殺原一族

「ねえねえこんな話知ってる？」
「都市伝説らしいんだけど、サイバラっていう殺人集団がいてさあ」
「サイバラ？」
「そう、それでとりあえず誰でもいいから殺してまわってるんだって」
「あーそれあたしも知ってる、無差別殺人集団でしょ？死体をどれだけ捜しても見つからないってやつ」

殺原一族(さいばらいちぞく)とはひとつの殺人集団。
殺すために生を受け呼吸と同じように人を殺す。
一族というとおり親子・兄弟、身内がほぼすべて殺人鬼。キリングフィールドとも名乗る。

基本的に黒髪紫目、殺人時は目から赤味が退いて蒼色に変わる。
黒髪紫目が純粋な殺原の証であるとされるが、オッドアイは殺原の中だと｢純粋でない｣｢穢れている｣として嫌われる傾向にある。
どこかの民族衣装を着用するのが多い。

偽名を使うことが多いため、ほとんどの世界では「いるかいないかわからない」と都市伝説的な扱いをされており、一族がしたことは「死体の残らない殺人事件」と称されている。

本家

　純粋な殺原のみの血筋。戦闘員が多い。

風流・時花 || 「白の殺原」と呼ばれる。鏡合わせ、瓜二つな双子
葬人 || 「黒の殺原」、三つ子の長男
戮人 || 「黒の殺原」、三つ子の次男
冥人 || 「黒の殺原」、三つ子の三男
言 || 風流、時花の兄
弔 || 死体処理係、屍、屠、屠の兄
屍 || 死体処理係、弔の妹、屠、屠の姉
屠 || ほふり。死体処理係、弔、屍の妹、屠の双子の姉
屠 || ほふる。死体処理係、弔、屍の弟、屠の双子の弟

分家

　純粋な殺原ではない血筋。少数だが非戦闘員がいる。「創られた」者もここ。

病葉
棺・柩 || 二重人格者。
霖 ||二重人格者だが元の人格は消失している