本編1589~1594

『プリキュアオールスターズの参戦!』-1

作者・ホウタイ怪人
1589

無幻城・闇女王同盟の後宮***


バスコ「いかがでございましょうか女王様?」
ヘドリアン「ホホホホ…これはよいものじゃのう♪」

ここは無幻城の中にある闇女王同盟の後宮である。本来この区画は男子禁制であり、
特に最近は秘密警察長官アポロガイストの目も光っているので、男子がギリギリ
立ち入りを許される玄関口近くの広敷の間まで、わざわざヘドリアン女王自らが出向いて来ていた。
たくさんの貢物を持って女王を訪問してきたのは、バスコ・ダ・ジョロキアである。

バスコは賄賂を使って闇女王同盟の実力者たちに取り入り、
Gショッカーから認められた新たな私掠船免状と
新しい宇宙海賊船を入手する事に成功していたのだ。

バスコ「この宝石のアクセサリーなどはよろしいかと。
 よくお似合いでございますよ」
ヘドリアン「う~ん、そうじゃのう」

侍女のミラーが化けた姿見に自分の試着した姿を映して、
すっかりご満悦な様子のヘドリアン女王。

ヘドリアン「どうじゃアマゾンキラー?」
アマゾンキラー「まことによくお似合いでございます」
バスコ「高価な貴金属はまさに女王様のためにこそ
 この世に存在するかと存じます」
ヘドリアン「フフフ…こやつ、上手い事を言いおる」
バスコ「恐れ入ります(⌒-⌒)ニコニコ...」
アマゾンキラー「ミラー、ケラー、お前たちは
 これらの品物をベーダー魔城まで運び出しなさい」
ミラー「畏まりました」
ケラー「直ちに」

一通りの試着を終えたヘドリアン女王は、
ひとまずバスコからの貢物一式をミラーとケラーたちに
全部運ばせて部屋から下がらせると、本題に入るために
上座へと席に着いた。

ヘドリアン「さてとバスコよ。今日はいったい何しに参った?
 抜け目のないお前の事じゃ。ただ単に私への贈り物を届けに
 来ただけではあるまい」
バスコ「さすがは女王様です。お察しが早い。
 実は女王様に是非とも耳寄りなお話が…」
ヘドリアン「近うよれ」

バスコはヘドリアンに恭しく近づきながら、
そっと話を持ちかける。

バスコ「女王様は、月にある古代王国の遺跡というのをご存知で?」
ヘドリアン「遥か太古の時代に存在したという、シルバーミレニアムの文明跡か…」
アマゾンキラー「しかしあの地域は、今では地球連邦宇宙軍が厳重に警備していて、
 侵入するのは至難の業です」
バスコ「それがそうでもないんですよ」
ヘドリアン「どういうことじゃ?」
バスコ「近日の内に月で地球連邦宇宙軍の全艦隊が集結した上での
 観閲式が行われます」
ヘドリアン「なるほど、つまりその間は警備が手薄になるという訳じゃな」
バスコ「もしシルバーミレニアムの遺跡跡に、あの"幻の銀水晶"に匹敵する
 お宝が今も他に眠っているのだとしたら…」
ヘドリアン「………」

1590

アマゾンキラー「確かに、鼠一匹入り込めないほどの地球連邦宇宙軍の
 あの警備の力の入れようを考えれば、それもあながちあり得ない事では
 ありません」
ヘドリアン「面白そうではないか。それでは久々にこの私自らが出向くとしようぞ。
 最近は特に退屈でな。暇つぶしがしたい」
バスコ「女王様が御自ら…?」
ヘドリアン「バスコよ、そなたは水先案内人を務めよ」
バスコ「仰せとあらば。そうと話が決まりましたならば、
 さっそく準備のため失礼いたします」

そうしてバスコが退室した後、ヘドリアンとアマゾンキラーは密談する。

アマゾンキラー「女王様、バスコ・ダ・ジョロキアは
 あのザンギャック帝国すら利用して手玉に取った男。
 信用し過ぎるのは危険です」
ヘドリアン「それくらいは言われずともわかっておる。
 私があんな若造にいいように操られると思うか?」
アマゾンキラー「では?」
ヘドリアン「アマゾンキラーよ、すぐにシスタージルを呼ぶのじゃ」

シスタージルは現在の後宮総取締役であり、
ヘドリアン女王からその任を譲られ、今やGショッカーに属する
全ての女怪人たち第一の実力者である。

シスタージル「お呼びでございますか女王様?」
ヘドリアン「多忙な折にわざわざすまぬなシスタージルよ。
 実は少しの間だけダークプリキュアを貸してもらいたいのじゃ」
シスタージル「ダークプリキュアを…?
 いったい何のために?」
ヘドリアン「月に些か用事が出来てな」
シスタージル「月へ…?」

◇   ◇   ◇

ヘドリアン女王への拝謁を終え、後宮を出たバスコ。
無幻城の廊下で、偶然ザンギャックの参謀長ダマラスと遭遇する。

バスコ「………」
ダマラス「………」

二人は相手を無視するかのように、そのまま何事もなく通り過ぎるかと思われたが、
2~3歩ほどすれ違ったところでダマラスの方から重い口を開いた。

ダマラス「闇女王同盟のあちこちに鼻薬をきかせて何を企んでいる?」
バスコ「………」

立ち止る両者。双方共に鋭い殺気を放ち、
相手に隙を見せないようけん制しているように見える。

ダマラス「もしまた我が帝国の威信を愚弄するような真似をした時には、
 今度こそ容赦はせんぞ」
バスコ「おっさん、ここは殿中だぜ。穏便にやろうや」

平然を装い立ち去って行くバスコ。

ダマラス「フッ…」

ダマラスもそのまま歩いて去っていく。

1591

一方その頃、地球では…。

東京・天童菊之丞邸***


渡「結構なお手前でした」
菊之丞「………」

天童邸の茶室にて、菊之丞から茶のもてなしを受けているこの人物…。
名前を浅見渡といい、日本の政財界にも影響力を持つ浅見グループの総帥である。
社会貢献にも熱心に取り組む人柄として知られる一方で、
その私兵とも言うべき民間警備会社シティーガーディアンズを率いており、
あくまでビジネスによる自社グループの利益を優先する姿勢から、
ブレイバーズとは一線を画し、一定の距離を置いている。

菊之丞「その後、御子息は息災にしておられるかな?」
渡「これは異なことを。息子は当の昔に勘当同然に浅見の家を
 出ております。その事については天童閣下もご存知のはず…」
菊之丞「いや、最近になって父子の和解を果たされたと
 風の噂に聞き及んでいたものでな」
渡「聖天子様付き補佐官ともあろう御方が御冗談を。
 何がお耳に達したのかは解りかねますが、所詮は風の噂。
 愚息めが今どうしているかなど、私は一向に存じません」
菊之丞「それは残念。もし御子息と連絡が取れるのであれば、
 是非一度会って話をしてみたかった」
渡「閣下が…?」
菊之丞「さよう。例えば、ブレイバーズのこととか…」
渡「………」

菊之丞の言葉に、渡の顔色が僅かに変わったのが分かる。
渡は、息子・竜也が実はブレイバーズの加わっているスーパー戦隊の一つ、
未来戦隊タイムレンジャーのタイムレッドであることを知っている。
その事はやはり天童の側にも知れ渡っていた。
これが、以前から天童家ともそれなりに付き合いのある浅見家の
政財界における立と位置にも微妙な影響を与えている。

菊之丞「その件はまずよい。それよりも月で地球連邦宇宙軍による
 観閲式が行われている件は聞き及んでおられるか?」
渡「一応は。それが何か?」
菊之丞「今、その月にあの娘、月野うさぎが密かに招かれているらしい」
渡「セーラームーンが…」

十番高校に通う日本の女子高生・月野うさぎこそが、
これまで数々の悪の侵略から地球の平和を守り抜いてきた
愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーンであり、
尚且つ30世紀の未来の地球を統治するといわれるネオ・クィーン・セレニティである。
すでに現地球国王から、次代の地球連邦の君主として内々に指名されている。

これはうさぎ本人の家族も含めた一般には公表されていない事実であり、
ごく一部の政府関係者や、天童菊之丞や浅見渡のような国家機密の事情にも
通じているような層の人間にしか知られていない事だ。

菊之丞「以前にあの娘に聖天子様が密かにお会いになられた際、
 主上はこのように申されたそうな。"いずれネオ・クィーン・セレニティが
 即位した暁には、今の聖居の場所を新たな女王の居城として譲られ、
 ご自身は聖室父祖伝来の地である京都にお戻りになる"とな…」
渡「聖天子様がそのようなことを…」

1592

これは只事ではないと渡は察した。
現在、東京エリアの政治経済を牛耳る天童家の権勢は、
聖天子の威光の後ろ盾があってこそのものだ。
その聖天子が東京を離れるとあっては、天童一門も
心中穏やかであるはずがない。

事実、30世紀の未来では、現在の聖居の位置に
クィーンの居城クリスタルパレスが建てられている。

渡「それで、閣下はどのようにお考えで?」
菊之丞「フフフ…手出しはなるまい。
 月野うさぎは聖天子様のお気に入りじゃ。
 それに次代の地球連邦の君主が日本人から輩出されるのは、
 我が国にとっても真に名誉なこと」
渡「ではこのまま黙って見過ごしておられると?」
菊之丞「いや、今のうちから打てるべき布石は打っておく」

すると突然、茶室の天井裏から
怪しげな黒装束に鎖帷子を身に付けた男が
真下の菊之丞に向けてそっと顔をのぞかせた。

菊之丞「さそり、聞いておったな。仔細は今話した通りじゃ。行け!」
さそり「ハハッ!」

菊之丞から"さそり"と呼ばれたその男は、
すばやく天井の隙間を閉めると姿を消した。

渡「閣下、今の男は?」
菊之丞「我が配下の乱破(らっぱ)よ。いずれよい吉報をもたらしてくれよう。
 …ところで浅見会長、もし我ら天童一門がブレイバーズと雌雄を決するような
 事態になった場合、貴殿と浅見グループは果たしてどちらにつかれるのかな?」
渡「………」


月面都市コペルニクス・宇宙港***


嵐の海に建設されたコペルニクス市は、
地球連邦とプラント間の紛争当時はどちらの勢力にも属さず
中立を保ってきた月面都市同盟の中心都市であり、
同時に月面最大の都市でもある。

うさぎ「あわわわわ~!! 誰か止めて~!!」

地球からのシャトルから降りた月野うさぎは、
まだ無重力の状態に慣れずに右往左往。

美奈子「大丈夫うさぎちゃん?」
まこと「ほら、アタシの手を取りなよ」
うさぎ「ありがとうまこちゃん!」

数日前に月の地球連邦宇宙軍から招待を受け、
水野亜美、火野レイ、木野まこと、愛野美奈子、ルナ&アルテミスと共に
月へとやって来た月野うさぎ。「自分たちだけズル~い!」と駄々をこねる
ちびうさ一人に留守番を押し付けて、最初は「タダで宇宙旅行ができる♪」と
大はしゃぎのうさぎだったが、シャトルの中では船酔いで幾度も
吐き気に襲われてはトイレに駆け込み、そしてようやく到着したと思ったら、
今度はこの有様である…(汗。

1593

うさぎ「ふう~っ! 死ぬかと思ったわ…」
レイ「全く大げさなんだから」
うさぎ「だってぇ~!(泣」

重力装置が働いている区画に辿り着き、うさぎはようやく落ち着きを取り戻した。
そこへ彼女たちを出迎えに、連邦軍のアオイ・ジュン中佐がやって来た。

ジュン「皆さん、月へようこそ!」
亜美「お世話になります」
ジュン「今日はうさぎさんをすぐに月の遺跡跡まで
 ご案内するようにミスマル提督から言いつかっております」
うさぎ「あのーそれよりも、先にあっちの大っきいショッピングモールとか
 行っちゃダメですか?」
ルナ「うさぎちゃん! 遊びに来たんじゃないのよ!」
うさぎ「でもでもぉ! お腹すいたんだも~ん!」

まるで幼稚園児みたいに泣き喚き、
駄々をこねて皆を困らせるうさぎ。

レイ「すみません。気にしないでくださいね…(汗」
ジュン「アハハ…(汗。それでは軍の車両でご案内します。
 皆さんは二台に分乗してください」

一台目にはジュン、うさぎ、ルナが、
そして二台目には亜美、レイ、まこと、美奈子、アルテミスが
それぞれ分乗する。やがて二台の車は目的地に向かって発進した。

まこと「うさぎちゃん、無理して元気に振舞ってたね…」
レイ「無理もないわ。分かっていたとはいえ、
 地球の次期女王としての重責がのしかかって
 来たんだもの…」
美奈子「肝心の衛さんは、相変わらず海外に留学中のままだし…」
アルテミス「しかし今の地球はかつてない危急存亡の時だ。
 うさぎにはブレイバーズをまとめる象徴として少しは
 自覚してもらわないと」
亜美「みんな、衛さんがいない分、私たちでうさぎちゃんを
 支えましょう!」

亜美の言葉に、無言で強く頷く一同であった。

1594

地球連邦宇宙軍月面基地・観閲式会場***


サラミス級の宇宙警備艇やクラップ級の軽巡洋艦から
ラー・カイラム級及びドゴス・ギア級の戦艦に至るまで、
地球連邦軍に所属する名だたる艦船が整然と列を組んで
マーチ曲が流れる中、宇宙空間を行進している。
そしてその様子は、来賓席正面の大型モニターにも
堂々と映し出されている。

ミスマル「いかがですかな東十条卿?」
東十条「オホホホ! 見事な訓練ぶりでおじゃる。
 これだけの戦力があれば、Gショッカーの不埒な
 侵略者どもに大勝するのは一目瞭然でおじゃるな」

地球連邦の加盟各国から招かれた多くの賓客が列席する中、
来賓の接遇に当たっている宇宙軍総司令官ミスマル提督と
立ち話で談笑している日本人がいた。

紋付き袴の和服姿であり、口の中は歯にお歯黒を塗り、
本来の眉の部分を剃って少し上の位置に殿上眉を書いて、
片手に扇子を持ちながら京風の言葉を話しているこの男…。
名を東十条基房といい、公家の血筋である日本の旧華族だ。
天童一門とも好を結び、その威光の笠を着て
今も聖居に御用掛として出入りしている人物である。

東十条「地球連邦軍宇宙艦隊の見事なまでの勇猛果敢ぶり。
 帰国しましたら日本政府にもよく伝えておきまするぞ」
ミスマル「それはかたじけない」
東十条「ところで提督、ちと厠を拝借したいのだが…?」
ミスマル「お手洗いでしたら、只今部下に案内させましょう」
東十条「いや、麻呂一人で結構」

この東十条基房、表向きは観閲式に招かれた客に過ぎないが、
実は宮中よりある密命を帯びていた…。


晴れの海・シルバーミレニアム遺跡前***


超古代の時代、月には「銀の千年王国」と呼ばれる
シルバー・ミレニアムという国家が存在していた。
地球人より遥かに寿命の長いセレニアンと呼ばれる生命体が住んでおり、
彼らを統治していたのがクイーン・セレニティと呼ばれる女王だったのである。

王国の中心にはクリスタル・タワーとムーン・キャッスルと
名づけられた建造物が存在していたが、現代では廃墟と化している。

美奈子「あの時と全然変わってないわねえ…」
まこと「むしろ以前より整備が行き届いているというか…」

過去に一度、セーラー戦士たちは
クイン・メタリアを打倒する鍵を求め、月のシルバー・ミレニアムへと
セーラーテレポートを使ってやって来た事がある。
あの頃は当然ながら無人だったが、現在は月駐留の地球連邦宇宙軍の管轄下で
整備・保存維持され、変身していなくても呼吸が可能なエリアとなっていた。

1595

うさぎ「………」

ムーンキャッスルは遺跡群の中でも特に大きな宮殿で、外見上は西洋風の城というより、
丸いドーム型の屋根や、一列に並んだ円柱など中東風の意匠が凝らされている。
宮殿の前には大きな池があり、月の光を映している。
そしてその深部には、クィーンしか入る事を許されない「祈りの間」が存在する。

うさぎ「プリンセス・セレニティの名において命じます! 扉を開けなさい!」

先程までの様子とは見違えた、毅然としたうさぎの張りつめた声が
辺りに大きく響く。すると祈りの間へと通じる目前の大きな扉が
「ゴゴゴゴォ…!」という音と共に自動的に開いた。

亜美「うさぎちゃん…」
うさぎ「ごめん。すぐに終わるから、みんなはここで少し待っててね」

うさぎは亜美たち4人とルナ&アルテミスを残し、
自分一人だけで祈りの間へと入っていく。

その様子を遠くの物陰から密かに窺っている者がいた。

東十条「………」


月面都市コペルニクスにあるホテル***


その後何食わぬ顔で、自分の宿泊しているホテルへと戻った東十条基房は、
客室の中で待機していた忍者さそりと合流した。

さそり「いかがにございましたか、月野うさぎは?」
東十条「最初見た時はどこにでもいるドジでおマヌケな小娘やと思うたが、
 なかなかどうして、その異様に放つ気品、人品骨柄卑しからず。
 地球全体を統べる女王としての器ありと見た」
さそり「御意…」

東十条基房は扇子を振って、暫し思案する。

さそり「東十条様?」
東十条「聖天子様はあの娘に将来は今の聖居を居城として譲られ、
 京の都にお戻りになると仰せられたそうな」
さそり「そのように聞いております…」
東十条「我ら公家衆にとって、天子様が従来の都の地に
 お帰りあそばされる事は長年の悲願! しかぁーし!
 その後に天子様のご威光すら超える政権が
 関東の地に打ち建てられたら、日本のあるべき姿はどうなる!?」

慶応4年7月17日(1868年9月3日)に江戸が東京と改称され、同年9月に元号が明治に改められ、
同年10月13日に明治天皇が東京に入り、明治2年(1869年)に政府が京都から東京に移された。
これを歴史用語で「東京奠都(てんと)」という。

これは都を移す正式な「遷都(せんと)」とは違い、
現在でも京都地方では、法的根拠のある日本の首都は「東京」ではなく「京都」であるとする主張も根強い。

東十条「承久の乱で恐れ多くも時の帝から天下の大権を簒奪した鎌倉の北条執権!
 そして天子様に自らの作った法度を押し付け、朝廷を圧迫した江戸の徳川幕府!
 いつも関東の地に天子様の手から離れた政権が出来た日には碌な事がおじゃらん!
 これは歴史を紐解いて振り返れば、火を見るよりも明らかな事におじゃる!
 そのような危険な存在は抹殺されなければならん!」
さそり「――!? しかし、天童の御前からは監視するだけに留めよと」
東十条「天童殿には麻呂から後でよく申し伝えておく! さそりよ、ちと耳を貸せ」

東十条基房は、忍者さそりに何事かを怪しく言い含めた…。

1594

○月野うさぎ→地球連邦宇宙軍の招待に応じ、月を訪問。
○水野亜美→地球連邦宇宙軍の招待に応じ、月を訪問。
○火野レイ→地球連邦宇宙軍の招待に応じ、月を訪問。
○木野まこと→地球連邦宇宙軍の招待に応じ、月を訪問。
○愛野美奈子→地球連邦宇宙軍の招待に応じ、月を訪問。
○ルナ→地球連邦宇宙軍の招待に応じ、月を訪問。
○アルテミス→地球連邦宇宙軍の招待に応じ、月を訪問。
○アオイ・ジュン→月へとやって来た月野うさぎたちを出迎え案内する。
○ミスマル・コウイチロウ→月の観閲式で、来賓客たちを接待。
●ヘドリアン女王→バスコ・ダ・ジョロキアから月についての情報を聞かされる。
●アマゾンキラー →バスコ・ダ・ジョロキアから月についての情報を聞かされる。
●ミラー →バスコ・ダ・ジョロキアからヘドリアン女王に送られた賄賂の数々を運ぶ。
●ケラー →バスコ・ダ・ジョロキアからヘドリアン女王に送られた賄賂の数々を運ぶ。
●バスコ・ダ・ジョロキア→ヘドリアン女王に賄賂を贈って取り入り、Gショッカーの私掠船免状を取得。
 ヘドリアンに月の様子を報告・進言する。
●参謀長ダマラス→無幻城の廊下で偶然すれ違ったバスコ・ダ・ジョロキアを牽制。
●シスタージル→ヘドリアン女王からダークプリキュアを貸してくれと頼まれる。
△天童菊之丞→自邸の茶室で浅見渡と密談。忍者さそりを月へ派遣。
△浅見渡→天童邸の茶室で天童菊之丞と密談。それとなく探りを入れる。

△忍者さそり→天童菊之丞の命令で、月野うさぎを監視すべく月へ赴く。
△東十条基房→地球連邦宇宙軍主催の観閲式に出席。独断で忍者さそりにセーラームーン暗殺を指示。

【今回の新規登場】
●ミラー(電子戦隊デンジマン)
 ベーダー一族の女スパイ。ヘドリアン女王の姿鏡や女王の妖魔術をサポートする水晶玉などに変身する。
 バンリキ魔王がクーデターを起こした際には寝返ったふりをして、バンリキモンスの弱点が尻尾であることを探り出し、
 女王の下に参じて弱点が尻尾であることを伝えた忠臣。最期は女王の腕の中で息絶えた。

●ケラー(電子戦隊デンジマン)
 ベーダー一族の女スパイ。ヘドリアン女王を守る盾に変身。
 変装を伴う諜報活動に関しては、ミラーより上手である。
 最期は女王を庇いバンリキ魔王に倒された忠臣であった。

●バスコ・ダ・ジョロキア(海賊戦隊ゴーカイジャー)
 ザンギャック帝国から私掠許可を与えられた、元300万ザギンの宇宙海賊。赤き海賊団の裏切り者。
 ゴーカイジャーと同様に「宇宙最大のお宝」を狙い暗躍する。アカレッドすら恐れたという
 本来の姿の怪人体に変身し、カリブレードという剣とカリブラスターという銃を駆使して戦う。
 最終的にはマーベラスとの一騎打ちの末に敗北した。

△浅見渡(未来戦隊タイムレンジャー)
 浅見グループ会長で、タイムレッド=浅見竜也の父。先代の築いたグループを発展させ、政財界に強い影響力を持つ。
 自分の意思に従わない息子の竜也に苛立ちを感じているが、実は自らも若いころは親の敷いたレールに乗ることを潔しとせず、竜也と同じ道を歩んだ時期があったことを後に明かしている。ロンダーズファミリー対策として、シティガーディアンズを組織。
 Gゾード消滅後は竜也の進路を認めるかのような態度をとり、大消滅においてもシティーガーディアンズをあくまで市民の保護に当たらせるなど尽力した。


△忍者さそり(闘争の系統オリジナル)
 偵察を主な任務とする。その名の通り、毒針を仕込んだ吹き矢による暗殺も得意とする天童忍者。
 暗黒結社ゴルゴムでいうところのコウモリ怪人のポジションに近い。

△東十条基房(闘争の系統オリジナル)
 宮中御用掛を務める旧華族(伯爵)。天童菊之丞に近い人間であり、
 聖居の威光を盾に永田町や霞が関に様々な揺さぶりをかけて来る。
 首相官邸サイドからは隠語で「お歯黒」と蔑まれながら呼ばれている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2020年12月03日 08:14