中学時代からの同級生
武内崇らと共に同人サークルTYPE-MOONを立ち上げ、2000年発表の同人ゲーム『
月姫』シリーズで人気を博す。現在は同サークルを法人化したゲーム制作会社「
有限会社ノーツ」(TYPE-MOONはそのブランドに)に所属し、2004年発表のアダルトゲーム『
Fate/stay night』などでシナリオを手がける。また、講談社刊『
DDD』シリーズ(講談社BOX)などで小説家としても活動中。
1973年11月28日生まれ
座右の銘は「人類皆強大」
自画像は「化けきのこ」
CV:田村ゆかり(レアルタ付属PSPゲーム『
とびだせ! トラぶる花札道中記』)
好きなものは密室・少年・包帯・ナイフ。なので某汎用人形決戦兵器のOPには狂喜乱舞したらしい。
嫌いなものは茄子(共食いだから)
通称:菌糸類
武内崇とは中学時代からの友人関係
その名前から女性に間違えられるが
OKSGが「実はプロフィールの雄を雌と読み間違えていただけなんですが!」と話している事から男性らしい。
また、『日経新聞』夕刊で「奈須氏はパソコンゲームの女性ライターとして、知る人ぞ知る存在」と紹介された。この記事の女性報道については、自身のHPで本人が否定している。
公式写真として後姿ではあるが、講談社の文芸誌『メフィスト』における推理小説家綾辻行人との対談時のものがあり、また数々のインタビュー記事での発言などから、男性であることはほぼ間違いない。
しかし、その直後にOKSGが「もちろん女性です。本名
奈須きの子」と発言していたりする。
「『月姫』以前に某会社のゲームを手伝った」という発言から、VOICEから発売された『
LOVELESS 〜終わらない物語〜』(アダルトゲーム)のシナリオライター
那須邦宏が本人ではないかとも言われており、実際『LOVELESS』のFlashのクレジットにはシナリオ「Nasu Kinoko」と表示されているが、この件に関しての真偽は現在のところ不明である。
なお、本人の口から「影響を受けた作家」として、菊地秀行、綾辻行人、島田荘司、竹本健治、上遠野浩平、京極夏彦らの名前が挙げられている(内、綾辻行人と菊地秀行の二人は講談社文庫の『
空の境界』の解説者)。小説を書き始めた当初は伝奇やファンタジー一本槍の作風であったが、綾辻行人の『十角館の殺人』や竹本健治の作品と出会い大きな衝撃を受け、以降伝奇と新本格ミステリの融合を目標に執筆活動を続けている。 また、アダルトゲームである『ONE 〜輝く季節へ〜』が自作への影響力があったという見解を表している(「コンプティーク」より)。
自身が公言するように熱心なSF・ミステリファンであり、自身の分野である伝奇小説に新本格ミステリの手法を取り入れ、講談社の文芸誌「ファウスト」では「
新伝綺」と銘打たれた。
結果、新伝綺と呼ばれる新たな現代文学ジャンルとして認められ、密かに作者が増えつつあるジャンルである
また、80年代後半〜90年代初頭のヴィジュアル系アーティストに造詣が深い。特にBUCK-TICKとSOFT BALLETからは多大な影響を受けており、曲のタイトルや歌詞からの引用が各所に見られる他、キャラクターのイメージソングとしてそれらのアーティストの曲を挙げている。また、Fateの登場人物である
言峰綺礼の風貌及び声のイメージは、元SOFT BALLETの遠藤遼一がモデルとなっている。
きのこ氏の作品は、独自の世界観、個性的な人物が特徴で、語感を重視した造語をよく用いる。また、既存の単語に独特の読みを当てることも。
例:「
檻髪(おりがみ)」や「復讐騎」や「
吸血姫」など
しかし、それを苦手としている人も少なくない。アンチからは中二病とよく言われる。
誤字が多い事でも有名。誤字が発生する原因は、既に脳内に書き上がっている原稿を打ち出す作業なので、誤字があっても正しい文章に脳内補正されてしまって気が付かないかららしい。だが、それをネタにすることもしばしば。
月姫の製作に辺りそれまでエロゲーをプレイしたことが殆ど無かったため、いくつかプレイして勉強した逸話がある。
スタッフ内でよく嘘を吐くため、「うそつき星人」を自称している。
最も有名な事件は、「月姫の
シエルの
カレー好きは
カリー・ド・マルシェという死徒との因縁なのだ」と冗談で言ったら後日イラスト担当の武内祟がそれを本気にして漫画を執筆。
武内「カリーってこれでいいかな?」
きのこ「は?そんな死徒いねえよ」
二人の長年の友情が本気で崩れかけたとか。
その後初期メンバー3人がインタビューを受けていた時に、きのこ氏が「カリーの存在は本当だよ」と発言。
このことでOKSGがきのこ氏を信用できなくなったとか。
最終更新:2024年06月02日 02:56