『プリキュアオールスターズの参戦!』-4
作者・ホウタイ怪人
1608
メカヘドリアンの攻撃から逃れるため一旦退避して、
月面の谷間へと隠れたセーラー戦士とプリキュアたち。
ひっそり反撃の機会を窺いつつ、周囲の偵察に出向いていた
キュアサニーとキュアマーチが戻って来る。
キュアアクア「どうだった?」
キュアサニー「アカン。もう周囲はダストラー兵ばかりやで」
キュアマーチ「完全に周りを固められたって感じだね。
蟻の這い出る隙間もないって感じ」
キュアパッション「そう…」
セーラー戦士とプリキュアたちを包囲する敵の動きは
着々と狭まりつつあった。
Eセーラームーン「ところで貴女たちは…?」
キュアブルーム「私たちはプリキュアです」
キュアピーチ「来たるべきGショッカーとの戦いに備えて、私たちは今まで特訓を重ねて来ました」
キュアブロッサム「ヘドリアン女王がセーラームーンに狙いを定めたと情報で知り、
みんなと相談して貴女たちを助けるために飛んできたんです」
セーラーマーズ「プリキュアの噂は前々から私たちも聞いていたけれど…」
Eセーラームーン「みんなありがとう!」
セーラーマーキュリー「皆さんが駆けつけて来てくれて、これ以上心強い事はないわ」
セーラージュピター「一緒にGショッカーを倒そう!」
固い友情の握手を交わすセーラー戦士とプリキュアたち。
セーラーヴィーナス「衛さんはこの事を知ってたんですか?」
タキシード仮面「うむ。実はアメリカの大学に留学中に、
マイケル・ウィルソンJr大統領から直々の要請を受けて、
月の連邦宇宙軍施設である研究に従事していた。
彼女たちプリキュアの事もそこで知った」
セーラージュピター「水臭いなあ…。あたしたちに事前に
教えてくれてもよかったのに」
セーラーマーキュリー「それで、その"研究"というのは?」
キュアロゼッタ「それについては後々お知らせする機会もあるかと思いますわ」
そこへ突然、上方から崖下に向けて攻撃が仕掛けられてきた。
ついに敵に見つかってしまったのだ。
キュアレモネード「キャアアッ――!!」
キュアサニー「うわああっ――!!」
キュアビート「くっ――!!」
セーラームーン「みんなっ――!?」
ダークプリキュア「くっくっく…ついに見つけたぞプリキュア共」
1609
セーラー戦士とプリキュアたちの前に立ちはだかる、
黒い片翼の女戦士――ダークプリキュア。
キュアムーンライト「ダークプリキュア!?」
ダークプリキュア「久しぶりだな、キュアムーンライト。会いたかったぞ」
キュアブロッサム「ダークプリキュア…そんな、どうして!?」
キュアマリン「アンタは月影博士に娘と認められて、全ての憎しみが癒されて
浄化されたんじゃなかったのぉ!?」
ダークプリキュア「黙れッ!! あの程度でこの私の持つ憎しみが全てなくなると思ったら大間違いだそ!
キュアムーンライト…貴様に対する憎しみは、海よりも深く、
またこの大宇宙よりも大きいと知れ!!」
キュアサンシャイン「おそらくGショッカーの手で、
僅かに残っていた憎しみを増幅した上で再生されたのね…」
キュアムーンライト「ダークプリキュア…私の可愛い妹。
ならば今度こそ貴女を囚えている憎しみを消し去り、
貴女を救って見せる! 父のためにも!」
ダークプリキュア「言うなあああッッッ!!!!!!!!」
再び激突する永遠のライバル――キュアムーンライトとダークプリキュア。
それぞれ光と闇を抱いた少女の戦いが、今、再び!!
キュアムーンライト「集まれ! 花のパワー! ムーンタクト!!
花よ輝け!――プリキュアシルバーフォルテウェーブ!!」
ダークプリキュア「闇の力よ集え、ダークタクト!!
――ダークフォルテウェーブ!!」
美しく光る紫と、鮮血のような赤の花弁型のエネルギーが
正面からぶつかり、月面を大きく揺さぶる。
一方、ヘドラー将軍の指揮の下に押し寄せる戦闘兵ダストラーの大群を
蹴散らしていたスマイルプリキュアチームだったが、突然背後から
何者かの斬撃を受けた。
キュアピース「キャアアッ!!」
キュアマーチ「ぐっあ…!!」
斬りつけたのは、アカレッドも恐れたと言われる完全体モードに変身していた
バスコ・ダ・ジョロキアの愛剣カリブレードだった。
バスコ怪人体「フフフッ…」
ヘドラー「バスコ! 貴様今までどこをほっつき歩いていた!?」
バスコ怪人体「こりゃどうも。ちょいとヤボ用がありましてねえ」
ヘドラー「まあいい。貴様も早くプリキュアどもを片づけるのだ!」
キュアビューティ「いきなり後ろから攻撃するとは卑怯な!」
バスコ怪人体「…卑怯? ハハハ…それは典型的な弱者のいい訳だねえ。
どのみちお前たちの地球も終わりさ。宇宙はやがてGショッカーが支配する」
キュアサニー「言うたな、オッサン!!」
キュアハッピー「この世界の未来はバッドエンドじゃない!
私たちプリキュアの力でウルトラハッピーにするの!!」
プリンセスキャンドルの柄にプリンセスキュアデコルを嵌め、
ペガサスの光に包まれながらプリンセスフォーム変身するスマイルプリキュアチーム。
五人一丸となって、かつて海賊戦隊ゴーカイジャーをも追い詰めた強さを誇る
完全体の姿のバスコに敢然と戦いを挑む。
Pハッピー「――プリキュア・シンデレラハッピーシャワー!!」
バスコ怪人体「――ふんッ!!」
プリンセスハッピーの放つ光波とバスコのカリブラスターの弾丸が衝突した反動で、
月面のあちこちに大きな穴が開いた。
1610
メカヘドリアン「バスコ、ダークプリキュア、そして他の者たちも退け!!
今から私自らが攻撃を仕掛ける!!」
天から轟くメカヘドリアンの号令。するとバスコ、ダークプリキュア、
ヘドラー将軍やアマゾンキラーたちも一斉に安全圏まで退避した。
その瞬間、巨大な黒い雷光がセーラームーンたちのいる月面めがけて
直撃して来る!
キュアミント「――プリキュア・ミント・プロテクション!!
キュアロゼッタ「――プリキュア・ロゼッタ・リフレクション!!」
すかさずキュアミントとキュアロゼッタが防御のバリアを張るが、
メカヘドリアンの圧倒的な妖魔力パワーの前に、早くも障壁は
破られる寸前だ。
キュアドリーム「キュアミント!!」
キュアハート「キュアロゼッタ!!」
キュアミント「くっ…このままでは!」
キュアロゼッタ「もう長くは持ちませんわ…!」
タキシード仮面「みんなでパワーを出し合い、二人を支えるんだ!」
Eセーラームーン「――はいっ!!」
その場にいる全員で持てるエネルギーを供出し、
必死にバリアを支えようと試みるが、それをあざ笑うかのように
すでにバリアのあちこちにはひびが入り始めていた。
メカヘドリアン「あはははは!! そのまま我が雷(いかずち)に
押し潰されてしまうがいい!!」
Eセーラームーン「わたしたち、ここまでなの…!?」
もはやこれまでかと思われたその瞬間――!!
シャイニールミナス「光の意思よ! 私に勇気を! 希望と力を!
――ルミナス・ハーティエル・アンクション!!」
大きなツインテールの金髪をした少女の放った虹色の光が
メカヘドリアンの黒い雷光を尽く押し返した。そして――!?
キュアブラック「ブラックサンダー!」
キュアホワイト「ホワイトサンダー!」
キュアブラック「プリキュアの美しき魂が!」
キュアホワイト「邪悪な心を打ち砕く!」
二人同時に「「――プリキュア・マーブル・スクリュー!!」」
メカヘドリアン「ぬおおおおっっ――!!?」
黒と白の螺旋状の激しい雷撃を生み出され、
メカヘドリアンを容赦なく攻撃する。
1611
キュアブラック「みんな、お待たせ!!」
キュアホワイト「遅くなってごめんなさい!!」
スカート丈の短い黒のドレスとスパッツの少女と、
パラソルのようなスカートを基調とした純白のドレスを着た
コスチュームの少女が駆け寄って来る。
Eセーラームーン「あなたたちは!?」
キュアドリーム「私たちプリキュアオールスターズの一番の先輩戦士で
リーダーのキュアブラックとキュアホワイトです♪」
キュアブラック「よろしくっセーラームーン!」
Eセーラームーン「こちらこそ危ないところをありがとう」
シャイニールミナス「他にも頼もしい援軍を連れて来ました」
Eセーラームーン「えっ?」
キュアホワイト「あれを見て!」
キュアホワイトが指差した方向には、今まで見た事もないような
特殊な装甲スーツを身に纏った別の少女たちの姿があった。
響(ガングニール)「ハァアアッッ!!!」
メインカラーが黄色のギアを装着した立花響がその鉄拳で
ダストラー兵の大群を根こそぎ葬り去っていく。
翼(天羽々斬)「……!!」
青いカラーのギアを装着した風鳴翼が、自身の刀であるアームドギアを
空中で投擲して巨大化させ、それを敵に向かって蹴り貫く。「天ノ逆鱗」だ!
セーラーマーキュリー「あの人たち、歌いながら戦っている…?」
セーラーマーズ「なんてきれいな歌声なのかしら」
セーラーヴィーナス「まるで月面でライブでも見ているみたい…」
謎の美少女装甲戦士たちの戦いにすっかり見とれ
聞き惚れてしまった様子のセーラー戦士たち。
アマゾンキラー「おのれ何者です!?」
翼(天羽々斬)「我らはシンフォギア奏者! 人類守護の務めを果たす防人として、
セーラームーンとプリキュアに助勢すべく、只今ここに馳せ参じた!」
ヘドラー「シンフォギアだと!?」
バスコ怪人体「また変な奴らが出て来やがった」
ダークプリキュア「………」
ヘドラー「ベーダー戦闘機、出撃せよ! 奴らを蹴散らすのだ!!」
ヘドラー将軍の号令に応え、異空間に浮かぶベーダー魔城から
ベーダー戦闘機の編隊が大挙出撃して月面に来襲。
月表面にいるセーラー戦士やプリキュア、シンフォギアたちに空襲を仕掛けて来る。
クリス(イチイバル)「ここはアタシに任せな!
――土砂降りな十六連発!!!」
赤のメインカラーのギアに身を包んだ雪音クリスが空高く舞い上がり、
アームドギアが変形した4門の3連ガトリング砲からの一斉掃射「BILLION MAIDEN」によって
ベーダー戦闘機は次々とあっけなく撃墜されていく。
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翼(天羽々斬)「セーラームーン、今こそ我らヒロイン戦士の力を一つに合わせる時!」
Eセーラームーン「――わかった! シルバームーン・クリスタル・エターナル・パワー!!」
長い柄のムーン・パワー・ティアルの先端より、金色の月光を広範囲に拡散。
それによってプリキュアやシンフォギア奏者たちの力も漲る。
キュアブラック「溢れる希望に勇気を乗せて!光り輝く未来に届け!」
プリキュアオールスターズ「「「――プリキュア・レインボージュエル・ソリューション!!!」」」
プリキュアオールスターズが力を合わせて放った虹色の光線が、
エターナルセーラームーンやシンアォギア奏者たちのパワーとも合流し金色に変化、
一気にメカヘドリアンめがけて叩きこまれる。
Eセーラームーン「――はああああッッ!!!!!」
キュアブラック「――はああああッッ!!!!!」
響(ガングニール)「――はああああッッ!!!!!」
メカヘドリアン「…な、なに!? ぐっ、ぐぎゃあああっっ!!!!!!!!」
セーラー戦士、プリキュア、シンフォギア奏者の力を結集させた同時必殺技攻撃が、
ついに強敵メカヘドリアンを眩い光と共に他の敵と諸共、因果地平の彼方へと消し去った。
戦いが終わり、ふぅーっと力が抜けてその場に崩れ落ちるセーラームーン。
力を使い果たしたのか、既にその姿はエターナルモードから通常形態へと変化している。
セーラーマーキュリー「セーラームーン!?」
セーラームーン「これで終わったのかな…?」
仲間たちに肩を貸してもらい立ち上がるセーラームーンだったが、
その時、おぞましい邪悪な声が月面の星空から響き渡った。
ヘドリアンの声「うふふふ…ふはははは…あっはははは!!!!!!!!」
セーラームーン「――!?」
キュアブラック「この声はまさか!?」
キュアメロディ「ヘドリアン女王!」
天空にヘドリアン女王の顔が巨大な幻となった映し出される。
ヘドリアンはまだ死んではいなかったのだ。
震撼するスーパーヒロインたち。
ヘドリアン(幻影)「愚かな小娘たち、あの程度でこの私を倒せると思っていたのか?
まだまだ勝負はこれからじゃ! 今日はよい暇つぶしが出来た♪
次に会える時を楽しみに待っておるぞ!!……」
こうしてヘドリアン女王のホログラフィは捨て台詞だけ残して消え去った。
セーラームーン「タキシード仮面様…」
タキシード仮面「ヘドリアン女王、まさに我々の想像以上に恐るべき相手だ…!」
1613
敵がいなくなり、一斉に変身を解除する一同。
なぎさ「改めまして、月野うさぎさん、美墨なぎさです」
ほのか「同じく雪城ほのかです。よろしく」
うさぎ「こ、こちらこそどーも…(汗」
なぎさ&ほのかと握手を交わす月野うさぎ。
そして一方のこちらでは……。
衛「そうか、君たちが超常災害対策機動タスクフォース
『S.O.N.G.』のメンバーか」
まこと「衛さん、知ってるんですか?」
衛「元は日本政府の機密組織"特異災害対策機動部"が、
地球連邦の安保理指揮下に異動して再編された特殊部隊だ。
話には聞いていたが実際に見るのは初めてだな…」
響「へへへっ…皆さんどうかよろしくお願いしますっ♪」
美奈子「アアーッ!! もしかして貴女、ツインボーカルユニット"ツヴァイウィング"の一人で、
今は人気ソロ歌手として活動を続けている風鳴翼さんですかっ!?」
翼「いかにも、私は風鳴翼だ」
レイ「うそっ…!?」
美奈子「サ、サインください!! それと握手してください!!
こんなところで風鳴翼様とお会い出来るだなんて光栄ですっ♪」
翼「…??(汗」
意外なところで有名人と出くわし驚くレイやまことたち。
特にアイドルに対してはミーハーな美奈子は思わぬ事態に感激して、
翼に懸命にサインや握手をねだっている。
なざき「うさぎさん、私たちプリキュアも、そしてシンフォギアのみんなも
これから一丸となって貴女を支えます」
ほのか「どうか私たちの行動隊長の役目を引き受けては頂けませんか?」
うさぎ「………」
うさぎはずっと考えていた。ヒロイン戦士たちの旗頭を引き受けるのは容易い。
だがそれによって大切な仲間たちを戦いに巻き込み、傷つける事を恐れていた。
しかし今回の戦いほ経て、自分にはこれだけ支えてくれる仲間たちがいることもわかった。
もはや恐れる事は何もない。ただひたすら前へと突き進むのみ。
うさぎ「わかりました。どこまでやれるかわからないけど、
こんなあたしでよければ頑張ってみます!」
なぎさ「ありがとううさぎさん!」
レイ「まあうさぎの事だから、かえってみんなの足を引っ張りそうな気もするけどねえ~(笑」
うさぎ「もうっ! せっかく時間をかけて悩みながら決断したのにぃ~!
レイちゃんのいぢわる~~!!」
明るい笑いが少女たちの周囲を温かく包み込む…。
そんな中、遠くの物陰から殺気を隠しつつ、
じっとその光景を監視している者がいた。
天童配下の忍者・さそりだ。
さそり「………」
さそりは月野うさぎの首筋に正確に狙いを定め、
猛毒を塗った吹き矢を発射した。刺されば確実に即死だ。
しかしその吹き矢は寸前のところで、別方向から飛んできた
手裏剣によって遮られてしまった。
さそり「この手裏剣は、飛騨忍者の使う物!?」
緒川「…困りますねえ。せっかくの少女たちの決意表明の場に
このような無粋な真似をされては」
さそり「――!!」
何者かに背後を取られて驚くさそり。
振り返るとそこには、眼鏡をかけたサラリーマン風の優男――
――しかし見かけとは裏腹に一部の隙もない相手が立っていた。
緒川慎次――シンフォギア奏者たちの所属している組織『S.O.N.G.』のエージェントだ。
そして忍者さそりの目の前に現れたのは、緒川一人だけではなかった。
他にももう一人、片眼鏡をかけてカイゼル髭を生やした、
妙に貫禄のある佇まいをした老紳士が、緒川と一緒に立っていたのだ。
さそり「……(この男、四葉家の執事!)」
セバスチャン「天童閣下にお伝えを。我ら
ブレイバーズ、決して天童一門と事を構えるのは
本意ではございません。しかしもし、あなた方が人々の生命と自由を軽んじるような
挙に出て来た折には、いつでも堂々とお相手いたしますと…」
緒川慎次とセバスチャン、どちらもかなりの使い手だ。
さそりには同時に二人まとめて相手をするだけの自信はなかった。
ここは素直に退いた方が得策……。
さそり「――むんっ!!」
さそりは煙玉を投げ、煙幕の中に身を紛れさせて退却した。
すぐに執事セバスチャンは、そのことを主人に報告に向かう。
セバスチャン「お嬢様、こちらの方が片がつきました。ご安心ください」
ありす「ご苦労でしたセバスチャン。
ブレイバーズの戦いを
くだらない人間同士の権力争いに巻き込む訳にはいきません。
これからは宮中の動きにも注意の眼を光らせなければなりませんね」
セバスチャン「はい…」
1614
地球連邦軍・宇宙軍基地司令部***
うさぎ「地球の騎士?」
ミスマル「さよう。地球の次期女王である貴女を支える、
云わば女王の騎士(ナイト・オブ・クィーン)ですな」
地球連邦の歴代国王には、代々一人だけ多大な信頼の置く事の出来る人物を
直属の騎士として側近くに召し抱える事が可能な制度があるらしい。
ちなみに現地球国王は、セルを倒したとされるミスターサタンを
世論に押される形で一度は指名したが、
本当は孫悟空&悟飯親子に手柄を譲ってもらっている真実の手前、
その件で負い目があるのかミスターサタンは辞退している。
国王も「かつてピッコロ大魔王から世界を救った謎の少年」を
騎士に指名したいとの隠された本意があるようだが、
そのような事情から、現在「地球の騎士」は空席状態にある。
レイ「いきなりそう言われても人選に悩むわよね」
亜美「いったい誰がいいのかしら…」
ミスマル「順当に考えるのであれば、昭和世代のレジェンドヒーローか、
ヒーロー協会所属のS級クラスの戦士たちにお願いしてみては
いかがですかな?」
まこと「昭和世代って言うと、仮面ライダーの本郷さんや一文字さんとか?」
うさぎ「う~ん……」
果たして、未来のネオクィーンセレニティを支える事になる
女王の騎士(ナイト・オブ・クィーン)には、いったい誰が
叙任される事になるのであろうか?
チブル星人の宇宙船***
エクセラー「ご苦労でしたバスコさん」
バスコ「お役に立てましてどーも」
ここは月の反対側に停泊している、
ETF配下のチブル星人エクセラーのUFOの内部である。
銀と橙の装甲を有するチブローダーストロングに搭乗しているエクセラーは、
バスコから古びた大きめの石板を受け取ると、満足そうにそれを見つめている。
ヘドリアン女王とセーラームーンが戦っている最中に、ムーンキャッスルの中に眠っていた一枚を
バスコが見つけてこっそりと持ち出していたのだ。
エクセラー「いやぁ助かりました。月の王国の遺跡は警備が厳重でしてね。
我々
ETFもなかなか手が出せなくて困っていたのですよ」
バスコ「…で、いったいそれは何?」
エクセラー「銀河バイブルですよ」
バスコ「銀河バイブル?」
銀河バイブルとは、数々の大いなる予言が記された
宇宙に伝わる古の石板のことである。
バスコ「だがそれはもうあらかた発掘され尽くしたって聞いたぜ」
エクセラー「サタンゴースに関する記述が刻まれた石板はね…。
しかし銀河バイブルはそれだけではないのですよ。
この一見小汚いだけの石板が、我々のために非常に有益な情報を
もたらしてくれることになるでしょう」
バスコ「それにはなんて書いてあるの?」
エクセラー「それは貴方には知る必要のない事です。
お約束の代価はお支払いしますので、これ以上はこれに
関わらない事が貴方ご自身の身のためですよ。フフフッ…」
バスコ「ま、こっちは頂けるもんさえ頂ければ
どうでもいいけどね」
バスコを使い、古代銀河バイブルの一枚を手に入れた
ETFのエイリアン軍団。
果たしてその目的とは何なのであろうか?
1615
○月野うさぎ/セーラームーン→プリキュアやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○水野亜美/セーラーマーキュリー →プリキュアやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○火野レイ/セーラーマーズ→プリキュアやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○木野まこと/セーラージュピター →プリキュアやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○愛野美奈子/セーラーヴィーナス→プリキュアやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○地場衛/タキシード仮面→プリキュアやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○美墨なぎさ/キュアブラック→メカヘドリアンと戦うセーラームーンたちの援軍に駆けつける。
○雪城ほのか/キュアホワイト→メカヘドリアンと戦うセーラームーンたちの援軍に駆けつける。
○シャイニールミナス→メカヘドリアンと戦うセーラームーンたちの援軍に駆けつける。
○キュアブルーム→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアドリーム→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアレモネード→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアミント→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアアクア→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアピーチ→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアパッション→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアブロッサム→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアマリン→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアサンシャイン→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアムーンライト→ダークプリキュアと対決。セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアメロディ→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアビート→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアハッピー →バスコ怪人体と戦闘。セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアサニー →バスコ怪人体と戦闘。セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアピース→バスコ怪人体と戦闘。セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアマーチ→バスコ怪人体と戦闘。セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアビューティ→バスコ怪人体と戦闘。セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○キュアハート→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○四葉ありす/キュアロゼッタ→セーラームーンやシンフォギア奏者の協力を得て、なんとかメカヘドリアンを退ける。
○セバスチャン→月野うさぎを狙う忍者さそりの毒針の吹き矢を阻止する。
○立花響/ガングニール→メカヘドリアンと戦うセーラームーンたちの援軍に駆けつける。
○風鳴翼/天羽々斬→メカヘドリアンと戦うセーラームーンたちの援軍に駆けつける。
○雪音クリス/イチイバル→メカヘドリアンと戦うセーラームーンたちの援軍に駆けつける。
○ミスマル・コウイチロウ→月野うさぎに「女王の騎士」の叙任人選について説明する。
○緒川慎次→月野うさぎを狙う忍者さそりの毒針の吹き矢を阻止する。
●ヘドリアン女王/メカヘドリアン→セーラームーン、プリキュア、シンフォギアの同時合体攻撃をも耐え凌ぎ、再戦を期す言葉を残して撤退。
●ヘドラー将軍→セーラー戦士、プリキュア、シンフォギア奏者と戦闘。
●アマゾンキラー →セーラー戦士、プリキュア、シンフォギア奏者と戦闘。
●ダークプリキュア→キュアムーンライトと対決。
●バスコ・ダ・ジョロキア/バスコ怪人体 →スマイルプリキュアチームと戦闘。その後、密かにチブル星人と接触する。
●チブル星人エクセラー →バスコ・ダ・ジョロキアと通じて、月の王国跡に眠っていた銀河バイブルの一枚を手に入れる。
△忍者さそり→月野うさぎを毒針の吹き矢で狙うが、緒川慎次とセバスチャンに阻まれる。
【今回の新規登場】
○美墨なぎさ=キュアブラック(ふたりはプリキュア/同MaxHaert)
ベローネ学院女子中等部に通っていた女子中学生(MaxHaert最終回において卒業したので、現在は高校生のはず)。
スポーツ万能であり、所属するラクロス部では2年生にしてエースを務め、3年生の時にはではキャプテンに選ばれている。
カードコミューンとなった妖精メップルの力で変身する。戦闘ではパンチやキックなどの打撃系が中心のパワー型であり、打撃系の技を多く使用する。
○雪城ほのか=キュアホワイト(ふたりはプリキュア/同MaxHaert)
ベローネ学院女子中等部に通っていた女子中学生(MaxHaert最終回において卒業したので、現在は高校生のはず)。
学業成績はいつも学年トップになっており、とくに理系学問が得意分野。礼儀正しくおっとりとした性格。
カードコミューンとなった妖精ミップルの力で変身する。戦闘での打撃は足技や回転系の技が中心で、体が柔軟なため、敵を投げたりいなす類の合気道系統の技も多用する。
○九条ひかり=シャイニールミナス(ふたりはプリキュアMaxHaert)
ベローネ学院女子中等部の1年桃組に転入してきた、美墨なぎさと雪城ほのかの後輩。
ふだんは藤田アカネの従妹として、移動屋台「TAKO CAFE」の手伝いをしながら同居している。
その正体は、3つに分裂した光の園のクイーンの「生命」。
タッチコミューンとなったポルンの力で変身する。他のプリキュア同様に跳躍力や走力などの
身体能力が大きく上昇しているが、主に後方支援に回り、直接戦うことは少ない。
○立花響(戦姫絶唱シンフォギア/同G/同GX)
私立リディアン音楽院高等科に通う女子高生。シンフォギアシステム3号「ガングニール」装者。
2年前「ツヴァイウィング」のコンサートを観に行った時、ノイズとの戦闘に巻き込まれて生死をさまよう大怪我を負い、聖遺物「ガングニール」を身体に宿すことになり、ノイズとの遭遇をきっかけにその力を覚醒させたことから、人類を守るためノイズとの戦いに身を投じることになる。明るく闊達で、困った人がいたら放っておけない性格。
○風鳴翼(戦姫絶唱シンフォギア/同G/同GX)
ツインボーカルユニット「ツヴァイウィング」の一人だったが、現在はソロ活動続けている人気歌手。シンフォギアシステム1号「天羽々斬」装者。年長の装者として立花響と雪音クリスの指揮と面倒を見ている。
装甲に収納された小刀の投擲や、脚部のブレードによる攻撃も行う。
第3期ではリディアン音楽院を卒業し、海外進出を果たしている。
○雪音クリス(戦姫絶唱シンフォギア/同G/同GX)
シンフォギアシステム2号「イチイバル」装者。当初は立花響たちと敵対していたが、
風鳴弦十郎の説得を受けて両親の夢を再認識し、響らと協力する。
ルナアタック後は正式に特異災害対策機動部二課の一員になると同時に、
リディアン音楽院にも2年生に編入する。
○緒川慎次(戦姫絶唱シンフォギア/同G/同GX)
特異災害対策機動部二課→S.O.N.G.に所属するエージェント。
主に機密保護や情報操作、隠蔽工作など、「裏方まわり」を全般的に引き受けている。
表向きは風鳴翼のアーティスト活動を支えているマネージャー。
風鳴家に代々仕える飛騨の隠忍一族の末裔で、高い戦闘能力を有している。
●チブル星人エクセラー(ウルトラマンギンガS)
自身を宇宙最高の頭脳と自負している傲慢な宇宙人。「エクセレント!」など時折英語を交えて話すのが特徴。
チブローダーに搭乗し前線基地である月に停泊した宇宙船から、配下のアンドロイド・ワンゼロを地球へと送り、彼女や用心棒として雇ったガッツ星人ボルストと共にビクトリウム鉱石の強奪を企む。
本質は自分以外を下等生物と罵り、他の存在を総べて自身の駒としか考えていない自己中心的かつ冷酷な性格の持ち主。
最終更新:2020年12月03日 08:17