第3話『救世主現るっ!?』

19 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00:45:07.37 ID:d797MCi00
感想があるっていいねー。
調子に乗って続き置いていこうw
第3話 救世主現るっ!?


「さて、本当にどうするか決めようぜ」
「うん…」
朝ご飯を終え、今後の事を話し合う。…が、開始10分ほどで話は終了。
「まぁとりあえず、服だろうな」
「うん。でも別に男物を着てても問題無いと思うけど…制服だけは買っておかないとダメかな?」
「俺は学ランの方がいいなぁ」
「え?」
「女が学ランを着て、袖を余らせて…」
「ヒロにぃ!真面目な話なんだよ!!」
「すまんすまん、つい…な」
と言った感じで、話をまとめると大体こんな感じ。
1.とりあえず服(普段着・学生服等)
2.日用雑貨(整理用品とか?)
3.両親に連絡
大まかに分けるとこの3項目だと思う。しかし…





20 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00:45:33.78 ID:d797MCi00
「服買うにしても選べるかな…」
「いきなり女物を着ろとは言わんがな。徐々に着ていかなきゃ駄目だろうな」
「はぁ…前途多難」
机に突っ伏してぼやく。ぼやいても何も先には進まないんだけどね。
「しょうがない、奴に応援を頼むか。…気乗りはしないんだが、緊急事態だ。目を瞑れ、ゆー坊」
「まさか…」
「そのまさかだ」
「うぅ…確かに頼れると言えば頼れるけど、後で何を要求されるかと考えると泣きたくなるよー!」
「まぁ、取って食われる訳でもあるまいし」
「…ほんと?」
「まぁ、別の意味で食われる可能性も否定できんがな」
「ヒロにぃ…なにか楽しんでない?」
「んあことあるかよ、大事な弟が大変だって時に」
「そ、そうだよね。疑ってごめん」
「…まぁある意味楽しみなのは間違いじゃないけどな」
そう言って、ヒロにぃは電話をかけるべく携帯電話を取り出し、電話帳を開こうとした瞬間






21 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00:46:15.09 ID:d797MCi00
『ピンポーン』

インターホンが鳴る音がした。
「ほいほい、どちらさんですかっと」
携帯をいじりながらヒロにぃがインターホンで来客を確認していると…
「ゆー坊…連絡する手間が省けた」
「へ?…まさか」
「鍵なら既に開けたから~♪っと」
某バンドの曲を口ずさみながら玄関へ向かうヒロにぃ。…うぅ、頭痛くなってきた(T_T)
そうこうしている間にも、話題の…もとい頭痛の種である彼女がリビングに入ってきた。
「おっじゃまー!ってあれ?ゆーちゃんは?まだ寝てんの!?めっずらしー」
「あぁそうだったな、説明する時間も無かったしな」
「説明って?というか、あの女のコだれ?」
「うわさのゆー坊」
「おはようございます、裕美(ひろみ)さん」
彼女は小野坂 裕美(おのさか ひろみ)。ヒロにぃの同級生であり、幼馴染でもある。
「えっ!?うっそ、マジ?」
「嘘も何も…朝起きたらこの有様だ」
「へー…あのゆーちゃんがねー。ふーん、へー、ほー」
「な、何?ひろみさ…」
「んもー我慢できない!」
「わぷっ!?」
いきなり抱き着いてきたよ!?
「んー、可愛い可愛い可愛い可愛い…かーいいー!お持ち帰りぃ!!」
「させん!」





22 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00:47:35.15 ID:d797MCi00
ヒロにぃ は 脳天唐竹割 を 放った!
こうかは ばつぐんだ!
「ぐふぅ…なんでいきなり女の子の頭を叩くの!?」
「それはあれだ、落ちつけ裕美」
「なんか我慢できなくなって。メンゴメンゴ」
「はぁ、お前やっぱあれか?」
「まぁねぇ~。あんたには分からないと思うけど」
「見る分には問題無い、が弟が襲われるのを黙って見てるほど腐ってもいない」
「ちぇ~。過保護なんだから」
「うるせぇ!」
あぁ…また始まった。この二人はいっつもこれだから大変なんだよね…
「ねぇ、裕美さん。なにか用があってうちに来たんじゃないの?」
「あぁ、そうだった。危ない危ない。危うく忘れる所だった」
突然、真面目な顔をしたからボクもつられて真面目に話を聞こうと思い、姿勢を正した。
「今日はね…まぁなんていうの?ひろみんレーダーに反応があったから来たのよ」
「…はぃ?」
ヒロにぃは呆気にとられて言葉も出ない様子。ボクは辛うじて声が出たものの、聞き返すほどの余裕は無かった。
「だーかーらー、簡単に言うと私の勘!いい?」
「は、はぁ…」
思いつきに近いらしい…ふぅ、困った物です…
「で、思いつきで来られちゃ困るんだが?」
「いいじゃーん、減るもんでもないし」
「減りはしないが、平穏な時間が無くなる」
「ヒロにぃ、それって減ってない?」
「…減ってるな」
「馬鹿ばっか」
「「どっちがっ!?」」




次回予告
23 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00:48:45.31 ID:d797MCi00
思いつきで遊び(手伝い?)に来た裕美。
行く先々で何かしらの騒動を引き起こす彼女に連れられ、街に繰出す不安一杯の二人。
そこで巻き起こる騒動とはいったいっ!?

次回!『これって兄妹(兄弟)?』   第4話   ショッキング・ショッピング

「私にどーんと任せなさいっ!!」
「際限無く不安だな」
「ど、どうしよっ!?ヒロにぃ!!」
「どーしようもないだろ?諦めろ、もうどうにもならんっ!」
「うわーん!」
「さーて、なにしよっかなー?」



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最終更新:2008年09月22日 21:59
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