2.【問題】
僕には生まれたころからの幼馴染がいる。
僕は昨夜、彼女の頼みを恥ずかしさから断ってしまった。
今朝僕は起きて非常に後悔することになった。
状況を補完してください。
【解説】
ケンジと咲は生まれたころからの幼馴染であった。
家も隣どうしで、非常に仲が良かったのだが、そのことで子供のころから周囲にからかわれてきたため恋仲にまで発展することはなかった。
ケンジは山登りが趣味で、この日も咲と一緒にとある山に来ていた。
ところが登山中猛吹雪に見舞われ、二人は遭難する。
洞窟を発見して吹雪が止むのを待っているがなかなかやまない。
その晩咲が頬を赤らめ、ケンジに提案する。
「ね、ねえ。今晩一緒に寝ない?」
「!?」
ケンジは流石に戸惑う。
彼女のことは確かに好きではあったが、女性としての「好き」ではなく、またそういう目で見るのも彼女に失礼だとさえ思っていた。
「ちょwww馬鹿wwwおま、ええ!?
あ、あのな?こういう生命の危機に瀕してる時は子孫を残そうという本能が働いてウンタラカンタラ・・・。」
「ははww冗談だよwばーかw」
と咲は笑ってごまかす。
次の日、ケンジは起きると冷たくなった咲を発見する。
普段から山登りで鍛えていたケンジとは違い、咲の体力はもう限界に近づいていたのだ。
呼びかければ、今にも動き出しそうなのに、、、
ケンジは咲を背負って山を下りて行った・・・。
3.【問題】
ある日、私は有名な大病院に緊急搬送された。
さすがに医者の腕は一流で、無事に手術は終わったのだが
しばらく入院させられることになってしまった。
そこで、とりあえず私は無駄にでかい院内を散策することにした。
大きな音がする方に歩いていくと、大型TVが置いてあるコミュニティホールに出た。
そこでは、数人の患者達と看護士がたむろしてTVを眺めていた。
私も一緒になってTVを見ていると、一人の老人が話しかけてきた。
「おや、このAさんって、あんたにそっくりだねえ?」
「ええ、まあ、そうですね」
私は老人の問いに苦笑いで答えた。
やっぱり人違いだったようだ。
私は溜息をついた。
さてこれはどんな状況か?
補完してください。
【解答】
「だ、誰かいるんですか!?」
看護士の上擦った声がホールに響きわたった。
むろん返事はない。
深夜の二時半ともなれば、起きているのは夜勤の人間ぐらいのものだ。
照明が落とされたホールでは、TVの光がチカチカと反射していた。
「さっき消したはずなのに……」
看護士は、しばらく辺りの気配を伺っていたが、ニュースの音以外には何も聞こえてこない。
それは嫌なことにも、ちょうど先日、この病院で起こった殺人事件についてのニュースだった。
『……Aさんは入院したその日に、病室で寝ているところを撃たれたとのことです。
調べでは、この病室には、Aさんが入院する直前まで、暴力団関係者が使用していたという情報があり
ウミガメ署では、Aさんが人違いで射殺された可能性もあるとみて、捜査を進めているとのことです……』
ふいに看護士は、誰かが息を吐き出すような気配を背後に感じ
弾かれたようにコンセントを引っこ抜いて、駆け足で戻っていったのだった。
4【問題】
私と彼が同棲をはじめて5年経ちました
5年も付き合うとさすがに倦怠期になって、彼は最近私に構ってくれません
私は彼に問い詰めました「どうして私をみてくれないの」って
すると彼、私のせいにしてきたんです
どうして彼はわたしのせいにするの?
【解説】
このままじゃいけないと思って私は頑張っているのに、相変わらず彼は「君が悪い、気味が悪い」って私を責めるんです
ろくでなしのあなたの部屋を誰が五年間を掃除したと思ってるの?誰が五年間ご飯を作ってあげたと思ってるの?
しかも、彼女であるはずの私にストーカーなんて言い出したんですよ
ていどってものがあるでしょ冗談にも
やっぱり、私って男運ないのかしら…はぁ私の好きになる人って何時もこんな人ばかり
ルックスがよくても中身が悪いんじゃやっぱダメね