トイター教の教派(imiitue fo Toitaasakt)では、トイター教の教派について説明する。
派閥史
トイター教の派閥は、歴史的に
ハゲを崇拝する原理派と
ロリを崇拝する新生派に大別されている。ただし、これはハゲを崇拝する奴らが意地を張った結果であり、実際的な比率を見てみると、新生派と新生派から派生した
ハゲもロリも崇拝しないつもりでいる統一派だけで全トイター教徒の九割を占めることになり、それ以外に
チェクセルを崇拝する呪術派を含めればほとんどのトイター教徒が所属しており、代表的な二大派閥にハゲを崇拝する原理派が含まれるのは特に非トイター教徒からすれば意味不明なことになっている。
ただし、この分類は頭の固い人たちによれば非常に大事な分類方法で、このせいで
ハタ王国が安定するための道を手に入れた――とか結論付けられているが、実際には原理派を怒らせないために他の派閥が接待しているというのが現状であるので、これは完全にトイター派閥史に則った味方であるが、社会の教科書ではこれらは混同されやすいのかもしれない。
また以上の問題を考えたうえで、数的に多いのに代表派閥として数えられていない二つをカウントしようとする四大派閥というものもある。これにはハゲを崇拝する原理派とロリを崇拝する新生派とハゲもロリも崇拝しないつもりでいる統一派とチェクセルを崇拝する呪術派の四つが含まれることになるが、ここにまで数的に少ないハゲを崇拝する原理派が食い込んでくるのは、如何に彼らが歴史を重んずるかを感じさせるものであるが、原理派をとある虐殺で少数派に追い込んだ統一派が同じ意見を出しているので派閥争いの溝は奥が深いものである。その上スステ政治というのもすごいものである。というのが歴史学者の感想である。
派閥一覧
四大派閥
先述の通り、ハタ王国内で主要と認められている四つの代表的な派閥である。
原理派
トイター教が創始されたとき、トイターの言葉のみに従って人間の法律を規定していくのが大きな特徴である。トイター以外には神の意志は伝わらないと考えているため、どうしたらいいか分からない場合はすべて神のせいにて注釈を入れようとしない。だが、トイターは多神教徒を改宗させることに尽力するのが精いっぱいで詳しい話を何も聞き出せなかったので、原理派は家系のシステムすら聞いていないという状況が生まれてしまっている。だからといって多神教のモノマネはできないので、しばらくは彼らはこじつけを行わないといけなくなったわけだが、こじつけスキルは新生派の方が高かったらしい。
新生派
転生説が唱えられた結果完全に原理派と分離し、それ以降も教義的に後進的な原理派に対して偉そうな態度をとり続けた。だがその腹の中は宗教対立を生むことしか考えていないような解釈ばかりで、
スカルムレイをトイター共同体の後継的指導者ではなくもはやトイター世界そのものがスカルムレイを盟主にしているかのような解釈を加えていたり、唯一神のことをアルムレイと勝手に呼び名をつけていたりと、よく分からない集団である。そんなトイター教の生活の老舗みたいな面をしている彼らであるが、そんな彼らの信仰のよりどころは厳密に記録されたトイターの生前の言動と行動と初期のトイター法学者の想像力である。
統一派
原理派と新生派のそれぞれの解釈の違いに第三者的な観点から統合を図ろうとして、逆に派閥を一つ増やしてしまった派閥。基本的な流れは新生派と同じように扱われているが、ここに属しているハグナンに住むとある脳天までナイフが貫通しちゃった大量殺戮系女子のせいで南北
シーナリア派に二分している。そのあとはイザルタとディスナルで広まり続けたが、どっちもハフリスンターリブの攻撃を顕著に受けた地域なので可哀そうではある。
呪術派
テリーンで起こり少しずつ広まっていった宗派。チェクセルとはもともと神が人間に対して裁きを与えるために意図的に使わす悪魔のことだが、これを操って避けようとするという流れを汲んでいるので相当ヤバい奴らかもしれない。結局操作はせず、占星術などが発展し天文学に寄与したが、それ以外は特に迷惑はかけていないだろう。
新興宗教
ハーレの使徒の会
ハーレ=ハグナンスケとはスステの妹である。トイターは自分の死後共同体の指導者はスステ=スカルムレイとしていたが、ハーレの使徒の会の信者はこの説を否定し、本来はハーレが後継者となるべきであったとしている。しかし、ハーレはトイターとスステが幼いころにすでにハグナンスケ一族に迫害を行っていたユーゲ帝国政府に捕らえられており、彼女がその後どうなったかというと彼らが知る方法はないのである。しかし、ハーレの使徒の会は、ハーレが隔河大戦の勝利の立役者だとか、スステと共にユーゲ平野を統一した有力な将軍でもあったとしており、彼女を正当なる後継者であるとスカルムレイを否定している。
この流れを汲んだうえで、ハーレの使徒の会はスカルムレイが統治しているこの国をまだ救われていない偽の姿とし、時が来たときにスカルムレイは降板させられ、神によってハーレが復活させられ、ハーレがハタ王国を再び支配すると考えている。その際にかつてのスカルムレイの使徒たちは神への冒涜を自覚させられ、ハタ王国は生まれ変わると考えている。アカーノ地方で一大勢力を持っているが、教義が異端すぎて今の時代になってもいまだにその動きを政府によって監視されている。
最終更新:2017年03月19日 23:20