妖怪とは
高度に文明が発達した21世紀においても、科学では説明のつかない事象は起こりうる。
中でも特に普段の私生活において顕著なのは「必要なときに物がない」パターンである。
この状況下では、人の見ていないところで様々な妖怪が暗躍して物を隠していると考えるのが妥当であろう。
そこで、このページではそんな迷惑極まりない妖怪について一覧を作成し、その生態を記述することにした。
妖怪の性質
様々な物を隠す妖怪がいるが、妖怪に隠された物そのものは、妖怪が物を隠すことに飽きた場合に戻ってくるとされる。
したがって妖怪が隠すことを楽しみ続けている間はいくら探したとしても永遠に部屋から出てくることはない。
妖怪一覧
妖怪ドライバー(工具)隠し
人の見ていないところでドライバー(工具)を隠し、人間を困らせる妖怪。
比較的高価なグリップ付きのものやプラスドライバー、何にでも使える中間サイズのものを好んでよく隠す。
最終的にはネジ穴にはまらない大きいマイナスドライバーや小さすぎて使用できないものが残る。
妖怪テープ隠し
人の見ていないところでテープを隠し、人間を困らせる妖怪。
セロテープ、ビニールテープ、ガムテープ、マスキングテープなど、隠すテープは多岐に及ぶ。
この妖怪が出没すると、セロテープがないのでビニールテープで代替、ガムテープがないのでクラフトテープで代替……などと換えのテープの用意を強いられるか、最悪換えまでも隠されると100円ショップに買いに行く必要がでてしまう。
ただこの妖怪は隠すことに飽きるのが早いらしく、大体換えを用意して用を済ませた直後その辺から出てくる。
妖怪ねじ隠し
人の見ていないところでねじを隠し、人間を困らせる妖怪。
同等品がないねじを隠されると非常に困る。
後述する妖怪ねじ穴隠しと手を組むことがあり非常に厄介。
妖怪ねじ穴隠し
人の見ていないところで分解した機器のねじ穴を隠し、人間を困らせる妖怪。
機器を分解後再度組み上げてみると何故か数本ネジが余った場合、この妖怪に遭遇したと考えられる。
どこのネジか分からず、とりあえず保管しておくものの、使おうと思ったときに上述の妖怪ねじ隠しが現れ、結局数本ねじが足らない状態になる。
妖怪グリス(半導体用)隠し
人の見ていないところでグリス(半導体用)を隠し、人間を困らせる妖怪。
この妖怪は熱伝導率を理解しており、熱伝導率が高いグリスを好んで隠す。
したがって主に高価な銀入りグリスがある家に出現する。
妖怪マウスポインタ隠し
人の見ていないところでマウスを勝手に操作し、マウスポインタの位置を変えて人間を困らせる妖怪。
正確には名称のように物質的に隠すわけではないが、マウスポインタが自分のホームポジションから大きくズレた場所へ移動しているため、いつも通り操作しようとしたときにマウスポインタを探すことになる。
ディスプレイが1枚ならば大して影響はないが、複数枚のディスプレイを使用しているような環境では非常に困る。
余談だが、昔はマウスポインタをぐるぐる回すと一時的にポインタがその場で拡大されるというフリーウェアがあったのでこの妖怪は鳴りを潜めていたらしい。
妖怪ダウンロードのファイル隠し
人の見ていないところでブラウザなどのダウンロードのデフォルトディレクトリを勝手に変更し、人間を困らせる妖怪。
ダウンロードの際、ダイアログを確認しないでファイルを保存してしまうとどこに保存したのかわからなくなる。
妖怪ファイルのアイコン隠し
人の見ていないところでデスクトップに配置されたファイルのアイコンを隠し、人間を困らせる妖怪。
この妖怪は特殊能力「画面の解像度変更」を持ち合わせており、その技を使った後にアイコンを隠すと考えられている。
リモートデスクトップなどで他のPCに接続した際によく出没する。
妖怪ウィンドウ隠し
人の見ていないところでWindowsのGUIにおけるZ-Orderを勝手に変更し、人間を困らせる妖怪。
Z-Orderを変更されるとショートカットであるAlt-Tabなどの操作を行うときに意図しない並び順になっていて非常に困る。
妖怪確認ダイアログ隠し
人の見ていないところでプログラムのインストールなどの際の確認ダイアログを隠し、人間を困らせる妖怪。
はい/いいえの選択ダイアログを他のウィンドウの裏に隠し、プログラムのインストールを妨げ人間を困らせる。複数の作業を平行して実施していると遭遇しやすい。
また、Windows7以降のUACダイアログを下から2つめの「デスクトップを暗転しない」にして複数の作業をしていると、非常に高確率で妖怪UAC昇格ダイアログ隠しが出現する。
UAC昇格ダイアログ隠しについては、UACを「通知しない」にすることによりセキュリティーと引き替えに殺すことが出来るが、確認ダイアログ隠しについては「並行作業をしない」という回避策以外今のところ対策がない。
プログラムのインストールが始まらない/終わらないと思ったときは、この妖怪の出現を疑ってAlt+Tabを押してみるといい。
妖怪WASD隠し
人の見ていないところで`/T/Y/EnterキーなどのFPSゲームにありがちなチャットモードキーを勝手に押し、人間を困らせる妖怪。
この妖怪は非常に素早く、キーを押されるとゲーム中にいきなりチャットモードになり移動ができなくなって非常に困る。
EscキーもしくはEnterキーを連打されると退散する性質をもつが、耐性を獲得したものもいる。
妖怪スマートフォン隠し
人の見ていないところでスマートフォンを隠し、人間を困らせる妖怪。
後述する妖怪スマートフォンの充電ケーブル隠しとは仲が悪いため、同時に現れない。
妖怪スマートフォンの充電ケーブル隠し
人の見ていないところでスマートフォンの充電ケーブルを隠し、人間を困らせる妖怪。
前述した妖怪スマートフォンとは仲が悪いため、同時に現れない。
妖怪変換アダプタ隠し
人の見ていないところで様々な機器の変換アダプタを隠し、人間を困らせる妖怪。
音楽用のφ3.5mmステレオミニジャック<->φ6.3mmステレオジャックを隠したり
SATA/IDE<->USB変換機を隠したりと、他の妖怪に比べて隠すものを手広くカバーしているのが特徴で非常に困る。
妖怪USBメモリのキャップ隠し
人の見ていないところでUSBメモリのUSB端子側のキャップを隠し、人間を困らせる妖怪。
この妖怪はUSBメモリのキャップコレクションに対する執着が強いらしく、一度隠されるとほぼ二度と出てこない。
そのため、手に残るUSBメモリは端子がむき出しのものが多くなる。
近年ではボールペンのようにノック式で端子が出てくるUSBメモリもあり、この妖怪に対する切り札として期待されたが、あまり表だって普及していない。
また、USBメモリのキャップほどの小型USBメモリに関しては、どうやら本体をキャップだと誤認しているらしく本体ごと隠される。
妖怪ライター隠し
人の見ていないところでライターを隠し、人間を困らせる妖怪。
主に喫煙者を好んでそのライターを隠すが、喫煙者はライターを大量に持っているので特に困らない。
妖怪毛抜き隠し
人の見ていないところで毛抜きを隠し、人間を困らせる妖怪。
1本だけ生えている堅い毛が気になったときに毛抜きを探すと大体この妖怪に隠されている。
妖怪はさみ隠し
人の見ていないところではさみを隠し、人間を困らせる妖怪。
後述する妖怪カッターナイフ隠しと手を組むことがあり非常に厄介である。
妖怪カッターナイフ隠し
人の見ていないところでカッターナイフを隠し、人間を困らせる妖怪。
上述する妖怪はさみ隠しと手を組むことがあり非常に厄介である。
この妖怪はカッターナイフの替え刃は隠さないという特異な性質をもつ。
妖怪キャップ式ペンのキャップ隠し
人の見ていないところでキャップ式になっているペンのキャップを隠し、人間を困らせる妖怪。
キャップを外した後すぐペンのケツに挿せばすむ話だが、それすらも面倒くさがる人間の家に出没すると言われている。
妖怪ペン隠し
人の見ていないところでペンを隠し、人間を困らせる妖怪。
会議などでメモのためにペンを持っていくとよく出現する。
気がつくと大体パブリックなペン立てに戻されている。
妖怪メガネ隠し
人の見ていないところでメガネを隠し、人間を困らせる妖怪。
メガネは大体1つしかないため、隠されると代替品がなく、何も見えなくなるため非常に困る。
人間が風呂に入っているときによく現れる。
妖怪コンタクトレンズ洗浄液隠し
人の見ていないところでコンタクトレンズ洗浄液を隠し、人間を困らせる妖怪。
コンタクトレンズを外す前に洗浄液を手元に用意していないと往々にして出現する。
しかし、1日用使い捨てコンタクトレンズの装用者の家には現れないという言い伝えがある。
妖怪醤油隠し
人の見ていないところで醤油を隠し、人間を困らせる妖怪。
豆腐を食べるときに困る。
妖怪カップメン一味や青海苔隠し
人の見ていないところでカップメン一味や青海苔を隠し、人間を困らせる妖怪。
この妖怪が現れると、食べ終わったあとに一味や青海苔を見付けることになって非常に困る。
妖怪カップ麺のあと入れかやく隠し
人の見ていないところでカップ麺のあと入れかやくを隠し、人間を困らせる妖怪。
この妖怪が現れると、食べ終わったあとに海苔やスパイスの小袋を見つけることになって困る。
あるいはお湯を注いで待った後にぷかぷか浮いてる小袋を見つけることになって非常に困る。
コンビニ弁当を温める際に外したソースやタルタルソースの小袋も隠すといった趣向の広さっぷりを発揮する。
妖怪SDカードリーダー隠し
人の見ていないところでSD/MiniSD/MicroSDなどのカードリーダーを隠し、人間を困らせる妖怪。
近年BluetoothやDropbox、5インチベイ用カードリーダーといった妖怪退治技術の発達で見かけなくなりつつあるが、外出先などでは未だ現役。
妖怪小さいもの隠し
人の見ていないところで小さいものを隠し、人間を困らせる妖怪。
この妖怪は非常に素早く、小さいものを一時的に机の横に置いておいたりするとすぐに隠されてしまう。
特にMicroSDは彼らの大好物らしく、置いたままにするとすぐにコレクションされてしまう。
妖怪口ずさんだメロディー隠し
他人が聴いていないところで口ずさんだメロディーを隠し、人間を困らせる妖怪。
作曲活動をしている人間が、ふと頭に浮かんだフレーズを1度口ずさんだとしても
それを録音しようと2回目に口ずさむ瞬間に現れ、隠されるとしばらくの間、最悪二度と戻ってこない。
妖怪キーホルダー(キーチェイン)隠し
人の見ていないところでキーホルダー(キーチェイン)を隠し、人間を困らせる妖怪。
帰宅時に出没することはまれで、これから外出しようとするまさにその時に出てくることが多い。
後述する妖怪財布隠しと手を組むことがあり非常に厄介である。
妖怪財布隠し
人の見ていないところで財布を隠し、人間を困らせる妖怪。
外食した際の会計時や、これから外出しようとするまさにその時に出てくることが多い。
この妖怪は特殊能力「責任逃れ」を持ち合わせており、自身で財布を隠しておきながら人間に対して
「もしかしたら妖怪のせいではないかもしれない」という疑念を生じさせて人間を翻弄させることが得意。
他の妖怪に比べるとかなり性質が悪く、隠している期間は財布の中の金額に比例するといわれている。
妖怪ACアダプタ隠し
人の見ていないところでACアダプタを隠し、人間を困らせる妖怪。
使おうと思ったときに対応した電圧/電流/口径のACアダプタのみを隠し、人間を困らせる。
この妖怪が現れると、他のACアダプタは有るにもかかわらず、ピンポイントで機器に対応するACアダプタのみを隠すため非常に困る。
その結果、手元にあるACアダプタは電圧/電流の要件は満たしているが口径があわず使えないという事態に陥る。
この妖怪に抗うべく複数個のACアダプタを在庫していると、そもそも対応した電圧・電流のACを持っていたかどうかが分からないという「妖怪記憶隠し」が増援として出没する。
そのため、在庫を持つ場合は管理表やデータベースなど外部記憶装置に頼る必要がある。
妖怪SFP隠し
人の見ていないところで
SFPを隠し、人間を困らせる妖怪。
大体この手の人間は複数本SFPを在庫しているので困らないが、ベンダーロックのかかったL2スイッチなどの専用SFPが持って行かれることもあり、これをされると非常に困る。
また、この妖怪は飽きるとSFPを床の上に転がすこともあり、気がつかずに踏むと痛い。
妖怪LCキャップ隠し
人の見ていないところで光ファイバーケーブルのLCコネクタのキャップを隠し、人間を困らせる妖怪。
この妖怪は飽きるとキャップを床の上に転がすこともあり、気がつかずに踏むと痛い。
妖怪預金隠し
人の見ていないところで口座の預金を隠し、人間を困らせる妖怪。
使った記憶がないにもかかわらず、気がつくと銀行の口座の預金の一部が隠されている。
一度隠された預金は帰ってくることはない。困る。
妖怪傘隠し
人の見ていないところで傘を隠し、人間を困らせる妖怪。
オフィスなどの傘立てにストックとして置いておくと、使おうと思った時に大体隠されている。特にビニール傘が好物。
隠された傘は、後日再度傘立てを見ると戻ってきていることもあるが、多くの場合帰ってこない。
妖怪仕事意欲隠し
人の感じていないところで仕事に対する意欲を隠し、人間を困らせる妖怪。
週5日勤務のサラリーマンの場合、日曜日になると出没し、特に「サザエさん」の放送が終わると本気を出してくる。
「お腹痛い」「体がだるい」「風邪っぽい」などの言い訳で人を惑わせる。
月曜日の朝、出勤に成功すると逃げ出すらしい。
妖怪直感隠し
人の意識の外で直感を隠し、人間を困らせる妖怪。
テストなどで考えるまでもなく「この問題の答えはこれ」と確答しつつも、時間の経過と共に段々と「いや、待て、違うかもしれない、こっちかもしれない」と考え出した時にはこの妖怪に遭遇したと考えられる。
上記テストの場やUSBコネクタを差し込む場合、あるいは正確な判断が求められる場所に好んで現れる。
最終更新:2014年12月16日 02:33