いのちは廻る、世界は回る、本の一ページに満たないちっぽけな生命を燃やしながら。
“根源”。全ての世界の中継地点。隔離された世界だが意外と広く、生活する場、書物の保管場所、各世界への扉が存在する部屋があり、必要ならば部屋を作って増やすことも出来る。
リリト、ノワール以外の5人はここで世界の管理を務める。
現時点では上記7人と時々迷子をかくまうため大体10人前後の世界。
キリルが支配人、他の4人が蒐集したもの(現行して蒐集しているのはシルヴィとルネス)を管理・保管、施錠あるいは破棄する権限を持つ(保持者/キーパー)。
関係
Black Sheepの世界とほぼ同じ世界で、他世界から他世界に行くには(便宜上)一度この世界へ来ないといくことができない。
他世界とは関門や検査があったりするがBSとの行き来は比較的容易。
BS社員は仕事の際も何度も通るのでみんな顔見知り、「合言葉」があれば世界を行き来できる権限が与えられている。
情報・物流
情報はシルヴィ(先代はアロイス)が蒐集している。どのような社会情勢なのか、人口はいくらか、全てが記録・保管されている。
存在していた世界、現行世界の歴史などについても自動的に書物になって保管される。
死者・誕生者のリストも世界ごとに1日ずつ記録される。
武器はルネス(先代はクルト)が蒐集。見たことのない武器・珍しい武器は片っ端から買収・譲渡してもらったりする。
また4人は情報屋・武器の商人としても動く。
「選別」と「任命」
シルヴィ、ルネス、クルト、アロイスの4人は元は現実世界の人間。先代管理人が現実世界から「選別」、適当な人物を選んで「任命」する。
(いくつか条件があるうちに当てはまったから、という下らない理由)
拒否権はなく強制的。任命されると現実世界からは消えてしまう(=その世界での死/存在がゼロに戻される)が、本人たちは体・精神ともに輪廻する世界につれてこられるので、死んだという自覚が薄い。
(「死」というよりは、「もともとその世界にはいなかった」という状態にされてしまう)
肉親や知り合いのことも自分は覚えているが向こうは何も覚えていない。
ただ「この人は管理人なんだ」という意識はどこの世界の誰にでもあるので、みんながこの世界の人間じゃないとは気付く。
状態の変化
- 兎の耳が生える。
- さまざまなもので負傷したり健康を阻害されることがあるが不老不死になる。
- 出生、死亡時の違和感のようなものを感じることができるようになる。(「どこかで誰かが死んだ」「どこかで誰かが生まれた」というもの)
- 味覚異常(およそ食べられるようなものではないものに対して)になる。どんなに殺人的な料理を食べても顔色ひとつ変えない。味覚異常というよりは「食物によって味覚が勝手に変わる」に近いか。
- 代償として記憶や表情などが欠如する。感情は残る(感情に呼応して表情が変わらなくなる)。
ルネスとシルヴィは今の時点でこそ双子だが、人間時は赤の他人。関係的には結構近い位置(近くに住んでいるとか、同じ学校に通っていたとか)にいた。
制限/転生
管理人が「輪廻する世界」に存在できるのは現代・先代の2代まで。各2人ずつ、4人。
そのため先々代になると消えてしまう。なってすぐ、というわけではなく通告みたいな感じで「自分は後どのくらいで消える」といった感覚が現れる。
任期はないので、何年経ったから次を見つける、といったものはない。役目を果たしたので消滅、といった感覚に近い。
「輪廻する世界」にいる以上、輪廻転生でどこかの世界に生まれることはできる。もちろん、転生後には管理人だったときのことは記憶から消える。
対象が消滅したことを知っている管理人であれば、一目見て「彼だ」とは気付く。ただし、会って話しかけても、「管理人だったときの名前」を言ってはいけない。
自分も名乗らずに、「おめでとう」と一言祝福するくらい。
ひとびと
管理人
保護対象
最終更新:2012年05月06日 23:37