦いに巻き込まれて母親を失った孤児の妹。
 母親の死後は金桃寺に引き取られる。どちらかと言えば神城桃矢よりも金剛煌の方が好きらしい。
 記憶を失ったダー・ユンの支えとなる。ガリエルとは特に仲がいい。

○宮坂瑠璃(超者ライディーン)
 鷲崎飛翔のガールフレンド。15歳、中学3年生。学校の屋上から落ち、長らく昏睡状態に陥っていた。
 実は女神ライディーンセイラから双子座のオーブを託される存在だったが、
 超魔ルーシュによって連れ去られ、ゴッドライディーンの生体ユニットにされる。
 その後、飛翔たちライディーン戦士たちの手で救出された。
 ちなみに西条きらりは昏睡状態中だった彼女の分身である。

○鷲崎つばさ(超者ライディーン)
 鷲崎飛翔の妹。6歳。飛翔たちの所属事務所「天使更生組合」のマスコット的存在。
 鷹城電光や大鳥疾風と同じく西条きらりのファン。

1536

●ハリケーン・ジョー(仮面ライダー)
 ショッカーの女幹部マヤに側近兼ボディーガードとして付き従う怪人トレーナー。
 屈強な肉体と怪力の持ち主である。

●神無聖月=ルーシュ・デ・モン(超者ライディーン)
 超魔一族の首領。配下の超魔を使ってゾディアックオーブを集め、
 全能のゴッドライディーンを手に入れて世界を破滅に導こうと企む。
 普段は衛星ネットワークテレビ局の会長・神無聖月の肉体を乗っ取り、
 その情報網を利用してオーブの在処を突き止め、配下の超魔を召喚し
 刺客として送り込んでいる。

●彩れい子=セーラーアルーミナムセイレーン(美少女戦士セーラームーン セーラースターズ)
 シャドウ・ギャラクティカの女王セーラーギャラクシアに仕える
 幹部戦士団セーラーアニマメイツの一員。
 普段の姿である銀河テレビの局員「彩れい子」とは、世間を欺く仮の姿である。
 丁寧な口調で話す言葉遣いが特徴。セーラーレッドクロウ=烏丸あかねとは表裏共に同僚で、
 漫才におけるボケのポジション。緊張するとお腹が空くタイプ。セーラームーンの正体を突き止めるが、こちらも度重なる失敗でギャラクシアにブレスレットをはずされ消滅した。
 どんな相手にも初対面なら挨拶を欠かさないことにしているらしい。

●怪鳥人プラノドン(仮面ライダー)
 ショッカーの翼竜型改造人間であり、一文字隼人に宇宙ロケット開発の
 世界的権威である並川博士の暗殺の濡れ衣を着せる事が任務。
 角から発狂電波を出して人間を操る。また口からロケット弾を吐く。

●ケビン・オルバ=タランチュラロードイーバ・ガーミッド(闘争の系統オリジナル)
 アークシセイザーの命令で動く堕神の幹部。
 元は米国のアルカトラズ刑務所に収監されていた殺人鬼(サイコキラー)。
 死刑執行の瞬間、前世の記憶が甦り堕神として覚醒した。
 東条寺理乃=スネイザと行動を共にすることが多い。
 配下の小蜘蛛を操ってスパイ活動をさせる事もある。
 尚、アメリカのアベンジャーズの一員であるヒーロー、
 スパイダーマンとは何らかの因縁がある模様。

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最終更新:2020年12月03日 08:06

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