【問題】
江戸の町――
今日もここでは滑稽な事件が起こっている。
ある大名が武家屋敷から目黒に出向いた折、たまたま秋刀魚を食する機会を得た。
庶民の下司魚である秋刀魚を食べたことのなかった殿様は、大層これを喜んだ。
その後暫くして、殿様は念願叶って再び秋刀魚を食べることが出来たが、
今度はまるで殿様を満足させることは無かった。
一体、どうしてだろうか?
【解説】
江戸の暮らしにあきあきしていたある大名が家来を連れて目黒まで散歩に出かけた。
そこで腹を空かせた殿様は
近くの農家から香る脂ののった秋刀魚の匂いに惹かれ、こっそりわけて食べさせてもらった。
庶民の魚である秋刀魚を食べたことのなかった殿様は大層これを喜んだ。
それからというもの、もういちど秋刀魚を食べたくて食べたくて仕方のない殿様であったが、
ある親戚の屋敷に御邪魔した折、食事は何がよいかと問われ、
待ってましたとばかりに秋刀魚を注文した。
しかし当然、秋刀魚の用意などはしていないため、
急いで馬を走らせ日本橋の魚河岸から仕入れてきて、
それを料理番は下品な丸焼きでは御前に出せないと考え、
鱧のように蒸して脂を抜いて椀物にして出した。もちろん食えたものではなく、
「……むっ。この秋刀魚、どこから取り寄せたものであるか?」
「はっ。日本橋の魚河岸でございます」
「あぁ。いかんいかん。秋刀魚は目黒にかぎる」
“目黒の秋刀魚”
【問題】
戦時中の事です。
日本軍はその拠点制圧が最重要だと考え
戦力を振り絞り数週間後略奪に成功します。
補給物資も無く
兵力が数日間で1/10と
大幅に減少するほどの大激戦でした。
作戦成功後、兵士達は号泣しました。
なぜでしょうか?
【解説】
日露戦争において203高地は重要な拠点でした。
銃弾の雨の中、次々と戦死する仲間。補給も撤退も許されない状況下で
ロシア軍の堅固な要塞をやぶる残された手段は…
殉職した戦友の死体を盾にして敵の銃弾を防ぎつつ侵攻する、でした。
勝利後、戦友をこのように扱ってしまったことを悔い
号泣したのです。
尚、戦死者があまりに多く辺りには遺体のじゅうたんが出来上がっていたそうです。
実話です。二百三高地 というタイトルの映画に
その描写があったようです。
【問題】
手のつけられない、荒くれの死刑囚だった彼。だが、この世で最後の日、最後の
夕食を食べ、神父に最後の祈りを聞いてもらい、看守に引き連れられて電気椅子
に向かい、最後に顔の前にカバーがかけられる瞬間まで彼は笑顔だった。
何故か。
【解説】
彼は荒くれの死刑囚で、看守達も手を焼いていた。そこで、神父様が呼ばれた。
その神父様、なかなか良く出来た人で、彼と独房で会う時に、聖書の中に小さな紙切れを
しのばせていた。
最初は「声を出すな。お前を救う作戦がたっている」とか言う感じで。
彼はそれを見て、神父はグルだと思い、自分のボスが助けてくれる
と確信していた。
会う度にメモが増えていった。「作戦は順調」とか「もうすぐだ」とか。
そして最後の日に渡されたメモにはこう書いてあった。「作戦決行は、最後の
瞬間」。
彼の死後、一体荒くれだった彼をどうやって大人しくさせたのか、と問われた神父は
その看守に答えた。
「私は彼に『希望』を与えたんです。」
【問題】
ちょっと卑怯かも。
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黒船襲来直後の日本。ある田舎藩では、重要な会議が行われていました。
「見ろ。異人たちが我が物顔で日本を歩いている。近くの村では、村人が恐れをなして逃げ出したそうではないか。もうよそ者たちの好きにはさせん」
彼らはオランダから高性能の大砲を20個密輸し、何ヶ月もかけて使い方を学びました。火薬も自分達で調合し、より起爆力を高めました。大砲を安定して乗せられる船もつくりました。
作戦決行の日。彼らは浦賀に浮かぶ敵の船にぎりぎりまで近づくと一斉射撃を仕掛けました。
ところが敵の船はかすり傷ひとつつかず、船の船員は無傷でした。なぜ?
【解説】
黒船=宇宙船
「よそ者」の正体です。
【問題】
すでに3人殺してしまった。
流石にもうばれるだろう。
一体どうするべきか・・・・・・。
悩んだ末、俺は友人を結婚させた。
さて、一体どういう事?
【解説】
大好きなアーティストのコンサートがある度に、
俺は「親戚の○○が死んだので、その葬式に・・・・・・」と嘘をついてバイトを休んだ。
ただ、これもう3回もやったしね。流石に死にそうな人が思いつかなくなっちゃった訳。
でも明後日のコンサートチケット、すごいいい席が取れちまった。
さて、うまい言い訳はないものか・・・・・・そうだ。
「すいません、実は友人が明後日結婚式を挙げることになりまして。」
【問題】
{monndai}
帰宅途中にボールが頭にぶつかった。
当たったときは偶然だろうとおもった。
しかしなにか違和感を感じたその男は気のせいだと思ったが念には念を入れて、普段と別ルートで帰宅した。
しかしその男は死んだ。
なんでだろう?
【解説】
偶然ボールに当たったせいで脳障害を引き起こし動いているものしか見えなくなった。
自分と同じ速度で動いていたものは見ることは出来なくなり、
偶然同じ速度で動いているエスカレーターに気付かず転げ落ちて死んだ。
普段のルートで帰ればこんなことにはならなかったはずが、自分のの疑心暗鬼のせいで命を失った。
動いているものしか見えなくなることは実際に起こりうるらしい。
【問題】
二人の紳士が長い廊下で命を狙われていた。
しかし彼等は喜んで銃を手放し財布を置いた。
塩を見ると突如怯えだし震えて物が言えなくなった。
元ネタを推察してください
【解説】
注文の多い料理店。
二人の男が注文に従い着ているものを脱ぎ武器を置きクリームで自分に味付けまでする。
しかし「塩を揉みこんで下さい」の時点で注文が自分達に向けられている事に気づき怯え出す。
【問題】
私は何もしていない。
なのに先生に怒られた。
何故?
【解説】
勉強もしてないから