からくりTRPG部・改

第0話 「蠢動」

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
――――――登場人物――――――

矢沢耕作  28歳 男性
ジャーナリスト/サマナー
社員寮、沢田荘に住む万年平社員のジャーナリスト
悪魔を見ても冷静なリーダー兼参報
初期契約悪魔:ケットシー、オンモラキ


グラーチ・ウィンチェスター 28歳 女性
シスター/ワイルド(ペルソナ使い)
左遷された小さな教会に住む回復役のシスター
耕作の同級生で、陽人の義理の姉


安藤陽人 18歳 男性
番長/格闘家
ワンルームに住む学生
己の肉体のみで悪魔を薙ぎ払うチームの壁兼攻撃役
姉には逆らえないシスコン番長

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

GM:東京都内某所

GM:矢沢耕作の部屋(沢田荘)

GM:『悪魔召喚プログラム』なるものが巷で噂になっていた

GM:これをDLした者の元に、文字通りの「悪魔」が現れ、願いを叶えてくれるという都市伝説だ。

耕作:「小人さんが降りてきて仕事を減らしてくれるのか」

GM:耕作はこの事件を記事にすべく、都内各所で調査を進め…

GM:ついにそれを入手していた

GM:今、あなたの手には、一つのメモリが握られている

GM:恐らく、何か、見たものの精神に作用して幻覚を見せるような、そんな画像や音が仕込んであるのだろうと。

耕作:「小人さんが降りてきて仕事を減らしてくれるのか」

耕作:「いや!ついにこれで…仕事が楽に! いや違う、大スクープをゲットだ!」

GM:あなたは予想していた

耕作:「恐らく、何か、見たものの精神に作用して幻覚を見せるような、そんな画像や音が仕込んであるのだろう」

GM:耕作は、はやる気持ちを抑えながら赤いPCにメモリを差し込む

GM:その瞬間

GM:ジジジッというノイズが走り

耕作:「なあっ!?」

GM:世界は、暗転した

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

GM:では、安藤陽人くん

陽人:お、おう

GM:あなたは札付きのワルでした。

GM:とは言っても、その風貌は70年代のそれであり

GM:弱いものに暴力を振るわない一本気の通った男でした

GM:学友たちは影であなたを『番長』と呼び

GM:親しみのある不良としてみています

不良:「番長昨日武丸助けてやってたみたいだぜ!」

GM:そんなあなたですが

GM:今日は陽人にとって、特別な日になりそうな

GM:特別な日に

GM:なぜかというと

GM:あなたは全日本レスリング大会で、優勝という極めて優秀な成績を収めた

不良:「番長すげぇぇぇぇ!」

GM:それを耳にした、あなたの義理の姉、グラーチが

GM:お祝いに来てくれるというのです

GM:陽人は、年の離れたこの義姉を非常に慕っていました

陽人:「ああ、そういや今日は姉ちゃんが祝いに来てくれるんだったな!」

陽人:「おう、武丸!このエロ本ちょっと預かっとけや!」

武丸:「わかりました!番長!」

陽人:(姉ちゃんには見せられねえ//)

グラーチ:じゃぁ、アパートのドアをけ破る勢いであける

グラーチ:「おい!陽人!」ドカーン!

陽人:「姉ちゃん!」

グラーチ:「お前優勝したんだって?とりあえず飲めよ!」

グラーチ:とラムを…

陽人:「おら見てくれ姉ちゃん これがレスリング大会で優勝した時の写真だぜ!」

グラーチ:「で?賞金は?いくら出たんだ?」

陽人:「姉ちゃん…賞金なんて出ないよ!」

グラーチ:「チッ!日本はけち臭いな…、まぁ飲もうぜ、陽人」

陽人:「姉ちゃん…シスターなのに酒持ち歩いていいのかよ」

グラーチ:「ごちゃごちゃ言うなよ、神様っていうのは許すのが仕事なんだよ」

陽人:「うっ、酒クセエ」

陽人:「姉ちゃん、前も言っただろうが 日本は20からお酒OKなんだよ オーケー?アンダスタン?」

グラーチ:「私がいるところが私の国だよ!さっさとグラスだせよ」

陽人:「だめだこのシスター」といいながらも顔は嬉しそうです

GM:グラーチは、陽人の父が海外で現地の女性とごにょごにょしたときに産まれた娘で

GM:その陽人の父も母も現在は他界してしまっており、彼は一人暮らし

GM:グラーチは、海外で…

GM:母親と一緒に、強盗に襲われ、彼女だけが助かったという、不幸な過去の持ち主ですが

GM:その後、彼女は教会に身を寄せ、シスターとして育っていたのですが

GM:つい最近弟が日本にいると知り、日本にやってきたのでした

GM:まあ、そんなこんなで

GM:楽しい(?)酒宴は続きます

グラーチ:「陽人、エロDVDぐらい片づけろよ」と言いつつ見るw

陽人:「そそそそれは、武丸の野郎がな」

グラーチ:「武丸…?あぁ、あのアトムみたいな頭のやろうか!」

GM:二人ともみえすぎるくらい気づきます

GM:向かいの…どこかの会社の社員寮が一瞬発光したようにみえ

陽人:「あん?」

グラーチ:「ん?なんだ?」

陽人:「おう、姉ちゃん 今光ったのって耕作さんの寮んとこじゃねえか?」

グラーチ:「耕作の所か!あいつに飲まそうぜ!」

陽人:「姉ちゃん、耕作さんは仕事中だ」

グラーチ:「仕事しながらでも酒は飲めるんだよ!」

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GM:耕作は、ゆっくりと目を覚ます

GM:突然の衝撃に、気を失っていたようだ

耕作:「はっ…寝ちまった…しまった仕事が!」

GM:PCが電話レンジみたいに煙をあげてます

GM:ジジジ

GM:中に入ってる仕事のデータ大丈夫かなあ!

耕作:とりあえず外付HDだけ避難させます。

GM:と思いながら慌ててHDを避難させようと近づくと

GM:PCから突然、長靴を履いた猫と、羽を毟られた鳥のような姿の異形の化け物が

GM:飛び出してきました

オンモラキ:「おい!ニンゲンだ!ニンゲンがいるぞ!」

耕作:「…………」

ケットシー:「やったーーーニンゲン界これたーーー」

オンモラキ:「ニンゲン!ニンゲン!」

ケットシー:「来てみたかったんだよなーニンゲン界。オイ!オマエ、サマナーか?」

耕作:「お…お…おう…おれ、人間んん…」

GM:つぶらな瞳で、化け物たちはキャッキャと近づいてきます

耕作:「さもぬぁ…? 待てよ、仕事の資料の中でそんな単語が」

オンモラキ:「楽しいとこに案内しろよー!オマエにとりついてやるからなー」

ケットシー:「わーいわーい!コンゴトモヨロシク!」

GM:二匹は、完全に修学旅行のときのテンションで、跳ね回っています

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耕作はアナライズを難なく成功させる

猫:魔獣ケット・シー 破魔に弱い

鳥:凶鳥オンモラキ 氷結・呪殺無効 ガンに弱い 石化・凍結無効
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GM:という表示が

GM:iPhoneにでました!(召喚プログラムはiPhoneに落としたらしい)

耕作:「む…ケット・シーに、オンモラキ…?」

GM:耕作さんあなたは、

GM:このプログラムを手に入れたときの事を思い出します

耕作:思い出します

GM:車椅子に乗った老人が

老人:「ここにたどり着いたということは、君も選ばれるべき人間だったというわけだな」

GM:と、PCの画面の向こうから

GM:喋りかけてきます

老人:「おめでとう。君が何者かは知らないが」

老人:「これで君は『悪魔』と会話する能力を手に入れた」

耕作:「あんたは…誰だ…」(徹夜でうとうと

老人:「Steven…」

GM:そのとき耕作さんは半信半疑のうえ

GM:1週間くらい寝てなかったので!

GM:悪魔とか全然忘れてました!

耕作:「そうか、あの老人…スピルバーグ? の言っていたことは本当だったんだな」

耕作:「ところでお前たち…俺を蹴ったりかぶりついたりしないのか」

ケットシー:「してほしいのかー」

耕作:「いや、俺は陽人とは違ってそういう趣味はない。」

ケットシー:「陽人ってやつはへんたいなんだなー」

オンモラキ:「へんたいなんだなー」

耕作:「俺がしてほしいなら…ということは、本当に俺の使役下に…?」

耕作:「万年下っ端の俺に…部下が!?」

耕作:がばっ、と二匹を抱きしめます

耕作:「これから俺達…力を合わせて頑張っていこうな!」

ケットシー:「お?ニンゲンはオイラたちのことが好きなんだなー」

オンモラキ:「しょうがないなー遊んでやるよー」

GM:きゃっきゃとはしゃぎながら

GM:2匹はiPhoneの中に吸い込まれていきました

耕作:とりあえずアプリをいじっておこう。スティーブンは二匹まで呼べるプログラムを組んでくれていたようだ。

耕作:30年かけて、一匹増やせるぐらいしか成長しないスティーブンの開発速度にしてはやるじゃないか。

GM:使い方は別売りのマニュアルをご参照ください

耕作:マニュアルとは、あるものじゃない…自分で創るものだ

耕作:闇の中、フローチャートとか作り始める

GM:すると…

GM:目の前にiPhoneをいじる耕作の姿が!

陽人:「耕作さん!」

耕作:「え、なに、もう一回言ってくれ。プフ? 違う? ブフ?」

グラーチ:「耕作!」

GM:どうやら、空間がねじれて、おかしな風につながっているようです

GM:まるでどこでもドアです

陽人:「逃げて!」<首をグラーチにホールドされながら

耕作:「陽人、今忙しいんだあとで…グラーチ!?」

グラーチ:「耕作!!おい、飲めよ!弟の祝いだ!」

耕作:じゃあ、一瞬の隙をついて先に牛乳飲むよ。

グラーチ:「ちっ!耕作のやろう相変わらず…」

耕作:「うぷっ、久しぶりだな、グラーチ」

陽人:「あー、なんか世界が歪んでるな おええ」

グラーチ:「おう、とりあえず飲みながらどうなってるか説明しろよ」

GM:建物を覆う黒い霧は晴れる様子を見せません

GM:あなたは、酒のつまみになるようなものを…

GM:冷蔵庫をあけて探そうとしたくなります

グラーチ:「よし、陽人!冷蔵庫からつまみさがせよ!」

GM:冷蔵庫を開ける陽人

陽人:「あー 耕作さん 勝手に失礼するぜ」カパッ

GM:じゃあね、陽人さん、あなたが冷蔵庫をあけると…

GM:中に入っていたのは…

GM:下半身が蟲で、上半身が女性の…

GM:正体不明のモノ!(ゴゴゴ…

グラーチ:「おい!耕作!冷蔵庫で変なもん飼うなよ!」

陽人:「おう、耕作さん なんだこの生き物」

陽人:「耕作さんの趣味にはとやかくいうつもりはねえが…」

グラーチ:「趣味が悪いことには変わりはないだろ…」

耕作:「なわけねーだろ!」

耕作:「俺を信じろ! 社畜の俺が生き物を飼えるわけないだろ!」

グラーチ:「…確かにな」

耕作のアナライズは失敗

GM:耕作変態犯罪者疑惑は晴れれぬまま

GM:正体不明のモノが妖しく笑い…

GM:こうつぶやきます

オキクムシ:「ム…ド…」

オキクムシ:その指先は、グラーチをさしており

GM:あなたは、突然、自分の意識が暗闇の底に引き釣りこまれるような

GM:感覚に襲われ…そのまま、倒れます

耕作:「グラーチっ!?」

グラーチ:「くそ…なんだってんだ…」バタッ

陽人:「姉ちゃん!」

陽人:「耕作さん 布団を敷こう なっ」(酔いつぶれたと勘違い

GM:グラーチさんが、はっと目を覚ますと

GM:そこは見たこともない空間でした

GM:美しいオルゴールの音がなるその部屋の中心に

グラーチ:「ん?なんだここ?耕作に拉致られたのか?」

GM:長い鼻の男が、口元に手を組みながら座っています

イゴール:「ようこそ、ベルベットルームへ」

グラーチ:「ベルベットルーム?耕作の部屋にそんなものないだろ」

イゴール:「ほぅ? あなたは…面白い『運命』の持ち主がいらしたようだ…」

グラーチ:「私を知ってるのかい?じいさん」

イゴール:「いいえ、申し遅れました、わたくしの名前はイゴール。お初にお目にかかります」

グラーチ:「私はグラーチだ」

イゴール:「ここは夢と現実、精神と物質の狭間にある場所、本来ならなにかの契約をした方が訪れる場所」

イゴール:「私はあなたと同じ形の魂をもった人物を、幾人かしっております」

グラーチ:「魂ねぇ」

イゴール:「その運命は数奇。そしてその魂は無限の変化を表す」

イゴール:「『ワイルド』」

イゴール:「良いでしょう、あなたにこれをさずけます」

グラーチ:(ワイルド?ワイルドバンチのことか?)

GM:老人が手をかざすと

GM:そこには、タロットカードがくるくると回転しながら

GM:グラーチの手元に収まります

グラーチ:「なんだこれ?」

GM:そしてグラーチさん

GM:あなたの失われた記憶の一部が

GM:一瞬フラッシュバックします

GM:そこは教会でした

GM:炎に包まれた協会でした

グラーチ:(くそっ!なんだこれ!)

GM:あなたは、目の前の『男』になにやら罵声を浴びせています

GM:『男』の顔はうかがい知れず…

GM:否、『男』に『顔』はありませんでした。そこには黒い暗い闇が存在するのみ

GM:『男』は去っていきま

GM:あなたは、目の前の『男』への殺意をむき出しにして…

GM:『復讐』を誓います

GM:すると、心の中で声がする

???:「グ…ラーチィ…」

???:「憎いか?殺したいか?燃やし尽くしたいか?」

グラーチ:「ん?」

???:「お前の心の竈に、炎はともっているか?」

グラーチ:「当然だ!引き裂いてハチの巣にして殺してやる!」

ウコバク:「ひひひ! そうだろう! いい殺意だァ」

ウコバク:「我は汝、汝は我ェ」

ウコバク:「我が名はウコバク、地獄の竈の番人よぉ」

ウコバク:「さあ、叫べ! 我が名は…」

グラーチ:「ぺ…ル…ソ…ナ!ウコバク!来い!」

イゴール:「…よい旅を」

GM:カッ と目を見開いたグラーチの前には

GM:心配そうに自分を見つめる陽人と、耕介 そして…

GM:先ほど、自分を殺した、異形の蟲

グラーチ:「耕作!お前なに仕込みやがった!」

耕作:「いや、誤解だ誤解!」

陽人:「お、姉ちゃん起きたのか 飲み過ぎなんだよ毎度毎度」

耕作:「陽人、お前は気楽でいいよなほんと…」

陽人:「耕作さんは働き過ぎなんだよ」

オキクムシ:「おやあ? しぶとい…ねえ…まだ…息がある…とは」

GM:グラーチは自分の掌に、急速に熱が集まっていくのを感じます

GM:心の中で、誰かがつぶやく

ウコバク:「グラァァァァチィィィィ 唱えよ その火球の名は…」

グラーチ:「ちっ!しゃぁねぇ!アギ!」

GM:グラーチの手のひらから、火炎の球が放出され

GM:蟲を焼きつくしました

陽人:「なんかでた!!」

耕作:「俺の資料棚があああ」

オキクムシ:「ぐぐぐああああああああああ」

GM:ついでに耕作の資料も全部燃えました

耕作:「なんか効いてる!」

グラーチ:「なんだこりゃ?…とりあえず耕作…すまん」

耕作:「ま、まあお前が無事でよかったよ」

グラーチ:「まぁ、耕作も無事でよかったよな」

陽人:「姉ちゃん飲酒ファイヤーなんてしちゃだめだろう 常識的に考えて」

グラーチ:「陽人見てなかったのか?手から出たぞ?」

耕作:「お前はことこの場に及んでも常識で物事を計れるのか…どんな不良だ」

耕作:「やっぱりあれは悪魔…それも危険なやつだったのか。 そうなのか? ケットシー」

ケットシー:「そうだニャ! ジャーニャリストのボクが言うからには間違いないニャ!」

GM:この異界と化したアパート

GM:いたるところから、悲鳴が聞こえてきます

GM:会社の同僚や、アパートの住人のようです

耕作:「なにぃ」

グラーチ:「なんか聞こえるぜ、耕作」

耕作:「ああ、俺の部下だ。あとで紹介するよ」

耕作:「一体、この社員寮に何が起こっているんだ…」

陽人:「おう なんだ!何事だおらぁ!」ドアを蹴破って外に出ます

耕作:「ちょ、おま、社員寮なめんなw」

耕作:「現状復帰しねえといけねえんだよ!」

グラーチ:「陽人~、悲鳴あげてるやつに金払ったら耕作が助けるって言えよ~」

耕作:「俺は社畜ではあるが金の亡者じゃねえ!」

耕作:「むしろ欲しいのはこいつらを養うためのマグネタイトだ!」

グラーチ:「私は金、お前はマグネタイト、利害は一致じゃねぇか」

耕作:「利害の不協和音だよ!?」

GM:蹴破った先に

GM:一人の、老人が座しています

陽人:「あ?」

老人:「ふむ」

老人:「またしても、下界に異界が生まれたか。実に嘆かわしいことじゃな」

陽人:「爺さん 今悲鳴聞こえなかったか?」

老人:「聞こえておるよ」

耕作:「あんたは…」

老人:「わしか?わしは」

太上老君:「太上老君。下界のものにはそう呼ばれておるな」

太上老君:「おぬし、実に強い魂を持っておるな」

GM:陽人を指差して

陽人:「下界って ああ爺さん あたまお花畑か? 酒ならあるぞ なっ」

太上老君:「…自覚なき強さか。嘆かわしいのう」

太上老君:「ふむ」

太上老君:「いずれ、おのれのなすべきこともわかってくるじゃろうな」

太上老君:「道に迷うたときは、いつでもわしを呼べ」

グラーチ:「おい、耕作あの爺さんしってるのか?」

耕作:「知らねえ! よし爺さんは任せたぞ陽人」

耕作:「俺は戦友(同僚)を助けに行かねばならん」

グラーチ:「おいおい、その戦友は金払ってくれるのか?」と言いながら耕作についていく

陽人:「待てよ耕作さん 俺も放っといてはいられないぜ」

陽人:「よし、爺さん 俺の背中乗れ 危ねえからおぶっててやるぜ!」

GM:老人はそうつぶやき

GM:煙のように掻き消えました

陽人:「どっこいs… ぇぇえええ消えたぞ!!」

グラーチ:「この寮やけに変な爺さん多いな」

耕作:「そういうこともあるさ。俺もこないだ、セガールって爺さんから似たようなことを言われた」

陽人:「なんだったんだあの爺さん…」ちょっと興味をそそられたようです

グラーチ:「私も長い鼻のイゴールって爺さんにあったぞ」

陽人:「そういうことそんなにねえよ!」

グラーチ:「って耕作セガールにあったのかよ!すげー!紹介しろよ!」

耕作:「ああ、派手なアクションは無理そうなセガールだったが」

グラーチ:「…それセガールじゃねぇんじゃないか?」

耕作:「とりあえず早く同僚を助けるぞ」

グラーチ:「はいはい。陽人行くぞ」

陽人:「おう!」

GM:廊下を駆ける君たちの前に

GM:ばしゅん!

オキクムシ:「さっきは…よくも…なかまを…」

GM:蟲がでました!

グラーチ:「おい、耕作お前のペットがまた出たぞ」

耕作:「ペット禁止だよこの社員寮。」

陽人:「おう、セクシーな姉ちゃん! 仲間ってどういうことだ ってどわあああ?」

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初戦闘開始

グラーチ:「くそっ!陽人!欲情するなよ!」

先ずはイニシアティブを決める
耕作 → グラーチ → 陽人 →オキクムシ
の順番に

耕作はオンモラキを召喚、行動終了

オンモラキ:「キシャー!」

陽人:「おう、お前も戦うんかい!」

オンモラ:「オマエの隣は任せとケ!」

オンモラ:「仕事の邪魔ダこの害虫メ!」

グラーチはペルソナ使いらしくウコバクを降魔する

グラーチ:「来な!ウコバク!」

そしてそのままオキクムシにアギを放つが外れる

グラーチ:「ちっ!」

陽人は半裸に惑わされながら殴ろうとするが失敗

オキクムシ:「えろい」

陽人:「なにがエロだこらぁ」

グラーチ:「おい!陽人!胸さわろうとするなよ!」

陽人:「姉ちゃん誤解だよ!」

オキクムシは耕作にムドを放つが失敗
耕作はアナライズをし
妖獣オキクムシ 呪殺に強い 電撃に弱い

オンモラキはオキクムシに噛みつき大幅に削る

オンモラキ:「もう食いきれナイ」

グラーチは再度アギを放つが失敗

陽人:「アチィ!! 姉ちゃん危ねえ!」

グラーチ:「気にするな!」

陽人はまた素手で殴るがクリティカルでオキクムシは砕け散る

オキクムシ:「ぎゃあああああああ」

陽人:「すまねえな!ちょっと眠っててくれ!」

グラーチ:「まったくこんな蟲に…」

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GM:また一行は廊下を走り悲鳴の元へと向かう

GM:ぼひゅん!

GM:オンモラキが登場する

グラーチ:「…?おい耕作」

耕作:「なんだ?」

グラーチ:「お前の部下に似た奴がいるぞ」

陽人:「ああ? なんか最近見たようなのが来たな」

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初会話

交渉がスタートする
耕作がオンモラキを仲魔にしているので好感度が+2から始まる

GM:オンモラキはおびえている…

オンモラキ:「ひっ」

仲魔オンモラキ:「落ち着け兄弟、俺の上司だ、悪いようにはしネエ」

オンモラキ:「ま、まじでー」

耕作は会話判定に失敗し緊張度が上がる

オンモラキ:オンモラキは哲学論議をふっかけてきた

オンモラキ:「生きてるってなーんだろいきてるってーなーに」

耕作:「俺達は、みんな一緒だ。運命という会社に翻弄され、それでも従っていくしかないんだよ」

オンモラキ:「同意する」

と耕作は社畜論で延々と交渉し「オンモラキ」の悪魔カードを手に入れる

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耕作:「ああ、俺もこいつらも同じなんだよな…」目がどよーんとしてる

耕作:「グラーチ、こいつのカードに興味が有るのか」

グラーチ:「あぁ、イゴールのの爺さんにカードもらったんだ」

耕作:「お前の火の玉の源泉もこのカードってわけだな。またこれから集まってきたらいろいろ試してみるか」

グラーチ:「あの爺さんにもう一回あったらなんか聞いとく」

陽人:「子分になったってことか 面白そうなこと出来るんだな耕作さんと姉ちゃんは」

GM:君たちが道をすすむと

GM:同僚やアパートのみなさんの悲鳴が近づいてきます

GM:この部屋から聞こえてくるようです…

陽人:「こっから聞こえてくるぜ耕作さん 蹴破ってもいいか!?」

グラーチ:「陽人、さっさとけ破りな」

耕作:「普通に開かないことを確認してからにしろよ…」

陽人:「おらあああ」ボカーン

耕作:「ええい、この姉弟は」

GM:蹴破った先には

陽人:「おう 大丈夫か あんた達!」

GM:縛り上げられて悲鳴を上げる住人たちと

耕作:「後沢! 丹沢も!」

???:「ンー?なんゴブかお前たちは?」

GM:醜悪な面をした妖精が

グラーチ:「あん?お前が誰だよ」

陽人:「おう その人らを離せよ 苦しんでんだろうが」

耕作:「この沢田荘でこれ以上の悪さは許さん!」

ホブゴブリン:「何をいってるゴブか? ニンゲン界に来て初めての食事ゴブよ?」

ホブゴブリン:「邪魔するとお前たちから食うゴブ!」

陽人:「食うだと?なに言ってやがんだてめえ!」

ホブゴブリン:「ニンゲンごときが、村で一番つよいオイラに勝てるわけないゴブ!!」

耕作:「望むところだ! だがまずこのリーゼントを先っぽから食え」

ホブゴブリン:「美味しそうゴブ…」

陽人:「俺のリーゼントを食わせるな!」

グラーチ:「まぁ、陽人のリーゼントは食べていいな」

ホブゴブリン:「フランスパンみたいゴブ」

グラーチ:「で、耕作助けたら飲みに付き合ってくれるのか?」

耕作:「いや、別に誘ってもらったらいつでも付き合うけどよ…」

陽人:「サッサッ」愛用の櫛で整えながら

ホブゴブリン:「じゅる…」

ホブゴブリン:「イタダァキマァス!!!」

陽人:「あ?誰の頭がクロワッサンみたいだとコラァアア!」

ホブゴブリン:戦闘、開始

耕作:「ちっ、話は後だ、気張れよ!」

グラーチ:「しゃぁないな、いくぞ!陽人!」

陽人:「ぉう! ボコボコにして反省させてやらあ!」

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初BOSS戦

イニシアティブは
ホブゴブリン → 陽人 → グラーチ → 耕作

ホブゴブリンはBOSSなので2回行動になる
最初の攻撃は陽人に攻撃するがダメージ40になるので陽人は防御に徹しダメージを抑える
2回行動目はマカカジャで魔法攻撃を上げるホブゴブリン

陽人:「ぐぅ 全然効いてねえぞコラァ!」

次、陽人はホブゴブリンに突撃する

グラーチ:「陽人!やっちまいなぁ!」

陽人:「おう、10倍返しが基本だぜ!!」

クリティカルを出し2倍返しの53ダメージを与える

耕作:「ふっ…やつのリーゼントを話題に出してプッツンさせた効果があったようだな」

グラーチ:「けど、あのリーゼントはないぜ?」

耕作:「こういう時は使いようってもんだな」

陽人:「しゃあ!タイマンじゃ負けたことねえんだよ!」

耕作:「タイマンじゃないがな」

ホブゴブリン:「に、ニンゲンのくせになかなかやるゴブね」

陽人:「って  な、なかなかピンピンしてるじゃないの… ふふふ…」

グラーチ:「馬鹿な弟だろ?」

耕作:「ま、とにかく続けグラーチ!」

陽人:※聞こえてません

グラーチ:「さて!行くぞ!ウコバク!燃えなぁ!」

グラーチはウコバクを降魔し命運を使い判定値を+20するが…
アギは2回外れ、命運を使い3度目でやっと当て19ダメージを与える

耕作は前線にケット・シーを召喚し行動終了

ホブゴブリンはケット・シーに2回連続で攻撃するが
1回は外れ2回目は48ダメージを与える

ケットシー:「ぎにゃー」

陽人:「ケッチーに何しやがる!」

ホブゴブリン:「いい声で泣きやがるゴブ」

陽人はスープレックスでホブゴブリンを投げようとするが
命運を2個使い最終的に失敗する

ホブゴブリン:「まだやるゴブか?」

陽人:「ふふ 腰の負傷がなかったらぶん投げてやったんだがな…」

グラーチはケット・シーにディアをかける

グラーチ:「しゃぁない、ネコに神の加護をやるよ」

ケット・シーは40点回復する

ケットシー:「にゃっはー」

陽人:「姉ちゃんがシスターらしいことしている…」

グラーチ:「私はシスターだぞ!」

耕作は命運を消費しオンモラキを前線に召喚する

グラーチ:「頼むぞ!耕作」

陽人:「おう、おめえら こいつ結構強いんだわ 気を付けろよ」

オンモラキは噛みつこうとし回避され
ケット・シーは陽人にディアをし28点回復する

陽人:「力が湧いてくる… サンキューケッチー!」

耕作本人は陽人に指揮Ⅱをし行動終了する

耕作:「陽人、落ち着け!」

陽人:「ああ、すまねえ 耕作さん 落ち着いてきたぜ」

耕作:「真正面からリーゼントに突っ込んできてるんだ、動きは読みやすい!」

ホブゴブリンの攻撃は2回とも外れる

耕作:「よし陽人、ここは決めろよ!」

陽人は突撃で26ダメージを与える

グラーチは再度ホブゴブリンにアギ放つがファンブルし
またも命運を使い振りなおすとクリティカルが出るという極端ぶりを発揮
ホブゴブリンに75ダメージを与える

グラーチ:「燃えろ!燃えろぉ!」

と延々と殴り合いを続ける
何故かホブゴブリンはタルカジャを重ねがけしてムキムキになっていくが
最後は陽人のスープレックスが決まる

陽人:「俺と素手でタイマンはろうなんざ10年はええ!!」<スープレックスしながら

耕作:「…10カウント、取るか?」

ホブゴブリン:「ま、まいったゴブ…」

グラーチ:「やるじゃないか」

ホブゴブリン:「森に変えるゴブ!!!」

GM:ホブゴブリンは砕け散った!

陽人:「正直疲れたぜ… 姉ちゃんと耕作さんいなかったら危なかったな」

耕作:「お前たち、ちょっとミーティングしよう」「にゃー」「キシャー」「より良いフォーメーションを組むにはおそらく…」

グラーチ:「まったく、変なことに巻き込まれたもんだ…」

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GM:はいそれではエンディングフェイズー

GM:捕まっていた同僚と住人達は無事であった

GM:君たちの迅速な行動がなければ、今頃はホブゴブリンの腹なかだったかもしれない

GM:やがて、黒い霧は晴れていき…

GM:建物はもとの社員寮へと戻る

GM:しかし、なぜこのような異変が起こったのか…

GM:追求の目は耕作に

武沢:「耕作さん、ぼくのドア粉砕されてるんですけど…」

耕作:「丹沢、後沢、武沢、無事でよかった。ところでお前たちは仕事で疲れて夢をみたんだ」

武沢:「そ、そうですよね!けどなんで壊れて…」

耕作:「不良の仕業だ。間違いないな」

陽人:「元に戻ったな」

グラーチ:「やれやれ、酒飲みに来ただけなのに」

耕作:住人総出で修理することにする。陽人も手伝いに来なさい。

陽人:「あいたたた ちょっと腰の調子が」

グラーチ:じゃぁ、私は耕作の部屋でお酒飲んでる

耕作:「しかし、なぜこんなことが…この悪魔召喚プログラムのせいではないとして、いったいなぜだ」

グラーチ:「耕作…」

ケットシー:「マスター」

耕作:「お、今回はご苦労だったな」

ケットシー:「ここって特別瘴気の濃い地域だってとーちゃんがいってたー」

オンモラキ:「こんなとこで召喚術式やったらそりゃあこうなるよー」

耕作:「瘴気…」

グラーチ:「耕作のせいじゃねぇか…」

耕作:「グラーチ、もっと飲もう。とことんまで付き合うぜ」

ケットシー:「でもおかげでマスターにあえたしー」

オンモラキ:「よかったよねー」

耕作:「おおうおうおうおう。俺はいい仲魔を持った…」

陽人:「俺は疲れたぜ… あんなのばっか相手にしたら体が持たねえ」

耕作:「陽人もすげえ力だったけど、あれはまだ常人の範疇なのかな」

陽人:「1から鍛え直しだな」

グラーチ:「陽人、修行だ。ツマミ買ってこい。金は耕作が出す」

陽人:「姉ちゃん俺疲れてるんですけどー!?話し聞いてた!?」

グラーチ:「鍛えなおすんだろ?ちょうどいいじゃねぇか」

陽人:「くそぅ!行ってくるぜ!」

グラーチ:「ふぅ、ただ気になるのはなんであんたと私が同じような力を手に入れたかだ」

耕作:「お前と、俺が同じ…ね。 …ま、そんなに悪いこととは、思わないな」

グラーチ:「とりあえず飲むか…」

耕作:「おう…」

GM:3人は『異界』に触れた

GM:ちょっとだけ日常を踏み外した彼らの未来に一体なにがまつのだろうか

GM:いまはまだ、彼らの知るところではない…

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To Be Countenued…

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