【問題】
生死がわからないでいた男が生きていることを知り、彼らは歓声を挙げた。
だが、その生存者が右腕を失っていたことを知り、
彼らはさめざめと涙を流した。
どういうことなのだろう?
【解説】
男は某国の支配者。彼らはその影武者だった。
支配者が生きているということはまだ仕事があるということ。
だが、右腕を失ったということは、
彼らも右腕を切断しなければならないということなのだ。
【問題】
さっきまでお揃いの服じゃなかったけれど、これでお揃いね…
彼女がそう思っていられたのは束の間、やがてお揃いではなくなり、
彼女は彼と別離することになった。
状況を説明してください
【解説】
彼女は赤色が好きで、いつも赤い物を身に纏っていた。
彼は、そんな彼女に合わせていつも赤いシャツを着ていた。…彼女の前では。
彼女はいつまでも彼と一緒に居られると信じていた。
しかし、彼女は目撃してしまう。見知らぬ白い服を着た女と仲むつまじく歩く、
白いシャツを着た彼を。
彼女は我を忘れ飛び出し、持っていた短刀で彼を刺した。
みるみるうちに彼のシャツが真紅に染まる。
「これでお揃いね…ああ幸せ…」
(以下は歌詞そのまま)
“酸素に触れた赤はやがて黒に近付き示す
二人はもう永遠に一緒にはなれないということを”
元ネタはStardust/Sound horizon
【問題】
ある少年がいた。彼は友達と離れ離れになってしまう。
彼は、離れなければいけない理に納得がいかず、それを実行する者達に異を示し、抗おうとする。
しかし、彼にはそれを阻止する力がなかった。
すったもんだ
結局、彼は理を打ち破ったが友とは別れ、元の場所に帰った。
できれば、『すったもんだ』の内容を答えてほしい。
【解説】
友を連れ去られ、ボコボコにされた少年は介抱してくれた者に連れ戻す道を示してもらいます。
それは強くなるための特訓だったり、連れ去られた世界へいくための方法だったり。
少年は他の友と合流し、その世界に辿り着きます。しかし、強い奴らがワンサカいてやはり太刀打ちできません。
一緒にきた猫にさらなる飛躍の方法を教わり、特訓することによって彼はボコボコにした奴らにさえも勝ってしまいます。
ただ、この一連の出来事には大きな悪が絡んでおり、さすがに少年はそれを打ち破ることはできませんでした。
なんとか命だけは助かった友は、ここに残る、と言います。それを理解し、元の世界に帰る少年
ということで『ブリーチ』でした。
【問題】
わけあって、俺は恋のキューピットになるはめになった。
何としても彼女の恋を成就させなきゃ命に関わる。
さてと。まずは彼女に嫌われることから始めるとするか。
どういうこと?
【解説】
彼はタイムマシンで20年前にやってきた。
あろうことか自分の母親が自分に一目ぼれ。
このままでは自分の父親と出会わず、自分は産まれないことになってしまう。
まず彼はうまく彼女をフって、その後、未来の父との恋を本気で応援した。
【問題】
俺はヤツに罠を仕掛けた。
罠に掛かったヤツを笑ってやろうと思ったのだ。
しかしヤツは罠を華麗にスルーしやがった。
その結果、俺は腹を抱えて笑ってしまった。
なぜ?
【解説】
ピザを10回言わせた後、肘を指し「ここは何?」と聞き、
「膝」と答えさせるひっかけクイズが流行った。
俺は英語の先生にそれをやった。
俺「ピザって10回言って」
先「ピッツァピッツァ…」
なんかヤな予感がする…だがやめる訳にはいかない!
肘を指差し
俺「ここは?」
先「エルボゥウ!」
俺は腹を抱えて笑った。
【問題】
ある男と女が一緒に暮らしていました。
男は作曲家。
男は集中しないと曲が書けないので女が料理する音でさえもイライラして女を追い出しました。
男は部屋にこもったりするが集中できません。
ある日男は死にました。
一体どこで、どうして死んだのでしょう?
【解説】
男はとうとう真空間の部屋に閉じこもってしまった。しかしどうしても気になる音がある。
心拍音だった。男は心拍音さえもうるさく思い、ペンで差して死んでしまったのだ。
情報提供『世にも奇妙な物語』
【問題】
ある町で連続殺人事件が発生した。
犯人は通称ハンマー男でハンマーで人を殴り殺していた
だが警察は犯人を捕まえて意外な事実を二つ知ることとなる。
それは何か?
【解説】
ハンマー男の正体は虫も殺せそうにない女性。しかも彼女は頭の回転も良かった。
ハンマー男が連続殺人の犯人だと噂を流す事で女性が犯人だと思われないようにしていたのだ
【問題】
目が覚めると妻は出掛けていた。買い物だろうか。
そういえば今日はいろいろ大変だとか言ってたな。
俺は仕事が休みだが、たまには何か、家事でも手伝っておこうか。
妻が帰ってきたら、喜んでくれるかな。
しかし、そうはならなかった・・・なぜだろう?
【解説】
買い物から帰ってきた妻の、第一声。
「今日は断水があるって言ったでしょ!」
そんなことすっかり忘れていた俺は、
妻が生活用水としてバスタブに張っておいた水を
昨晩の残り湯と勘違いしてすべて抜き、風呂を掃除してしまった。
もう断水は始まっている。
これから数時間、トイレを流したり手を洗ったりする水がない・・・
ごめん、と謝りかけた俺に、妻は苦笑いしながら言った。
「手伝おうとしてくれた気持ちは、嬉しいけどね」
【問題】
彼は授業のチャイムがなったのに気付いてもずっと動かずにその場にとどまった
その場を離れ動いた時には恐怖を感じていた…
果たして彼は何故授業が終わったのにその場を動かずに恐怖を感じたのだろうか?
【解説】
チャイムが鳴り授業も終わったのだが彼は動かない、いや動けなかったのだ。
なぜなら彼は授業中に居眠りをしてしまいふと気付くと金縛りにあっていたのだ
意識ははっきりとし周りの声や音はわかっていたのに…
そして背中に乗っていた何者かが退くまで動けなかったのだ…
【問題】
扉を開けると彼女はもういなかった。
「ごめんなさい」とメモだけ残して。
最近ほおっておく時間が多かったな・・・
そばにいた時は口うるさい女とも思っていた。
失ってから気付くとはよく言ったものだが、
今はじめて彼女は私にとって無くてはならない
存在であったのだと分かった。
しかしもう遅い。
あんなところで意地さえ張らなければ・・・
残るのは後悔ばかり。
「ちっ・・・ちくしょう・・・」
男はもう生きてはゆけなかった。
薄れ行く意識の中で
彼女がそっと男を見つめていた・・・
少し・・・微笑んだように見えた・・・
これはどういう状況でしょうか?
【解説】
男は「引きこもりのニート」
彼女は「母」家族は2人だけ。
男はいつも、2chにいた。部屋を出るのはトイレだけ。
「お願いだから働いてちょうだい・・・」母はいつもうるさい。
男は徹底的に無視を続けた。
腹が減ったら「めし~!!」と叫べば、母がドア越しに
いつも何か置いてくれていた。
そんなある日、いつも通りに「めし~!!」と叫ぶ。しかし飯がこない。
男は「そういうことか、腹が減りゃぁ自分から出てくるようになると
思ってやがるな!ふざけんな!俺は絶対にこもり続けてやるからな!」
こうして飲まず食わずで男は引きこもりを続けた。
しかし限界は訪れる。男はついにドアを開け出てきたのだ。
衰弱しきった体を引きずりながら、冷蔵庫のある居間を目指す。
そこで男はとんでもないものを見た。首を吊って死んでいる母であった。
すぐ横には「ごめんなさい」と書かれたメモがあった。
男は思った「勝手に死にやがって!無駄に意地張っちまったじゃねぇか
死ぬなら一言かけやがれ!俺まで・・・ちっ・・・ちくしょう・・・」
男は苦しみながら息を引き取る。母の死体が男を静かに見下ろしていた。
少し・・・笑っているようにも見えた・・・
そこのあなた、引きこもっているとこうなりますよ。
【問題】
俺はあいつを見て驚きを隠せなかった。。
しかしやがておれは確信した。
何を確信した?
【解説】
「お前、どうしてここに……?」
「あなた、いままでありがとう。ただそのお礼が言いたかったの」
「……」
「あなたならきっと、またいい人が見つかるわ。私のことは忘れて、その人と幸せになって」
「…ああ」
「それじゃあなた、さようなら…」
そういってあいつは消えていった。
私のことは忘れて、か。全くあいつらしい。
さて。これで不安もなくなった。あの女でも呼んで楽しむとしようか。
何も心配はいらないさ。死んだ当人さえ気づいていなかったんだ、誰にもばれはしない。
俺は完全犯罪を確信した
元ネタはショートショートの広場(うろ覚え)
【問題】
ある女の子が、列車に乗ってきました。
彼女は、僕の席の近くに座りました。
彼女はどこかそわそわしていました。
列車が駅を出発して数十分経ったころ、それまで静かだった彼女が突然悲鳴を上げました。
僕がびっくりして彼女の席に駆け寄ると、彼女は列車の窓から飛び降りようとしているところでした。
何故でしょうか?
【解説】
彼女は目の病気で、目の手術を終えて包帯を巻いて列車に乗った。
しばらく包帯を取らないようにと医者から言われていたが、
視力を取り戻した嬉しさから、列車の中でそっと包帯をほどいてしまった。
しかしその時、ちょうど列車はトンネルの中。
真っ暗な視界に絶望し、手術が失敗したと思い込んだ彼女は自殺を図ったのでした。
【おまけ】
後に富豪となったマリー・ルイズは自伝の中でこう語っています。
「あの時、彼がとっさにライターで明かりをつけてくれていなかったら、
私は飛び降りて死んでいたことでしょう。今の私があるのは彼のおかげなのです。
命の恩人であるわが夫、ジョン・ルイズに、最大の感謝とキスを」
【問題】
ある朝、女が新聞を読みながら朝食をとっていた。
そこに男が現れる。
女はいきなり泣き喚きだす。男がなにをいっても女は、耳をかさない。
取り乱しながら女は、家をでるが数時間後
男の大切にしている車をへこまして帰ってきた。
しかし、男は怒ることなく女を抱きしめた。
なぜ?
【解説】
男は、ある橋の事故で死んでいました。
その事故の新聞記事を見た彼女が取り乱して喚きます。
でも、そこに、死んだことに気づいてない彼氏の霊が現れて、懸命に彼女に話しかけますが、当然声は届きません。
女は取り乱したまま車に乗り込み、現場に行こうとして事故を起こし、死んでしまいました。
そして男と同じく幽霊になって戻ってきたため、男は彼女を抱きしめることができたのでした。
【問題】
ある村に、「天使」と呼ばれた少女がいた。
この少女は殺され、その次の日曜日、村は消滅した。
状況を説明したりニヤニヤしたりしてください。
【解説】
舞台は中世ヨーロッパのとある小さな村。
そこに、ある仲の良い姉妹がいた。
妹は幼い頃から「天使のようだ」ともてはやされていた。
両親を早くに失った姉妹は二人で生活することになった。
村人達も二人に優しくしてくれたが、村の女達はやがて冷たくあたるようになる。
それもそのはず、村の男達は妹の面倒をみると言いながら、
その実皆で妹を慰み者にしていたのだから。
姉は毎日働き詰めで、それに気付くことは終になかった。
やがて妹は誰の子とも知れぬ子を孕む。
姉以外は何が起きたのか、皆知っていた。しかし、
事実の発覚を怖れた男達と、嫉妬に燃える女達によって、
妹は「悪魔の子を身籠った魔女」として火炙りにされてしまう。
怒りに狂った姉は、安息日に村人の集まった教会に火を放ち、村人を鏖殺した。
“この世が所詮楽園の代用品でしかないのなら、
罪深き者は全て等しく灰に還るがいい!”
Sacrifice/Sound horizon